公開日:2022-05-17 更新日:2024-07-04
マンションリノベーションの工事期間事例
マンションのリノベーションではデザイン・費用などのほかに、工事期間も気になるポイントです。
今回はマンションリノベーションにかかる期間の目安、さらに実際のリノベ工事にかかった期間事例も紹介します。
工事期間を短くするためのコツも解説しますので、これからリノベ検討を始める方はぜひ参考にしてください。
■マンションリノベーションに必要な期間の目安
マンションリノベーションにかかる期間は工事だけではありません。
一般的なフルリノベーションにかかる期間を、大まかに3段階に分けてみていきましょう。
・プランづくり(1ヶ月~)
マンション全体のリノベプラン作りは、少なくとも1ヶ月以上はかかると考えておきましょう。
ただ時間をかければ良いわけではありませんが、検討期間が足りないと後悔や不満が残ってしまうケースも多いです。
お仕事のお休みに合わせて週一回の打ち合わせだとすると、4回で一か月かかります。
間取り変更や水回りの移動を含む全面リノベの場合は、もう少し余裕を見ておきたいところです。
・仮住まい準備や管理組合への申請(1ヶ月~)
リノベプランが決定したら、マンションの管理組合に工事の申請をしましょう。
申請期間はマンションによって異なりますので、プラン作りの段階で確認しておくとスムーズです。
理事の承認が必要になるケースもあり、理事会が開かれるタイミングによっては1ヶ月以上かかることも。
また工事中の仮住まいを探し引っ越しが完了するまでの期間も、少なくとも1ヶ月は見積もっておきましょう。
・施工~引き渡し(2か月~)
マンション全面リノベの場合、着工から完成、引き渡しまで2か月以上かかることがほとんどです。
床面積や間取り変更の有無、デザインによっても工期は変わりますので、プラン作りの際にどれくらい時間がかかるかも意識しておくと良いでしょう。
工事期間についてはこのあと事例で詳しく紹介しますので、そちらもチェックしてください。
■マンションリノベーションの工事期間事例
マンションリノベにかかる期間は広さや仕様によって変わりますので、実際の事例でチェックするのが一番。
間取り図のビフォーアフターや仕上がり写真を見ながら、大まかな工事期間の感覚をつかんでおきましょう。
事例① 81㎡:60日間
基本的なレイアウトは活かしつつ、廊下の位置や建具などの間取変更も行ったリノベ事例です。
洗面・トイレ・ユニットバスはそのままの位置で、キッチンのみ短い距離を移動しています。
モルタルの壁やウッド調の天井など、60日間で内装の仕上げも一新。
事例② 78㎡:100日
こちらのマンションも基本レイアウトをそのまま生かしつつ、広い玄関土間収納を新設しリニューアルした事例です。
玄関から土間続きの広い収納スペースは、趣味のロードバイクも二台置ける仕様。
LDKとつながる仕事部屋は、こだわりのパーケットフローリングとウッドアクセント仕上げ。
職人の技術が求められる内装意匠のためトータル100日間と長めの工期ですが、その分上質な空間に仕上がっていますね。
事例③ 46.8㎡:40日
おひとり様、または夫婦二人暮らしのコンパクトなマンションなら、2か月以内の短い工期で完了するケースも多いです。
40日間の工期で内装を一新し、2LDKから一人暮らしにジャストなレイアウトになりました。
ウォルナット無垢材のフローリングを中心に構成した内装で、築42年の面影はなくスタイリッシュに♪
寝室のクローゼットは扉を撤去しオープン化することで、工期&コストを削減しています。
使える物を上手に活かすのも、工期短縮のコツですね。
事例④ 66㎡:60日
水回りの移動も含め、大幅な間取り変更を実施したマンションリノベ事例です。
インダストリアルテイストのLDKは、天井の下地を撤去したおしゃれなスケルトン仕様に。
スケルトン天井は下地撤去後の状態や仕上げ方によって工期が変わるため、着工前にしっかり確認しましょう。
北側の部屋をつなげた大きな玄関ホールは、書斎・ファミリークローゼットを兼ねた海外風の間取りに。
コンクリートあらわしのデザインは、マンションならではのおしゃれテクニックですね。
■マンションリノベーションは仮住まいすべき?
今お住まいのマンションリノベーションを検討する際、仮住まいするか否かは悩ましい問題です。
生活のことを考えると住みながらリノベしたい気持ちもありますが、結論としては仮住まいするのがおすすめです。
全面リノベの場合2か月前後工事が続くわけですから、住みながらだと生活のストレスがかなり溜まります。
荷物を移動しながらの工程を組む必要があるため効率も悪く、トータル費用面でも不利になります。
水回りや部分リフォームなら住みながらの方が良いケースも多いですが、全面リノベなら基本的に仮住まいを検討しましょう。
仮住まいのメリットや探し方については、こちらのコラムも参考にしてみてください。
■工事期間を短くするコツ
・近隣挨拶
周囲のお部屋と隣接するマンションでは、スムーズに工事を進めるため着工前にしっかり近隣挨拶をしておくことが大切です。
近隣からクレームが入ってしまうと工事がストップしてしまう可能性があり、大きく日程が延びることも。
私たち施工店が近隣挨拶をするのはもちろん、お施主様ご自身でも顔を合わせてお話をしておくとさらに安心です。
全面リノベで長期間工事が続くと音や振動がストレスになりますので、定期的に声かけして関係性をキープするのもおすすめです。
中古マンションリノベの場合はこれから長い付き合いになるワケですから、なるべく早い段階で挨拶をして関係構築しておくのが良いでしょう。
・プランをしっかり作りこむ
着工前にしっかりデザイン・プランを作りこみ、追加工事が発生しないようにするのも工期を短くするコツです。
追加工事が発生すると全体の工程が変わり、効率の悪い順番で進めざるを得なくなってしまうケースが多いです。
例えば後から発注した材料がすぐ届かないと、それまでほかの作業がストップしてしまいます。
最初のプランニングに盛り込んでおけばこのようなムダが無く、同じ内容でも効率よく短い工期で終わらせることができるのです。
追加工事は予算オーバーの原因にもなりやすいので、しっかりプランを練りこんで完成度を高めてから契約・着工しましょう。
・管理規約と施工時間の確認
マンションによっては、朝夕の施工時間制限や土日祝日の作業禁止といったルールもあります。
ルールが厳しいと作業時間が減り、工期が伸びるケースもあるので事前にしっかり確認したいところです。
私たち施工店も着工前にしっかり確認を行いますが、早めの段階でお客様自身でも確認しておくとさらにスムーズです。
またマンションリノベでは、工事車両の駐車場、搬入経路などでも工期が大きく変わります。
ご近所にリフォーム・リノベをした方が居れば、当時の話を聞いてみるのがおすすめです。
■まとめ
マンションリノベにかかる期間は、間取りや広さ、内装の仕様によっても大きく変わります。
工事期間によって生活への負担も変わりますから、早い段階から計画を立てスムーズ&効率の良いリノベを進めましょう。
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