公開日:2022-02-21 更新日:2024-12-18
中古物件×リノベーションの成功を左右する|購入の交渉権に優先順位はあるの?
以前なら「マイホームなら新築!」というイメージがステータスな部分もありました。しかし現在では、良きものを活かしつつ「自分らしさを住まいに取り入れる」リノベーションの需要が年々高まっています。
リノベーションの成功を左右するひとつのポイントは、基盤となる「中古物件選び」と言っても過言ではないでしょう。
「希望の物件をやっと見つけた!」と思った場合でも、人気のあるエリアや利便性の高い地域では、競争倍率も高いのが現状です。では実際に購入希望が重なった場合、どのように購入者が決定するのでしょうか。
自分の希望する中古物件を手に入れるためには、購入の流れや購入が決まるポイントを押さえておくことが重要です。リノベーションを検討している方には、知っておいてほしい情報を集めました。
ぜひあなたのリノベーションにお役立てください。
コラムのポイント
・人気の高い中古物件の場合、事前の下調べや準備によって購入できるタイミングが大きく変化します。中古物件の購入を進められるポイントなどをしっかりと把握し、チャンスを逃さないことが大切です。
・後悔のないリノベーションにするためには、購入の決め手をしっかりと判断することが重要です。どのようなことに気をつけたらいいのかなど、知りたい情報を集めることができます。
目次
中古物件を購入するまでの流れとは
リノベーションは、今ある建物の良さを活かしつつ、新しい価値を生み出すことのできることが醍醐味のひとつ。そのためリノベーションでの住まいづくりは、購入する中古物件により「できること」「したいこと」にも影響をあたえます。
リノベーションで自分たちの暮らしやすい住まいにするためには、物件購入は大きなキーポイントとなります。後悔のない中古物件を購入するためには、
○ 購入する目的を明確にすること。
○ 中古物件購入に対する決め手をしっかりと判断すること。
○ 中古物件購入までの流れをしっかりと理解しておくこと。
この上の3つのポイントが大きく左右します。その中でもリノベーションでの住まいづくりの基盤となる「中古物件を購入するための流れ」をまず解説していきましょう。
1.中古物件の情報を集める・相談する
リノベーションを考えた中古物件の購入のためには、まずどんなエリアに購入するのかなど「自分たちの希望」を明確にすることが大切です。中古物件の場合、新築とは違い様々な場所から数多くの物件が販売されています。
そして各ご家庭の家族構成やライフスタイルによっても、求めるエリアや利便性、求める広さ、どの位の資金であれば生活に支障がないかなど違いがあります。
特にエリア選定はとても重要で、どのエリアを選択するのかによっても「暮らしやすさ」や「購入にかかる負担」は大きく変化します。闇雲に物件を探すのではなく、自分たちの目的や方向性をしっかりと持つことがとても大切です。
中古物件のどこにこだわりたいのか。また、購入に対する条件はどのくらいまで対応できるのかなど、家族内でしっかりと意見をまとめておきましょう。
情報を集めつつ、自分たちの方向性をしっかりと持つことで「中古物件選びに対する負担」は、大きく変化します。
2.調べた情報を活かし、購入したい中古物件を探す
リノベーションを目的とした条件のすりあわせなどの後は、実際に暮らすことになる物件探しに突入します。いくら新築に比べ物件の出やすい環境であったとしても、この物件探しの時期が1番難しい期間かも知れません。
現実問題、自分たちの力だけでは数多くある中古物件を調べるあげることは不可能でしょう。そのためには、物件探しをサポートしてくれる会社の情報力やネットワークなど、上手に活用することが大切です。
そして気になる物件が見つかった場合は、しっかりとその物件を、ご自身の目で確認すること。ここがとても大切です。情報では感じ取れない物件の状況を、知ることができます。そして実際に見て、感じたことを、今後の自分たちの生活に置き換えて想像してみましょう。
3.困ったら、悩んだら、プロの意見にも耳を貸そう
物件探しをサポートしてくれる会社のスタッフは、住まい探しに対する豊富な知識を持っています。お客様の希望に合うよう、いろいろなアドバイスをしてくれます。その意見の中には、専門的な知識を持っているからこそ分かることもあるのです。
疑問や不安はそのままにせず、しっかりと質問すること。これが中古物件の購入では、後悔しないポイントにつながります。ひとつひとつ問題をクリアすることで、一歩ずつ家族が笑顔になれるリノベーションに近づいていきます。
4.希望する物件の申し込みをする
希望する中古物件が決定したら、次はいよいよ申し込みになります。申し込みを行うことで、「この物件を購入したい!という意思表示」となるのです。この時に作成される書類が「買付証明書」になります。
この買付証明書とは、購入希望価格、代金の支払い条件、引渡し希望日などの基本的な購入条件を記載していきます。そしてその後は、この条件を元に購入の意思を伝え、個別交渉がスタートするのです。
それに合わせ購入のための資金計画の作成や住宅ローンの審査など、購入に対する準備を進めていきます。
5.不動産売買契約を締結する
個別交渉が終了し売買条件が固まった場合、物件を購入する売買契約の締結となります。物件に対しての売買契約書を作成し、購入物件や取引条件について重要事項の説明が行われます。内容などを十分にご理解した上で、署名・捺印をし、手付金の支払いとなるのが一般的です。
この時に行われるのが、「重要事項説明書の交付」です。重要事項説明とは、この物件についての詳細・権利関係・法律関係等について添付書面を用いて説明することです。
中古物件を購入した後に、「こんなはずではなかったのに・・・」とならないよう、しっかりと内容を把握することが大切です。
物件の売買契約を結んだ後、ローン借入れの手続きなどの準備を行います。
一般的にはこのような流れで進んでいきます。しかし中古物件購入×リノベーションの場合、購入して終わりではありません。そこでおすすめなスタイルが、「ワンストップリノベーション」です。
このワンストップリノベーションは、物件探しから資金計画、そしてリノベーションまで「ひとつの窓口で行うリノベーション」スタイルです。窓口がひとつになることで、中古物件の購入やリノベーションにかかる様々な負担を軽減してくれます。
SHUKEN Reのワンストップリノベーションは、「中古を買ってリノベ」を実現する!ワンストップスタイルです。こんな家に住みたい!という理想を実現させるために、物件探し・資金計画・リノベーション設計施工までをSHUKEN Reがワンストップでお手伝いします。
どんな住まいができる?などの「無料相談 [物件探し&資金相談]」や「リノベーション・プランニング」、「物件の施工」や「住み始めてからのメンテナンス」まで、お客様に寄り添ったサービスをご提供しています。
【関連コラム】:物件の探し方を解説│リノベーションに適した物件選びのコツ
中古物件の購入希望者が重なった場合、どうなるの?
そこでひとつ疑問として思うことは、「購入希望者が重なった場合、どうなるの?」という部分です。一般的に新築マンションの場合、先着順か抽選のどちらかで購入者をが決められています。それは売り出される物件数が、それなりにまとまった数が用意されているためです。
物件の表示に「先着順受付開始」や「先着順受付につき~」などの記載がある場合は、先着順に購入者が決まるタイプとなりますので、早めに申し込みを済ますことが必要です。
一方中古物件を購入する場合、新築マンションとは違い「先着順」ではないことが多いのです。中古物件の場合、限られた物件に対しての希望者となります。そのため、意思が明確となっている「買付証明書」順で決定されるのが一般的です。
人気のあるエリアでの中古物件の場合、購入希望者が複数人いることは珍しくありません。上の流れのように「買付証明書」が発行されるためには、いくつもの手順が必要となります。
いい物件を見つけた!すぐ購入といかないということをしっかりと頭の中に入れ、購入に対する準備を進めていく必要があるのです。
買付証明書順でないケースもあります
一般的には買付証明書の順にとご紹介しましたが、そうでない場合もあります。それは、購入の意思や希望だけではなく「その物件を売りに出す先の事情」など「様々な要因」によって変化するからです。
例えば下の様に、
○ 住宅ローンの事前審査が通過した買主候補者を優先する。
○ 購入希望時期が同じでも、売買契約が先にできる人を優先する。
○ ローンなどを使用せず、一括払いで決済が早い人を優先する。
○ ローンが通過しないなどの事態が起きないよう、ローンの借入額が低いほうが優先される。
などの条件を優先する場合もあります。
売主側の事情や都合により、「何を重視して販売するのか」などの条件も異なってきます。希望している物件を購入できるタイミングを逃さないよう、購入をサポートしてくれる会社との連携を密にし、様々な要因に配慮できるよう準備しておくことが必要なのです。
【関連コラム】:中古マンション探しは秋冬からがおすすめ|購入時期やリノベーション・引っ越しまでの流れを紹介
リノベーションという新しい選択で叶えた住まいをご紹介
リノベーションの醍醐味は、今あるものを活かしつつ、自由度の高い住まいを手に入れられることです。購入した中古物件に、アイデアと工夫を取り入れることで、住まいの価値を高めることができます。ここではSHUKEN Reの施工事例から、リノベーションでの住まいをシミュレーションしてみましょう。
子育て中でもカッコいい!
リノベするにあたってのご要望は「子育て中でもカッコいい家」。
お子さんの成長に合わせて過ごしやすい環境を考えつつ、購入エリアも選択していきました。人気の高い激戦区での購入だったため時間が掛かりましたが、理想的な物件を晴れてご購入し、リノベーションがスタートしました。
リビング内の収納上部には、育ち盛りのお子さんがどんなに散らかしてもいいロフトを造作。おかげでキッチンやリビングはいつでも整っています。
黒壁インダストリアル
物件探しからのご相談をいただき、数件の物件を内見したのち「環境の良さ」を第一に考えるようになったM様ご夫妻。
やがて出会ったこちらの物件は、運河沿いに建ちその運河に面した南側に大きな窓がある素晴らしい開放感が決め手となり購入をご決断されました。
この日当たりのよさを活かしお好みのインダストリアル感を取り入れたリノベプランは、特徴的な寝室の黒壁や玄関からキッチンまでのモルタル床など強めなデザインながら、それを暖かな日差しが包み込む健康的な空間になりました。
まとめ:中古物件の購入を迷っている・・・SHUKEN Reが力になります
中古物件を探していると、なかなかひとつに絞りきれないという場面も多いものです。例えば、
○ 物件自体は気に入ったけれど、周辺環境が今ひとつと感じてしまう。
○ 物件についてちょっと気になる点があり、その辺をしっかりと解消してから購入を決めたい。
など、購入に対して前向きには変わらないけれど「中古物件の購入を迷ってしまう・・・」というシチュエーションもあります。しかし中古物件の場合、仮押さえは難しいのが現状です。
そのような場合は、ぜひ1度プロの力を借りてみましょう。自分たち以外の見方が加わることで、新たな発見につながるケースも少なくありません。SHUKEN Reでは、無料相談会も随時開催しております。些細なことでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。
SHUKEN Reでは、お客様の小さな声に耳を傾け、言葉に表現できない思いをくみ取り、形にするお手伝いをしています。どんな些細なことでもいいのです。あなたの頭の中にある思いを、声にしてみましょう。それがリノベーションの第一歩です。ぜひお気軽にご相談ください。
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