公開日:2021-10-16 更新日:2024-07-04
おしゃれな古民家リノベーション|費用、快適性アップの方法、物件探しなど解説
古民家の雰囲気を残しながらのリノベーションで、おしゃれで味わいのある暮らしが手に入ります。
でも「リノベーションで快適性をどこまでアップできる?」、「物件選びで失敗したくない」、「費用はどれくらい?」と不安もあるのではないでしょうか。
そこで今回はリノベーション実績が豊富なSHUKEN Reが、古民家リノベーションのポイントを詳しくお話しします。
目次
■おしゃれな古民家リノベーション事例&費用相場を紹介
古民家とは、一般的に築50年以上の伝統的な工法(木造軸組工法 等)で建てられた住宅のことです。
今回は物件を選ぶときの選択肢が広がるよう、マションも含めて築50年前後の住宅をおしゃれ&快適にリノベーションした事例を紹介します。
・築50年の地下あり住宅を住居&カフェにリノベーション
まずは古民家にフレンチカントリーを融合させた事例です。
間取りは変更せずに住宅設備や内装をリノベーションし、費用は1700万円でした。
事例を見る:case001「築50年の魅力たっぷり!古き良き下町カフェ」
1階はカフェです。
元からあった暖炉が、暖かでアンティークな雰囲気を演出しています。
事例を見る:case001「築50年の魅力たっぷり!古き良き下町カフェ」
テラスから続く庭は和と洋が融合し、大正時代のようです。
事例を見る:case001「築50年の魅力たっぷり!古き良き下町カフェ」
洗面台も、大正レトロの雰囲気たっぷりに造作しました。
事例を見る:case001「築50年の魅力たっぷり!古き良き下町カフェ」
【関連コラム】⇒レトロな家に住む|昭和レトロ、大正レトロ、洋風レトロのおしゃれな家づくり事例
鉄骨と躯体をそのまま活かした地下は、ギャラリースペースとなっています。
贅沢な空間ですね。
事例を見る:case001「築50年の魅力たっぷり!古き良き下町カフェ」
2階の居住スペースは、古民家ならではの天井の梁を活かしながら、使い勝手も重視した仕上がりです。
事例を見る:case001「築50年の魅力たっぷり!古き良き下町カフェ」
・築53年マンションの住宅性能をアップ。ペットと暮らす快適な住居にリノベーション
次にスケルトンのマンションを買い取り、暮らしやすい間取り&機能の住居にリノベーションした事例です。
費用は1200万円でした。
ワンちゃんが走りやすいよう、床材は滑りにくい&汚れが目立たない足場板を採用しています。
日本の古い住宅には、大きな窓が設置されているという特徴があります。
その特徴をいかし、大きな窓に面した南向きのスペースにテラスを設けました。ワンちゃんと一緒にくつろげる空間です。
お風呂にも窓がありましたが、寒さ対策を重視し、壁でふさぎました。
断熱性アップの工夫として、窓にインナーサッシを設けている点にも注目です。
・築47年。味のある建具を活かし、現代の暮らしやすさも重視
レトロな雰囲気をいかして、使い勝手の良い住宅にリノベーションした事例です。費用は1500万円でした。
古いけど現代風なオシャレ感があるのは、新しく取り入れた設備のデザインを統一しているからです。
造作キッチンの腰壁にモルタルを使用、ステンレスのレンジフード、シルバーの冷蔵庫など、ご夫婦のセンスが光っています。
既存の建具や造作家具が素敵なので、そのまま活用しています。
玄関から続く縁側とリビングの間にも、時代を感じさせる既存のデザイン建具を残しました。
・築48年のマンションを、収納たっぷりの充実した住まいにリノベーション
日本ではタンス等の家具にモノを収納するのがスタンダードだったため、古い住宅には収納スペースが少ないという特徴があります。
そこでこちらは、間取りを大幅に変更して収納を充実させた事例です。
キッチンの位置も変更し、費用は1200万円でした。
83.4㎡(約25坪)の平均的な広さのマンションですが、玄関土間を広げて、ここまで収納を確保できます。
玄関土間から続くスペースには、さらに収納が可能な納戸があります。
洗面所にも収納がたっぷり。家族全員分のタオルを掛けておくスペースもあります。
LDK、お風呂、玄関と回遊できるよう設けた廊下には、家族全員分の本が収納できる造り付けの棚もあります。
収納が家の至るところにあるため、キッチンはオープン収納におさまるモノを、おしゃれに配置しています。
古民家リノベーションは、「古き良き雰囲気を残す」、「現代風にアレンジ」どちらも可能です。
また間取り変更が難しそうなマンションであっても、アイディア次第で希望の間取りを実現できます。
ぜひ希望のデザインイメージを共有できる&自在に提案をしてくれる業者に、リノベーションを依頼して下さい。
古民家のリノベーション事例を見て、イメージが膨らんだのではないでしょうか。
ここからは、リノベーションプランを考える際に役立つ情報をお知らせします。
■古民家リノベーションのメリット・デメリット
古民家は、構造、設計、劣化状態によって大幅なリノベーションが必要なケースがあります。
古民家リノベーションのメリット・デメリットを把握して、予算を考える参考にして下さい。
【メリット】
- ・築年数が古いほど購入費用が安い
- ・固定資産税が安い
- ・質の良い無垢材が使用されている&状態が良い場合は、リノベーションに活かせる
- ・欄間、建具、飾りガラスなど、古道具として高値で販売されているものが家ごと手に入る
- ・希少価値の高い木材が使われている家がある
【デメリット】
古民家リノベーションのデメリットは、状態によって費用が左右される点です。
以下の状態の場合は、一般的にリノベーション費用が高額になります。
- ・1981年6月以前の住宅で、耐震基準を満たしていない
- ・基礎等の躯体の状態が悪い(腐食、シロアリなど)
- ・断熱性、気密性が低い(寒い、暑い、虫やネズミの侵入)
古民家には日本の伝統文化を感じる魅力が詰まっていますが、安全性や機能性を考えて改善が必要な部分が多数あるのが一般的です。
購入後に「予算が足りない」という事態にならないよう、慎重に物件を見極めましょう。
次に古民家物件を検討する際のポイントを紹介するので、ぜひチェックして下さい。
■古民家リノベーションをする物件選びのポイント
古民家リノベーションを視野に入れて物件探しをするなら、以下の5つがポイントです。
- 1.躯体の状態(シロアリ被害、腐食がないか)
- 2.庭も含めて住むまでに&住んだ後にどの程度手入れが必要か
- 3.希望の間取りに変更できる構造か
- 4.将来建て直すことも考えて再建築できるか
- 5.ライフスタイルと周辺環境が合っているか
家は、生活を支える大切な場所です。
お子様の成長、設備の交換なども含めて、長期的な視野で物件選びをするのがおすすめです。
■古民家リノベーションで使える補助金、減税制度を紹介
古民家リノベーションにかかる費用を軽減できる補助金・減税制度があるので、ぜひ活用して下さい。
※下記は、全て国が実施している減税制度です。
- ・住宅借入金等特別控除
- ・省エネ改修に関する特例措置
- ・長期優良住宅化リフォームに関する特例措置
- ・住宅耐震改修特別控除
- ・特定増改築等住宅借入金等特別控除
- ・住宅特定改修特別税額控除
- ・同居対応改修に関する特例措置
今後も住宅のリノベーション時に活用できる制度が新しく実施される可能性があります。
また、自治体が独自に実施している制度もあるので、リノベーション時にはお住まいの自治体に問い合わせをしてみましょう。
■まとめ:古民家リノベーションは経験豊富なプロに依頼するのがおすすめ
人が手仕事でつくり上げた古民家には、暖かな魅力があります。
一方で実際に住むことを考えてリノベーションする際には、広い視野でのプランニングが必要と覚えておいて頂けると幸いです。
SHUKEN Reは、物件探しからリノベーションまでをワンストップで対応しております。
東京都渋谷区恵比寿にはリノベーションを考えながら物件紹介をするショップもございますので、お気軽にご来店ください。
またSHUKEN Reは、必ず現地調査をしてお見積りを作成いたします。
お客様のためにならない工事を提案することは無いので、「予算が限られている」等のお悩みも、ざっくばらんにお知らせ下さい。
住んでからの未来も考えて、ご要望に合う提案をさせて頂きます。
恵比寿の他に、千葉浦安の本店、東京世田谷のリノベショップで直接プランナーにご相談頂けます。
オンラインでの相談も可能なので、ぜひご活用下さい。
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