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「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由|費用相場や後悔を回避するポイント、注意点も解説

公開日:2024/12/08

「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由|費用相場や後悔を回避するポイント、注意点も解説

 

ブログなどで「中古マンションに住み始める前に床を張り替えればよかった」と失敗を感じている方の体験談を目にすることがあります。

 

中古マンションの床で後悔しないためには、あらかじめ失敗する理由を踏まえて、リフォーム・リノベーションを検討しておくことが重要です。

 

そこで今回は、「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由を解説します。

 

中古マンションの床を張り替える費用相場や注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

この記事のポイント

・床の浮き上がり・沈み・きしみが気になるなど、「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由を解説します。

・中古マンションの床を張り替える費用相場や後悔を回避するポイント、注意点もご紹介します。

・中古マンションの購入・リノベーションを検討するなら、物件探しからリノベーションまでワンストップで相談できる会社を選びましょう。

 

 

「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由

 

「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由

 

「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗する理由を解説します。

 

購入を検討している中古マンションの状況と照らし合わせながら、チェックしましょう。

 

 

床表面の汚れや傷が目立つ

 

中古マンションの使用状況によっては床表面の汚れや傷が目立つケースがあり、そのまま放置しておくと内装の雰囲気を損なう可能性があります。

 

加えて、床の傷を放置すると以下のリスクもあるため、入居前に張り替えるのがおすすめです。

 

床の傷を放置するリスク

  • ・傷に汚れが溜まりやすくなる
  • ・傷から水分が浸透することで、床が腐食・変形する
  • ・ささくれで足の裏などをケガする

 

リフォーム済みの中古マンションであっても、すべての床が張り替えられていない場合もあるので、購入前に細かくチェックしましょう。

 

 

床の浮き上がり・沈み・きしみが気になる

 

経年劣化や湿気が原因で、中古マンションの床に「浮き上がり」や「沈み」が発生しており、住み始めてから失敗を感じる方がブログなどで見受けられます。

 

床の浮き上がり・沈みは、以下のようなトラブルを招く場合もあるため注意が必要です。

 

床の浮き上がり・沈みによるトラブル

  • ・歩行の安定性が悪くなり、転倒するリスクが高まる
  • ・浮き上がり・沈みの範囲が拡大していく場合がある
  • ・見た目が悪くなり、内装のデザインを損なう

 

また、中古マンションの床にきしみが発生している場合は、床材の収縮や床の構造上の問題が原因として考えられます。

 

床のきしみを放置すると床が抜けるほどの損傷につながる危険性もあるため、リフォーム・リノベーション業者に確認を依頼しましょう。

 

 

床材の寿命が過ぎていた

 

中古マンションの床材の寿命が過ぎており、入居後すぐに張り替えが必要になって失敗を感じる可能性があります。

 

床材の寿命は種類によって異なり、詳細は以下のとおりです。

 

床材の寿命

  • ・複合フローリング:10〜15年
  • ・無垢フローリング:30年程度
  • ・クッションフロア:10年程度
  • ・フロアタイル:10年程度
  • ・畳: 20〜25年

 

床材は寿命が過ぎると、剥がれるなど劣化が起きやすいことから、寿命が間近もしくは経過しているようであれば、入居前に張り替えましょう。

 

 

入居後に住みながら張り替えリフォームをするのは負担が大きい

 

住みながらの床の張り替えリフォームをするのは負担が大きいため、「入居後に床を張り替えよう」と考えていると、失敗を感じる可能性があります。

 

床を張り替える場合、部屋単体であれば家具や家電を一旦撤去して再設置するだけですみますが、中古マンションの購入時は、床材に合わせて老朽化した内装クロスや幅木などの張替えも同時に行なうケースが多いため、内装全体のコーディネートが重要です。

 

また、床を全面張り替えする際には住みながらリフォームするのが難しく、仮住まいや引越しが必要になるケースもあります。

 

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中古マンションの床を張り替える費用相場【床材別】

 

中古マンションの床を張り替える費用相場【床材別】

 

中古マンションの床を張り替える費用相場を、床材別にご紹介します。

 

なお、床の張り替えの工法の種類は、以下のとおりです。

 

床の張り替え工法

  • ・重ね張り:既存の床材の上に新しい床材を重ねて張る
  • ・張り替え:既存の床材をはがして新しい床材を張る

 

ご自身が希望する床材に合わせてチェックしましょう。

 

 

フローリング

 

中古マンションにおけるフローリングの張り替え費用相場は、以下のとおりです。

 

フローリングの張り替え費用相場(6畳)

  • ・重ね張り:6万〜45万円
  • ・張り替え:9万〜25万円

 

また、フローリングには「複合フローリング」と「無垢フローリング」の主に2種類があります。

 

「複合フローリング」とは集成材や合板の表面に天然木や化粧シートを張り合わせた床材で、「無垢フローリング」とは丸太から切り出した1枚の板からつくられる床材のことです。

 

基本的には、「複合フローリング」よりも「無垢フローリング」のほうが高額となります。

 

 

クッションフロア

 

「クッションフロア」とは塩化ビニール製のシート状の床材で、張り替え費用相場は以下のとおりです。

 

クッションフロアの張り替え費用相場(6畳)

  • ・重ね張り:4万~5.5万円
  • ・張り替え:4.5万~10万円

 

クッションフロアはクッション性や耐水性に優れており、小さなお子さまのいるご家庭や水回りの利用に向いています。

 

 

フロアタイル

 

「フロアタイル」とは塩化ビニールでできたタイル状の床材で、張り替え費用相場は以下のとおりです。

 

フロアタイルの張り替え費用相場(6畳)

  • ・重ね張り:5万~6.3万円
  • ・張り替え:5.5万~10万円

 

フロアタイルは木目や石目のリアルなデザイン・質感を楽しめるのがメリットで、高級感を演出できます。

 

 

 

畳の張り替え費用相場は、以下のとおりです。

 

畳の張り替え費用相場(6畳)

  • ・新調(畳すべてを交換する):7万~20万円
  • ・表替え(畳表と畳縁を取り替える):3万〜12万円
  • ・裏返し(畳表を裏返して再利用する):2.5万円前後

 

畳の状態によっては「表替え」や「裏返し」で済むケースもあるので、費用を抑えられる可能性もあります。

 

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中古マンションの床の張り替えで後悔を回避するポイント

 

中古マンションの床の張り替えで後悔を回避するポイント

 

ここでは、中古マンションの床の張り替えで後悔を回避するポイントを解説します。

 

ポイントを押さえて、おしゃれで機能的な内装を目指しましょう。

 

 

床の色・素材を内装のテイストに合わせる

 

床単独で色・素材を決めると、内装の雰囲気に合わない場合もあるので、全体のテイストを考慮して床の色・素材を決めることが大切です。

 

内装全体の方向性が決定していない場合には、床の色・素材を選ぶ前に、まずテイストを決めましょう。

 

また、統一感のある空間にするためにも、以下の配色比率を意識して床の色を決定してください。

 

内装の配色比率

  • ・ベースカラー(70%):床・壁・天井など
  • ・アソートカラー(25%):建具・家具・カーテンなど
  • ・アクセントカラー(5%):クッション・アートなど

 

床が含まれるベースカラーには、ブラウン・グレー・ベージュ・ホワイトなどが選ばれる傾向にあります。

 

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部屋の用途に合った性能をもつ床を選ぶ

 

中古マンションを快適な住宅にするには、部屋の用途に合った性能をもつ床を選ぶ必要があります。

 

床の性能は素材やメーカーによって異なり、性能の例は以下のとおりです。

 

床材の性能

  • ・防音
  • ・防火
  • ・耐水
  • ・調湿
  • ・衝撃緩和
  • ・汚れが付着しづらい

 

例えば、水回りで使用する場合には「耐水性」や「汚れが付着しづらい」といった性能をもつ床材が向いています。

 

また、小さなお子さまやペットがいるご家庭では、耐久性もこだわりたいポイントです。

 

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フローリングは張り方も重視する

 

フローリングは張り方で雰囲気が異なるので、張り方のパターンも重視しましょう。

 

フローリングの張り方のパターン例は、以下のとおりです。

 

フローリングの張り方のパターン

  • ・定尺張り:壁に対して、垂直または水平方向にフローリングを一定間隔で並べる
  • ・乱尺張り:長さが異なるフローリングを不規則に並べる
  • ・斜め張り:斜めにフローリングを並べる
  • ・ヘリンボーン張り:フローリングをV字型になるように並べる

 

張り方によって施工難易度に違いがあり、ヘリンボーン張りなど複雑なパターンは費用が高めになります。

 

仕上がりの雰囲気をつかむためにも、施工事例など空間全体をチェックできる写真からフローリングの張り方を確認するのがおすすめです。

 

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中古マンションの床を張り替える際の注意点

 

中古マンションの床を張り替える際の注意点

 

最後に、中古マンションの床を張り替える際の注意点をご紹介します。

 

 

遮音等級の基準を満たす必要がある

 

中古マンションで床を張り替える場合、遮音等級を満たす床材を使用する必要があります。

 

ご自身が気に入った床材があっても、遮音等級を満たさない場合は利用できないので気をつけましょう。

 

「遮音等級」とは、音をどの程度遮断できるかを示した指標で、L値で表されます。

 

マンションの床の遮音等級は、L40もしくはL45を基準としているのが一般的です。

 

なお、床の遮音等級はマンションの管理規約に記載されているので、あらかじめ確認してください。

 

 

フローリングが禁止されている場合もある

 

中古マンションによっては、フローリングが禁止されている場合もあります。

 

フローリングが禁止されているのは、畳などと比較するとフローリングは衝撃音が響きやすいためです。

 

遮音等級と同様に、管理規約やリフォーム細則を確認して、フローリングの使用制限をチェックしましょう。

 

フローリングが禁止されている場合、防音対策を万全にしてもフローリングを設置するのは難しいので、注意してください。

 

 

工事中の騒音でトラブルが発生する可能性がある

 

床の張り替えを含めて、中古マンションをリフォーム・リノベーションする際には、工事中の騒音で近隣住民の方とトラブルになる可能性があります。

 

事前に近隣住民の方に挨拶して、工事の旨を伝えましょう。

 

マンションのリフォーム・リノベーションは、両隣・上階3軒・下階3軒の合計8軒に挨拶するのが基本です。

 

加えて、施工業者が頻繁に利用するエレベーターや階段に面している住宅にも挨拶しておくと、トラブルを回避しやすくなります。

 

これらの注意点は、施工実績が多く口コミ評価も高いリフォーム・リノベーション専門会社に依頼することで解決できます。東京・千葉・神奈川で中古マンションのフルリフォーム・リノベーションするならSHUKEN Reにご相談ください。

 

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まとめ

 

床の浮き上がり・沈み・きしみが気になる場合などに、「中古マンションの床を張り替えればよかった」と失敗を感じる可能性があります。

 

加えて、中古マンションのリノベーションの場合、床のリフォームのみだとちぐはぐな内装になり、「想像と違った」というミスマッチを感じやすいので、プランナーによる全体のコーディネートが必須です。

 

特に築20年以上の築古の物件は、老朽化した水回りの床下の配管を含めてフルリノベーションをしないと後悔する場合もあるので、まずSHUKEN Reのワンストップリノベーションにご相談ください。

 

SHUKEN Reのワンストップリノベーションは、中古物件探しからリノベーション、将来の売却相談まで相談できます。

 

1998年から20年以上にわたり、東京・千葉・神奈川エリアで8,000件超の中古マンションリノベーションをお手伝いしてきた実績から、お客さまに最適なプランを提案いたします。

 

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