公開日:2022-11-13 更新日:2024-07-04
憧れの“カフェ風”インテリアに。リノベーションで実現させるポイントとは?
店舗ならではの洗練されたデザインと、ほっこり居心地の良い雰囲気を兼ね備える“カフェ風”インテリアは、リノベーションを検討中の方にとても人気です。
しかし、“カフェ風”と言っても漠然としており、どのようなポイントを押さえればよいか分からないという方も多いでしょう。
そこで、今回は私たち“SHUKEN Re”の施工事例を踏まえ、カフェ風インテリアの作り方について詳しく解説します。
・カラー選びや照明計画、収納に至るまで幅広く意識して作るのが「成功の秘訣」です。
・SHUKEN Reでは、様々なテイストのカフェ風インテリアを数多く手がけています。
目次
■ 居心地のいいナチュラルな雰囲気の“カフェ風”インテリアが人気
「ティータイムをリラックスしながら楽しめる空間」
それこそ“カフェ風”インテリアの醍醐味です。
柔らかい光と質の良い家具、ナチュラルでおしゃれなインテリアデザイン…ホテルライクインテリアのようにかしこまり過ぎず、上質な雰囲気と程よいカジュアルさを感じられるのが人気のポイントと言えます。
家族でくつろぐのもよし、友人を招いて会話を楽しむのもよし、カフェ風インテリアは生活の質をワンランクアップしてくれるでしょう。
内装材のカラートーンや質感を変えれば、ポップなデザインから大人シックな落ち着いたデザインにまで応用しやすい点も魅力のうちの一つ。
お好みのテーマカラーやコンセプトをプラスして、オリジナリティのある空間を作り出せます。
■ カフェ風インテリアにするポイントとは?
では、カフェ風インテリアにするためには、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか?
ここでは、主なポイントを9つ紹介します。
ポイント① ナチュラルなウッドインテリアを取り入れる
カフェ風インテリアで最も押さえるべき要素が、“ウッド素材”です。
家具はもちろん、天井や壁などに取り入れることで、一気に落ち着きのあるナチュラルな雰囲気に仕上がります。
最近では、店舗のような板張り天井や板張り壁もトレンドで、壁紙で仕上げるのと比べても、高級感が増します。
ポイント② スタイリッシュなアイキャッチ
店舗デザインにおいては、その空間を象徴するような“アイキャッチ”を設けることがセオリーです。
アイキャッチとは、人の視線を集め空間を印象付ける要素を指し、アクセントウォールやデコラティブな家具などを指します。
住宅においても、このアイキャッチ次第で人へ与える印象は全く異なります。
カフェのようなおしゃれで個性的な空間に仕上げたい方は、是非このアイキャッチで個性やオリジナリティを表現してみましょう。
ポイント③ バランスよく配置されたインテリアグリーン
居心地のいい空間、おしゃれな空間を盛り上げてくれるのが、“インテリアグリーン”いわゆる観葉植物です。
大小のインテリアグリーンをバランスよく配置するだけで、一気にインテリアが華やかでスタイリッシュに変身します。
最近では、お手入れや水やりの手間が少ないエアプランツや、かなりボリュームのある大型の植物も人気です。
〈関連コラム〉
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ポイント④ キッチンとダイニングの位置関係
料理をしながら家族や友人と会話を楽しめるように、キッチンとダイニングの位置関係も配慮しましょう。
カウンター越しで目が合うレイアウトにしたり、カウンターにハイチェアを配置してちょっとしたティースペースにしても良いでしょう。
その際に、キッチンの雑多な状態が見えないような工夫も必要です。
キッチンの手元を隠せる背の低いパーテーションや、食料などをしまえるパントリーを設ければ、生活感のない洗練した印象になります。
ポイント⑤ 落ち着いたカラートーン
インテリアのメインカラーにどのような色を選ぶかも、カフェ風インテリアを作る上で重要なポイントです。
自然と気持ちが落ち着き、気持ちが穏やかになるアースカラーやナチュラルカラーを主役に選んでみましょう。
最近では、クールさと温かみの両方を兼ね備えた「グレイジュカラー」や「グレイッシュカラー」も人気です。
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【施工事例紹介】インテリアでもグレージュ・グレイッシュカラーがトレンド|人気の色や取り入れ方を徹底解説
ポイント⑥ 柔らかい光を演出できる照明計画
照明計画とは、その空間用途に適した照度や光の色温度をプランニングすることです。
書斎や子供部屋など、仕事や勉強をする場所は十分な明るさが必要ですが、カフェ風インテリアにする場合は、一概にそうとも言えません。
目に負担をかけない柔らかい光と、気持ちを穏やかにさせる光の色味こそ、居心地の良い空間を作り出します。
間接照明やスポットライト、ペンダントライトを取り入れると、明るすぎない落ち着いた印象に仕上がりますし、光の色温度はできるだけ「電球色」に近いオレンジ系のものを選ぶと良いでしょう。
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ポイント⑦ 余白のあるレイアウト
「おしゃれなインテリアにしたい」と願う人ほど、家具や小物をたくさん置きたくなってしまうかもしれません。
また、部屋の中に何もない場所があると殺風景になるのではと考える方もいるでしょう。
しかし、空間をゆったりとした印象にするためには、「何も置かない場所 = 余白」は必要です。
例えば、飾り棚に物を置き過ぎず、壁にも絵やポスターを飾りすぎないように少し意識するだけで、生活感が薄れて店舗のようなゆったりとした雰囲気になります。
ポイント⑧ 洗練された印象を与える素材ミックス
先ほど、「カフェ風インテリアにはウッド素材を」とお話ししましたが、最近トレンドなのが“素材ミックス(ミックスインテリア)”です。
ウッドとアイアン素材を組み合わせたり、アクセントウォールをタイル張りにしたり、レザーやファー張りのソファを配置するなど、異素材を組み合わせるとグンとおしゃれになります。
また、色々な素材を取り入れつつも、家具などの細かなパーツについて色や素材を統一すれば、一気にインテリアにまとまりが生まれます。
ポイント⑨ 生活感を感じさせない収納力
カフェ風インテリアを成功させるためには、常に整理整頓された生活感のない空間作りを意識しましょう。
いくらインテリアがおしゃれでも、テーブルやカウンターの上に日用品が雑多に置いてあると台無しです。
生活や空間にフィットした収納スペースを充実させましょう。
おすすめは、オーダーメイドの造作家具です。
限られた空間を無駄なくフル活用できますし、お好みのデザインにもできます。
■ おしゃれな“カフェ風インテリア”事例5選
私たち“SHUKEN Re”では、様々なデザインテイストのカフェ風インテリアリノベーションをご提案しています。
その中でも、厳選した事例を5つ紹介します。
是非、リノベーション計画の参考にしてください。
CASE① ウッド素材と間接照明でラクジュアリーな落ち着き空間に
こちらは、板張りの天井と間接照明、装飾的でモダンなダイニング照明が印象的な事例です。
全体を赤みのあるウッドで統一しながらも、大ぶりなインテリアグリーンとコンクリート打ちっぱなしのアクセントウォールが、なんとも“大人シック”な印象です。
キッチン家電や食材などは、キッチンスペースの奥に設けた収納スペースに集約させ、とことん生活感を排除しました。
また、ダイニングの背面壁に設置されたカウンターキャビネットも、収納量抜群です。
このように、カフェ風インテリアは表層的なデザインを意識することも重要ですが、生活を始めてからいかにきれいに保てるかという点にも気を配らなくてはいけません。
CASE② グレーとウッドの組み合わせがシックなおしゃれ空間に
こちらは、トレンドのグレーインテリアを取り入れた事例です。
システムキッチンやアクセントウォール、家具に至るまで、様々な素材のグレーでまとめたことで、統一感がありシックな印象に仕上がりました。
また、床のナチュラルなフローリングと、キッチンの板張り天井がうまくリンクしています。
食事するスペースとは別に、気軽にティータイムを楽しめるカウンターを設け、料理をしている時も、家族との会話を楽しめます。
リビングから丸見えになりがちなキッチン収納も、透け感があり圧迫感の少ない大きなスライドドアで隠すことで、いつでもすっきり整理整頓された空間を維持できます。
また、敢えて家具を置きすぎない点もポイント。
グレーの持つすっきりとした印象を損なわないための“余白”を生み出せます。
事例の詳細はこちら CASE127「子育て後は夫婦ふたりで」
CASE③ 外装用タイルでナチュラルながらも印象的な空間に
こちらは、リゾートホテルやヴィラをデザインコンセプトにした事例で、照明器具やインテリアグリーンの配置、内装材に至るまでとことんこだわりました。
ダイニングから少し奥まった場所にキッチンがありますが、その手前に曲線的なカウンターを配置することで、ダイニングとは違ったくつろぎ方ができます。
一番のポイントは、このタイル張りのアクセントウォール。
敢えてボリュームのある外装用のタイルを使い、インパクトがありながらもナチュラルで落ち着いた印象に仕上がりました。
ダークウッドでまとめられた家具やフローリングとの相性もぴったりです。
事例の詳細はこちら CASE118「帰ってきたくなるリゾートなお家」
CASE④ ホワイトインテリアでヨーロピアンカフェな空間に
こちらは、明るめなウッドとホワイトを組み合わせた印象的な事例で、日中は照明光に頼らずとも部屋全体が明るく爽やかな印象です。
とことん繋ぎ目や段差をなくして、スムーズでシンプルな空間作りを意識しました。
ポイントは、空間を象徴するかのように大きな木枠で作られたベンチ。
腰掛ける用途と飾り棚の用途を兼ね備えています。
アクセントウォールと造作キッチンには、コンクリートを採用し、天井はコンクリート躯体にそのまま塗装をして仕上げました。
ナチュラルで優しい印象に、インダストリアルでスマートな雰囲気をプラスし、よりスタイリッシュなインテリアにまとめました。
このように、デザインコンセプトを明確にし、それにとことんこだわることも、おしゃれなインテリアを作るポイントです。
事例の詳細はこちら CASE104「Smart Style」
CASE⑤ 構造体を見せて古民家カフェ風に
こちらは、築50年近い戸建住宅をリノベーションした事例です。
間仕切り壁を壊したことで表に現れた柱の筋交(すじかい)をインテリアの要素としてうまく取り入れています。
また、既存の建具や造作収納を敢えて残し、レトロ感を演出。
どこか懐かしさがありながらも、キッチンにはコンクリート素材や無機質なフロアタイルを取り入れたり、奥にはたっぷり収納のパントリーを配置し、現代の生活に合わせたデザインと使い勝手を実現しています。
■まとめ:カフェ風インテリアでずっと居たくなる住まいに
“カフェ風インテリア”は、見た目のおしゃれさだけが魅力ではありません。
ずっと居座りたくなるような居心地の良さも魅力です。
日常生活を送るマイホームだからこそ、快適で落ち着きのある“カフェ風インテリア”を取り入れてみてはいかがでしょうか?
私たちSHUKEN Reの施工事例では、戸建住宅・マンション問わず、築年数の古い物件でもきれいに蘇った事例を多数ご覧いただけます。
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