公開日:2025-09-28
洗面所リフォームの費用相場は?戸建て・マンションなどタイプ別に解説
洗面所は、家族みんなが毎日使う大切な空間。 「もっと使いやすくしたい」「収納やデザインにこだわりたい」と感じたとき、ちょっとした修繕では物足りず、空間全体を見直すリノベーションを検討される方が増えています。
ただし、洗面所の工事費用は一律ではありません。戸建てかマンションか、どこまで手を加えるか、どんな洗面台や素材を選ぶかによって費用は大きく変わるのが実情です。
そこで本記事では、8,000件超のリノベーション実績があるSHUKEN Re(シュウケン・アールイー)が住居タイプ別・工事内容別にみた洗面所リノベーションの費用相場をわかりやすく解説します。さらに、費用を抑えるコツや実例も紹介。
「自分たちの暮らしに合った理想の洗面所を、どのくらいの予算で実現できるのか」を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ・洗面所リノベーション費用は住居タイプや工事内容により大きく異なります。
- ・洗面台や収納、内装のグレード次第で費用感は変動します。
- ・オーダーや造作の導入で「暮らしに合わせた理想の洗面所」を実現できます。
- ・SHUKEN Reが実例をもとに、フルリノベ視点で解説します。
洗面所リフォームにかかるおよその費用は、以下の通りです。
リノベーションの種類 | 費用相場の目安 | 内容の例 |
---|---|---|
基本的なリノベーション | 約20万~50万円 | 洗面台+壁・床クロス張替え+照明+配管調整 |
デザイン・造作仕様 | 50万~100万円以上 | オーダー洗面台、造作収納、間取り変更、素材選定 |
高級グレード・空間全体改修 | 100万円~200万円以上 | 水回り全体の刷新、デザイン重視のフルリノベーション |
単に洗面台や蛇口を交換するだけではなく、「収納や照明、空間設計までトータルで考える」のがリノベーションの特徴です。
特にオーダー洗面台や造作家具を組み合わせれば、世界に一つだけの理想的な洗面空間をつくることも可能です。
■【住居タイプ別】洗面所リフォーム費用|戸建て or マンション
洗面所リフォームにかかる費用は、住居タイプによって異なります。
住居タイプ | 費用相場(目安) | 特徴・注意点 |
---|---|---|
戸建て | 約30万~80万円 | 配管移動など自由度が高く、空間全体を大きく改修できる |
マンション | 約25万~70万円 | 配管や構造の制約がある場合があるが、造作や収納プランで高い満足度を実現可能 |
戸建ては空間設計の自由度が高く、間取り変更や造作家具を組み合わせたリノベーションが可能です。
一方、マンションは一部に制約はある場合があるものの、限られた空間を最大限活かす工夫がリノベーションで求められます。
SHUKEN Reでは、マンションでも水回りの移動も含めた施工実績が豊富ですので、お気軽にご相談ください。
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■【内容別】洗面所リフォーム費用|どこまでやる?
洗面所リフォームにかかる費用は、「洗面所のどこまでリフォームするか」によって変動します。
工事内容 | 費用相場(目安) | 解説・補足 |
---|---|---|
洗面化粧台+造作収納 | 約20万~40万円 | 収納量やデザイン性を重視できる |
内装フルチェンジ | 約30万~60万円 | 床材・クロス・照明・換気まで刷新 |
配管移動・間取り変更 | 約50万~100万円以上 | 洗面所の位置を変える、隣接空間との統合など |
洗面所全体のリノベーション | 100万円以上 | 造作洗面台+収納+空間デザイン全般 |
費用感に幅がある理由として、設備のグレードや工事範囲の広さにより見積りが変動します。
「どこまでやるか」で大きく費用が変わりますが、空間全体を一新することで「暮らし方そのもの」が変えるなら、生活動線の見直しも含めたリノベーションがおすすめです。
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■洗面所リフォームの費用に影響するポイント
洗面所リフォームの費用には、「戸建てかマンションか」「どこまでリフォームするか」以外に、以下の要素が影響します。
比較要素 | 内容・チェックポイント |
---|---|
洗面台の種類 | 既製品か、造作・オーダーメイドか |
内装のグレード | クロスや床材の素材、デザイン性 |
水まわりの老朽化 | 配管や下地の劣化がないか、補修・交換が必要かどうか |
照明・換気の有無 | 明るさや省エネ性・湿気対策など |
使用人数・収納量 | 既製品収納か、空間に合わせた造作収納か |
工事のしやすさ | 築年数・下地の状態・搬入経路など |
工事規模と工期 | 部分的か全面的か(一般的に2〜5日) |
設計・デザイン力 | 業者の提案力・施工事例・保証内容 |
「どこまでやるか」だけでなく、現段階における水回りの老朽度合いや付帯工事(照明・収納のリフォーム)有無によっても変動します。
候補業者への資料請求・見積もり依頼で、自分たちのケースでは「どこまでリフォームするのがよいか」など、よりリフォームの内容を具体化していくのがおすすめです。
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■洗面所リフォームの費用を抑えるコツ
洗面所を理想的な空間に仕上げるには、こだわればこだわるほど費用もかかります。
しかし、設計段階での工夫や選択の仕方次第で、コストを抑えつつ満足度の高いリノベーションを実現することが可能です。
以下に、実際のリノベ現場でもよく取り入れられる「費用を抑えるコツ」を詳しく解説します。
①既製品+造作の「ハイブリッドプラン」を選ぶ
既製品の洗面台をベースにしつつ、収納やカウンター部分を造作で補う方法です。
フルオーダーに比べて費用を半分以下に抑えながら、オリジナル感とデザイン性を両立できます。
例えば、既製品洗面台+横に造作棚を設けて、統一感のあるデザインにするようなイメージです。
「全部オーダー」ではなく「必要な部分だけ造作する」ことで、デザインの質はそのままにコストを最適化できます。
②配管や電気の位置は極力動かさない
洗面台の位置を大きく変更すると、配管移動や床・壁の開口工事が必要になり、数十万円単位で費用が増加します。
電気配線も同様で、照明位置やコンセントの追加は最小限に抑えるとコストダウン可能。
「どうしても動かしたい設備」と「現状を活かせる設備」を仕分けし、優先度を決めるのがおすすめです。
③ 内装材は「見せ場」と「省エネ部位」でメリハリを
毎日目にする洗面台まわりは高級感のある素材(タイル・造作カウンター)を採用し、床や天井はコストパフォーマンスの良い素材を選ぶ。
水に強いクッションフロアや機能性クロスなら、安価でもデザイン性のある空間を実現できます。
「すべてを高級仕様」にせず、視覚的なポイント部分だけこだわるのもリノベーションのコスパを高めるコツです。
④水回り全体をまとめて施工する
「洗面所とトイレを一緒にリフォーム」「浴室と洗面所を同時にリフォーム」など、水回りをまとめてリフォームすることでコストパフォーマンスがよくなることもあります。
解体・養生・配管調整などの共通作業が一回で済むため、工期短縮+諸経費の削減にもつながります。
お風呂・トイレなど洗面所周りのリフォームだけでなく、キッチンなどの水回りなど他にリフォームしておきたい部分がないか、改めてチェックしてみましょう。
⑤長期視点で「今やるべき工事」を選ぶ
短期的に「最低限で済ませる」と、数年後に再工事が必要になり、結果的にコストが高くなることもあります。
例えば配管が古い場合は、壁を解体する際に交換しておけば、将来の水漏れリスクを防げます。
「先延ばしにして二重コストにならないように」長期的なライフプランを見据えて優先順位を決めましょう。
⑥業者選びで「設計力のある会社」に依頼する
単なる部分リフォームを請け負う施工会社ではなく、設計+施工の両方に強いリノベーション会社を選ぶことが重要です。
設計段階で無駄のないプランを提案してくれるため、余計な工事費用を抑えつつ理想に近づけます。
施工実績やアフター保証の有無も確認しましょう。
「安さだけで業者を選ぶ」と、結果的に追加費用ややり直し工事が発生しやすい点に注意してください。
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■洗面所のリフォーム費用に関するQ&A
最後に、洗面所のリフォーム費用に関するよくある質問にまとめてお答えします。
Q:洗面所のリフォームにはどれくらいの費用がかかりますか?
A:部分リフォーム(洗面台の交換とクロスの張替えなど)なら約20万~50万円程度、オーダー仕様や間取り変更を含む場合は100万以上が一般的な目安です。
グレード、仕様、どこまでリフォームするかによって変動するため、気になる施工事例があるリフォーム会社に相談するのがおすすめです。
Q:マンションと戸建てでリフォーム費用に違いはありますか?
A:基本的な工事内容・費用は同じですが、戸建ては自由度が高く大規模改修が可能です。
マンションは配管規制や管理規約があるため、一定の制限があります。マンションでも水回りの間取り変更も可能ですが、マンション施工が得意なリノベーション専門会社に依頼するのがおすすめです。
結果として工法によって費用が変わることもあるため、施工業者に事前の確認が必要です。
Q:洗面所のリフォーム費用を抑えるためにできることはありますか?
A:以下のような対策が効果的です。
・配管移動を避ける
・既製品を活用する
・他のリフォームと同時に依頼する
工夫次第で満足度が高いコストパフォーマンスのよいリフォームが可能です。
Q:リフォームの見積りを取るときに注意すべきことは?
A:「工事範囲が明確か」「細かい費用項目が記載されているか」「追加費用の条件が説明されているか」を確認しましょう。
また、費用だけでなく、リノベーション後の動線のスムーズさ、施工実績・担当者との相性などを見極めて、安心して依頼できる業者を探すことも大切です。
■まとめ
洗面所は毎日の暮らしに直結する場所だからこそ、デザイン性・快適性・機能性をトータルで見直すフルリノベーションがおすすめです。
SHUKEN Reは、これまで約8,000件超の水回り・洗面所リノベーションを含むフルリノベーションを手がけてきました。
造作家具やオーダー洗面台を含めたプラン提案も得意としています。
「既製品の交換で終わらせる」のではなく、暮らしに合った理想の洗面所を実現したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。