公開日:2025-05-04
植物と暮らす家のアイディア【11選】緑がある空間づくりのポイントや注意点も解説
「緑にあふれる”植物と暮らす家”にしたい」とお考えの方へ。
植物をディスプレイするとリラックス効果を見込めるのはもちろん、おしゃれで居心地のいい空間を実現できます。
ただし、「植物の選び方がわからない」「どのように飾るか悩む」とお困りの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、植物と暮らす家のアイディアをご紹介します。
植物と暮らす家をつくるポイントや注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
- ・植物と暮らす家のアイディア11選として、SHUKEN Reが手がけたコーディネート実例をご紹介します。
- ・「飾る場所を踏まえて植物を選ぶ」「インテリアの雰囲気に合った植物を探す」など、植物と暮らす家をつくるポイントを解説します。
- ・植物と暮らす家を目指す場合は、「育て方や管理方法がライフスタイルに合うか確認する」などの注意点を押さえましょう。
■植物と暮らす家のアイディア【11選】
植物と暮らす家のアイディアとして、SHUKEN Reが手がけたコーディネート実例をご紹介します。
コーディネート実例をチェックしながら、イメージを膨らませましょう。
カウンターを活用して緑あふれるキッチンを実現した実例
事例を見る:Case202「Like a one-room」
こちらは、キッチンカウンターやダイニング横のカウンターに植物を置いて、緑あふれるキッチンを実現した実例です。
キッチンカウンターの上にまとめて植物をディスプレイすることで、ナチュラル感がアップしています。
また、植物がキッチンの目隠しとして役立っており、来客時に視線を気にせず作業できるのもメリットです。
植物によって室内と外とのつながりを感じられる実例
こちらは、ベランダとベランダに面する窓の前に植物をディスプレイしている実例で、室内と外とのつながりを感じやすくなっています。
植物は床に置くだけではなく、「ハンギングプランツ」として天井から吊るしており、空間を立体的に使用しています。
また、木材を豊富に取り入れたナチュラルな内装が植物によって際立っているのも特徴です。
インダストリアルのテイストに植物で彩りをプラスした実例
事例を見る:Case165「INDUSTRIAL+PLANTS」
こちらは、無骨さとヴィンテージ感のある「インダストリアル」のテイストに植物で彩りをプラスした実例です。
ブラック・グレー・ブラウンを中心とした内装に、植物のグリーンがよく映えます。
窓・壁際や天井に植物を飾っているので空間の中心に余白が生まれており、広さを感じやすいのもポイントです。
アートや雑貨と組み合わせておしゃれに仕上げた実例
こちらは、植物・アート・雑貨を組み合わせておしゃれに仕上げた実例です。
また、1つの壁面収納にまとめて植物を飾ることで、異なる種類の植物を飾ってもまとまりを感じられます。
壁面収納は窓際に設置されているため、日当たりや風通しを確保しやすく、植物を育てるには最適な環境です。
フラワースタンドを使って存在感を演出している実例
こちらは、寝室の植物をフラワースタンドに飾ることで高さを出し、存在感を演出している実例です。
加えて、フラワースタンドによって床面と鉢の間にスペースができるので通気性がよくなり、根腐れ防止にも役立ちます。
植物は寝具のグリーンや壁の植物の絵と調和しており、空間に一体感が生まれているのも特徴です。
サイズの大きな植物でナチュラルな雰囲気にまとめている実例
こちらは、サイズの大きな植物でリビング・ダイニングをナチュラルな雰囲気にまとめている実例です。
フラワースタンドを使って植物の高さをそろえており、ボリュームがありながらもすっきりとした印象にまとめています。
また、向かって左側の植物には持ち手のついた鉢カバーを使っているので、移動する際にも便利です。
植物をふんだんに取り入れたレトロモダンな実例
こちらは、植物をふんだんに取り入れたレトロモダンな実例で、ヴィンテージ感のあるレトロモダンとグリーンの相性がよく落ち着きのある空間に仕上がっています。
植物で空間デザインを提案するSTEOR(ステア)の代表者さまから、「住まいと仕事場のアトリエを兼ねた家にしたい」とご依頼をいただきました。
リビングだけではなく、ダイニング・キッチン・アトリエなどさまざまな場所に植物を飾っているので、どの部屋にいても癒しを感じられます。
アクセントカラーとして植物のグリーンを取り入れている実例
こちらは、ホワイト・ブラック・ブラウンをベースとする内装に、アクセントカラーとして植物のグリーンを取り入れている実例です。
ツル状の植物や真っ直ぐ伸びる植物など、さまざまな種類をディスプレイしており、表情の違いを楽しめます。
ご家族が頻繁に通るダイニング・キッチンの植物は基本的に空間の上部にレイアウトしているため、ぶつかって植物を倒してしまう心配もありません。
リビングの天井まで届くシンボルツリーを設置している実例
こちらは、リビングの天井まで届くシンボルツリーを設置している実例です。
空間の奥にシンボルツリーを置くことで奥行きを感じられるのはもちろん、グリーンカラーによって内装にメリハリが生まれています。
植物は窓・壁際やキッチンカウンターを利用してディスプレイしているので、動線の邪魔になりにくいのもメリットです。
高さに変化をつけて植物をディスプレイした実例
こちらは、高さに変化をつけて植物をディスプレイした実例で、空間を上手に活用しています。
床のブラウンや壁のホワイトとグリーンのコントラストが美しく、ダイニングスペースがまるで絵画のように仕上がっています。
深めのグリーンの鉢や自然素材の鉢カバーを使用しており、内装の雰囲気に馴染んでいるのもポイントです。
幹がカーブした印象的な植物がアクセントになっている実例
こちらは、幹がカーブした印象的な植物が空間のアクセントになっている実例です。
「アメリカとイギリスのカルチャーの融合」をイメージした個性を感じられる内装に、特徴的な植物がマッチしています。
そのほかにもテーブルや天井付近に植物を飾っており、空間に表情が生まれています。
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■植物と暮らす家をつくるポイント
続いて、植物と暮らす家をつくるポイントをチェックしていきましょう。
飾る場所を踏まえて植物を選ぶ
植物を選ぶ際は、以下のように飾る場所の特徴を踏まえて検討しましょう。
飾る場所別のおすすめの植物
- ・リビング:シンボルとなるような大きめの植物
- ・キッチン:作業の邪魔にならない小型の植物や、ハンギングプランツ
- ・ダイニング:動線をふさがない縦に伸びるタイプの植物
- ・玄関:日陰でも育つ植物や、棚の上に置ける小型の植物
「ハンギングプランツ」とは、天井や壁などに吊るして飾るタイプの植物です。
また、住宅によって日当たりや風通しなど環境が異なるので、ご自宅の状況に合わせて選ぶことも大切です。
たとえば、南向きなど日当たりのいい場所では、直射日光や乾燥に強い植物を選びましょう。
インテリアの雰囲気に合った植物を探す
インテリアの雰囲気に合う植物を置くことで、内装に統一感が生まれて洗練された空間に仕上げられます。
テイスト別におすすめの植物を、以下にまとめました。
テイスト | 特徴 | 例 |
モダン | ・存在感のある植物 ・葉の形がシャープな植物 |
・サンスベリア ・ドラセナコンパクタ など |
北欧 | ・アクセントとなる植物 ・北欧家具を引き立てる植物 |
・フィカスアルテシーマ ・オーガスタ など |
ナチュラル | ・落ち着いた色合いの植物 ・柔らかい雰囲気の植物 |
・オリーブ ・エバーフレッシュ など |
「テイストに合った植物が見つからない」「イメージが沸かない」といった場合には、コーディネート実例やSNSを活用して情報を集めましょう。
飾り方を工夫する
植物は「床や棚に置く」というイメージがありますが、以下のようにさまざまな飾り方があります。
植物の飾り方
- ・天井や壁から吊るす「ハンギング」で飾る
- ・複数の植物を棚と床など高低差を活かして立体的に飾る
- ・テレビや窓などの両脇に左右対称に飾る
- ・フラワースタンドに飾る など
上記の飾り方を組み合わせることで、緑があふれる「植物と暮らす家」を実現できるでしょう。
鉢の色や素材にもこだわる
植物を入れる鉢の色や素材によっても印象が変化するので、こだわって選ぶことが大切です。
たとえば、鉢の素材には以下のような種類があります。
鉢の素材の種類
- ・陶器
- ・プラスチック
- ・木材
- ・ガラス
- ・金属 など
たとえば、木製の鉢やブラウン系の鉢を選ぶと、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
「理想の鉢に出会えない」とお困りの際は、鉢やポットを覆う「鉢カバー」を利用するのがおすすめです。
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■植物と暮らす家を目指す場合の注意点
ここでは、植物と暮らす家を目指す場合の注意点をご紹介していきます。
「イメージと違った」と後悔しないためにも、それぞれの内容をチェックしておきましょう。
育て方や管理方法がライフスタイルに合うか確認する
植物によって育て方や管理方法に違いがあり、購入する前にライフスタイルに合うか確認しましょう。
植物の育て方や管理方法でチェックしたいポイントは、以下のとおりです。
育て方や管理方法でチェックしたいポイント
- ・水やりや肥料を与える頻度
- ・鉢替えのタイミング
- ・春〜夏と秋〜冬の時期による育て方の違い
たとえば、植物をこまめにお世話するのが難しい場合は、多肉植物など水やり頻度が少なく乾燥に強いタイプがおすすめです。
葉や幹の伸び方によって必要なスペースが異なる
葉や幹の伸び方によって必要なスペースが異なるので、成長後の状態を考慮して植物を選ぶとよいでしょう。
たとえば、動線となるスペースの近くに横に伸びる植物を配置すると、移動の邪魔になるケースがあるため注意が必要です。
店舗で植物を購入する際は、スタッフにアドバイスをもらいながら選ぶとミスマッチを回避しやすくなります。
また、オンラインショップや通販で植物を選ぶ場合は、葉や幹の伸び方を検索・確認してから購入しましょう。
環境に適した植物かチェックする
植物が環境に合わないとカビや根腐れの原因となるので、植物の特性が住環境に適しているかチェックしておく必要があります。
具体的には、植物を育てる環境について以下のポイントを確認しましょう。
環境面でチェックしておきたいポイント
- ・日当たり
- ・風通し
- ・寒さや暑さ
たとえば、日当たりが確保しにくい場合は、日陰耐性のある植物を選ぶのがおすすめです。
ご自宅の環境をよく観察して、適した植物を探しましょう。
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■植物と暮らす家によくある質問
事例を見る:Case188「Flexible Living」
最後に、「植物と暮らす家」についてよくいただく質問を、グリーンを取り入れたリノベーション実績が豊富なSHUKEN Reが解説していきます。
家に植物を置くとどんな効果があるの?
家に植物を置くと空間をおしゃれに演出できるだけではなく、以下のようなさまざまな効果が期待できます。
家に植物を置く効果
- ・植物が光合成をすると二酸化炭素を吸収・酸素を放出するため、空気を清浄化してくれる
- ・グリーンカラーがストレス緩和につながり、リラックス効果を見込める
- ・植物が水分を吸収・放出することで、調湿効果を期待できる
「湿気や乾燥のストレスを軽減したい」「落ち着きのある空間で生活したい」とお考えの方に、植物のある家がおすすめです。
家に植物を置くメリットは?
家に植物を置くと以下のようなメリットがあり、おしゃれで快適な住まいを実現しやすくなります。
家に植物を置くメリット
- ・植物がインテリアの1つとなり、空間をおしゃれに演出できる
- ・グリーンがアクセントカラーとなるので、空間にメリハリが生まれる
- ・植物を育てる喜びや楽しみを感じながら生活できる
- ・光合成を行う植物を置くことによって、空気が浄化される
- ・植物のグリーンを目にすると、癒し効果が得られる
植物を家に置くことで上記のメリットを得られ、心豊かに暮らせるようになるでしょう。
「癒しを感じられる内装にしたい」「おしゃれで心地のいい家にしたい」とお考えの場合は、ぜひ植物の家を検討してみてくださいね。
■まとめ
植物と暮らす家のアイディアとして、インテリアに植物を取り入れた実例をご紹介しました。
飾る場所やインテリアの雰囲気に合う植物を見つけて、おしゃれな「植物と暮らす家」を目指しましょう。
また今回ご紹介した実例は、すべてSHUKEN Reがリノベーションを手がけたものです。
「リノベーションで植物と暮らす家にしたい」とお考えの方は、ぜひ実績豊富なSHUKEN Reにご相談ください。
SHUKEN Reは、東京・千葉・神奈川での中古物件探しからリノベーションまでワンストップでサポートしています。
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