公開日:2022-02-19 更新日:2024-07-04
【マンション】間取り変更リノベーションでできることと注意点
間取りを自由に変更することができる、マンションリノベーション。
自分たちのライフスタイルに合わせて間取りを考えることができるため、最近ますます人気が高まっていますが、間取りを変更できないケースもあることをご存知ですか?
全ての物件を自由にリノベーションできるわけではないからこそ、事前の確認が大切です。
今回のコラムでは、間取り変更を伴うマンションリフォームでできることとできないこと、リノベーション計画を立てる時の注意点をまとめました。
■ 間取り変更リノベーションでできることとできないこと
自分たちが希望する間取りなら、リノベーション後の暮らしはより快適なものになりますよね。
とはいえ、間取り変更リノベーションの中にもできることとできないことがあります。
それぞれの内容を、まずは確認してみましょう。
・間取り変更リノベーションでできること
① 内装を新しくする
使用している壁紙を変えたり、デッドスペースとなっている場所をなくしたりと内装を一新することができます。
理想の立地だけど内装がイマイチ…という物件や、長く暮らしているけれど家族数も変化したしそろそろ一新したい…という物件も、自分たちのライフスタイルに合わせて間取りやデザインを変更し、快適な住まいに生まれ変わらせることができます。
② 設備の交換
使い続けて劣化が目立ってきたキッチンや、購入した中古マンションに元々設置されていたお風呂などを新しい設備に交換することができます。
間取りも大きく変えながら設備も変更することで、ガラリと雰囲気を変えることができます。
③ 住宅の性能アップ
間取りを変更するタイミングで、住宅性能を上げることもできます。
築年数が古いマンションの場合、現在の住宅に比べると冷暖房が効きにくかったり周りの部屋の音が響きやすかったり…というケースがあるのですが、リノベーション時に断熱工事や防音工事を合わせて行うことでこれらの悩みを解決することができます。
もちろん、耐震工事もできるのでいつ起こるかわからない地震に備えることができます。
・間取り変更リノベーションでできないこと
① 排水管の移動
排水管を移動することで勾配がつけられなくなる、という場合、排水管を移動することができません。
『排水管が移動できないことで、間取りを変更できないケースがあります。
② 水回りの移動
お風呂やトイレの場所を変更する大掛かりな間取り変更リフォームを検討していたとしても、排水管を移動できないため水回りの移動ができないケースがあります。
■間取り変更リノベーションを進める時の注意点
それでは、間取り変更リフォームを進める時に注意したいポイントを順番に見てみましょう。
注意点① リノベーションでできるのは占有部分のみ
マンションには占有部分と共有部分とがあります。
玄関のドアや窓、テラスやバルコニーなどは共有部分にあたるため、リノベーションすることができません。
間取り変更のついでに窓を大きくしたい、玄関の場所を変えたい、といったリノベーションは基本的にできないので、注意が必要です。
注意点② マンションの構造をチェック!
マンションの構造は、『壁式構造』と『ラーメン構造』の大きく2つに分けられます。
壁式構造の場合、柱だけでなく壁全体で建物を支えているため、壁を撤去することができません。
マンションの構造がどうなっているのか、撤去できない壁はあるのか、などはマンション購入前に確認しておきましょう。
注意点③ マンションの管理規約を確認する
マンションによっては、リフォーム工事可能な曜日や工事申請の時期、使用する設備などのルールが決まっていることがあります。
例えば床材なら防音性能レベルや使用できるメーカーが決まっている、IHをガスに変更することはできない、などです。
工事が始まってから慌てて計画変更…ということがないように、事前に管理規約を確認しておきましょう。
注意点④ 建物の強度を落とさないようにする
間取りを変更するために壁を取り除くことで、建物の強度が下がってしまう可能性があります。
強度が下がったことで耐震性も下がってしまう…というのは避けたいもの。
もちろんその危険を見越した上でプランニングを提案してもらえますが、こういった注意点もあらかじめ把握しておきましょう。
注意点⑤ 綿密に打ち合わせを進めておく
『なんだか思っていたのと違う…』という不満がリノベーション後に出てくる最大の理由は、ゴールが共有できていないことです。
使用する素材、雰囲気など、綿密に話し合いを重ねた上で完成後のイメージを共有しておきましょう。
担当者がしっかりと話を聞いてくれるのか、会社との相性は良いのか、などは個別相談で確認しておくと安心です。
■間取り変更リノベーションの事例
ひとり時々ふたり
在宅勤務が快適にできる広々とした空間にしたい、というご希望でリノベーションしたこちらのマンション。
個室は最小限でいいという考えから、キッチン、ダイニング、リビング、寝室全てをつなげたオープンスペースに間取りを変更しました。
まるでホテルのような開放感のある空間が、いちばんの見どころです。
ノーブル・ブルックリン
好きなものに囲まれてHAPPYな毎日を送りたいと、都内のヴィンテージマンションをリノベーションしたこちらのお家。
リビングだけでなく寝室も間取りを変更したことで、家族それぞれの自室をつくることができました。
■ポイントをおさえて満足のいくリノベーションを!
中古マンションをリノベーションすることで、理想の間取りや理想の暮らしを実現することができますが、マンションの構造や希望する間取りによっては、できないことも多々あります。
どこまでが実現可能なのか、あらかじめ確認した上でリノベーション計画を進めていきましょう。
間取りを大きく変更して暮らしに合わせた家づくりをしたいという方は、「豊富なデザイン」と「高い技術力」に定評あるSHUKEN Reにご相談ください。
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オンライン相談も可能なので、ぜひご活用ください。
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