公開日:2022-11-24 更新日:2024-07-04
1LDKリノベーション費用事例|メリット・デメリットを解説
この記事ではご自宅や中古マンションを1LDKに変更したい方に向けて、実際のリノベーション事例を踏まえて詳しく解説します。
写真&間取り図ビフォーアフターとかかった費用も紹介しますので、リノベ計画の参考になりますよ♪
1LDK間取りのメリット・デメリット両方をしっかり把握し、失敗や後悔のないリノベーションに役立てましょう。
・さまざまなパターンの1LDKリノベーション事例を間取り図付きで紹介します。
・1LDKリノベーションの費用相場や中古マンション選びなどのポイントも解説します。
目次
■1LDKってどんな間取り?
リビング・ダイニング・キッチンに加えて1つの居室で構成する間取りを1LDKと呼びます。
単身者や夫婦二人暮らし向けの賃貸住宅で多く見られる間取りですが、最近はライフスタイルに合わせて1LDKにリノベーションする方も増えています。
分譲マンションで多い2~3LDKと比べると、1LDKはシンプルでのびのびとしたライフスタイルを実現しやすいのも特徴。
1LDKは、おひとり様や共働きのDINKSスタイルなど1~2名暮らしに適したレイアウトです。
■1LDKリノベーション費用事例
2LDK⇒1LDK 800万円
60㎡弱の2LDKマンションを1LDKにリノベーションし、一人暮らしにピッタリなお住まいに♪
和室をつなげて1LDK化したことで、大きな掃き出し窓に面した明るく開放的な空間になりました。
眠るだけの寝室はリビング内にコンパクトに配置、その分他のスペースを広く取っています。
日当たりの悪い北側の部屋をなくしたことで、大容量のシューズインクロークも実現しました。
1LDK⇒1LDK 約850万円
こちらは1LDKの部屋数は変えず、レイアウトを調整することでライフスタイルにジャストフィットさせたリノベ事例です。
6畳の和室だった寝室をコンパクトに変更し、アイランドキッチンを中心としたおしゃれなLDKに変身♪
元の独立キッチンを洗面所に変更し、収納たっぷりでおしゃれなホテルライク空間に。
4LDK⇒1LDK 約1500万円
100㎡の4LDKマンションを大胆に間取り変更し、夫婦二人暮らしにピッタリな1LDKにリノベーション。
複数の部屋をつなげた開放的なLDKは、ただ広いだけでなく一周できる回遊動線を作りました。
マンションとは思えない広さ&収納量の玄関も、部屋数を減らした1LDKリノベーションならではの仕上がり♪
寝室からLDKへのショートカットにもなっているウォークスルークローゼットは、書斎スペースも兼ねる便利な間取りアイデアです。
■1LDKリノベーションのメリット
開放感がアップする
部屋数を減らすことで開放感がアップし、広々と暮らせるのは1LDKリノベーションの大きなメリットです。
例えば和室を一体化する定番の間取り変更では、LDKの床面積が6畳も広くなるのです。
一部屋減らして1LDK化するだけで、かなり開放感やレイアウトの自由度がアップします。
既存のお部屋を玄関や洗面所など、狭さが課題になることが多い間取りに振り分けることも可能です。
今のお住まいに圧迫感があり不満を覚えている方は、1LDKリノベーションの開放感は大きなメリットになるでしょう。
広い収納を作りやすい
居室を改造してシューズクロークやウォークインクローゼットなど収納を作りやすいのも、1LDKリノベの魅力ポイント♪
60~80㎡前後で3LDKの一般的なマンションは、収納スペースがギリギリになってしまうことがほとんどです。
しかし1LDKに部屋数を減らすとかなり余裕ができるので、使いやすい大型収納をたっぷり配置できます♪
今のお住まいで収納力不足を感じている方にも、1LDKリノベは良い解決策になるでしょう。
効率の良い暮らしができる
間仕切りの少ない1LDKは、移動やお掃除効率が良くスマートな暮らしにつながるのも特徴です。
部屋数が多いと家族内の意思疎通がしにくくなり、一部屋ずつお掃除するのも大変です。
1LDKならお掃除ロボットも使いやすいですし、家族同士の声もすぐ届きます。
シンプルなライフスタイルが好きな方にもおすすめです。
将来賃貸物件にしやすい
1LDKは夫婦ふたり暮らしや赤ちゃんが居るご家族に人気が高く、将来賃貸物件として運用しやすいのも意外なメリット。
2LDK~3LDKのマンションは比較的スタンダードですが、1LDKの分譲賃貸は数が少ないので目に留まる可能性が高いです。
元々賃貸として作られた1LDKより各部屋の広さも余裕があるので、競合物件との差別化にもなります。
デスクスペースや書斎のある賃貸物件も珍しいので、フリーランスの方が多い東京・大阪など大都市圏の需要も高そうです。
転勤や住み替えの可能性がある方は、将来賃貸運用も見据えて1LDK間取りを考えるのもアリですね。
■1LDKリノベーションのデメリット
家族人数の変化に対応しにくい
1LDKは夫婦ふたり、お子さんが小さい3人家族までは暮らしやすいですが、それ以上の人数は対応しにくいのがデメリット。
将来お子さんが増える予定のある方は、変化に対応できる間取りの工夫をしておく必要があります。
例えばリビング間仕切りで個室化できるスペースがあれば、家族が増えても対応できます。
半個室の書斎などを作っておいて、お子さんが増えたら個室化できるようにしておくのも良いですね。
広いLDKで冷暖房効率が悪い
1LDK化して広い空間をつくると、冷暖房効率が悪化して省エネ性や快適性が低下するケースも考えられます。
空気の体積が増えるのでスイッチを入れてから適温になるまで時間がかかり、窓からの熱気・冷気も入りやすくなるためです。
対策として、外気に接する壁や窓の断熱性を高め、暑さ寒さの影響が少ない部屋をつくるのがおすすめです。
お部屋全体を断熱層でぐるりと包めば、広いLDKでも冷暖房効率は問題ありません。
断熱リフォームについてはこちらのコラムで詳しく解説しています。
プライバシー性が低め
広いリビングダイニングが生活の中心となる1LDKは、家族同士のプライバシー性が低いのも注意すべきデメリットです。
広くても同じ空間だと自分の時間を持ちにくく、テレビと読書など別のことをしているとき気になることが多いです。
対策として、プライバシー性が高い寝室内にデスクを置いて書斎にするなど、集中できる場所を確保するのがおすすめ。
また同じLDKでも、視線を遮る間仕切りがあるだけで自分時間に集中できるプライベートスペースになります。
■1LDKリノベーションの費用相場
一般的なリノベーションの費用相場は15~20万円/㎡と言われており、マンションの床面積が分かれば目安を出すことができます。
例えば事例で紹介した上記のマンションは57㎡で800万円、14万円/㎡となっています。
こちらの約100㎡マンションのリノベーション費用は約1,500万円、15万円/㎡です。
仮に70㎡の中古マンションを1LDKリノベーションすると、1050~1400万円が費用相場と言うことになります。
リノベーション費用の相場についてはこちらのコラムでも詳しく解説しています。
■1LDKリノベーションの費用を抑えるコツ
2LDK、3LDKの中古マンションを購入してリノベーションするなら、間取り変更しやすい物件を選ぶのが費用を抑えるコツです。
鉄筋コンクリート造のマンションは大きく分けて「壁式構造」「ラーメン構造」があり、ラーメン構造の方が間取り変更に適しています。
間取りの自由度が高いので効率的なプランを作りやすく、結果的に費用を抑えることにつながるのです。
また壁位置や水回り設備の移動距離を抑えるのも、コストカットにつながります。
大規模なスケルトンリノベーションではなく、ちょっとした間取り変更で1LDK化できるマンションを選ぶのも費用削減になるということですね。
このようなポイントを一般の方が判断するのは難しいこともあるので、私たち施工会社と一緒に物件を選ぶ「ワンストップリノベーション」を活用しましょう。
ワンストップリノベーションの詳細はこちらをご覧ください。
■まとめ
おひとり暮らしやご夫婦ふたり暮らしの方は、開放感とデザインが魅力的な1LDKリノベーションを検討してみてください。
1LDKならではのおしゃれなデザインや間取りは、毎日の生活を素敵に彩ってくれるはずです♪
今回ご紹介した以外にもたくさんの1LDKリノベ事例がありますので、こちらも参考にどうぞ。
東京・神奈川・千葉エリアの1LDKリノベは、リノベーション専門店のSHUKEN Reにご相談ください。
豊富な実績で培ったノウハウとアイデアで、ライフスタイルにピッタリな1LDK間取りをご提案いたします。
これから購入する物件はもちろん、ご自宅のリノベーションなどどんなこともお気軽にご相談ください。