公開日:2021-04-10 更新日:2024-07-04
人工大理石キッチンのおしゃれコーディネート|リノベーション実例を紹介
キッチンの使い勝手やデザインに大きく影響を与えるワークトップ、最近はおしゃれな人工大理石を選ぶ方も増えてきました。
カラーが豊富で高級感も出しやすい人工大理石は、おしゃれなキッチンを目指すならぜひ検討したい選択肢の一つ。
今回は、人工大理石を使ったおしゃれなキッチンリノベ事例をたくさんご紹介します。
人工大理石ワークトップの魅力や普段のお手入れといったギモンなども解説しますので、ステンレスシンクと迷っている方はぜひ参考にしてみてください♪
目次
■ キッチンのワークトップの種類
まずは一般住宅で使われることが多いワークトップの種類を3つに分けて解説します。
大理石以外の選択肢もそれぞれの特徴と雰囲気を知っておき、目指すテイストや使い方に合わせて選べるようにしましょう。
・ステンレストップ
鉄にクロムを含ませたステンレスは、その名の通りサビにくい金属のワークトップです。
熱や薬品に強く耐久性に優れますが、凹みや引っかき傷に弱い点はデメリット。
スタイリッシュなモダンスタイルのキッチンなど、デザイン面でステンレスをあえて選ぶことも多いです。
・人工大理石トップ(人造大理石)
天然大理石のような質感を再現したワークトップとしては、人造大理石・人工大理石の二種類があります。
- ・人造大理石:天然大理石を細かくしたものを固めた素材
- ・人工大理石:人工の材料だけで大理石を再現した素材
それぞれ上記のような違いがあり、天然大理石を使う人造の方が質感は良いですがコストも高くなります。
最近はカラーや造形が自由な人工大理石を採用するメーカーが増えています。
大理石カウンターはステンレスにはない暖かみのある見た目が特徴で、デザインを重視するならぜひ検討したい選択肢です。
・無垢材
やさしい木の触り心地と見た目を楽しめる無垢材のワークトップは、こだわり派の方におすすめ。
熱や水分など扱いには少し気を使いますが、使い込むほど味わいが出る無垢材は、なんとも言えないビンテージ感が魅力。
リビング・ダイニングも含めて木の質感にこだわるなら、ぜひ検討してみたいワークトップ素材です。
■ おしゃれな人工大理石キッチンリノベ実例
実際のキッチンリノベで採用した、おしゃれな人工大理石ワークトップをチェックしていきましょう。
キッチン扉や内装とのコーディネートにも注目してみてください。
重厚感のあるブラックの人工大理石カウンターと木目の組み合わせで、上品なホテルのようなキッチンに仕上がりました。
ワークトップと壁面収納のカウンターを同じ大理石調でそろえ、お部屋全体の高級感も演出しています。
光沢のある鏡面仕上げのカウンターは、素敵なアクセントになっていますね。
大理石カウンターと内装のトーンを合わせたトータルコーディネートで、ブラックのキッチンがおしゃれに引き立っています。
ステンレスのシルバーには出せない、人工大理石トップならではのデザインですね。
ナチュラルウッドとホワイトの2色でまとめたシンプルなLDKに合わせて、清潔感のあるホワイト大理石カウンターをチョイス。
レンジフードや照明までホワイトに統一することで、圧迫感なく上品に仕上がっています。
キッチン側面もホワイトの大理石パネルで仕上げ、全体のカラーバランスが取れた素敵なお部屋になりました♪
ホワイトの人工大理石トップにおしゃれなシンクを組み合わせた、外国風の可愛らしいキッチンです。
カップボードや内装もホワイトに統一した空間を、ダークグレーのキッチンとドアがギュッと引き締めてくれています♪
アーチデザインのパントリーも引き立って、上品なアクセントになっていますね。
ホワイトが選べる人工大理石は、2色でまとめたカッコいモノトーンキッチンをつくれるのも魅力です。
カウンターで上下に分かれたモノトーンのキッチンは、シンプルながらいつまでも飽きが来ないデザインです。
キッチン横の作業台もホワイトのカウンターで統一し、明るい雰囲気のキッチンになりました。
■ 人工大理石ワークトップの魅力
・暖かみのある見た目
人工大理石はステンレスとくらべてカラーバリエーションが多く、ホワイトやベージュなど暖かみのあるテイストも選べるのが特徴。
キッチン全体をホワイトに統一したいときや、やさしいナチュラルテイストにまとめたいときに活躍します。
ステンレストップでは出せない独特の雰囲気は、人工大理石が持つ魅力の一つです。
・サビる心配がない
金属ではない人工大理石トップは、使い込んでもサビることがありません。
ステンレスのワークトップやシンクも防サビ性能はありますが、スプーンや空き缶などから「もらいサビ」をする可能性があります。
その点人工大理石はサビる心配がないので、長年きれいな状態をキープしやすいのはうれしいですね。
・水音が静か
ステンレスのシンクは水が落ちるとき独特な音がしますが、人工大理石シンクは金属質な音が出ず静かな印象です。
お子さんがリビングで寝ているときやパートナーが在宅勤務中など、静かにお料理したいシーンに向いています。
■ 人工大理石ワークトップの気になるギモン
・汚れやキズが付きやすい?
人工大理石は傷つきやすいというイメージが強いですが、すりキズや引っかきキズがつくのはステンレスも同じです。
ホワイトやベージュなど明るいカラーが多い人工大理石は、キズに汚れが蓄積して目立ちやすいためそのようなイメージが強いのかもしれません。
人工大理石はキズがついても研磨して目立たなくすることができるので、ステンレスよりきれいな状態をキープできるケースも。
ただし汚れ防止などのコーティングをしている製品は研磨できないケースもあるので、必ずメーカーに確認しましょう。
・フライパンを直接置ける?
人工大理石は高温のフライパンやお鍋を直接置くと変色する場合があるため、できるなら鍋敷きを使うのが良いでしょう。
最近の人工大理石は耐熱温度が高い物もありますが、300℃近くになることもあるフライパンは避けた方が無難です。
慣れれば大した手間ではありませんが、今までステンレストップのキッチンだった方は最初のうち気を付けるようにしましょう。
・普段のお掃除は?
人工大理石のシンクやワークトップも、普段のお掃除はステンレストップと変わりません。
毎日使ったあとのお掃除は、中性洗剤とスポンジでOKです。
年数が経って水垢や黄ばみが気になってきたら、メラミンスポンジで落とせるケースが多いです。
クレンザーや目の粗い研磨剤は使うと表面に傷がつき、かえって汚れが目立つ場合があるので使わない方が無難です。
・キッチンハイターは使える?
塩素系の漂白ハイターについては、人工大理石の材質やカラー、メーカーによって使える場合と使えない場合があります。
少しなら大丈夫というケースもあるようですが、変色の原因になる場合もあるため、メーカーに確認するのが間違いありません。
普段からハイターをお手入れに使っている方は、人造大理石シンクを選ぶときメーカーに確認するようにしましょう。
■ まとめ:人工大理石のコーディネートでおしゃれなキッチンづくり♪
ステンレスにはない質感やカラーを選べる人工大理石は、おしゃれなキッチンを目指すならぜひ検討したい選択肢の一つ。
木目と組み合わせたナチュラルテイストやスタイリッシュなモノトーンカラーなど、いろいろなコーディネートを考えてみましょう。
わたしたちSHUKEN Reは、自由なプランのリノベーションで理想のキッチンづくりをお手伝いしています。
ここではご紹介しきれないたくさんのキッチン実例も公開していますので、ぜひデザインや間取りの参考にして下さい。
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