公開日:2022-03-19  更新日:2023-04-06

スケルトンリフォームのデメリットを知って後悔を防ごう|間取りビフォーアフターも

スケルトンリフォーム工事中の様子

 

長年暮らした自宅や中古物件のスケルトンリフォームは、リーズナブルに理想の住まいをつくる手段として人気です。

 

しかし良い面があれば当然デメリットもあり、しっかり対策をしないと後悔が残るケースもあります。

 

今回はスケルトンリフォームのデメリットについて勉強し、対策もセットで覚えて後悔を防ぎましょう。

 

間取り図付きのスケルトンリフォームビフォーアフターも紹介しますので、理想の住まいづくりの参考にしてください。

 

■スケルトンリフォームとリノベーションは違うの?

 

 

スケルトンリフォーム前後の間取り図

 

結論からお伝えすると、スケルトンリフォーム・リノベーションはどちらもほぼ同じ意味の言葉です。

 

リフォームは壁紙の貼り替えや設備の交換などの「原状回復」を意味しますが、スケルトンリフォームは構造部分を残して丸ごと作り変える工事のことです。

 

間取り変更や水回り設備の移動なども含まれるので、住み心地を丸ごとアップデートするリノベーションとほとんど変わりません。

 

表記は違ってもできること・仕上がりは同じなので、スケルトンリフォーム・リノベーションどちらも安心して取り組んでくださいね♪

 

 

■スケルトンリフォームのデメリット

 

スケルトンリフォームでできないこと、デメリットを把握していないと、大きな不満や後悔が生まれてしまいます。

 

一つずつ対策とセットで覚えておきましょう。

 

 

1:工事できない部分がある

 

マンションの玄関ドア

 

マンションのスケルトンリフォームでは、共用廊下や玄関ドアなど「共有部分」は工事することができません。

 

窓ガラスは交換できるマンションがほとんどですが、アルミサッシ本体はリフォームできないケースが多いです。

 

玄関の内装を一新したのに古いドアが残るなど、見た目や使い勝手の不満が残る可能性があるのはデメリットと言えます。

 

共有部分は大規模改修などで工事のタイミングが決まっているので、これから購入マンションは調べてみるのがおすすめです。

 

 

2:間取り変更できない構造もある

 

解体集のマンション内装

 

マンション・一戸建てともに移動や撤去ができない構造もあり、間取り変更に制限が出る可能性があります。

 

□間取り変更できない構造例
  • ・壁式構造マンションの耐力壁
  • ・マンションのPS(パイプスペース)
  • ・一戸建ての通し柱・筋交い
  • ・一戸建てプレハブ工法の耐力壁

 

建物を支える構造自体は、耐震性にかかわるため基本的に変更できません。

 

水回りの移動も、配管の距離や勾配によっては制限が出るケースもあります。

 

これから物件を購入する場合は、契約前に必ず施工店と一緒に間取り変更の制限チェックをしましょう。

 

現地に行かなくても建築図面などから判断できますので、物件資料をご用意してお気軽にご相談ください。

 

 

3:完成までの期間が長い

 

スケルトンリフォームは完成物件を購入するより入居までの時間が長く、打ち合わせの労力もかかります。

 

まず物件選びとプランの打ち合わせでは、毎週のお休みにスケジュールを合わせると1か月以上かかることも多いです。

 

工事期間は一般的なリフォームより長く、2~3ヶ月が相場です。

 

物件探しやプラン作りが難航するとさらに長期化することもあります。

 

慌てて決めると仕上がりに大きな後悔が残る可能性があるので、早い段階で余裕のあるスケジュールを組むのが成功のコツです。

 

 

4:予算オーバーのリスクが高い

 

事前にトータル費用が分かる分譲マンションや建売住宅と違い、定価のないスケルトンリフォームは予算オーバーしやすいのもデメリットの一つ。

 

□予算オーバーの原因例
  • ・仕様によって費用が大きく変動する
  • ・工事中に予想外の出費リスクがある
  • ・建物価格とリフォーム費用のバランスが難しい

 

同じ間取りでも設備のグレードや工事内容が変わると、リフォーム費用が数百万円変動することは珍しくありません。

 

ショールームや他の事例を見ていると、つい良いモノに目移りして予算が増えてしまいがち・・・。

 

解体してから建物の劣化が発覚し、補修費用が追加になるケースも考えられます。

 

これから中古住宅を購入する場合、先に物件を決めたらリフォーム費用が足りなくなることも多いです。

 

対策としては、住まいづくりの早い段階で予算を相談し、概算費用を把握してから進めていくのが効果的です。

 

あらかじめ予算が決まっていればムダなオプション選択も避けられますし、いくらの物件を購入できるのかも明確になります。

 

〈関連コラム〉

マンションフルリノベーションの費用相場&事例

 

 

■スケルトンリフォームのメリット

 

価格・デザイン・性能など、スケルトンリフォームならではのメリットもたくさんあります。

 

 

1:新築よりリーズナブル

 

リノベーション後のおしゃれなLDK

 

ベースの躯体を活かすことができるスケルトンリフォームは、新築購入や建て替えよりリーズナブルに仕上げられるのが大きなメリットです。

 

今のお住まいのスケルトンリフォームはもちろん、中古物件を購入する場合でも新築よりトータル費用を抑えられるケースが多いです。

 

 

2:見えない部分もアップデートできる

 

マンションの床下配管

 

スケルトンリフォームは一度内装や設備を丸ごと解体するため、床下の配管や壁裏の断熱材などもリフレッシュできます。

 

単純なリフォームだと手が入らない部分もアップデートできるので、築年数が経っているお住まいも快適&長持ちさせられるんです♪

 

 

3:新築では選べない間取りを作れる

 

ロフトのあるマンションリビング

 

分譲マンションや建売住宅はベーシックな間取りが基本ですが、スケルトンリフォームなら思い通りの住まいをつくれるのも人気の理由です。

 

「マンションなのにロフト」「部屋の中に小部屋」など、自由なアイデアを形にすることができます。

 

 

4:暮らしやすい間取りを考えやすい

 

既存の建物を作り変えるスケルトンリフォームは、ゼロから作るより暮らしやすい間取りを考えやすいのも魅力ポイント。

 

今の間取りの不満や問題点を一つずつ解決していけば良いので、新築より後悔・失敗の確率は下げられます。

 

マンションリノベ

マンションリノベについて詳しくみる

 

 

■スケルトンリフォームの間取りビフォーアフター

 

実際にスケルトンリフォームをしたお住まいを、間取り図・写真とともに見てみましょう。

 


事例①:4LDK⇒1LDK 約1500万円

BEFORE

子育て後は夫婦ふたりでのBefore

AFTER

子育て後は夫婦ふたりでのAfter

お子さんの巣立ちをきっかけに、スケルトンリフォームで部屋数を減らして夫婦ふたり暮らしにピッタリの住まいに。

 

スケルトンリフォームで2部屋をつなげた広いLDK

事例を見る:Case127「子育て後は夫婦ふたりで」

 

2部屋をつなげたLDKの一角には、在宅ワークにも対応するデスクコーナーも設置。

 

ただ広いだけではなく、さまざまなシーンに対応する暮らしやすい間取りの工夫がいっぱいです♪

 

出入り口が二か所ある洗面所

例を見る:Case127「子育て後は夫婦ふたりで」

 

水回りも2か所に出入り口を設け、キッチンを中心とした回遊動線に仕上げました。

 


事例②:4LDK⇒3LDK 約1000万円

BEFORE

北欧ブルーのくつろぎ空間のBefore

AFTER

北欧ブルーのくつろぎ空間のAfter

お子さん2人の4人家族に合わせ、部屋数の調整と細かいこだわりを盛り込んだスケルトンリフォームです。

 

北欧ブルーのアクセントがおしゃれなLDK

事例を見る:Case125「北欧ブルーのくつろぎ空間」

 

LDKは一部屋と独立キッチンをつなげて、家族みんながのびのび過ごせる空間になりました。

 

廊下を減らしてリビングを広げているのも、おしゃれで暮らしやすい間取りアイデア♪

 

リビングに隣接する子供部屋

事例を見る:Case125「北欧ブルーのくつろぎ空間」

 

子供部屋は将来お子さんが巣立った後は、リビングの一部としてさらに広々使うことができます。

 

 

■まとめ:スケルトンリフォームはどんな人におすすめ?

 

建売・注文住宅・分譲マンション・中古物件などマイホームの選択肢はたくさんありますが、次のような状況の方はスケルトンリフォームの恩恵が大きいかもしれません。

 

□スケルトンリフォームがおすすめの人
  • ・長年暮らした家をリフレッシュしたい
  • ・ライフスタイルが変わって住みにくくなった
  • ・新築物件に気に入った間取りが無い
  • ・新築時からガマンしている場所がある
  • ・暑さ寒さが気になる
  • ・費用を抑えてマイホームを手に入れたい

 

今回ご紹介したメリット・デメリットをしっかりと吟味して、ご家族の状況やライフスタイルに合った選択肢をチョイスしてくださいね♪

 

東京・千葉・神奈川エリアのスケルトンリフォームなら、リフォーム・リノベーション専門店のSHUKEN Reにご相談ください。

 

経験豊富なスタッフがお客様のライフスタイルやお好みに合わせて、ピッタリなお住まいのプランをご提案いたします。

 

今のお住まいの悩み、中古マンションの間取り変更、物件選びなどどんなご相談も大歓迎です。

 

浦安・世田谷・恵比寿のショップ相談のほか、オンライン相談会も開催していますので、いつでもお気軽にご参加ください。

 

【EVENT一覧】

【オンライン相談】

 

このコラムを見た人におすすめ


・リノベーションに適した中古物件の探し方

・古い団地もリノベーションでおしゃれに変身|おすすめ間取り事例

・おしゃれなコンクリート打ちっぱなし仕上げ事例|壁紙との違い・デメリット


3つのご相談窓口

ご検討のステップに合わせて
3つのコースからご相談を承っております。

リノベ事例集の請求
SHUKEN Reのリノベ事例集や
イベントのご案内をお送りいたします。

    対応エリアを事前にチェック

    ※資料請求の方は対応エリア内のお客様に限らせていただきます。
    上記エリア外の方は一度ご相談ください

    東京都 23区・狛江市・調布市・三鷹市・武蔵野市・西東京市・国分寺市・小金井市・国立市・府中市 神奈川県 横浜市・川崎市 千葉県 浦安市・市川市・船橋市・習志野市・千葉市(美浜区・花見川区・稲毛区・中央区)・柏市・松戸市・白井市・鎌ヶ谷市・八千代市・流山市

    メイン事例集

    別冊セレクト資料

    ご興味のあるリノベ資料を2点まで
    お選びください。
    メインの「リノベ事例集」と同封のうえ
    郵送いたします。

    対応エリアを事前にチェック

    東京都 23区・狛江市・調布市・三鷹市・武蔵野市・西東京市・国分寺市・小金井市・国立市・府中市 神奈川県 横浜市・川崎市 千葉県 浦安市・市川市・船橋市・習志野市・千葉市(美浜区・花見川区・稲毛区・中央区)・柏市・松戸市・白井市・鎌ヶ谷市・八千代市・流山市
    • 1情報入力
    • 2送信完了
    お名前必須

    ふりがな必須

    電話番号必須
    日中つながりやすい電話番号をご入力ください。

    メールアドレス必須

    ご住所必須

    ご年代必須

    ご検討内容必須

    リノベーションご検討先必須

    リノベーションご検討先の ご住所

    施工予定場所必須

    施工予定は対応エリアですか?
    対応エリアをみる


    個別相談必須

    リノベーションご検討の物件種類必須

    リノベーション完了ご希望時期必須

    ご予算(税込み)必須

    ご来店希望店舗

    ご希望の店舗をお選びください


    来店希望日時

    営業時間:9-18時
    定休日:水・木・祝日

    第1希望
    時間帯
    第2希望
    時間帯
    第3希望
    時間帯

    ご自由に入力ください


    物件探しのご希望エリア必須

    施工予定場所必須

    施工予定は対応エリアですか?
    対応エリアをみる


    個別相談必須

    リノベーションご検討の物件種類必須

    物件探し+リノベーション完了ご希望時期必須

    ご予算(物件+リノベーションのTOTAL)(税込み)必須

    気になる物件

    ご来店希望店舗

    ご希望の店舗をお選びください

    物件探しのご相談は青山店もしくはオンラインで承っております。


    来店希望日時

    営業時間:10-18時
    定休日:火・水・祝日

    第1希望
    時間帯
    第2希望
    時間帯
    第3希望
    時間帯

    ご自由に入力ください


    ご送信前に、当社の個人情報の取扱いについてをよくお読みいただき、下記すべての項目に同意できる場合にご送信ください。




    監修者情報

    SHUKEN Re 編集部

    SHUKEN Re 編集部

    住宅リノベーション専門家集団が、単に情報をまとめただけの簡易的な記事ではなく、真剣にリノベーションを検討している読者に役立つ、価値ある中身の濃い情報をお届けしています。

    詳しいプロフィールはこちら
    コンテンツ制作ポリシー