公開日:2023-05-24  更新日:2024-07-04

空き家リノベーションはどんな人におすすめ?メリット・デメリットと費用相場も

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リノベーションの施工事例

 

最近は、相続したご実家や、空き家バンクなどで購入した中古住宅をリノベーションする方が増えています。

 

おしゃれな施工事例が多い空き家リノベーションは魅力的な選択肢ですが、築年数の古さや管理状況など心配な面も少なくありません。

 

今回は空き家リノベーションの基本的なメリット・デメリットを踏まえて、どんな人に向いているのか解説します。

 

空き家リノベーションにかかる費用相場も詳しく掘り下げます。

 

この記事のポイント
・空き家リノベーションの費用相場は最小限の内容なら500万円~、フルリノベーションだと2,000~2,500万円が目安です。
・相続した空き家、これから購入する空き家それぞれのデメリットやリスクを回避する取り組み方を解説します。

 

SHUKEN Reのリノベーション施工事例

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■空き家リノベーションが注目されている理由

 

日本の空き家外観

 

2018年に日本の空き家率は13.6%・349万戸に達し、大きな社会問題になりつつあります。

 

参照元:リフォーム産業新聞 【空き家問題2023】長期放置の空き家は全国349万戸、日本の中古流通市場の今、活用術とは

 

空き家を放置すると倒壊・火災・害獣発生などのリスクにつながり、地域全体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

 

そこで国を挙げて空き家の流通と再利用を促進するため、補助金制度の整備や法改正などが進められています。

 

2023年3月には空家等対策特別措置法の改正案が閣議決定され、空き家の固定資産税が3~6倍になる可能性が出てきました。

 

参照元:国土交通省 「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案」を 閣議決定

 

このような状況を受けて空き家リノベーションの注目度が高まり、マイホーム選びの選択肢の一つとして認知されつつあります。

 

 

■空き家リノベーションのメリット

 

 

新築より安くマイホームが手に入る

 

新築よりおしゃれれも安い空き家リノベーション

 

価格の安い空き家をリノベーションすることで、新築より総額費用を抑えてマイホームが手に入るのは大きなメリットです。

 

日本の住宅市場では築年数が経つほど建物の価値が減少していき、空き家はほとんど土地の価格だけで購入できることも珍しくありません。

 

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ベース物件が安いので建物にしっかり費用を掛けることができ、新築注文住宅より費用を抑えておしゃれにリノベーションできます。

 

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新築・リノベーションの費用相場・メリット&デメリットを比較

 

 

空き家のリスクを軽減できる

 

空き家を所有している場合、リノベーションして活用することでさまざまなリスクを軽減できるのもメリットです。

 

放置された空き家は「特定空家」に認定されて、固定資産税が最大6倍になってしまう可能性があります。

 

また空き家期間が長くなると、不法投棄や不法占拠、倒壊による損害賠償などのリスクも増加します。

 

リノベーションして空き家を活用することで、これらのリスクも自然に回避できるのです。

 

 

環境負荷が低い

 

空き家を解体して新しい家を建てるのではなく、リノベーションして再活用することは地球環境保護にもつながります。

 

環境負荷が低いことは、リノベーションする方にとって、直接的なメリットには見えないかもしれません。

 

しかしリノベーションで地球環境を保護することは、地球に住む私たち全員の利益になり、さらに次の世代にとっても大きなメリットになると言えるでしょう。

 

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SHUKEN Reのリノベーション施工事例

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■空き家リノベーションのデメリット

 

空き家リノベーションのデメリット

 

 

予想外の費用が発生する可能性がある

 

空き家は一軒ごとに状態が異なり、リノベーション以外の費用で予算オーバーするケースもあります。

 

※空き家の費用増加原因例

  • シロアリ被害の補修と消毒
  • 雨漏りの原因調査と補修
  • 耐震補強

 

例えば建築基準法が改正された1981年以前の「旧耐震基準」で建てられている空き家は、リノベーション以外に耐震補強費用がかかることがあります。

 

日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の調査によると、旧耐震基準の家の耐震補強工事平均施工金額は189万円、かなり大きな出費ですよね。

 

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木造住宅はほかにも雨漏りやシロアリ被害など費用増加する原因が多く、空き家期間が長いほどリスクが高くなります。

 

 

理想の間取りがつくれないケースがある

 

木造戸建ての空き家は比較的間取り自由度が高いですが、構造によっては思い通りにリノベーションできないケースも。

 

例えば構造上重要な「通し柱」「筋交い」は撤去や移動が難しいことが多く、理想の間取りをつくれない可能性もあるのです。

 

 

■空き家リノベーションのデメリット対策

 

空き家リノベーションのデメリット対策

 

前述した空き家リノベーションのデメリットは、取り組み方で対策することが可能です。

 

すでに空き家をお持ちの方、これから購入する方、それぞれのデメリット対策方法を覚えておきましょう。

 

 

相続した空き家はしっかり事前調査・見積もりを

 

相続した空き家のリノベーションを計画している方は、施工実績の多い会社に依頼して、信頼性の高い見積もりを出してもらいましょう。

 

予算オーバーや間取り変更できないなどのリスクは、ノウハウが豊富なリノベーション会社にしっかり事前調査してもらえば回避可能です。

 

逆に実績の少ない会社や担当者だと、現地調査の見逃しによって後で見積もり金額が増えたり、プランが変わったりする可能性があります。

 

施工事例の数やバリエーションでリノベーション会社の実績を確認し、漏れのない見積もりプランを作成してもらいましょう。

 

 

これから購入するならワンストップリノベーション

 

これから空き家を購入する予定の方は、物件探しとプランづくりを一社に任せるワンストップリノベーションがおすすめの対策です。

 

リノベーション会社に建築のプロ目線で物件をチェックしてもらうことで、トラブルを抱えた空き家を回避できます。

 

物件価格+リノベーションの総額費用をチェックできるので、予算オーバーの心配もありません。

 

▼参考:SHUKEN Reのワンストップリノベーション

 

SHUKEN Reのリノベーション施工事例

▶SHUKEN Reのリノベーション施工事例

 

■空き家リノベーションの費用相場

 

空き家リノベーションの費用相場

 

空き家リノベーションの費用相場は広く、建物の状態や内容によって大きく変動します。

 

国土交通省の調査によると、空き家の躯体(柱・土台・基礎などの構造部)以外の部分を全面リノベーションする費用相場は500~2,500万円となっています。

 

参考:国土交通省|リフォームの内容と価格について

 

状態の良い空き家なら、水回り設備4点の交換と内装貼り替えで、500万円前後でリノベーションするのは難しくないでしょう。

 

しかし間取り変更や外壁屋根の張り替え、耐震補強やシロアリ補修など内容が増えると、2,000万円以上かかることも珍しくありません。

 

具体的なリノベーション内容と相場はこちらのコラムで掘り下げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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戸建住宅のリノベーション相場は?工事内容別の費用目安を紹介

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■空き家リノベーションはこんな方におすすめ

 

おしゃれな空き家リノベーション

 

 

相続した空き家がある

 

ご両親から相続した空き家をすでにお持ちの方は、物件取得費用がかからないのでリノベーションのプランにこだわりやすく、理想のマイホームをつくれる可能性が高いです。

 

またリノベーションしてご自身で暮らすことで、特定空家に指定されて固定資産税が増えてしまうリスクも回避できます。

 

通勤通学などの条件をクリアできる場所に空き家をお持ちなら、ぜひリノベーションを検討してみてください。

 

 

広い土地でのびのび暮らしたい

 

空き家リノベーションは、自然を感じながらスローライフ・のびのび子育てなどのライフスタイルを目指す方にもおすすめの選択肢です。

 

高度経済成長期に建てられた空き家は、新築だと見つけにくいゆとりある住環境も選択しやすいです。

 

郊外エリアの空き家はもちろん、市街地でも築年数の古い空き家を探せば、相場以上の広い物件が見つかるかもしれません。

 

 

費用を抑えておしゃれな家に住みたい

 

新築より費用を抑えつつ、デザイン性やライフスタイルにこだわって家づくりしたい方にも空き家リノベーションは向いています。

 

前述したように築年数が経った空き家は購入価格が安く、特に空き家戸数が多い東京・神奈川・埼玉など首都圏では、コストパフォーマンスの高い物件を見つけやすいでしょう。

 

 

空き家で家賃収入を得たい

 

空き家リノベーションは、不動産投資の選択肢としても注目されています。

 

リーズナブルな価格の空き家を購入して、おしゃれな戸建て賃貸として運用すれば高利回りが期待できます。

 

一般的な賃貸物件だけでなく、民泊・シェアハウスなどの選択肢もあり、地域ニーズに合わせて安定した家賃収入を得ることも可能です。

 

 

空き家で開業したい

 

飲食店・小売店・美容院など、空き家リノベーションは幅広い業種で開業を検討している方にもおすすめの選択肢。

 

空き家リノベーションはテナント物件より自由なお店づくりができ、毎月の家賃も発生しないため経営面のメリットも大きいです。

 

空き家を店舗付き住宅にリノベーションするのも一つのアイデアです。

 

〈関連コラム〉

店舗付き住宅リノベーションのメリットと考え方|施工事例も紹介

 

SHUKEN Reのリノベーション施工事例

▶SHUKEN Reのリノベーション施工事例

 

■相続空き家リノベーションの注意点

 

相続予定の空き家

 

これからご実家を相続する予定があり、リノベーションを検討する場合は、なるべく早い段階から準備をしておくのがおすすめです。

 

相続人が複数いる場合は遺産分割協議がまとまらないケースも多く、リノベーションを進められない可能性があります。

 

誰が相続するかまとまらない状態で空き家期間が長く続くと、建物がどんどん傷んでしまいます。

 

事前に相続する人を話し合いで決めたり、ご両親が介護施設などに入居して空き家になった時点で、生前贈与をしたりするのがおすすめです。

 

 

■まとめ

 

空き家リノベーションは、既存住宅を活かして環境負荷を抑えつつ、リーズナブルに理想のマイホームを手に入れられる選択肢です。

 

注意すべきデメリットもありますが、技術力と信頼性の高いリノベーション会社に相談すれば回避するのは難しくありません。

 

空き家リノベーションを検討する際は、なるべくお近くで施工実績と対応力の高いリノベーション会社を探してみてください。

 

東京・千葉・神奈川エリアの空き家リノベーションは、私たちSHUKEN Reにご相談ください。

 

多くのリノベーションをお手伝いして培ったノウハウを活かし、ご予算やライフスタイルにピッタリな住まいづくりをお手伝いいたします。

 

所有する空き家のリノベーションはもちろん、物件探しもワンストップ体制でサポートいたします。

 

浦安・恵比寿・世田谷の店舗のほか、オンライン相談もありますので、どんなこともお気軽にお声掛けください。

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    SHUKEN Re 編集部

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