公開日:2025-03-23
【2025年版】千葉県流山市リフォーム補助金一覧と申請や準備の注意ポイントを解説
千葉県流山市では、木造住宅の耐震改修や既存住宅の改造を条件とした補助金・助成金制度が利用できる場合、リフォームにかかる費用負担を軽減させることが可能です。
対象となる工事には、耐震化や省エネ化、バリアフリー化改修などがあり、補助金・助成金の活用による効率的な予算設計とともに、住宅性能や資産価値の向上にもつながります。
今回は、2025年最新の流山市補助金・助成金の種類や内容、申請手続きの流れについて解説します。
申請前に押さえておきたい注意ポイントも紹介しますので、快適なリフォームプランをご検討の際にお役立てください♪
- ・流山市では、木造住宅の耐震診断や耐震改修、既存住宅の改造などを対象とした補助金・助成金制度があり、条件によって最大100万円の支援が受けられます。
- ・補助金・助成金活用をご検討の際は、申請期限や予算額の上限を視野に入れた、スムーズな準備&手続きが大切です。
- ・補助金・助成金を活用したリーズナブルな予算設計と信頼できるリフォーム会社を選び、デザイン・性能・価格・サポートまで満足な家づくりを実現させましょう。
目次
■2025年版|流山市のリフォーム補助金制度一覧
流山市では木造住宅の耐震性向上に必要な工事や、高齢者の自立促進、介助に適した環境づくりを支援するための改造、省エネ設備設置のための費用の一部を補助・助成する制度が用意されています。
流山市の補助金・助成金一覧(2025年版)
- ・耐震リフォーム「木造住宅耐震改修助成事業」
- ・バリアフリーリフォーム「住宅改造費助成制度」「住宅改造費の助成」
- ・省エネリフォーム「住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金」
耐震リフォーム「木造住宅耐震改修助成事業」
木造住宅耐震改修助成事業は、2024年4月1日から受付開始された制度で、リフォーム費用の80%(上限100万円)の補助額が設定されています。
補助金対象建築物の条件
- ・市民が自ら所有し、居住する住宅
- ・平成12年5月31日以前に建築された住宅
- ・在来軸組構法で建てられた木造住宅で、地上階数2以下の一戸建ての住宅
- ・耐震診断の結果、上部構造評点が1.0未満の住宅
なお、この制度は1申請者1棟限りで、都市計画法または建築基準法に違反している物件は対象外です。
流山市では、安心安全な街づくりに向け木造住宅の「耐震診断」と「耐震改修」の必要性をかかげ、現行の耐震基準に適合しない住宅を対象に耐震リフォーム費用の一部を助成しています。
この助成制度を活用するためには、流山市の木造住宅耐震診断士による改修設計、工事監理が必要です。
バリアフリーリフォーム「住宅改造費助成制度」
住宅改造費助成制度には、高齢者の自立促進や介助に適した住環境づくりを支援するために既存住宅を改造する場合と、在宅の重度身体障害者のために住宅の一部を改造する場合の2つの制度があります。
まず、高齢者向け支援の場合の助成額は、改造にかかった費用の1/2に相当する額を基準とし、対象者と同居者の中で最も所得の高い者の前年所得税額に応じて決定されます(限度額:30万円)。
「高齢者」対象の場合の条件
- ・対象高齢者が、日常生活を営む上で移動・歩行に支障があり、介助を要するおおむね65歳以上の方で、介護保険法の要介護(要支援)認定を受けている方
- ・対象高齢者と同居する者に、市税滞納者がいないこと
- ・対象高齢者と同居する者の中で最も所得が多い者の前年所得税額が、30万円未満であること
高齢者の自立・介助に適した環境づくりのための住宅改造の対象となる場所は、浴室や洗面所、キッチン、トイレなどの水回りの他、廊下や階段、専用居室、玄関、アプローチです。
また、重度身体障害のご家族のために住まいの一部を改造する場合の助成額は、実際にかかった費用の1/2(限度額:30万円から生計中心者の前年所得税額を控除した額)となっています。
「身体障害者手帳取得者で肢体不自由または視覚障害の1、2級の方またはこれに準ずる方」対象の場合の要件
- ・本市に居住し、住民基本台帳に登録されている方
- ・改造しようとする住宅を所有していること、または所有者の改造承諾を得ていること。
- ・市税を完納していること。
- ・対象となる方の属する世帯の生計中心者の前年所得税額30万円未満であること。
- ・市内の業者に改造を依頼すること。
(上記の他にも改造する箇所や器具に関する指定があるため、詳細な要件をご確認の際は、健康福祉部「障害者支援課」へのお問い合わせをおすすめします。)
住宅改造費助成制度(住宅改造費の助成)は、高齢者や重度障害のあるご家族が安心して暮らせる住まいを実現するための支援制度で、段差の解消や手すりの設置などを含むバリアフリー工事が対象です。
この制度は、後に紹介する「介護保険における住宅改修」との併用が可能な場合があるため、事前に依頼するリフォーム会社や市の支援課窓口に相談してみましょう。
省エネリフォーム「住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金」
住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金は、家庭におけるエネルギーの安定確保や利用の効率化を促進するための制度で、受付期間は2025年3月31日(先着制)に迫っています。
補助金の対象となる設備は以下の通りで、それぞれに詳細な要件があります。
上記、導入にかかる補助金は1住宅につき1回限り(マンションの場合は専有部分の設置1戸につき1回)です。
補助対象工事の条件
- ・自ら居住する市内に存する住宅に、市内事業者(エネファーム及びV2H充放電設備の購入・設置の場合とリース契約の場合を除く)から未使用の補助対象設備等を購入し、設置又は導入したこと。
- ・申請日に流山市に住民登録があり、市税を滞納していないこと。
- ・令和6年4月1日以降に工事を着工し、設置を完了したこと。(住宅用省エネルギー設備等が設置された住宅を新築し、または購入する場合にあっては、当該住宅の引き渡し)なお、電気自動車等の場合は自動車検査証記録事項の登録年月日又は交付年月日が年度内であること。
流山市では、脱炭素化の取り組みを支援しており、エネルギー効率の高い住宅設備の導入や太陽光発電システムなどの創エネ機器の活用で、長期的なコスト削減と環境負荷の軽減を目指しています。
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■全国で使える2025年のリフォーム補助金制度
国が実施するリフォーム補助金制度の中には、流山市のような自治体の支援制度と併用できる場合があります。
ここでは、2025年に全国で使える支援事業についても紹介します。
「介護保険における住宅改修」
千葉県のフルリフォーム・リノベーション事例を見る:Case16「オトナ夫婦は程好い距離感を楽しむ」
「介護保険における住宅改修」は、要介護者等が安全に生活できる環境を整えるための住宅改修支援制度です。
手すりの取付けや段差の解消などにかかる工事に対して、支給限度基準額20万円の9割(18万円)が上限として支給されます。
事前にケアマネージャー等への相談が必要ですが、20万円を超える工事費用については、各市町村の補助金制度と併用して申請できる場合があるため、自治体の窓口などで確認してみましょう。
「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」
千葉県のフルリフォーム・リノベーション事例を見る:Case134「実家を住み継ぐ」
「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」では、既存住宅のエネルギー消費効率の改善と低炭素化を促進し、高性能建材(断熱材・窓・ガラス)を導入した断熱改修を支援しています。
環境省が実施する省エネリフォームの支援事業で、2025年2月14日~3月7日までのスケジュールで、以下2つの公募をかけています。
- ・断熱材・窓・ガラスを組み合わせて断熱改修する「トータル断熱」
- ・窓を用い、居間をメインに断熱改修する「居間だけ断熱」
なお2024年は、通年で4回(1月~3月、3月~6月、6月~8月、9月~12月)の募集がありました。
「住宅省エネ2025キャンペーン」
千葉県のフルリフォーム・リノベーション事例を見る:Case62「LDKで過ごす ”家族時間”」
国土交通省や環境省、経済産業省が共同で、省エネ基準適合住宅を推進する「住宅省エネ2024キャンペーン」に続き、2025年には以下の補助金制度が開始されます。
- ・子育てグリーン住宅支援事業(2025年2月7日HP公開)
- ・先進的窓リノベ2025事業
- ・給湯省エネ2025事業
- ・賃貸集合給湯省エネ2025事業
子育てエコホーム支援事業の後継となる「子育てグリーン住宅支援事業」は、前年予算より150億円引き上げた支援となっています。
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■流山市の補助金申請方法と注意ポイント
リフォーム補助金や助成金の申請の流れや必要書類については、各制度によって異なりますが、適切に申請手続きを進めるためには、早めの情報収集と準備が大切です。
補助金申請の基本的な流れは以下の通りです。
- ①制度の対象要件や申請期限(予算)などの詳細をチェックします。
- ②リフォーム会社に相談し、工事の見積もり作成を依頼します。
- ③工事見積もり書や住民票、建築確認申請書などの必要書類を準備します。
- ④必要書類の漏れがないか確認したら、市役所にて申請手続きを行います。
- ⑤工事完了後に完了検査(完了届・写真・領収書・助成金交付請求書などを提出)を経て、補助金・助成金を受け取ります。(助成金は審査完了後、指定の金融機関の口座に振り込まれます。)
補助金・助成金によっては、予算が上限に到達した場合、最終期限を待たずに早期受付終了する可能性があります。
補助金制度を利用する場合は、リフォーム会社と協力して計画的なスケジュール管理を心掛けましょう。
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■補助金活用で成功させる流山市のリフォーム・リノベーション
流山市では、国や自治体の補助金・助成金制度を活用して、住宅性能向上とランニングコスト削減を目指した快適なリフォーム・リノベーションが実現します。
流山市でおすすめのリフォームプラン
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流山市では、補助金・助成金活用が可能な耐震リフォームや省エネリフォームがおすすめです。
暮らしの安全性や快適性を高める、地域に根差した制度を活用することで、工事費用の負担を軽減しながら、造作家具や収納などのこだわりを活かした理想的なリフォームが実現します。
「耐震リフォーム」
木造住宅耐震改修助成事業を活用すれば、地震対策のための補強工事がリーズナブルな価格で可能になります。
特に現行の耐震基準を満たしていない物件の場合は、助成制度をうまく活用したリフォームプランで、長く安全に住まえる暮らしを実現させましょう。
「省エネリフォーム」
流山市の住宅用省エネルギー設備等脱炭素化促進事業補助金や、国の「省エネ2025キャンペーン」を利用した省エネリフォームで、工事費用を抑えながらランニングコストも節約できる住まいを目指しましょう。
「子育てグリーン住宅支援事業」では、上限額を前年よりも引き上げた既存住宅への省エネ改修支援も注目ポイントです。
「造作リフォーム」
住宅リフォームの補助金・助成金活用で抑えた費用を、ご家族こだわりのオリジナル家具や収納設計に投資するのもおすすめです。
住まいの安全性や快適性だけでなく、個性的なデザインや遊び心、ライフスタイルに合わせた空間づくりが実現するのもリフォーム・リノベーションの魅力です。
ワンストップサービスを得意とする会社選び
千葉県のフルリフォーム・リノベーション事例を見る:Case204「comfort×industrial」
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■まとめ
2025年の流山市では、リフォーム・リノベーションに使える耐震・バリアフリー・省エネに関する補助金・助成金制度があります。
「子育てグリーン住宅支援事業」を盛り込んだ、国が実施する「省エネ2025キャンペーン」も開始されるため、依頼するリフォーム会社とよく検討して、ご家族の改修プランに合う制度を利用しましょう。
また、省エネ性能が高い住宅リフォームに対して最大10年間、住宅ローン残高の0.7%が所得税額等から控除される「住宅ローン減税」の活用を視野に入れておくのポイントです。
参考:国土交通省|住宅ローン減税における省エネ性能の必須要件化について
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