公開日:2021-11-07 更新日:2024-07-04
マンション収納が足りない3つの原因|収納不足は増やす、減らす、見直すで問題解決
マンションの収納が足りないとき、「すぐに解決したいけど解決方法がわからない」のが本音ではないでしょうか。
片付け直せばいいのかもしれませんが、パンク寸前のクローゼット等を見てやる気がしぼんでしまうこともあります。
そこで今回はリノベーションのプロとしてご家庭の収納問題を解決してきたSHUKEN Re(シューケン アールイー)が、収納が足りなくなる原因と解決方法を紹介します。
ご一緒に収納不足を解消しましょう。
■マンション収納が足りない3つの原因
「心地いい暮らしにどの程度のモノが必要か」は、人によって違います。
適量のモノをスッキリ収納して暮らすために、まずは収納が足りなくなる原因を1つに絞りましょう。
自然と収納不足問題を解決する方法がわかります。
1. モノの量と収納率が合っていない
ムダなものは買わないし割と整理整頓できるタイプのなのに収納が足りない場合は、「モノの量」と「収納率」が合っていない可能性があります。
一般的なマンションの収納率(床面積全体に対する収納スペースの割合)は、平均8%〜10%ほどです。
例)75㎡(約22坪)のマンションなら、収納スペースは6㎡〜7.5㎡。(3.5帖〜4.5帖ほど)
「心地よく暮らせるモノの量」に合わせて、収納スペースを増やすことを検討しましょう。
2. 家族構成やライフスタイルの変化
お子様が生まれた、ペットを飼い始めた、趣味でキャンプを始めたなど生活が変化すると、モノが増えて収納が足りなくなります。
この場合は、「どこに、何が、どれくらい入っているか」をチェックしてみて下さい。
いらないモノを減らす&収納方法を見直すことで、収納不足を解消できる可能性があります。
どうしても暮らしにくさが解消できないときは、部屋の使い方や間取りを見直すという方法もあります。
3. 片付けが苦手、捨てられない
「収納スペースはあるけど使い方がわからない」、「使わないモノでも捨てるのは抵抗がある」という方は多いと思います。
この場合は、固定概念ではなく「自分にとって使いやすい」という感覚を大切に収納を考えるのがおすすめです。
また捨てる以外にもモノを整理する方法はあるので、次に紹介する収納不足問題を解決する方法を参考になさって下さい。
■収納不足問題を解決する3つの方法
収納が足りない原因がわかったら、原因に合う方法で収納不足を解消しましょう。
上手に収納をしておしゃれな部屋をキープしている実例をたくさん紹介するので、参考にして頂けると幸いです。
1. 収納を増やす、間取りを見直す
「モノの量と収納率が合っていない」、「家族構成やライフスタイルが変化した」という場合は、長い目で見て収納を増やすことを検討するのがおすすめです。
マンションでも、間取り変更で十分な収納スペースが確保できるケースがあります。実例の画像を見ながら、一緒に確認しましょう。
【大容量の壁面収納を設置】
まずは壁面全てを収納として活用している事例です。
「手の届くところに必要なモノがある」という安心感が伝わる、ほっこりとしたお部屋ですね。
オープン収納と扉つき収納があるので、モノが多くてもごちゃごちゃした印象になりません。
事例を見る:case22「出来る人のガス+IH両方搭載キッチン!」
こちらのお宅は、廊下のコーナーも収納として活用しています。
アクセントクロスがおしゃれな本棚の前で立ち止まり、楽しい時間が過ごせそうです。
事例を見る:case22「出来る人のガス+IH両方搭載キッチン!」
好きなモノを目の触れる場所に配置したいなら、収納、装飾の役割を兼ね備えたオープン収納がおすすめです。
家電や飾りたいモノのサイズと収納サイズを合わせることで、見た目がスッキリします。
事例を見る:case59「Carpenter’s house」
生活感のある雑貨や家電を全て隠す収納も素敵です。
「お部屋のテイストを決して崩さない」というこだわりが感じられます。
こちらはリノベーション時にパントリーを作って収納を増やした事例です。
間取りを変えなくても、おしゃれで大容量の収納が増やせました。
完成したパントリーが↓こちらです。
稼働棚で天井までのスペースをフル活用し、使いかけの調味料、生活感が出がちなキッチン道具などを収納できます。
こちらは、お子様の成長を考えて大規模にリノベーションした事例です。
個室は必要最低限の広さを確保し、家中のモノを収納できるスペースを1箇所にまとめました。
廊下だったスペースを玄関土間にし、室内に持ち込みたくないモノを全て収納しています。
土間の奥にも室内への入り口があり、かさばるアウターを全て収納できる十分なスペースを設けています。
置き場所に困りがちな季節ごとの寝具や家電も、一箇所にまとめられるのが便利ですね。
【関連コラム】⇒おしゃれな洗面所レイアウト23選|1畳〜3畳の収納方法、間取りの工夫を解説
紹介した事例は、全てSHUKEN Reが施工を手掛けたマンションです。
造作キッチン、家具を含めたリノベーションが得意なので、長いスパンでの「使いやすい収納」を真剣に考え、利便性&デザイン性の高い収納を提案&施工いたします。
2. モノを減らす
モノを減らすには、3つの方法があります。
【捨てる】
確実に使わないとわかっているモノは捨てるのが簡単です。
でも、「もしかして使うかもしれない」と考えて捨てられないモノもありますよね。
そんな場合は3年、5年と時間が経っても今と同じ性能で使えるモノなのであれば、捨てるのを保留にするのもOKです。
洋服のように古くなると虫食いや色あせが起きるモノ、家電のように安くて性能の良い新製品が出るモノなどは、思い切って処分を検討しましょう。
捨てるのは心苦しいという場合は、「売る」、「寄付」がおすすめです。
【売る】
買取専門店、フリマ、オークションなど、個人売買ができる場所がたくさんあります。
手間をかけたくない場合は、ダンボールに詰めて送るだけで査定、買い取りをしてくれる便利なサービスを活用するのもいいですね。
【寄付】
モノの種類によっては、地域の学校、施設、病院、お店などに寄付するという手もあります。
例えばオモチャなら、キッズスペースがある病院やお店に寄付できるか問い合わせてみましょう。
以上のような方法でモノを減らすと、毎日の片付けストレスが減ってシンプルな暮らしが手に入ります。
「家族構成やライフスタイルが変化した」、「片付けられない」という原因で収納が足りない場合は、検討してみて下さい。
3. 既存収納の使い方を見直す
モノをいつも同じ場所に戻せるように、既存収納の使い方を見直しましょう。
モノの定位置を決める際のポイントは3つです。
【頻繁に使うモノは使いやすい位置に収納】
頻繁に使うモノの種類と量を確認し、一番使いやすい位置に収納しましょう。
使いやすい位置は、「収納の一番手前」&「腰〜目の高さの位置」です。
【家族全員がわかりやすいルールで収納する】
2人暮らしのときはスッキリしていたのに、お子様が生まれた、同居を始めた等で思い通りに片付かなくなってしまうことがあります。
家族が増えるほど、片付けが苦手な人がいるほど、収納ルールがシンプルになるよう見直すのがおすすめです。
部屋ごとの収納場所は1箇所にする等、シンプルでわかりやすいルールで収納しましょう。
【収納にデッドスペースを作らない】
「突っ張り棒を使ってクローゼットの空間を区切る」等のアイディアを活用すれば、デッドスペースを作らず収納をフル活用できます。
そんなアイディアを使っても意外と不便なのが、背の高いor奥行きの深い収納です。
一見大きくて便利そうでも一番奥、一番上、一番下などは使いづらいですよね。
そんなときはホームセンターの園芸、建材売り場もチェックしてみましょう。
インテリア売り場には無いサイズのコンテナBOX等、思い通りのアイテムが見つかる可能性があります。
【関連コラム】⇒マンションのキッチン収納|家電から小物まで基本の収納方法&おしゃれな実例紹介
■まとめ
マンションで十分な収納スペースを確保し、スッキリと心地良い暮らしを実現することは可能です。
ぜひ収納が足りない原因を確認し、原因に合う解決方法を検討してみて下さい。
SHUKEN Reには「収納が足りない」、「家族が増えて間取りが使いにくくなった」など、さまざまなお悩みのご相談が寄せられます。
豊富な実績と持ち前のアイディアでおしゃれ&使い勝手の良い家をたくさん作ってきたので、ぜひ収納方法等の参考に施工事例をごらん下さい。
家がスッキリ片付いていて収納スペースに余裕があると、お気に入りのモノに囲まれた暮らしがより楽しくなります。
また収納が足りないと感じたことをきっかけに、お子様の成長等も考えて長期的な視点で使い勝手の良い家づくりをして頂けると幸いです。
家を「もっとおしゃれに」、「もっと機能的に」などのご要望は、ぜひSHUKEN Reの本店(千葉浦安)、リノベショップ(東京都世田谷)にてご相談下さい。
ご家族の暮らしを本気で考えるプランナーが、丁寧にお話しを伺って最適な提案をいたします。
またオンライン相談でもご相談可能なので、お気軽にご活用下さい。
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