公開日:2022-06-28 更新日:2024-07-04
リビングにハンモックがある住まい|おしゃれな実例や設置の条件・注意点まとめ
ゆらゆらと揺れるハンモックは、自宅でゆったりとくつろぎたい方におすすめのアイテムです。
ベッドでは味わえない浮遊感と包まれているような感覚は、何とも言えない心地良さがありますよね。
遊び心のあるおしゃれな見た目も人気の理由です。
今回は、室内にハンモックを取り付けた事例を紹介します。
ハンモック設置の条件や注意点、自立式ハンモックとの比較も行いますので参考にしてみてくださいね。
・ハンモックは居心地の良さをプラスするアイテムです。
・吊下式ハンモックの設置には条件や注意点があります。
・自立式と吊下式の違いを理解して自分に合っている方を選びましょう。
目次
■【天井吊下式】リビングのハンモックの施工事例
天井から吊下げるタイプのハンモックをリビングに施工した事例を紹介します。
実例① LDKのフリースペースに設置したハンモック
リビング横とキッチン前のフリースペースにハンモックを施工した事例です。
チェアタイプのコンパクトなハンモックは、空間に圧迫感を与えずに設置できます。
フリースペースは子供の遊び場として活用しているため、ハンモックも遊具の1つとして大活躍。
子供達が遊んだり大人がくつろいだりと、多くの場面で使えるハンモックです。
実例② LDKの中心に大きなハンモックを設置
大人が横になれる大きさのハンモックを施工した事例です。
LDKの中心に取り付けたカラフルなハンモックは、空間のアクセントになります。
金具本体ではなく、カラビナにハンモックを取り付けているため簡単に着脱可能です。
ハンモックを使わないときは取り外しておけば、動線の邪魔になることもありません。
実例③ 日当たりの良い場所でハンモックに座ってくつろぐ
ダイニング横の大きな窓の前にハンモックを施工しました。
チェアタイプのハンモックなので、腰をかけながらゆっくりと外の景色を楽しむことができます。
バルコニーへはリビング側の掃き出し窓から行けるため、動線も問題ありません。
実例④ 大きなハンモックと広い空間でゆったりとくつろぐ
事例を見る:Case4「忙しい二人は休日はハンモックで癒される」
大人2人が座ってもゆとりがあるハンモックを選びました。
カラフルですが落ち着いた色味のハンモックは、インダストリアルテイストの内装にぴったりです。
大きなハンモックを取り付けるために、壁と天井に固定して斜めに吊り下がるようにしました。
広いリビングの空間を十分に活用した事例です。
■リビングにハンモックを施工する際の条件
リビングにハンモックを施工する際の条件を紹介します。
条件① 荷重に耐えられる下地や躯体が天井にあること
ハンモックは人間が座ったり寝転がったりします。
そのため、荷重に耐えられる下地や躯体があることが必須条件です。
大人が2人乗ると、100㎏を超える負荷がかかることも少なくありませんからね。
さらに、揺れると遠心力も加わりますので、尚更取り付け場所の強度が必要です。
下地や躯体に直接取り付ける場合、ハンモック専用の金物が必要になります。
下の画像の家のように見せ梁などがある場合は、躯体にロープを直接巻き付けてもOKです。
梁などにロープを巻き付けることができれば、躯体に穴が空かないため構造体の強度が落ちることはありません。
ハンモックに必要な強度があるか確認し、構造に合った取り付け方法を選びましょう。
条件② 揺れても危険じゃないスペースが確保できていること
ハンモックはゆらゆらと揺れるため、広めのスペースが必要です。
揺れても家具や壁とぶつからないように、広めの空間を設計してください。
2点留めのハンモックの場合、少なくても左右1mずつくらいのゆとりがあると良いでしょう。
1点留めのチェアタイプの場合は左右前後に動くため、半径1mくらいの空間を確保することが好ましいです。
LDK内にハンモックを吊るすためのフリースペースを作ると、安心してハンモックを使用できます。
安全性に配慮しながら、ハンモックの施工場所を決めてください。
■ハンモックをリビングに取り付ける際の注意点
リビングの天井にハンモックを吊り下げるときの注意点を紹介します。
・マンションや中古住宅のリノベは躯体の強度をチェックする
マンションや中古住宅は新築住宅と異なり、既存の躯体や下地にハンモックを取り付けます。
リノベする際は問題ないと判断された躯体でも、ハンモックを施工する場合は全くの別問題です。
取り付けたいハンモックに見合った強度があるか、必ずチェックしてもらってください。
また、中古住宅は、経年劣化によって一部の躯体だけ弱くなっていることもあります。
そのため、同じハンモックを施工しても、設置場所で耐荷重が変わることも少なくありません。
ハンモックの施工経験が豊富なリノベ会社に依頼して調査・設計してもらうことをおすすめします。
また、リノベ住宅は躯体や下地の強度不足により、金物が外れる可能性があることを理解しておいてくださいね。
ちなみにマンションなどの集合住宅の場合、管理規約でハンモックの取り付けを禁止していることもあります。
物件選びからスタートするなら、しっかりと確認してください。
・使う人に合ったスタイル・耐荷重・サイズのハンモックを選ぶ
ハンモックはさまざまな大きさがあるため、生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
初めに選ぶべきなのはハンモックのタイプです。
・横になれる大きさのハンモック
・座って使うチェアタイプのハンモック
一般的な寝られるハンモックは、天井や壁に2点留めする必要があり、スペースの確保が必要です。
対して、チェアタイプは1点留めなので、比較的省スペースでも採用可能です。
横になりたいのか座りたいのかを考えて、購入するハンモックのタイプを決めましょう。
続いては、サイズや耐荷重についてです。
ハンモックは一般的に3つのサイズに分かれています。
・シングルハンモック:1人用
・ダブルハンモック:1~2人用
・ファミリーハンモック:1~3人用
もちろん大きなハンモックの方が耐荷重があり、乗っているときのゆとりもあります。
しかし、広い空間の確保が必要です。
同時に使う人数や確保できる面積を考えて、ハンモックの大きさを選びましょう。
・動線の邪魔にならないレイアウトを考える
家の中にハンモックを採用する場合、設置する場所によっては邪魔になることがあります。
例えば、キッチンとダイニングの間にハンモックがあったら、料理の配膳がしにくいですよね。
動線上にハンモックが設置されないように、LDKの角や壁際の空間を利用することがおすすめです。
どうしても動線上しか設置スペースがないなら、カラビナなどを使って着脱できるようにすると邪魔になりません。
ただし、ハンモックの使用頻度が多い場合、天井に金具があると毎回の取り付けが手間に感じることもあります。
壁に取り付け金具を施工してハンモックを吊り下げ、着脱しやすいように設計すると良いでしょう。
■【自立式・吊下式】どっちのハンモックを選ぶ?
事例を見る:Case12「これぞ女子部屋!憧れの私のおうち 」
吊下げ式のハンモックの他に、自立式のハンモックもあります。
自分にはどちらのタイプが合っているのか考えてみましょう。
・自立式のハンモックがおすすめのタイプ
自立式のハンモックは置けば設置が完了します。
躯体や下地の位置も考えなくていいため、リノベハウスでも気軽に採用可能です。
また、使い勝手が良い場所に移動させることができるため、暮らしながら定位置を考えることができます。
【自立式はこんな家庭におすすめ!】
・マンションの規約でハンモックが吊り下げられない
・中古住宅なので躯体の強度が不安
・室内やバルコニーなど様々な場所で使いたい
・複数人で使うため安定性や高い耐荷重を求めている
・吊下式のハンモックがおすすめのタイプ
吊下式のハンモックは、自立式のように大きなスタンドがありません。
天井や壁に小さな金具がつくだけなので、本体自体は軽量で見た目もすっきりします。
【吊下式はこんな家庭におすすめ!】
・ハンモック専用のスペースを確保している
・見た目開放感を出したい
・床の掃除を楽にしたい
・下にマットを敷いて安全性を確保したい
・価格を抑えてハンモックを採用したい
■まとめ:リビングのハンモックで優雅なひとときを‥
忙しい毎日を過ごす方でも、ハンモックがあれば休みの日はゆったりとくつろぐことができます。
年齢問わずに使えるため、長い間活躍するアイテムになるでしょう。
また、ハンモックがある家はデザイン性もおしゃれになります。
設置条件や注意点を守ってハンモックを施工し、優雅でおだやかな暮らしを送りましょう。
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