公開日:2023-11-12 更新日:2024-12-19
“ペット可”中古マンションの物件探し|購入時のチェックポイントと気になるQ&A
「ペットと一緒に中古マンションへ住み替えをしたいが、いい物件があるか不安」
「マンション暮らしでペットのトラブルにならないために気をつけるべき点を知りたい」
そんな方のために、“ペット可”の中古マンションを購入する際のチェックポイントを紹介します。
合わせて、多くの方が気になる疑問にもお答えしていますので、みなさんぜひ参考にしてください。
・ペット可の中古物件探しをする際には、管理規約など詳細まで確認しましょう。
・購入時にリフォーム・リノベーションを検討中の方は、間取り変更なども相談できる不動産会社に物件探しをサポートしてもらいましょう。
・ペット可の中古マンション探しから資金計画、リノベーションの設計施工、アフターメンテナンスまでフルサポートできるSHUKEN Reの「ワンストップリノベーション」がおすすめです。
目次
ペット可の分譲マンションはどのくらいあるの?
近年、ペットブームということもあり、新築マンションにおいては、70〜80%以上の物件が“ペット可”であると言われています。
では、中古マンションはどうでしょうか?
国土交通省が行った「平成30年度マンション総合調査」によると、全マンションのうち、ペット可の物件は全体の「53%」に留まっています。(参考:国土交通省|平成30年度マンション総合調査結果)
さらに建築時期別に見てみると、1980~1984年に完成したマンションでは、「65.4%」の割合でペット不可なのに対して、2000年~2004年完工のマンションでは、ペット不可の割合が「30.6%」と半減しています。
2010~2014年に建てられたマンションにおいては、ペット不可はたった「3.3%」しかありません。
このように、比較的新しいマンションの方が、ペット可である可能性が高いと言えます。
ただし、古いマンションでも、管理規約の改定によってペット可となった物件もあるため、一概に建築時期だけでは判断できません。
“ペット可”マンションの物件探しをする際にチェックすべきポイントは?
マイホーム購入は、人生でも大きな節目です。
そのため、絶対後悔しないように、物件選びは慎重にしましょう。
ペットを飼う場合はなおさらです。
では、ペット可中古マンションの物件選びをする際、必ずチェックすべきポイントを紹介します。
「管理規約の内容を細かくみる」
マンションに住む上で守らなくてはいけないのが、「マンション管理規約」です。
住民の快適な生活を守るためや、トラブルを防ぐため、そして建物全体の資産価値を損なわないためのルールで、ペットに関する決まりも明記されています。
〈“ペット”に関する主な規定例〉
ペット連れで入居する場合は、事前に管理規約の内容を細かくチェックしましょう。
「ペット可」であっても、種類やサイズ、頭数に決まりがあるマンションがほとんどだからです。
「いつから“ペット可”なのか確認する」
マンションによっては、新築時はペット不可だったものの、後からペット可になった物件もあります。
住民の話し合いによって管理規約が改定されたケースがほとんどですが、稀に物件がなかなか売れないために途中でペット可に変更した場合や、なし崩しにペットを飼う人が増えてその結果、管理規約が後付けで変更された可能性もあります。
これらの場合は、ペットを飼うと、以前から住んでいる人からあまりよく思われないかもしれません。
そのため、新築時よりペット可であった物件を選ぶか、ペット不可からペット可に変わった経緯がきちんと確認できる物件がおすすめです。
「どのくらいの住民がペットを飼っているか聞く」
ペット可のマンションであっても、全住民がペットへ理解があるとは限りません。
鳴き声や匂いはいくら気をつけても防ぎきれないこともありますよね。
ご近所トラブルを避けたい方は、ペットを飼っている世帯が多めな物件をおすすめします。
お互いにペットを飼っていれば、ある程度“お互い様”で許容してもらいやすいからです。
物件探しの段階でペット飼育世帯の数を知りたい場合は、不動産会社を通して管理会社へ問い合わせてみましょう。
「ペットにとっていい環境か確認する」
「ペット可のマンション=ペットフレンドリー」とは限りません。
ペットにとって暮らしやすい環境かどうか、必ず確認しましょう。
例えば、ワンちゃんを飼う場合は、近くに散歩しやすい緑道や公園があるか、前面道路の交通量は多くないかなどがチェックポイントです。
また、音に敏感なペットを飼う場合は、日中騒音が続くとストレスになってしまうため気をつけましょう。
近くにすぐ駆け込める動物病院があるかもポイントです。
「共用部分に便利な設備があるか」
最近は、ペットを飼うことを前提として、共用部分に足洗い場などの便利な設備が整っているマンションが増えています。
また、汚物専用ゴミ箱やグルーミングルームを備えている物件も珍しくありません。
そして、ペットの飛び出しを防ぐために、玄関ドアの外にフェンス(門扉)が付いているケースもあります。
このように、ペット可マンションの中には、便利な設備が整っている可能性もあるため、物件探しの際には、共用部分についてもしっかりチェックしてください。
「ペットフレンドリーな間取りにリノベーションできるか」
ペットと飼い主の両方が快適に暮らせる間取りにできるかも、物件選びのポイントです。
リノベーション前提で中古マンションを購入する方は、ぜひリノベーション後の間取りも想定しておきましょう。
「日当たりや風通しは確保できるか」「ペットの家庭内事故がない間取りにできるか」「室内でペットが遊べる造りにできるか」など、気にする点はいくつもあります。
リノベーション後の間取りまで想定した物件探しは、建築知識が豊富な会社でないとできません。
そのため、リノベーションも視野に入れて中古マンションを探す際は、ペット可の中古マンション探しから設計施工まで全て自社で行える会社へ相談することをおすすめします。
▶︎リノベーション前提でペット可の中古マンション探しをしたい方はこちらから
ペット可の中古マンションに関する気になるQ&A|「ペット相談可」との違いや管理規約の変更など
ペット可の中古マンションを探していると、ふと疑問が湧いてくる方も多いでしょう。
そこで、多くの方が気になる疑問についてお答えします。
Q.「“ペット可”と“ペット相談可”はどう違うの?」
中古マンション情報を見ていると、「ペット可」だけではなく「ペット相談可」という物件があります。
これには明確な違いがあります。
「ペット可」は、管理組合が決めたルール内であればペットが飼えるのに対して、「ペット相談可」とは、管理組合にペットを飼いたい旨を申請し、協議の上許可されればペットが飼える物件のことです。
つまり、「ペット相談可」は、必ずしも飼育が認められる訳ではありません。
そのため、ペット連れで入居をしたい方には、かなりリスクが高いと言えるでしょう。
Q.「管理規約にルールが書かれていない動物は飼えるの?」
管理規約にルールが記載されているのは、主に犬や猫などポピュラーな種類に限ります。
大抵の場合、亀やハムスター、熱帯魚など、鳴き声が迷惑にならない種類はOKというところが多いですが、水漏れリスクを防ぐために、大型水槽を置くことを禁止している物件や、うさぎ・小鳥・爬虫類の飼育は全面的にNGという物件もあり、ルールは様々です。
また、管理規約に記載されていないペットについては、全て管理組合の協議が必要という可能性もあります。
そのため、物件探しの時点で、飼育が許されている種類についても管理会社へ確認しておきましょう。
Q.「管理規約の変更は交渉できる?ペット不可をペット可に変えられる?」
マンション管理規約を個人の要望で改正したり、特例としてペット飼育を許可してもらえるように交渉することはあまり現実的ではありません。
なぜなら、管理規約の内容変更をする際には、管理組合で特別多数決議を行って、議決権数(区分所有者数)の3/4以上の賛成票を獲得しなくてはいけないからです。
そのため、交渉を前提として管理規約で許可されていない種類・サイズ・頭数のペットを飼うことはおすすめできません。
ペット不可のマンションでどうにかお願いしてペットを飼わせてもらうことも、かなり難しいことです。
Q.「意図せず管理規約に違反していたらどうなる?」
「ペット可」という言葉だけ見て、知らないうちに規約に違反したペットを飼ってしまう方も少なくありません。
いくら意図していなかったとしても、最悪の場合、管理組合長の権限で退去命令が下される可能性があります。
なぜなら、「建物の区分所有等に関する法律(区分所有法)」では、義務違反者に対する措置に関する条文が設けられているからです。
〈“ペット”に関する規則違反で適用される可能性がある条文〉
このことからも、いざ購入して住み始めてから違反することのないように、管理規約の内容は事細かに確認することが重要です。
リフォーム&リノベーション前提の物件探しはワンストップリノベがおすすめ
「ペット可で、なおかつ理想の間取りを実現できる物件を見つけたい」「ペットと快適に過ごせる間取りを提案してもらいたい」「物件探しからリノベーションまでのトータル予算を知りたい」そんな方は多いでしょう。
そんな時には、「ワンストップリノベーション」がおすすめです。
ペットに関する管理規約の確認はもちろん、一般の方だと気が付きにくい欠陥や劣化も見つけられますし、ペットフレンドリーな間取りを実現できるかどうかの視点で物件選びをサポートしてもらえます。
また、物件購入資金とリノベーション資金を合わせたトータル予算が把握しやすい点も魅力です。
私たち“SHUKEN Re”では、中古物件探しからリノベーションまでを、専門スタッフがお手伝いする“ワンストップリノベ”サービスをご用意しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
中古住宅を購入してリノベする流れを解説|ワンストップの魅力とは
まとめ:リノベーション前提の“ペット可”中古マンション探しは「建築的知識」のある会社に相談を
中古マンションを探す際、価格・間取りなどの視点は重要ですが、ペット連れで入居する場合は、さらに詳細まで物件情報を確認しなくてはいけません。
特に、管理規約の内容はしっかり精査して、違反する点はないかチェックしましょう。
リノベーション前提の場合は、ペットフレンドリーな間取りが実現できるかどうかの視点も必要です。
そのため、リノベーション知識に長けた不動産会社へ相談することをおすすめします。
自社で物件探しからリノベーションの設計施工まで全て行っている会社ですと、トータルであなたのマイホーム計画がサポートできます。
“SHUKEN Re”では、今まで培った知識と経験を踏まえて、理想のリノベーション向きの中古物件探しと最適なプランをご提案させていただいています。
オンラインでの無料相談も承っておりますので、「後悔のない物件探しをしたい」「住まいのトラブルを避けたい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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