公開日:2020-12-17 更新日:2024-07-04
ダクトレール照明でおしゃれなリノベーション|メリット・デメリットとデザインのコツ
おしゃれなリビングの写真で見かけることが多いダクトレール照明は、人気の高い照明プラン。
お部屋をより素敵に演出してくれるうえ、手軽に照明を追加・移動して雰囲気を変えられるのも人気の秘訣です。
今回はダクトレール照明を使ったおしゃれなリノベーション事例を見ながら、照明テクニックをご紹介します。
メリット・デメリット・よくある質問もまとめましたので、ダクトレール照明を選ぶ前にぜひチェックしてくださいね。
目次
■ ダクトレール照明とは?
天井に電源となるダクトレールを設置し、好きな場所に照明器具をつけ外しできるのがダクトレール照明です。
レールに電気が流れているため、範囲内ならどこにでも照明器具を移動できるのが特徴です。
もともとはアパレルやレストラン・居酒屋などで使われる商業向け設備でしたが、デザイン性の高さから一般住宅でも使われるようになりました。
■ ダクトレール照明の種類
ダクトレール照明はレール本体と組み合わせる器具の種類がいくつかあります。
ダクトレール本体の種類
ダクトレール本体には次の2種類があります。
- ・直付けタイプ
- ・引掛けシーリングタイプ
直付けタイプは天井に直接固定するタイプで、梁下や壁面など幅広い場所に設置することができます。
電源工事と重さに耐えるための下地工事が必要になりますが、すっきりした見た目でデザインにこだわれるタイプです。
引掛けシーリングタイプは元のシーリングライトと簡単に交換できるのがメリット。
ただしシーリングの位置にしか設置できず、サイズやデザインの制限があります。
リフォーム・リノベーションで設置するなら、デザイン性の高い直付けタイプがおすすめです♪
スポットライト
比較的狭い範囲を照らすスポットライトは、明るさにメリハリをつけたりインテリアを照らしたりと使い勝手抜群。
傘付きタイプやビンテージ感のあるデザインなど、お部屋のテイストに合わせておしゃれに選べます。
照らす範囲を調整できる製品が多いため、気分に合わせてライティングを模様替えできるのもgood。
ペンダントライト
ダイニングテーブルやカウンターで使うことが多い、吊り下げタイプの照明器具です。
目線に入りやすいため、傘のデザインをおしゃれなアクセントにすることができます。
金属・ガラス・ウッドなどさまざまな素材がありますので、お部屋のテイストに合わせて選ぶのが楽しいですよ♪
■ ダクトレール照明を使ったおしゃれなリノベ事例集
つづいて、実際にダクトレール照明を使ったお部屋の写真を見てみましょう。
わたしたちSHUKEN Reがお手伝いしたリノベーションハウスの中から、おしゃれなダクトレール照明をピックアップしました。
事例①
リビングのテレビを照らすスポットライトは、定番のおしゃれライティング♪
ブラックのダクトレール照明は、シンプルな内装を引き締めるアクセントにもなっています。
ソファとキッチンカウンターのペンダントライトは、L型配置で一つなぎのデザインに。
好みの器具を見つけたら、気分に合わせて模様替えするのも楽しそうですね。
事例②
リビング・キッチンに同じスポットライトを選んで、統一感のある仕上がりに。
スポットライトの角度でお部屋の雰囲気を調整できるため、すごし方や季節に合わせることができます。
事例③
事例を見る:Case51「パーティースタイルのおもてなしLDK」
H型に配置したダクトレールは、ライフスタイルや利用シーンの変化に対応しやすいレイアウト。
キッチンカウンター上に照明を追加して、軽食をとったりホームバー気分を楽しんだりといった使い方に対応できます。
事例を見る:Case51「パーティースタイルのおもてなしLDK」
事例④
コンクリート天井とダクトレール照明は、武骨なおしゃれさで人気の高い組み合わせ。
他の配線やダクトもむき出しなので、ダクトレールの存在が目立たないのも魅力です。
■ ダクトレール照明のメリット
新築住宅では見かけることが少ないダクトレール照明ですが、デザインや使い勝手などさまざまなメリットがあります。
・照明自体がおしゃれ
もともと素敵なレストランやアパレルショップなどで使われていたダクトレール照明は、器具自体がおしゃれなアクセントになるのがメリットの一つ。
さまざまな方向を照らすスポットライトやおしゃれなデザインのブラケットライトは、シンプルな天井に変化を与えることができます。
カラーはホワイトとブラックの二種類ですが、天井と合わせてさりげなく見せたりブラックで引き締めたり、いろいろとデザインを楽しめますよ♪
・照明の数と位置を自分で変えられる
ダクトレールは一度設置してしまえば、引っかけシーリングと同じように電気工事士の資格がなくても器具を交換できるのがメリット。
例えば模様替えでソファやダイニングテーブルの位置が変わっても、自分で位置を移動してライティングを調整できます。
気に入ったデザインの照明器具を見つけたら気軽に交換できますし、最大ワット数以内なら追加も可能です。
ライティングを変えるとお部屋の印象がガラッと変わりますので、季節に合わせて光の模様替えを楽しむのも素敵ですよ♪
■ ダクトレール照明のデメリットと対策
魅力的なダクトレール照明ですが、デメリットもあります。
対策とセットでご紹介しますので、上手なライティングプラン作りに活かしてください。
・照明器具が目立つ
デザイン性の高いダクトレール照明ですが、複数の照明器具が天井から吊り下がるため存在感が出るのはデメリットにもなり得ます。
部屋全体をなるべくシンプルに仕上げたいときは、ダクトレール照明が目立ってイメージと違うケースがあるかもしれません。
【対策】⇒トータルコーディネートで存在感を活かす
ほかの照明器具とくらべると目立ちやすいダクトレール照明は、お部屋全体のコーディネートでおしゃれなアクセントとして活用してしまいましょう♪
コンクリート天井と組み合わせてインダストリアルなイメージにしたり、ペンダントライトに注目して存在感を抑えたり、お部屋全体なら調整しやすいです。
部屋全体をダクトレールにするのではなく、ダウンライトなどほかの照明器具と組み合わせてスポット的に使うのもおすすめです。
・カラーの選択肢が少ない
ダクトレールのカラーは基本的にホワイトとブラックの2色になるため、天井や壁のカラーに合わせるのは難しいケースもあります。
天井をダクトレールに合わせることもできますが、選択肢が減ってしまうのはデメリットといえます。
【対策】⇒カバーでデコレーションする
基本カラー以外のチョイスをしたいなら、後付けのカバーで覆ってしまうのも一つの方法です。
木目やカラーのダクトレールカバーをかぶせてしまえば、元の色は見えなくなります。
ただし照明器具自体はホワイトかブラックが多いため、トータルコーディネートで違和感なく仕上げるのがおすすめです。
・ほこりが溜まりやすい
一般的なシーリングライトと比べると、ダクトレール照明はホコリが溜まりやすい形状が多いです。
ブラックを選ぶと特にほこりが目立ちやすいかもしれません。
【対策】⇒掃除しやすい場所と高さに付ける
構造上ダクトレール照明にホコリが溜まるのは避けられないため、ちょっとした踏み台などでサッとお掃除できる高さや場所を選びましょう。
■ ダクトレール照明でよくある疑問
初めてダクトレール照明を選ぶにあたって、よくある質問や疑問をピックアップ。
・DIY設置は可能?
インターネットサイトなどでは、ダクトレールを個人で設置したブログなどの情報をよく見かけますよね。
自分でDIY設置できるかどうか気になる方は多いようです。
【回答】⇒基本的にNGです
一般的な引っかけシーリングをダクトレールに交換する作業は、電気工事士の資格がないとできません。
配線の不備は火災や感電など命に関わる重大な事故につながる恐れもあるため、絶対に触らないようにしましょう。
引掛けシーリングタイプのダクトレールならDIY可能ですが、構造上天井との間にすき間ができてしまいます。
せっかくのデザイン性が損なわれてホコリも溜まってしまいますので、あまりおすすめの選択肢とは言えません。
ダクトレール設置は私たちプロにご依頼いただき、間取り全体のバランスも考えておしゃれに仕上げるのがおすすめです。
・個別点灯はできる?
1本のレールに複数の器具をつけるため、それぞれON・OFFを切り替えられるかも気になりますよね。
L型配置など長いレールにたくさん器具をつける場合、全部同時点灯だと無駄になるケースもあります。
【回答】⇒リモコンタイプで個別点灯できます
ダクトレール照明の個別点灯は、リモコンタイプの器具を選ぶことで可能です。
ダクトレールには常に電気が流れているためそのまま器具をつけると、基本的に全部同時点灯する仕組みです。
リモコン対応器具をつければ一つずつON・OFFを切り替えて、好みの明るさに調整することができます。
■ まとめ:照明にこだわるとリノベはよりおしゃれに仕上がる♪
こだわって選んだ内装を素敵に演出してくれるダクトレール照明は、リノベーションで人気のデザイン。
照明一つでお部屋の印象はガラリと変わりますので、ぜひデザインと一緒にこだわってみてくださいね。
SHUKEN Reは照明までこだわるトータルコーディネートで、世界に一つだけのオリジナルリノベプランをご提案します。
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