■戸建て中古住宅のリノベーションの種類
リノベーションには、戸建て住宅のリノベーションとマンションのリノベーションがあり、リノベーションできる範囲が異なります。
戸建て中古住宅はマンションのリノベーションより、制限が少なくほぼ新築住宅の間取りプラン作成時と同じ程度の自由度があります。
その中に主に3つの方法がありますが、基本的に変更できない点は、基礎と土台だけで、住宅性能は希望に合わせて高められます。
そして、間取りの自由度はリノベーションの種類によって変わります。
公開日:2021-11-25 更新日:2024-07-04
使い勝手の悪い個所が増えてきた、冷暖房の効率が悪い、ライフスタイルの変化に合わせた間取りにしたいなど、築年数が長くなってくると様々な困りごとが出てきます。
新築住宅を建てるより中古住宅を購入してリノベーションしようと計画されるご家族もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ワンストップでリノベーションが進められることに定評があるSHUKEN Reが、戸建て中古住宅はどの程度までリノベーションで変えられるのか、中古住宅のリノベーションの種類や方法についてお話しします。
戸建て中古住宅のリノベーション計画の参考になさってください。
リノベーションには、戸建て住宅のリノベーションとマンションのリノベーションがあり、リノベーションできる範囲が異なります。
戸建て中古住宅はマンションのリノベーションより、制限が少なくほぼ新築住宅の間取りプラン作成時と同じ程度の自由度があります。
その中に主に3つの方法がありますが、基本的に変更できない点は、基礎と土台だけで、住宅性能は希望に合わせて高められます。
そして、間取りの自由度はリノベーションの種類によって変わります。
1. フルリノベーション
柱や梁などの構造部と、基礎、土台だけを残し、外壁、耐力壁、内壁、階段などをすべて取り壊します。
従って土台の形状以外は、自由に間取りが変更できます。
壁を取り壊すリノベーションが、全てのリノベーションの中で最も自由度が高い理由は、窓の位置とサイズを変更できるからです。
窓の位置が自由に変えられるということは間取りの自由度、家の中の明るさ、暖かさに大きく影響します。
新築時にはそれほど住宅が密集していなかった地域では、周辺の環境の変化によって、暮らしにくい家になってしまうことがあります。
隣家が建ったために窓からの陽射しが入らなくなった、風通しが悪くなった、視線が気になり窓を開けられないというような状況です。
しかし、壁を取り壊すリノベーションであれば、周辺の環境に合わせた位置に窓を設けられます。
2. 内部だけのフルリノベーション
外壁だけ残し、その他はすべて取り壊します。
窓の位置を変えることはできませんが、外壁をすべて取り壊すリノベーションに比べると、数百万円の費用が抑えられます。
階段や水廻りも取り壊すので、窓の位置以外は自由に間取りが変更できます。
3. 減築リノベーション
増築する場合には敷地面積による制限があり、不可能であるケースもありますが、減築にはそのような制限はありません。
子どもが独立していき、2階は使わなくなったので平屋にしたい、または、利便性が良い地域に適切な価格の中古住宅が見つかったので、吹き抜けのある家にしたいというような場合には、減築リノベーションが向いています。
中古住宅をリノベーションする場合、長年暮らしてきた家をリノベーションするケースと、中古住宅を購入してリノベーションするケースがあります。
それぞれには異なったメリットもあり、共通するメリットもあります。
1.現在住んでいる中古住宅をリノベーションするメリット
築年数と敷地に対する住宅の面積、道路との位置関係にもよりますが、建築基準法の改正によって建て替えをすると、現在の家より小さな家しか建てられない場合があります。
しかしリノベーションであれば、今のサイズより小さくすることなく新築同様の家に生まれ変わらせることができます。
フルリノベーションであっても、建て替えよりは費用を抑えられるという良さもあります。
2.中古住宅を購入してリノベーションするメリット
中古マンションを購入してリノベーションするケースと比較すると、間取りの自由度が高いことが中古住宅のリノベーションのメリットです。
新築住宅に比べると、家づくりにかかる費用と手間を抑えられるというメリットがあります。
新築の注文住宅での家づくりでは、土地探しと建築プランをそれぞれ進めなくてはなりません。
その為、住宅ローン手続きも煩雑になり、土地購入のタイミングによっては土地購入資金用につなぎ融資や土地先行融資などが必要になることもあります。
中古住宅購入であれば、土地と建物がセットになっているので、土地購入のタイミングの難しさがありません。
特に中古住宅の紹介からリノベーションまでを組み合わせて請け負う会社であれば、様々な手続きの煩雑さがなくなります。
4.共通するメリット
自宅をリノベーションするケースであっても、購入した中古住宅をリノベーションするケースであっても、共通するメリットがあります。
・断熱性の高い住宅になる
近年、省エネへの意識が高まり、断熱性の高い住宅が増えています。
しかし、十数年以上前に建てられた家の中は、冬は寒く夏は暑いという季節による気候の変化に影響される家が少なくありません。
現在のお住まいが寒いという悩みからリノベーションを計画されるケースもあるほどです。
購入する中古住宅の場合、見学するだけでは、冬や夏にどの程度の室温になるのかを判断することはできません。
また、屋根や壁の中の断熱材の状態も確認できません。
しかし、リノベーションの際には、屋根や壁、床など外部の空気に直接触れる部分には断熱材を入れる、断熱性の高い窓やドアにするなどの方法で、住宅の断熱性を向上させます。
断熱性に関わる工事は、外壁を壊すリノベーションだけではなく、どのタイプのリノベーションにおいても行われます。
・耐震性の高い住宅になる
耐震補強をするので耐震性が向上します。
ただ、中古住宅購入の場合、購入した住宅の状態によっては、この耐震補強にかかる費用が嵩んでしまう恐れがあります。
耐震性や断熱性は目に見えない部分です。
構造部や基礎、土台の部分が腐食していたり、シロアリ被害を受けていたりすると、大掛かりな耐震補強をしなくてはなりません。
利便性や家のサイズから考えて最適な家が見つかった場合、ホームインスペクションという住宅診断を受けるなど、住宅の状態を確認することが大切です。
中古住宅の紹介からリノベーションまでを組み合わせて請け負う会社であれば、住宅診断の結果も併せて紹介されるので安心です。
中古住宅を購入してリノベーションをする場合には、物件探しが必要です。
物件が見つかった後は住宅診断をし、契約、そして間取りプラン作成へと進みます。
この過程で、見つけた物件の売り主がホームインスペクションを嫌がる、ホームインスペクションをしている間に、他の人に先に購入されてしまった…などが起こるといろいろ大変です。
リノベーションをワンストップでサポートする会社であれば、ここまでの過程がスムーズに進みます。
ここから先は、中古住宅購入であってもお住まいの住宅をリノベーションする場合にも必要な間取りプラン作成です。
リノベーションをワンストップでサポートする会社の場合、間取りに加えて、内装まで豊富なプランなど、ここからの過程へのサポートも用意されています。
中古住宅をおしゃれで暮らしやすい家に生まれ変わらせるリノベーションは、ワンストップで進められるサービスを提供している会社に相談がおすすめです。
SHUKENReは、あらゆるケースのリノベーションにも丁寧なサポートと最適なプランをご提案します。
お住まいの家をリノベーションする場合にも、中古住宅探しから始めるリノベーションにも豊富なプランの中から、家族構成や家族の暮らし方、好みにあったタイプをお選びいただけます。
リノベーションを検討される際は、ぜひご相談ください。
千葉浦安の本店、東京世田谷のリノベショップでは専門知識を持ったプランナーにご相談頂けるので、間取り図や設計図などをお持ち下さい。
オンラインでもご相談可能で、中には遠方からオンラインのみで打ち合わせを重ねるというケースもございます。
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