公開日:2023-06-11 更新日:2024-07-04
ペットと暮らす家のリノベーション実例8選|犬・猫が快適な間取りアイデアを紹介
この記事では、ペットと安全・快適に暮らせる家づくりについて、基本的な考え方や間取り実例をご紹介します。
ワンちゃん・ネコちゃんそれぞれのリノベーション間取りアイデアをご紹介しますので、どちらを飼っている方も参考になりますよ♪
これからペットを家族として迎え入れる方も、住まい側にどんな準備が必要なのか把握しておくとスムーズです。
・ペットと人間それぞれが安全・快適に過ごすためには、間取り側の工夫が必要になります。
■猫と暮らす家のリノベーション実例4選
まずは猫と暮らす家のリノベーション実例を、マンション3件、戸建て1件ご紹介します。
それぞれの詳細ページにお住まい全体の写真や間取り図も掲載していますので、気になるおうちをぜひチェックしてみてください。
猫と暮らすマンション実例①
中古マンションをフルリノベーションして、ご夫婦と猫が暮らしやすい間取りにリノベーション。
キッチンはオープンレイアウトですが、収納を充実させて危険な物を誤飲するリスクを軽減。
ネコちゃん専用の出入り口で広い範囲を移動できるようにして、運動不足にもしっかり対応しています。
猫と暮らすマンション実例②
猫と暮らす家の実例を見る:Case138「ビールがおいしい大空間」
2匹のネコちゃんと快適に暮すために、リノベーションで専用スペースを設けた実例です。
猫と暮らす家の実例を見る:Case138「ビールがおいしい大空間」
テレビ裏にペットトイレを配置し、ネコちゃんだけが自由に出入りできるようにして生活感を無くしました。
猫と暮らす家の実例を見る:Case138「ビールがおいしい大空間」
収納の下にもトイレスペースをつくり、ストレスを感じないように配慮されています。
猫と暮らすマンション実例③
事例を見る:Case131「Living with Cats」
ご夫婦とネコちゃんがのびのび自由に暮らせるような間取りアイデアがいっぱいのマンション事例です。
事例を見る:Case131「Living with Cats」
リビングと寝室の間にネコちゃんの通り道を設置。
事例を見る:Case131「Living with Cats」
自由に通り抜けられるようにしつつ、リビングの音が寝室に伝わらないように工夫されています。
事例を見る:Case131「Living with Cats」
寝室側はウォークインクローゼットに通じていて、ネコちゃんの隠れ家にピッタリ♪
事例を見る:Case131「Living with Cats」
寝室にはネコちゃん用のベッドもあり、気分に合わせて好きな場所で過ごせるようになっています。
猫と暮らす一戸建て実例
猫と暮らす家の実例を見る:Case75「ふたりと2匹の心地よい家」
こちらは一戸建てをリノベーションして、二匹の猫と暮らしやすい家につくりかえた実例です。
猫と暮らす家の実例を見る:Case75「ふたりと2匹の心地よい家」
リビングをぐるりと一周できるキャットウォークを、デスクの一部に組み込んだおしゃれな間取りアイデア♪
猫と暮らす家の実例を見る:Case75「ふたりと2匹の心地よい家」
キャットウォークからつながる猫だけの通り道で行動範囲を広げ、運動不足にもしっかり対策しています。
■犬と暮らす家のリノベーション実例4選
犬と暮らす家のリノベーション実例も、マンション3件、戸建て1件の順番でご紹介します。
犬と暮らすマンション実例①
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
こちらは自己所有の築20年マンションを、ワンちゃんと快適に暮せるおしゃれな家にリノベーション。
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
窓際のコンクリートスペースはたっぷり自然光が入り、ワンちゃんが気持ちよく過ごせるテリトリーに。
コンクリート床はひんやりするので、夏場の暑さをしのげるのもメリットです。
犬と暮らすマンション実例②
3匹のワンちゃんと楽しく快適に暮せるよう、中古マンションをフルリノベーション。
犬と暮らす家の実例を見る:Case80「Dogs First」
たっぷり自然光が入るテラスは、ワンちゃんたちのお気に入りスポット。
犬と暮らす家の実例を見る:Case80「Dogs First」
フローリングではなく滑りにくい足場板を使い、内装も塗装仕上げでデザイン性にもしっかりこだわっています。
犬と暮らすマンション実例③
いつも家族が集まるリビングを中心とした間取りで、寂しがり屋のワンちゃんと楽しく暮らせるお住まいに。
内装はベニヤ材やコンクリート天井のラフなイメージで、キズや汚れが気になりません。
緑を配置するスペースもしっかり確保して、人間もワンちゃんも気持ちよく過ごせそうですね♪
犬と暮らす一戸建て実例
ワンちゃんが元気に走り回れるように、リビングの床には木の触り心地を楽しめる無垢材を使用。
いつも家族が集まるLDKレイアウトで、寂しがり屋のワンちゃんもストレスを感じずに生活できます。
■ペットと暮らす家づくりの注意点
①ペットのことをしっかり把握する
具体的に間取りのことを考える前に、まずは一緒に暮らすペットのことをしっかり把握することから始めましょう。
※家づくりの前に把握すべきペットの特性
- コミュニケーション性や性格
- 無駄吠えの頻度や鳴き声の大きさ
- 発症しやすいケガや病気
- 好奇心やいたずらの頻度
- 必要な運動量と種類
- 抜け毛の量やニオイなどの体質
こうしたペットの特性は犬種・猫種によって大きく異なることが多いため、ほかの間取りをそのままマネしても暮らしやすい家にはなりません。
ペットの特性や性格を細かく把握することで、お互いが暮らしやすい間取りを考えることができるのです。
これからペットを迎え入れる方はもちろん、すでに一緒に暮らしている方も、どんな性格・特性を持っているのかもう一度確認してみてください。
②ペットと人間のテリトリー考える
ペットと人間それぞれが気持ちよく暮らすためには、お互いのテリトリーを考えることが大切です。
例えばコミュニケーション好きなワンちゃんと暮らすなら、お互いのテリトリーが重なる間取り設計だと寂しさを感じずにストレスがたまりにくいでしょう。
逆に、ひとりの時間も必要なネコちゃんの場合、隠れ家のような自分だけのテリトリーがあった方が暮らしやすいかもしれません。
特に縄張り意識の強いネコちゃんは、キャットウォークなど高い場所に専用スペースをつくってあげると良いでしょう。
ペットの性格と飼い主さん側のライフスタイルをしっかり考え、お互いのテリトリーの重なりを調整してみてください。
③ペットの安全性を確保する
家の中にはペットにとって危険な場所や物がたくさんありますので、間取りの工夫で安全性を確保してあげましょう。
※ペットにとって危険な場所
- お風呂場やトイレなどの水場
- 食べ物や火があるキッチン
- 滑りやすいフローリングや階段
- ドアや窓を開けた時の飛び出し
- 体を挟まれやすい室内ドア
- ストーブや電気カーペットによるやけど
水が溜まっているお風呂場やトイレは、ペットがのぞき込んでおぼれてしまう危険性があります。
また食べてはいけない物の誤飲や火によるやけどの恐れがあるキッチンも、ペットにとって危険性の高いエリアです。
壁の量で出入りを制限したり、収納を充実させて食べ物をしっかりしまったりする工夫が必要です。
階段や大きな段差は、ペットが落ちて脱臼・骨折などのケガを負うリスクがあります。
このような場所はペットの行動範囲から切り離し、簡単に立ち入れないような工夫をしてトラブルを防止しましょう。
滑りやすいフローリングでの生活もペットの負荷になり、関節のケガや病気につながる恐れがあるので要注意。
ペット用フローリングや滑りにくい仕上げの無垢材などを選ぶようにしましょう。
外部への飛び出しや体を挟まれてケガをするリスクがあるドアも、注意すべきポイントです。
人間が開閉するときに体を挟まれる可能性があるので、自由に行き来できるペット用ドアを付けておくと安心です。
外に通じる窓やドアを開け閉めする際ペットが飛び出さないように、ゲートなどで行動範囲も調整しましょう。
④ペットに負担のない空調計画を立てる
ペットと暮らす家づくりでは、一年を通じて快適に過ごせる空調計画を立てることも大切です。
犬や猫は人間のように汗をかけないため熱中症になりやすく、夏の閉め切った家でお留守番するのは大変危険です。
またじめじめした状況も苦手なので、エアコンなどを使って温度と湿度を同時に調整してあげる必要があります。
暑い夏場は一日中エアコンをつけることになるので、なるべく電気代を節約するためお部屋の断熱性を高めるのがおすすめです。
性能の高い断熱材を使ったり、窓をペアガラスや二重サッシに交換したりすることで、少ないパワーで快適な室温をキープしやすくなります。
また短毛の犬や猫は寒さに弱く風邪をひいてしまうこともあるため、暖房計画も必要になります。
ストーブやヒーターは直接触れてやけどをする恐れがあり、電気カーペットや湯たんぽも低温やけどの可能性があります。
お留守番をする機会がある場合は、床暖房や全館空調などでお部屋全体を温かくキープできる暖房が安心かもしれません。
⑤ペットの運動不足を防ぐ
どのような種類の犬・猫も運動が必要になるため、間取りの工夫で解消してあげましょう。
ペットは運動不足が続くとストレスがたまり、爪とぎ・無駄吠えなどさまざまなサインとして現れます。
ワンちゃんは犬種によって必要な運動量が異なるため、散歩だけでまかなえない場合は家の中で走り回れるようにしてあげましょう。
ペットドアで家の中を自由に回遊できる間取りをつくると、運動不足とストレス解消に一役買ってくれます。
前述したように滑りにくい床材を使って、安全かつ思い通りに体を動かせる環境をつくってあげることも大切です。
ネコちゃんの運動不足解消にも回遊できる間取りは効果的ですが、さらに上下方向の運動もできるように工夫しましょう。
高い場所にキャットウォークをつくってあげると、上下運動ができ、さらに自分だけのテリトリーとしても機能してくれます。
特にネコちゃんは散歩させるのが難しいので、家の中で運動不足を解消できるようにしっかり考えてあげてください。
⑥汚れやニオイに対策する
ペットのテリトリーはどうしても汚れやニオイが付きやすいので、内装材や換気などの工夫で対策しましょう。
例えば消臭効果を持つクロスや珪藻土などを壁・天井に使えば、お部屋のニオイを抑えてくれます。
飼い主さんはもちろんゲストの方も気持ちよく過ごしやすいので、来客が多いご家庭にもおすすめです。
またワンちゃんは壁際をテリトリーにすることが多いので、防汚機能が付いた壁紙を選ぶと汚れが付きにくくなります。
■まとめ
これからペットと暮らす家をつくろうと考えている方は、性格や特性に合わせてしっかり間取りや内装を考えてあげましょう。
ちょっとした工夫やアイデアがペットをケガやストレスから守り、お互いの生活をさらに素敵な時間に変えてくれるでしょう。
ペットと暮らす家づくりのことは、リノベーション専門店SHUKEN Reにご相談ください。
一緒に住んでいるペットとの暮らし、これから迎え入れるペットのための準備、ペットと家づくりが大好きなスタッフがしっかりお手伝いします。