ピクチャーレールとは、壁に沿って設置するレール状の部材で、絵画や写真を吊り下げるために使用します。 ワイヤーやフックをレール上の任意の位置に移動できるので、壁に穴を空けずにディスプレイを自由にレイアウトできます。 新築よりも既存住宅、特にマンションのリノベーションで採用されるケースが多く見られます。

メリットとしては、好みの高さに絵画などを飾れること、レイアウト変更が容易なことが挙げられます。 また、壁に穴を空ける必要がないため、賃貸住宅でも退去時の原状回復を気にすることなく、自分好みの空間を演出できます。

一方で、レール自体が目立ってしまう点がデメリットと言えるでしょう。

リノベーションやリフォームでピクチャーレールを設置する際は、耐荷重やレールの種類、設置場所などを考慮することが重要です。 耐荷重は飾るものの重さによって選び、レールは目立たないものを選ぶと良いでしょう。 照明計画と連動させて、レール上にスポットライトを設置するのも効果的です。