公開日:2022-04-28 更新日:2024-07-04
ウォークスルークローゼットのある機能的な間取りとは|おしゃれな収納アイデア
おしゃれなショップのような収納術で、使い勝手もバツグンのウォークスルークローゼット。
通り抜け可能なクロークは、限られた空間を有効活用するスマートで便利な収納スタイルです。
人気のウォークインクローゼット(WIC)との違いやウォークスルーを選ぶメリット・デメリットをご紹介します。
真似したいデザイン実例や機能的な収納アイデアの解説も行いますので、ぜひ快適な間取りリノベの参考にしてみてくださいね♪
・ウォークスルークローゼット(WTC)とは?ウォークインクローゼットとの違いと魅力&注意ポイントを解説します。
・おしゃれなWTCのレイアウト3パターンの特徴や使い勝手を知ることができます。
・機能とデザインがいいWTCの実例で間取りの活かし方を見ることができます。
目次
■便利なウォークスルークローゼットのある間取り
事例を見る:Case25「躯体現し+ステンレスキッチン=ザッツハード!」
・ウォークスルークローゼットとは
ウォークスルークローゼットは、一般的に出入口が2か所あるクローゼットの形式を指します。
通り抜け可能な間取りなので、ライフスタイルに合わせて配置されることが多く、効率的な生活・家事動線に役立つ収納デザインです。
レイアウトの例として、「玄関⇔廊下」をつなぐ通路沿いや「リビング⇔寝室」・「キッチン⇔ランドリールーム」・「寝室⇔洗面脱衣所」など、2部屋をまたぐスペースに配置するのがおすすめです。
・ウォークインクローゼットとの違い
ウォークインクローゼットとの違いは、クローゼットを通り抜けできるか、できないかにあります。
出入口が1か所のウォークインクローゼットは、収納のための部屋として設計されることが多く、その分床面積が必要になります。
そのため、限られた間取りで快適な動線を確保しながら、通路の壁面やデッドスペースを有効活用する方法として、ウォークスルークローゼットが注目されています。
■ウォークスルークローゼットの魅力
・動線・回遊性が高まる
収納スペースをウォークスルースタイルに設計することで、通路を減らしたり動線をふさいだりする空間の必要がなくなるので、動線・回遊性の高い間取りづくりへとつながります。
生活習慣を見直して、日常の生活・家事動線に合わせた収納配置で、機能的なクローゼットに仕上げましょう。
・明るく通気性もある
基本的に出入口が2か所のクロークで「両サイドの壁面」や「コーナー」を利用した収納設計なので、採光や通風の面でも優れています。
これは、明るく収納物全体を把握しやすい快適な環境維持はもちろん、衣類やくつ、小物を湿気から守るのにも役立ちます。
・取り出しや片付けがスムーズ
おしゃれなショップのような内装デザインに仕上げたい場合にも、通り抜けタイプのオープン収納がおすすめです。
アパレルショップや雑貨屋さんで商品を眺めたり、手に取って戻したりする簡単な動作が叶うデザインを住まいの収納に活かしてみましょう。
取り出しや片付けにも効率的なインテリア性の高い「見せる収納」を楽しめるのもウォークスルークローゼットの魅力です。
■ウォークスルークローゼットの注意点
事例を見る:Case118「帰ってきたくなるリゾートなお家」
・動線に合ったレイアウトが意外と難しい
動線に合わせてより快適な収納場所を探すまではいいのですが、通路幅や収納スタイル、次に挙げる収納量などによってはレイアウト設計がなかなか難しい場合もあります。
通路幅は、収納を設けたとしても一般的な廊下と同様の80㎝前後は確保しておきたいところです。
また、収納スタイルにも「床から天井までの壁面収納」「ある程度の幅が必要なハンガーラック収納」「簡易的な飾り棚収納」などさまざまです。
間取りに合わせて、動線を邪魔しない収納デザインを選ぶことが大切です。
・収納量を考えて配置を決める
出入口が2か所の収納スタイルなので、ウォークインクローゼットよりも収納に活かせる壁面が少なく、期待できるほど収納力が上がらない場合もあります。
「思っていたよりも入らない」という後悔がないよう、収納量をよく検討してから配置を決めるようにしましょう。
■ウォークスルークローゼットのレイアウト3パターン
続いて、ウォークスルークローゼットのデザインにもなる収納レイアウトの種類「I型」「II型」「L型」とそれぞれの特徴をご紹介しましょう。
・I型でスタイリッシュに仕上げる
通路の片側に収納を設けたスタイルです。
狭い空間でも採用しやすいデザインで、置き忘れや取り忘れを防ぐのにも便利なウォークスルークローゼットに仕上がります。
・II型でインテリア性を高める
通り抜け通路の左右両サイドに収納を設けたスタイルです。
配置や広さの検討が重要ですが、高い収納力とインテリア性のあるデザインを楽しめます。
・L型で収納力も満足
通路のコーナーを活用した収納スタイルです。
動線としてはデッドスペースとなる壁面の角を有効活用したスマート設計が魅力。
直角の壁2面を使ったデザインがおしゃれで、収納力と使い勝手の両方を活かせるデザインです。
■【実例】おしゃれなウォークスルークローゼットの間取り活用
それでは、実際におしゃれなウォークスルークローゼットの実例を見てみましょう。
・廊下を活用したスタイル
寝室からリビングまでの廊下をウォークスルークローゼットにした実例です。
II型のレイアウトで床から天井までをフル活用した大容量クローゼットなので、朝起きてからの身支度もスムーズです。
寝室を出る廊下をクローゼットにすることで、ウォークインクローゼットをつくるよりもそれぞれの空間で広さを感じることができ、動線のつながりもよくなります。
・寝室からの動線を活用したデザイン
寝室と洗面脱衣所をつなぐ空間をまるごとクローゼットにした実例です。
ウォークインクローゼットのような大空間で、一直線に通り抜けられるいいとこどり設計が魅力。
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
寝室からクローゼット→洗面脱衣所→キッチン→リビングへと回遊できる機能的な間取りです。
この実例のこだわりは、ウォークインクローゼットの「コの字型(U型)」収納と通り抜け間取りを可能にした設計にあります。
・玄関まわりが便利な収納スタイル
外出・帰宅動線を考えた「取り出し」「片付け」に便利なL型の収納デザインの実例です。
ほしいところで必要なものに手が届く快適設計で、見た目にもスマートな玄関⇔廊下クロークです。
「洗面脱衣所&浴室」「ウォークスルークローゼット&寝室」「リビング直行廊下」行きの3WAY玄関が斬新な間取りです。
行先に合わせて入口を選べるように、目的に合わせた収納配置で暮らしがぐっと豊かになります。
無駄のない動線・回遊性を叶えたレイアウトで、広々優雅なリビングを確保した価値ある間取りリノベの実例です。
■まとめ:おしゃれで快適なWTCのある間取り
今回は、基本的にオープンスタイル収納のウォークスルークローゼットを紹介してきましたが、玄関や廊下、リビングに設計するなら、引き出し収納や扉があった方がいい場合もあります。
その場合、引き出しや扉の開閉スペースまで考えた、ゆとりある通路幅が必要になります。
限られた間取りやライフスタイルに合わせて、使い勝手やデザインに考慮したウォークスルークローゼットを検討してみてくださいね。
ぜひ、たくさんの実例を参考に、こだわりのおしゃれ収納を楽しんでくださいね♪
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