2022-02-06
マンションリノベーションのデメリットを知って対策しよう
豊富な物件数とリーズナブルな価格が魅力のマンションリノベーションですが、中古物件を購入するのでデメリットも気になりますよね。
今回は中古マンションのリノベーションで考えられるデメリットと、後悔を防ぐための対策をセットで解説します。
新築マンションと中古リノベーションで迷っている方は、メリット・デメリットをしっかり把握して良い選択ができるようにしましょう。
■マンションのリノベーションにもデメリットはある
どんな選択肢にもメリット・デメリットは両方存在し、リノベーションも例外ではありません。
メリットばかりに注目してリノベーションを選ぶと後悔する可能性がありますが、デメリットも知っていればきちんと対策できます。
大切なことはフラットな目線で選択肢を検討し、メリットが大きく、デメリットが小さくなる方法を選ぶことです。
デメリットに対して前向きに考え、しっかり対策して後悔のない住まいづくりにつなげましょう。
■マンションのリノベーションのメリット
まずは中古マンション+リノベーションのうれしいメリットを見ていきましょう。
メリット①:新築より安くマンションに住める
リノベーションのメリットとして大きいのは、やはり新築マンションより安くマイホームを手に入れられる点でしょう。
新築だと予算オーバーな人気エリアでも、中古マンション+リノベーションなら選べるケースも多いです。
少ないローン返済額で余裕のある生活を楽しんだり、家具や趣味にお金をかけたり、選択肢が増えるのもうれしいですね♪
メリット②:物件の選択肢が多い
日本の住宅市場では中古マンションの物件数が多く、希望に合った条件や間取りを見つけやすいのも大きなメリット。
そもそも利便性が良く人気の高い街は新築マンション自体が少なく、あっても価格が高騰していることがほとんどです。
中古マンションならどのエリアでも巡り合える確率が高く、価格などの条件もクリアしやすいです。
メリット③:自分好みの間取りを作れる
家族の人数やライフスタイルに合わせて間取りをカスタマイズできる点も、マンションリノベーションならではのメリットです。
分譲マンションも間取りパターンを選べることはありますが、壁やドアの位置まで調整はできません。
リノベーションは数センチ単位の細かいカスタマイズができるので、家族にピッタリの暮らしやすい間取りを作れます。
イメージに合ったデザインや間取りの新築マンションが見つからない方は、リノベーションを検討してみる価値アリです。
■マンションのリノベーションのデメリット
デメリットを見るとマイナスに感じてしまうかもしれませんが、次の章で対策もご紹介しますので安心してください。
デメリット①:共用部分はリノベできない
マンションの室外は住民全体の共有部分となり、基本的にリノベーションできません。
例えば外に面している玄関ドアは共有部分にあたるため、内装をきれいにしても古いドアだけ残ってしまうことがあります。
エレベーター・集合ポスト・オートロックなどの共用部分もリノベできないため、古さや使い勝手の悪さが気になるケースも。
マンション自体がバリアフリーでないと、老後暮らしにくいといったデメリットもあります。
デメリット②:耐震/防音性能が低い可能性がある
共有部分と同じように、建物自体の構造や性能を個人のリノベーションで改善することはできません。
防音性能が低いマンションを選んでしまうと、内装を新築同様に仕上げても足音や隣の部屋の話し声が気になる可能性があります。
耐震基準が改正された1981年以前に建てられているマンションの中には、現行の新基準に満たない耐震性の物件もあります。
購入後に全体で耐震改修が行われる場合積立金などが使われるため、費用負担が発生するのもデメリットですね。
デメリット③:間取り変更できないことがある
鉄筋コンクリート造のマンションは、構造や管理規約によってリノベーションで間取り変更ができないケースもあります。
間取り変更なしでもアイデアや工夫で暮らしやすく仕上げることはできますが、知らずに物件を選んでしまうと大きな後悔につながります。
独立キッチンを対面レイアウトにするなどの変更ができないと、効率の良い間取りにならないケースも。
特に築年数が古めで昔ながらの間取りの中古マンションは、間取り変更できないデメリットは大きいでしょう。
デメリット④:予算総額が分かりにくい
リノベーションは設備のグレードや内装仕様によって費用が変動するため、中古マンション+工事費の総額が分かりにくい点もデメリット。
インターネットの予算相場などを目安にして中古マンションを選ぶと、後でお金が足りなくなってしまうケースもあります。
新築マンションより総額が抑えられるとはいえ、資金計画を立てにくいのは要注意ポイントと言えるでしょう。
デメリット⑤:完成まで時間がかかる
リノベーションは自由度が高い分決めるべき部分が多く、打ち合わせや工事期間を含めると完成~入居まである程度の時間がかかります。
分譲マンションも建設中だとある程度時間がかかりますが、完成済みで即入居可の物件を選べば短期間で引っ越せるケースもあります。
中古マンションの全面リノベーションだと打ち合わせに1か月前後かかることもありますので、工事期間も含めるとそれなりの期間は必要になるでしょう。
■マンションリノベーションの後悔を防ぐデメリット対策3選
リノベーションのデメリットによる後悔を防ぐため、対策をしっかりチェックしていきましょう。
対策①:リノベに適した物件を選ぶ
間取り変更できない中古マンションで後悔しないよう、「リノベーションに適しているか?」という観点で物件を選びましょう。
価格や設備など表面的な部分だけでなく、構造や配管の状況、管理規約など見えにくい部分もしっかりチェックしてください。
一般の方だと判断しにくい部分も多いですから、契約する前に私たち施工店にご相談いただくのがおすすめです。
一般的なリノベーション専門店なら、図面や写真を見せればアドバイスをしてくれるはずです。
私たちSHUKEN Reも物件選びのアドバイスができますし、最終候補のマンションには同行することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
対策②:物件探しとプラン作りを同時進行する
予算オーバーや間取り変更不可による失敗を防ぐため、物件探しとリノベプラン作りはセットで同時進行しましょう。
リノベプランが無い状態で中古マンションだけ購入してしまうと、総額が分からないので予算オーバーの可能性が高くなります。
リノベプランも同時に作成すれば物件購入にいくら予算を割けるのか分かりますし、後から間取り変更できないトラブルも回避できます。
物件探から工事まで依頼できる「ワンストップリノベーション」に対応するお店が近くにあれば、積極的に相談してみてください。
SHUKEN Reもグループの不動産部門と連携し、東京・神奈川・千葉エリアでワンストップリノベーションをご提供しています。
対策③:スケジュールに余裕を持つ
あせって物件探しやプラン作りをすると妥協による後悔につながるため、なるべく余裕のあるスケジュールを組むことも大切です。
ゴールとなる完成目標を決めることも重要ですが、ぎりぎりの日程だとイレギュラーに対応できませんし、見逃しも発生してしまいます。
転勤などで入居希望日が決まっている方は、早めの段階で専門家に相談してゴールから逆算したスケジュールを立てましょう。
間に合わせるのがどうしても難しい場合は、仮住まいを検討するなどクオリティを優先する選択肢も検討してみてください。
これから数十年を過ごす大切な場所を作るのですから、妥協や見逃しのないようにじっくり取り組みましょう。
■まとめ
マンションのリノベーションのデメリットは、あらかじめ把握していれば対策することができます。
メリットだけでなく注意すべき点にも目を向け、マンションリノベでリーズナブルに理想のマイホームを手に入れましょう。
東京・神奈川・千葉エリアのマンションリノベーションは、リノベ専門店のSHUKEN Reにご相談ください。
たくさんのマンションリノベをお手伝いした実績とノウハウで、お客様にピッタリな住まいづくりをお手伝いいたします。
浦安・世田谷・恵比寿のショップでは直接のご相談も可能です。
間取りのこと・物件選びのこと・資金計画のことなど、なんでもお気軽にご相談ください♪
このコラムを見た人におすすめ
・古い団地もリノベーションでおしゃれに変身|おすすめ間取り事例
・おしゃれなコンクリート打ちっぱなし仕上げ事例|壁紙との違い・デメリット