公開日:2022-02-06 更新日:2024-07-04
マンションリノベーションのデメリット対策!12の秘訣をプロが徹底解説
豊富な物件数とリーズナブルな価格が魅力のマンションリノベーションですが、中古物件を購入するのでデメリットも気になりますよね。
今回は中古マンションのリノベーションで考えられるデメリットと、後悔を防ぐための対策を解説します。
新築マンションと中古リノベーションで迷っている方は、メリット・デメリットをしっかり把握して良い選択ができるようにしましょう。
・後悔や失敗を防ぐためには、実績の豊富さ、物件の見極めができるリノベーション会社選びがポイントになります。
■デメリット①物件選び編
築年数が古い場合は共用部分が気になる
マンションの共用部分は基本的にリノベーションできないため、築年数が古すぎると後悔するケースが多いです。
例えば外に面している玄関ドアは共用部分にあたるため、内装をきれいにしても古いドアだけ残ってしまうことがあります。
エレベーター・集合ポスト・オートロックなどの共用部分もリノベーションで解決できないため、古さや使い勝手の悪さが気になるケースも。
マンション自体がバリアフリーでないと、老後暮らしにくいといったデメリットもあります。
共用部分のメンテナンスやリニューアルは、長期模修繕計画でチェックしましょう。
今は共用部分が古くても、近いうちにリニューアルする予定があるなら問題を解決できます。
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耐震/防音性能が低い可能性がある
耐震性や防音性が低い中古マンションを選ぶと、リノベーションで後悔する可能性が高いです。
共用部分と同じように、建物自体の構造や性能を個人のリノベーションで改善することはできません。
例えば防音性能が低いマンションを選んでしまうと、内装を新築同様に仕上げても足音や隣の部屋の話し声が気になる可能性があります。
耐震基準が改正された1981年以前に建てられているマンションの中には、現行の新基準に満たない耐震性の物件もあります。
購入後に全体で耐震改修が行われる場合積立金などが使われるため、費用負担が発生するのもデメリットですね。
中古マンションを購入する際は、必ず建築図面や仕様書を取り寄せ、性能や安全性を確認することでリスクを回避できます。
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修繕積立金が高い
築年数が経っている中古マンションを選ぶ場合、毎月の修繕積立金が高いケースもあるので注意が必要です。
マンションは古くなるほど大規模な修繕が必要になるため、住民から集める積立金も高くなる傾向があります。
せっかくリーズナブルな費用で中古マンションをリノベーションできても、毎月の費用負担が高いと理想のライフスタイルを実現できません。
修繕積立金の月額や値上げ予定などは、不動産会社に依頼すれば確認できます。
ランニングコストに関わる部分ですから、必ず確認しましょう。
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配管が古いマンションは水漏れリスクが高い
中古マンションは給排水管が古い状態の物件もあり、そのままリノベーションすると床下や壁裏で水漏れするリスクがあります。
リノベーション工事では配管を移動したりつなぎなおしたりするため、振動などが伝わり見えない部分で水漏れするケースも。
共用部分の配管は大規模修繕計画に組み込まれていますが、専有部分の配管は所有者に管理責任があります。
中古マンションの水漏れリスクは、リノベーションと一緒に配管を交換することで軽減できます。
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■デメリット②間取り・プラン編
間取り変更できないことがある
鉄筋コンクリート造のマンションは、構造や管理規約によってリノベーションで間取り変更ができないケースもあります。
間取り変更できない物件を選んでしまうと、理想の住まいをつくれず大きな後悔につながる可能性が高いです。
対策としては、リノベーションを依頼する施工会社に検討中の中古マンションをチェックしてもらうことで回避できます。
後述するワンストップリノベーションで、中古マンション探しとプランづくりをまとめて相談するのもおすすめ。
間取りの失敗リスクがある
中古マンションリノベーションの間取り自由度は大きなメリットですが、失敗するリスクもあります。
特に間取り変更する場合は実物を見ることができないので、完成してから失敗に気づくなんてことは避けたいですよね。
間取りの失敗リスクは、施工実績が多く適切なアドバイスが期待できる会社とデザイナーを選ぶことで回避できます。
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プランニングから完成まで時間がかかる
リノベーションは自由度が高い分決めるべき部分が多く、打ち合わせや工事期間を含めると完成~入居まである程度の時間がかかります。
中古マンションの全面リノベーションだと打ち合わせに2~3か月前後かかることもありますので、工事期間も含めるとすぐに引っ越すことはできません。
リノベーション計画を立てる際は、最初に全体のスケジュールを確認するのがおすすめです。
ゴールとなる引っ越し希望日から逆算していけば、慌てることなくスムーズにリノベーションを進めることができます。
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■デメリット③費用編
費用相場が分かりにくい
マンションリノベーションは物件とプラン内容によって費用が変動するため、相場が分かりにくいのもデメリットです。
1,000万円以下でリーズナブルにリノベーションできることもありますが、こだわりを盛り込むと予算オーバーしやすいのが問題です。
リノベーションの平均価格や費用が変動する要素を把握しておくと、予算オーバーを防ぐことができます。
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予算総額が分かりにくい
中古マンションリノベーションは、物件価格+工事費の総額が分かりにくい点もデメリット。
先に中古マンションを選ぶと、後でリノベーション費用で予算オーバーしてしまうケースもあります。
予算オーバーのリスク回避は、中古マンション価格+リノベーション費用の総額で考えることが大切です。
物件探しからリノベーション会社に相談しながら計画を進めることが、予算オーバーを確実に防ぐことができるおすすめの方法です。
ローンの金利が高い
リノベーションやリフォームに使えるローンは、新築マンション購入時に使える住宅ローンより金利が高いのもデメリットと言えます。
リノベーション用のローンは審査がスピーディーで通りやすいのが特徴ですが、金利が高めで返済期間が短い傾向があります。
リノベーション費用によっては、返済計画が厳しくなったり、希望の融資額に満たなかったりする可能性があります。
しかし中古マンション購入と同時にリノベーションする場合、金利の低い住宅ローンに工事費用も組み込むことができます。
返済期間も長く取れるため、余裕のある資金計画を立てやすいので積極的に検討してみましょう。
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■デメリット④アフターフォロー編
メンテナンスなどの対応が遅い
リノベーション会社のアフターフォロー体制はまちまちで、メンテナンスを頼んだ時に対応が遅く不満を感じるケースも多いです。
特に住まいは水漏れや機械の故障といった緊急トラブルの可能性もあるため、素早い対応してもらえないと困りますよね。
このようなデメリットは、専門のアフターフォロー部門や問い合わせ窓口を用意している会社を選ぶことで解決できます。
リノベーション完成後のこともしっかり考えて会社を選びましょう。
将来売却しにくい
リノベーションしたマンションは売却しにくいと言われることが多く、将来ライフスタイルの変化で住替えの可能性がある方にとって気になるデメリットです。
リノベーションでオリジナリティの高い間取りやデザインにすると、買い手が限られるというのが良く言われる理由の一つです。
また中古マンションは築年数が経つほど売却難易度も高くなる傾向があります。
しかしデザインや物件選びの工夫で、将来売却しにくくなるリスクは回避できます。
また賃貸運用、両親の住まいにするなど、ほかの運用方法も踏まえて将来設計を立ててみましょう。
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■まとめ:失敗しないマンションリノベーションの秘訣とは?
ここまで挙げてきたリノベーションのデメリットによる後悔を回避するために、次の2つのポイントをクリアできる会社を選びましょう。
- ①:自社施工である
- ②:物件探しからプランづくりまでワンストップ対応できる
元請け・下請けに分かれているリノベーション会社だと、細かい要望に対応できず理想の間取りやデザインをつくれない可能性があります。
自社施工体制のリノベーション会社は、プランナーと現場の連携がとりやすくきめ細かなサービスが期待できます。
ワンストップ体制のリノベーション会社なら、物件探しとプランづくりを同時進行できるので予算オーバーの心配がありません。
耐震性や配管の状態などもリノベーション会社に見てもらえるので、物件選びの失敗も回避できます。
これから中古マンションを買ってリノベーションするなら、物件探しとリノベーションプランにワンストップで対応できる会社に相談しましょう。
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