公開日:2021-09-08 更新日:2024-07-04
マンションの暗い部屋に光を取りこむ間取りテクニック|明るいリノベ実例
窓の数を増やせないマンションでは、北側や真ん中にどうしても暗いお部屋が生まれてしまいます。
電気をつければ生活に支障はありませんが、やはり気持ち良い自然光を取り入れたいですよね。
今回はマンションの暗い部屋に自然光を取り込むテクニックをご紹介します。
実際のリノベ実例も写真付きでご紹介しますので、ご自宅に使えそうな間取りアイデアを探してみてください♪
■マンションの暗い部屋は間取りアイデアで解決♪
角部屋など特定の状況を除き、両側の家に挟まれたマンションはどうしても窓が少なく暗い部屋ができてしまいます。
マンションは一戸建てのように窓を増やすことができませんが、間取りの工夫で光を取りこめば、明るくさわやかなお部屋をつくることもできます。
光が入らない部屋は気分が落ち込みやすく、仕事や家事のパフォーマンスもなかなか発揮できません。
特に勉強や趣味で日中過ごすことも多い子供部屋は、なるべく自然光を取り入れて明るく健やかに過ごせる場所にしてあげたいですよね。
自然光は内装デザインをより魅力的に見せてくれる効果もありますから、おしゃれなマイホームづくりにもつながります。
暗いお部屋を明るくおしゃれなマイホームに変身させて、家族みんなで楽しく快適な生活を送りましょう。
■暗い部屋に光を取りこむ間取りテクニック
・室内窓
窓のないお部屋に自然光を取り込む方法としては、壁にガラスの室内窓を埋め込むのがおすすめです。
リビング側に室内窓を付ければ、大きな掃き出し窓からの光をたっぷり入れることができます。
視線がお隣の部屋に抜けて広く見えたり、デザインにこだわればおしゃれに見えたりするのも大きなメリット♪
開閉できる室内窓なら換気にもつながりますので、湿気やカビ対策にも効果的です。
寝室や子供部屋などプライバシー性が気になる場合は、すりガラスや高窓などを選べば対策できます。
壁の一部にガラスブロックを埋め込むのも、視線を遮りつつ光を取りこむテクニックのひとつ。
・採光ドア
廊下やお部屋につながるドアを、採光ガラスをはめ込んだドアや引き戸に交換するのも効果的に光を取りこむテクニックの一つ。
廊下とリビングの間を採光ドアにするだけでもかなり明るくなりますし、視線が抜けるので奥行きが強調されて開放感が大きくアップします。
ガラスの範囲やデザインにもこだわると、ドア自体がおしゃれなアクセントになるのもgood♪
ドア交換なら単体工事も可能なので、コストや工事期間を抑えられるのもうれしいポイントです。
・廊下のない間取り
廊下を減らして広いリビングを回廊のように使う間取りは、住まいの隅々まで光を届けられるアイデアです。
壁の量とドアが減ると、リビングの大きな掃き出し窓からの光が全体的に届きやすくなります。
前述した室内窓や採光ドアの採光効果も高まりますので、ほかのお部屋も明るくなりやすいです。
現在の間取り状況によってはかなり暗さ改善に役立ちますので、一つのアイデアとして検討してみましょう。
・明るいカラーでまとめる
ブラックやブラウンといったダークカラーより、ホワイトやベージュなどの明るいカラーの方が反射率は高いため、光を拡散して明るくする効果が期待できます。
暗さが気になるお部屋は、壁紙や天井に明るいカラーを選んで光を均一に届けてみましょう。
通常の壁紙より光の反射率を高めた高機能壁紙などもリリースされているので、さらに採光効果を高めることもできます。
ほかの対策とくらべて手軽に取り組める方法なので、単体でも採り入れやすいですし、組み合わせるのもおすすめです。
■暗い部屋を明るく♪おしゃれなリノベ実例
上の間取アイデアを活用し、実際のリノベーションで自然光がたっぷり入るようになったお住まいをご紹介します。
詳細ページに間取り図や細かいデータも掲載していますので、ご自宅に使えそうなアイデアがあったらぜひチェックしてみてください♪
実例①
窓がなく暗くなりがちな玄関に、大きな室内窓でリビングからたっぷり自然光を届けました。
お出かけ前のチェックに使える大きなミラーは、光を反射して玄関をさらに明るく見せてくれます。
程よく視線を遮るデザインガラスは、玄関と直接つながるリビングのプライバシー性を確保してくれます。
実例②
窓の無い寝室に光を届けるよう、隣接するリビングに室内窓を設置。
枠のデザインやカラーにこだわった室内窓はビンテージテイストの内装にマッチし、おしゃれなアクセントにもなっています。
南側の掃き出し窓からの自然光が入ることで、圧迫感がなく過ごしやすい寝室になりました。
実例③
気軽な夫婦2人暮らしなら、思い切って大きな室内窓で明るいお部屋をつくるのも一つの手です。
面積の大きい室内窓から入る自然光のおかげで、朝日を浴びて目覚める気持ち良い寝室になりました。
二方向に開閉可能なので、エアコンをつけない時期の換気性能がアップし、気持ち良く眠ることができるのもgoodです。
実例④
こちらも窓のない玄関を、室内窓で明るい空間に変身させたお住まいです。
南向きのリビングに面した室内窓をつけるだけで、玄関の明るさがかなりアップします。
玄関が明るい部屋と隣接しているなら、積極的に活用したいアイデアです。
実例⑤
マンションの場合、キッチンも窓がなく暗くなりやすい場所の一つ。
壁で囲むのではなくクリア素材のパーテーションに変えることで、キッチンの独立性と解放感を両立させました。
奥行のあるキッチンですが隅々まで光が行きわたり、楽しくお料理ができる素敵なキッチン空間に♪
実例⑥
南北どちらの窓にも接していない子供部屋に、リビング側の室内窓で自然光を届けました。
光を採り入れつつ目線を遮る高窓をチョイスしているので、お子さんが成長しても暮らしにくさを感じません。
開閉できる室内窓なので、カビやダニの原因となる湿気溜まりの防止にもつながります。
高い位置なのでリビングのデザインにも影響せず、自然に収まっていますね♪
実例⑦
昼間でも電気をつけないと暗いマンションの玄関も、室内窓と採光ドアを組み合わせればかなり明るさを確保できます。
視覚的にリビングとつながることで開放感もかなりアップします。
自然光でオープン棚に並べたシューズやアイテムも選びやすく、ショップのようなおしゃれ空間になりました♪
■まとめ:間取りテクニックで明るく素敵なマイホーム♪
自然光が入る明るいお部屋は、素敵な気分と生活の活力を与えてくれます。
子育てや家事、在宅ワークなど、日中過ごす時間が多い方は、ぜひ間取りのテクニックで明るい住まいを目指してみてください。
今回ご紹介した以外にもたくさんのリノベ実例をご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてくださいね♪
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