公開日:2023-05-28 更新日:2024-07-04
「デザイナーズマンションはやめとけ」と言われるのはなぜ?後悔しないデメリット対策を解説
雑誌やテレビで見かけるようなデザイナーズマンション、実際に調べてみると「住みにくい」「やめとけ」などなどネガティブな意見を見かけることが多いですよね。
しかしすべてのデザイナーズマンションが住みにくいわけではなく、しっかりポイントを押さえれば後悔を防ぐことも難しくありません。
今回は「デザイナーズマンションはやめとけ」と言われてしまう理由と、後悔・失敗を回避するための方法について掘り下げてみましょう。
・デメリットを回避し、後悔しない物件探しと理想のデザイナーズマンションを実現するリノベーション手法をご紹介します。
■デザイナーズマンションとは?
デザイナーズマンションに明確な基準はありませんが、一般的には特定のコンセプトに基づいて設計されたデザイン性の高い物件のことを指します。
有名建築家が設計したデザイナーズマンションもありますが、法律などで決められているわけではなく、不動産会社がおしゃれな物件を総称しているケースも多いです。
一般的な分譲マンションは、多くの方のライフスタイルにマッチするよう、平均的な間取り・デザインでつくられていることがほとんど。
一方デザイナーズマンションは、物件ごとに一つのコンセプトやライフスタイルを設定し、デザイン性や世界観を統一しているのが特徴です。
洋服に例えると、一般的なマンションは気軽に着こなしやすいファストファッション、デザイナーズマンションはデザイナーズブランドの住まいと言えるでしょう。
■デザイナーズマンションはやめとけと言われるのはなぜ?
デザイナーズマンションに関する失敗・後悔の原因は、デメリットを把握せず物件を選んでしまうことがほとんどです。
おしゃれなデザイン性に惹かれてデザイナーズマンションを選んだ結果、居住性や収納力などを見逃してしまい、実際に暮らし始めてから後悔するパターンが多いです。
逆に言えば、事前にデメリットを把握して対策できる物件を選べば、失敗・後悔を防ぐのは不可能ではありません。
全てのデザイナーズマンションが住みにくいわけではなく、一般的なマンションと同じように、物件選びが重要になるのです。
■デザイナーズマンションのデメリットは?
一般的なデザイナーズマンションでよく挙げられることが多いデメリットを、一つずつ掘り下げてみましょう。
家賃・販売価格が高い
デザイナーズマンションは、賃貸・分譲どちらの場合でも、家賃や販売価格が地域相場より高い傾向があります。
有名な建築家が設計を手掛けているデザイナーズマンションは、設計料が家賃や販売価格に反映されて高くなります。
デザイン性を高めるためにグレードの高い建材を使ったり、手間のかかる仕上げをしたり、建築費用も価格高騰の原因です。
建築コストに見合った家賃や販売価格を設定する必要があるため、価格交渉は難しい傾向があります。
物件数が少ない
デザイナーズマンションは人口の多い大都市周辺に集中しており、絶対的な物件数が少ないため、理想の物件を見つけるのが難しいのもデメリット。
東京・大阪などの大都市でも、駅前や人気の住宅街を離れるとデザイナーズマンションを見つけるのは難しいです。
地方都市や郊外エリアでは、デザイナーズマンションを見つけられる可能性はかなり低いでしょう。
賃貸・販売どちらでも、住環境を自由に選ぶことができませんし、理想のデザインや希望価格をクリアできる物件を見つけるのは至難の業です。
ファミリー向け物件が少ない
飛びぬけておしゃれなデザイナーズマンションは単身者~カップル向けの間取りが多く、2~3LDK以上の物件はかなり少なくなります。
3~4人家族で暮らすデザイナーズマンションを見つけるのはさらに難易度が高く、家賃の負担も大きいです。
収納が少ない
デザイン性や居住空間の開放感を重視するため、収納が少ない物件が多いのもデザイナーズマンションのデメリットと言われます。
収納が少ないと荷物を出し入れしにくく、室内にあふれて圧迫感の原因になることも。
洗濯物を干すスペースがない
外観のデザイン性にもこだわるデザイナーズマンションはベランダがない物件も多く、洗濯物を干すのが難しいケースも。
室内にランドリースペースもない物件だと、洗濯物を干すのに困ってしまいます。
おしゃれな居住空間に洗濯物を干さざるを得ないようでは、せっかくのデザインが台無しですよね。
断熱性が低い
デザイン性が最優先のデザイナーズマンションは、断熱性が低く不満や後悔の原因になるケースも多いです。
例えば大きな窓は開放感抜群ですが、熱伝導性の高いガラス面が広くなるので断熱性低下の原因になりやすいです。
またスタイリッシュなコンクリート打ちっぱなしの壁・天井も断熱性が低く、暑さ・寒さや結露の原因になるケースがあります。
原状回復費用が高くなる
デザイナーズマンションはグレードの高い内装材を使用していることが多く、退去時の原状回復費用が高くなる傾向もあります。
床や壁にキズを付けてしまった場合、一般的な賃貸住宅より高額な退去費用がかかる可能性があります。
生活動線が悪い
暮らしやすさよりデザイン性を重視するデザイナーズマンションの場合、生活動線が悪く家事効率などに不満を感じる可能性が高いです。
バス・トイレ・洗面所が一体の物件も多く、複数人で暮らす場合や来客時に不便を感じるケースも。
■デザイナーズマンションのデメリット対策で後悔しない物件探しを
前述したデザイナーズマンションはデザイン性の高さは魅力ですが、さまざまなデメリットには、しっかり対策しないと失敗・後悔する可能性があります。
しかし前述したようにデザイナーズマンションはそもそも物件数自体が少ないため、物件探しが難しくデメリット対策も簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、中古物件をリノベーションしてデザイナーズマンションを注文住宅のように自由につくる対策方法です。
リノベーションなら自分の好みやライフスタイルに合わせて間取りやデザインを自由にオーダーできるので、デザイナーズマンションのデメリットにしっかり対応できます。
デザイナーズ賃貸で毎月10万円以上の家賃を払うなら、同じ月額負担でローンを組んで、中古マンションをおしゃれにリノベーションできる可能性が高いです。
ファミリー向けデザイナーズマンションになると家賃15万円を超えることも多いため、リノベーションの方が費用負担を抑えられるケースも。
賃貸は家賃を払い続けても何も残りませんが、中古マンションリノベーションならローン完済後は自分の資産になります。
中古マンション自体は物件数が豊富なので、予算や住みたいエリアに合わせて自由に選ぶことも可能です。
世界に一つだけのマイホームなら、デザイナーズ賃貸や販売物件にはない満足度と住み心地を得られるかもしれません♪
理想のデザイナーズマンションを追求するなら、物件探しから相談できるおしゃれなリノベーション会社に相談するのがおすすめです。
気になる費用もマンションの広さ別に解説していますので、こちらのコラムも参考にしてください。
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■まとめ
デザイナーズマンションにはデザイン性の高さは魅力ですが、さまざまなデメリットもあるため、物件を厳選しないと後悔する可能性があります。
また物件数が限られているので、住みたいエリアにデザイナーズマンション自体がないケースもあり、エリアによっては物件探しが難しいのも実際です。
住みやすさとデザイン性を両立できるデザイナーズマンションを求めるなら、住みたいエリアで中古マンションを探して、リノベーションをするのがおすすめです。
私たちSHUKEN Reは、東京・神奈川・埼玉をカバーするデザインリノベーション専門店です。
1998年から約20年間に8,000件超のリノベーションやリフォームのお手伝いをしてきました。
中古マンション探しからおしゃれなリノベーションまでのワンストップサポートで、理想のマイホームづくりをお手伝いしています。
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