2022-10-15
失敗しないマンションフルリフォーム費用の考え方|【費用事例5選】
この記事は、中古マンションやご自宅マンションのフルリフォームを検討している方に向けて、実際の費用事例や基本的な考え方を解説します。
マンションフルリフォームの成功に大きく関わる費用のことを知り、スマートな住まい計画に役立ててください。
・マンションフルリフォーム費用は間取り変更・水回り移動の有無で大きく変わります。
・費用で失敗しないために、ポイントを押さえてリフォーム計画を立てましょう。
・1000万円以下から1500万円まで、幅広い価格帯のリフォーム事例を紹介します。
■マンションフルリフォーム費用は内容で変わる
フルリフォームやリノベーションのプランはマンションごとに変わるため、費用も内容に合わせて変動します。
まずはフルリフォームを大きく3パターンに分けて、事例をチェックするときのモノサシにしてみましょう。
・内装と設備だけ一新
今の間取りはそのままに内装と設備だけ新しくするフルリフォームは、一番費用を抑えやすい基本パターンです。
壁紙やフローリング、キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面などの水回りを一新すれば、デザインや住み心地は新築同様になります。
そのままの間取りでも不満や暮らしにくさがないなら、お得なフルリフォームになるでしょう。
ただし昔の間取りは今のライフスタイルにマッチしないこともあるので、そのままでも問題ないかしっかり考えてください。
内装設備+間取り変更
内装や設備の更新に加えて、壁やドアなどの位置を変更をするのもフルリフォームの代表的なパターンです。
費用は間取り変更の規模によって変わります。
例えば間仕切りを撤去して二部屋をつなげるパターンは、材料や工程が少ないので費用も比較的リーズナブルです。
一方マンションの間取りをすべて撤去して作り変えるスケルトンリフォームは、解体・廃材処分費なども含めて少し費用が多めに掛かります。
リフォーム費用を抑えるなら、なるべく既存間取りを活かして微調整で住む物件を探すのが良いかもしれません。
しかし費用を気にしすぎて暮らしにくい間取りになっては本末転倒なので、柔軟に検討してみて下さい。
・水回り移動を含む間取り変更
間取り変更に加えてトイレ・洗面・キッチン・お風呂の水回りを移動するのも、フルリフォームでよくあるパターンです。
水回り移動は配管延長などの工事が必要になるので、少し費用も追加になります。
しかし壁付けキッチンを対面に変更するなど、移動距離を抑えれば費用もリーズナブルです。
マンションは一か所に水回りが集中している間取りが多いですが、トイレと洗面を入れ替えるなどちょっとした移動でグッと使いやすくなることもあります。
構造・規約的に問題がないマンションなら、水回り移動も含めて効率の良い間取りを考えてみましょう。
■マンションフルリフォームの費用事例
実際のマンションフルリフォームにかかった費用を、間取り図・デザインと一緒に見ていきましょう。
事例① 約800万円
床面積の少ないマンションなら、工夫次第でフルリフォームでも費用を抑えることができます。
大胆に見えるLDKの間取り変更ですが、和室をつなげて寝室を新設しただけでコストを抑えています。
キッチンも同じ場所で向きを変えるだけの最小限の移動で、使いやすい動線を作りました。
事例② 約1000万円
4LDKから3LDKへ部屋数を減らし、4人家族にピッタリな間取りを約1000万円で実現したリフォーム事例です。
3LDKの事例を見る:Case125「北欧ブルーのくつろぎ空間」
独立キッチン・リビング・居室を一体化して、わずかな間取り変更で広々LDKに。
3LDKの事例を見る:Case125「北欧ブルーのくつろぎ空間」
ほぼ廊下のないLDK中心の間取りで、効率の良い動線と広い居住スペースも確保しています。
事例③ 約1100万円
水回りはキッチンのみ移動、既存3LDK間取りを活かしつつカスタマイズした、コストパフォーマンスの良いリフォーム事例です。
3LDKの事例を見る:Case131「Living with Cats」
元から広かったLDKは、キッチンだけ対面二列型にレイアウト変更して開放的な空間に♪
3LDKの事例を見る:Case131「Living with Cats」
キッチンを移動したことで生まれたスペースに、便利なパントリーもつくりました。
事例④ 約1300万円
広さや間取りにもよりますが、予算が上がってくると間取りの自由度も高くなってきますね。
元の和室を削ってLDK全体の横幅を拡張し、収納力・開放感に優れたキッチンに生まれ変わりました。
水回りも大胆に移動して、ひろびろ&高級感あふれる空間に。
事例⑤ 約1500万円
約100平米の広いマンションを、フルリフォームならではの自由な発想で暮らしやすい間取りに。
100平米の事例を見る:Case136「自分たち仕様=快適!!」
水回りを一巡できる回遊動線で、開放感と家事効率が大きくアップしたLDK。
100平米の事例を見る:Case136「自分たち仕様=快適!!」
グリーンのタイル壁が素敵な対面キッチンは、お料理だけでなくバーカウンターのように食事やお酒も楽しめちゃいます♪
■失敗しないマンションフルリフォーム費用の考え方
・相場はあてにしすぎない
「マンションフルリフォームは1,000万円~」といった相場情報は、あまりあてにしすぎない方が良いかもしれません。
前述したようにフルリフォーム費用はさまざまな要素で変化するため、プラン次第で数百万円単位で見積もりが変わってもおかしくありません。
相場で予算を考えていると、実際に見積もって大きく金額がオーバーしてしまう可能性があるワケです。
またほかの方の費用相場に合わせたプランが、ご自身のライフスタイルに合わないことも考えられます。
お住まいの図面とご要望をいただければ大まかな概算費用もお伝えできますので、お気軽にご相談ください。
・多くの選択肢を検討する
自由度の高いマンションフルリフォームでは、なるべく多くの選択肢を知り検討することも大切です。
前述した間取り変更や水回り移動の有無、設備のメーカーやオプションなど、リフォームの選択肢は膨大な数があります。
ほかの選択肢を知らずにプランを決め打ちすると、もっと費用が安くておしゃれな方法を見逃してしまうかもしれません。
ライフスタイルやご予算に合った選択肢をご提案するのは私たち施工店の役目ですが、お客様ご自身が「ほかの選択肢はないか?」という視点を持つことは大切です。
リフォーム費用や内容に疑問を感じたら、「ほかのやり方はないですか?」と気兼ねなくご質問ください。
・優先順位をつける
リフォームプランに要望をすべて盛り込むと予算オーバーする可能性が高いので、あらかじめ優先順位を付けておくことも大切です。
優先順位があやふやなままリフォーム計画を進めると、あれもこれも欲しくなって費用がすぐ膨らんでしまいます。
まずご家族全員で叶えたい希望や改善したい不満をリストアップし、次に優先順位をつけておきましょう。
予算内でやれることが限られても、優先順位の高いことを実現していけば、費用と満足度のバランスが取れたリフォームになります。
・中古マンションとリフォームプランはセットで
これから中古マンションを買ってフルリフォームする方は、物件選びとプラン作りをセットで考えるのが基本です。
物件価格とリフォーム費用をセットで考えれば、予算オーバーで失敗するリスクを回避できます。
またリフォームに適した物件を選ぶ事で、ムダな工事費用を抑えることにもつながります。
なるべく物件探しとリフォームプランをセットで頼める、ワンストップ体制の会社に相談してみてください。
■まとめ
マンションフルリフォームは費用相場が広く、間取り変更や水回り移動などさまざまな要素で変動します。
相場が分かりにくいからこそたくさんの事例をチェックして、デザインと費用のバランス感を養ってみてください。
今回ご紹介した以外にも100件以上のマンションフルリフォーム事例を掲載していますので、こちらも参考にどうぞ。
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