公開日:2022-06-11  更新日:2024-07-04

平屋だけじゃないロフトがおしゃれな間取り実例|メリットを活かした自由な間取りリノベ

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秘密基地のようなロフトはLDKとのつながりもバツグン

 

近年、平屋建てで人気のロフト設計。マンションの空間活用を考える際にもおすすめの設計アイデアです。

 

特に、間取りを大幅に変更するケースもあるリノベーションにおいては、限りある床面積を有効にデザインする方法として、注目されています。

 

今回は、リノベでつくるロフトのメリット・デメリットとおすすめの使い勝手や実例をご紹介します。

 

注意ポイントやその対策アイデアも解説しますので、ぜひ自由な空間活用の参考にしてみてくださいね♪

 

この記事のポイント

・ロフトとは?リノベーションでもつくれるロフトの規制や活用プランをチェックできます。
・おしゃれで快適なロフトをつくるためにメリット・デメリットとその対策方法を押さえておきましょう。
・おすすめのロフトデザインや使い勝手のいい間取り実例をご覧いただけます。

 

 

 

■ロフトとは?リノベーションでも可能?

 

ダイナミックな吹き抜けにある明るいロフト

事例を見る:Case134「実家を住み継ぐ」

 

戸建てだけでなく、マンションのリノベーションでもロフトを増設することは可能なのでしょうか?

 

 

・ロフトの広さや高さの規制

 

戸建ての場合、屋根裏のスペースを使ってロフトをつくることが多くありますが、マンションの場合は、そういった空間がありません。

 

マンションや戸建ての居室「天井高」(床面から天井までの高さ)は、建築基準法で2.1m以上と定められているので、ロフトをつくる場合、ロフト下空間の天井高2.1m以上を確保した上で、ロフトを設計する必要があります。

 

また、ロフトは建築基準法で物置きとして定義されており、天井高1.4m以下下階フロアの1/2未満の床面積などの条件があります。

 

 

・リノベーションでロフトをつくるには?

 

首都圏の新築マンションのリビングや寝室は「天井高」平均約2.4~2.5mが一般的です。

 

その場合、リノベーションであってもロフトの増設は現実的ではありませんが、「天井高」が3mを超える物件吹き抜けがある間取り・複層フロアのマンション(メゾネット物件)の場合は、リノベーションでロフトをつくることが可能です。

 

 

■ロフトをつくるメリット

 

マンションとは思えない自由で開放的なロフトのある間取り

事例を見る:Case57「溶け合うテイスト」

 

マンションや戸建てのリノベーションで、ロフトをつくるメリットを見てみましょう。

 

 

・使える空間を確保

 

ロフトをつくることで、限られた生活スペースや収納スペースを増やすことができます。

 

人気の活用方法としては、子ども部屋や寝室、書斎、趣味室など、秘密基地のような特別感が楽しめる空間設計が可能です。

 

 

・立体的な空間をデザイン

 

ロフトは、平面的な間取りに立体感をプラスするデザインとしても魅力的です。

 

壁のない立体的なゾーニングで、ご家族の目が行き届く・コミュニケーションが取りやすい、親子のつながりにもいい間取りデザインです。

 

 

・法定床面積に含まれない

 

ロフトは、建築基準法の「小屋裏物置等」に該当するため、生活に必要な床面積「居室」の範囲内ではありません。

 

そのため、固定資産税の算出対象となる法定床面積にも含まれないので、税金面でも有利な空間設計だと言えるでしょう。

 

デザインリノベ

デザインリノベについて詳しくみる

 

 

■ロフトをつくるデメリットと対策

 

4人家族で住むマンションの将来を考えたロフトのある間取り

事例を見る:Case95「2つのロフトがある家」

 

続いて、ロフトをつくるデメリットとその対策方法も押さえておきましょう。

 

 

・天井が低いので用途が限られる

 

【対策】⇒ベッドルームやキッズルームにすると便利

 

最初の方でもふれましたが、ロフトの天井高は、1.4mまでと建築基準法で定められています。

 

大人が立って移動するには不便が生じる場合もあるので、小さなお子様の「子ども部屋」や座って利用する「書斎・趣味室」、寝る時だけ利用する「寝室」仕様に仕上げるのがおすすめです。

 

 

・はしごが邪魔になる・危ない

 

【対策】⇒はしごの収納場所を確保・固定階段の検討も

 

ロフトの階段には、はしごを利用する場合が多いでしょう。

 

小さなお子様やご年配の方には、特に、はしごからの転落やはしごへの躓きには注意しなければいけません。

 

普段使わないはしごを「収納」しておく場所や安全性を考えた「固定階段」の検討も大切です。

 

 

・熱がこもりやすい

 

【対策】⇒夏場の直射日光対策や断熱・空調対策が必要

 

ロフトは、屋根に近い場所に設計する空間なので、特に戸建ての場合は熱がこもりやすくなります。

 

夏場の直射日光を避ける対策はもちろん、住まいや屋根の断熱性能を高め、窓やエアコンの設置で通風や空調の管理ができるようにしておきましょう。

 

マンションリノベ

マンションリノベについて詳しくみる

 

 

■【実例】おしゃれなロフト付きリノベ間取り

 

お子様がどんなに散らかしも気にならないロフトを造作

事例を見る:Case96「子育て中でもカッコいい!」

 

最後に、ロフトのあるおしゃれな間取りのリノベーション実例をご紹介しましょう。

 

 

・トレーラーハウスのような統一感のあるデザイン

 

トレーラーハウスのような無駄のないロフト設計がおしゃれ

事例を見る:Case95「2つのロフトがある家」

 

トレーラーハウスのようなクールなデザインの内装実例です。

 

ロフト下のスペースには、ピアノやテーブル、収納を置いて、まとまりのいい空間デザインに仕上がっています。

 

お子様が小さいうちは、リビングを広く開放的に使って、将来の個室づくりや間仕切りに備えて、あらかじめゾーニング設計を施しています。

 

隠れ家のような寝室にもなるロフトが便利

事例を見る:Case95「2つのロフトがある家」

 

天井高が限られているマンションの空間を無駄なく活用して、2か所のロフトを造作しました。

 

数センチ単位で効率的な動線を考えて仕上げた、こだわりのリノベーション間取りです。

 

 

・異空間のようなロフト空間

 

ヴィンテージ空間に合うロフトやハンモックが楽しいリビング

事例を見る:Case108「Collage House」

 

新婚時代からの家具を大切に活用したヴィンテージテイストの住まい。

 

ロフトやハンモックのある遊び心がおしゃれに活かされた内装デザインの実例です。

 

異国情緒漂うシノワズリー・モロッコ・和のインテリア

事例を見る:Case108「Collage House」

 

ロフトのはしごや入口のデザインにもこだわって、素敵なインテリアとしても楽しめる空間が完成しました。

 

マンションならではの高すぎないロフト設計で、安定感のある空間が心地よく広がります。

 

 

・リビングとのつながり機能的

 

キッチン、LDから見えるベストポジションにあるロフト空間が便利

事例を見る:Case57「溶け合うテイスト」

 

マンションとは思えない、開放感のある吹き抜けと落ち着いたブルーグリーンやパープルのアクセントクロス壁が印象的な住まい。

 

ロフトへとつながる階段デザインにも、おしゃれなこだわりが見えます。

 

ロフト下のスペースは隠れ家のようなワークスペースを確保

事例を見る:Case57「溶け合うテイスト」

 

ロフトの位置は、外の景色や家族みんなが見えるベストポジション。

 

ロフト下のデッドスペースには、おしゃれな室内窓を設けた「スタディスペース」兼「ワークスペース」を設計しました。

 

どこに居ても、家族の気配が感じられる素敵なリノベーション実例です。

 

 

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■まとめ:ロフトのある間取りで自由を楽しむリノベーション

 

平屋だけじゃない、マンションのおしゃれなロフト設計の実例や増設のポイントをご紹介してきました。

 

ロフトやロフト階段の規定詳細は、お住まいの自治体によって異なるケースがあるので、希望がある場合には、事前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。

 

法律上の規定やメリット・デメリットを活かして、ぜひ自由で楽しいオリジナリティあふれる間取りリノベーションを楽しんでください。

 

間取りデザインや動線の活かし方など、不安・疑問に思うことがあれば、私たちSHUKEN Reのスタッフにお気軽にご相談くださいね♪

 

 

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