公開日:2022-02-01 更新日:2024-12-18
リノベーション済み物件のデメリットとは|オリジナルリノベと徹底比較
住まいづくりの形は、決してひとつではありません。それはリノベーションを活用する場合も同様です。特にリノベーションの場合、購入する物件の状況。パートナーとなるリノベーション会社など、様々な要因によっても大きく変化します。その中でも大きな違いを見せるのが、「リノベーション済み物件の購入」と「中古物件購入×オリジナルリノベーション」です。
「中古物件を活用して住まいづくりをする!」という目的は同じですが、そのふたつにはどのような違いがあるのでしょうか?
今回はふたつの魅力やデメリットなど、リノベーション前に知っておきたいポイントをまとめました。これからの住まいづくりにぜひお役立てください。
コラムのポイント
・「リノベーション済み物件の購入」と「中古物件購入×オリジナルリノベーション」では、どんな違いがあるのかを比較します。自分たちに合うリノベーションを選ぶ方法を知ることができます。
・施工実例からオリジナルリノベーションの良さや魅力を体感することができます。あなたの住まいづくりのシミュレーションをしてみましょう。
リノベーション済み物件とは
リノベーションの住まいを手に入れる場合、大きく分けて2つの方法があります。ひとつめは、SHUKEN Reのワンストップリノベーションが手がけている「お客様が選んだ中古物件を、ライフスタイルに合わせてリノベーションする」オリジナルリノベーション。もうひとつは、「今ある中古物件を最初からリノベーションして販売する」リノベーション済み物件です。
リノベーション済み物件
リノベーション済み物件とは、中古物件を購入する際に「リノベーションが完了している」ものを指しています。前の入居者が退去した後、クリーニングや修繕工事を行い、新築のようにきれいな状態で販売されています。「リノベーション済み物件」と似たようなものに「リフォーム済み物件」がありますが、売り出す会社の基準によっては「曖昧な場合も多い」のが現状です。
一般的にリフォームは、「原状回復」を基本としています。そのため設備などが古くなったものを新しく。壁紙などが汚れていた場合は、張り替えるなど、「マイナスからゼロ(フラットな状態)にする」というイメージとなります。一方リノベーションは、今あるものに新しい価値をプラスできることが、大きな魅力です。そのため、大規模な工事をともなう間取りやデザインの変更など「空間の見直しによる改修」をするスタイルが一般的です。
リノベーション済み物件は、中古物件の価格とリノベーションでかかった費用を合計した金額で売り出されていることが一般的です。会社ごとに曖昧な部分が多いため、リノベーション済み物件を購入する際には、「どこがどう変わったのかを確認」することがとても大切です。その物件の価値が購入費用に対して「納得のいくものなのか」を判断しなくてはいけません。
【関連コラム】:フルリノベーションの費用相場は?メリットや注意点も紹介
リノベーション済み物件のデメリットは?オリジナルリノベと徹底比較
リノベーション済み物件では、中古物件とリノベーションでかかった費用が合算されているため、購入目安が分かりやすいこと。実物を確認してから、購入が決められること。そして工事が完了しているため、購入から引き渡しを行うまでの期間が短いことが、大きなメリットです。しかしメリットがある以上、やはりデメリットは少なからず存在します。ここではリノベーション済み物件のデメリットを解説していきましょう。
デメリット1:ライフスタイルに合わせた間取りではないということ
リノベーションの醍醐味は、「物件の良さを活かしつつ、自分たちの暮らしに合う住まいを手に入れることができる」部分です。そのため通常のオリジナルリノベーションの場合、購入を予定している物件に対して、自分たちの希望や要望など、ライフスタイルに合わせた間取りを作ることが可能です。
しかしリノベーション済み物件の場合、新築マンションなどと同様に「決められた間取り」が根底にあります。そのため「ライフスタイルに合わせた間取り」ではなく、「間取りにライフスタイルを合わせる」必要性があります。そのため生活を送る上で、「ここはこうだったらもっと使いやすいのに・・・」と感じる場面もあるかもしれません。
デメリット2:確認しておきたい部分を、見逃してしまう可能性も
中古物件の懸念材料の1つが、構造や耐震など「安全面での不安」です。どうしても新築の物件とは違い、年数が経過しているため劣化が進んでいる場合も考えられます。また中古物件により経過している年数も違います。そのためリノベーション済み物件では、自分の目で確認しておきたい部分がもう見えなくなってしまう可能性があります。
また家族構成やライフスタイルによっては、「ここは防音を高めておきたい」などの希望もあるでしょう。リノベーション済み物件の場合、そういった要望が取り込むことができないため、「暮らしてからでなければ分からない」部分も多いのです。
特に住まいは、家族が5年、10年、15年と長く集う空間となります。防音性や断熱性など「環境面での配慮」は暮らしやすさに直結します。オリジナルリノベーションの場合、要望を取り入れられる自由度が高い部分は「大きな魅力のひとつ」になります。
デメリット3:価格が一緒だからこそ、見えない部分もあるということ
リノベーション済みマンションの価格は、基本的に「中古物件の価格」と「リノベーション費用」が一緒になった表示が一般的です。そのため購入にかかる費用が分かりやすく、住宅ローンなどの目安も立てやすいという部分は大きなメリットでしょう。一方、合算された価格表示のため「物件と工事にかかる費用の明細」が分からず、本当に適正なものなのかを判断することが難しいのです。またリノベーションを完了するまでに、施工会社と販売会社、不動産会社のなどいくつの会社が関係しているのかによっても諸経費などの費用も変化するでしょう。
SHUKEN Reのリノベーションは、「中古を買ってリノベ」を実現する!ワンストップスタイルです。こんな家に住みたい!という理想を実現させるために、物件探し・資金計画・リノベーション設計施工までをSHUKEN Reがワンストップでお手伝しています。
このようにリノベーション済み物件には、リノベーション済み物件の魅力が。オリジナルリノベには、オリジナルリノベーションにしかない良さがあります。やはり自由度と希望に対する完成度の高さは、オリジナルリノベに軍配が上がります。
【関連コラム】:自由設計でリノベーション│理想の家づくりのコツを紹介
こんなにも自由度が違う【実例紹介】
オリジナルリノベーションでは、自分たちのライフスタイルに合わせた住まいを手に入れることが可能です。SHUKEN Reのワンストップリノベーションでお手伝いをさせていただいたお客様には、魅力なリノベーションがいっぱいです。リノベーション済み物件には真似できない!そんな施工実例をご紹介します。オリジナルリノベの自由度の高さを満喫してください。
光溢れるアトリエ
玄関を入ると目に飛び込んでくるのは、ともに美術・デザイン系のお仕事をされている夫妻のアトリエ。廊下に面した大きなガラスの造作パーテーション。実はショールームも兼ねたSHUKEN Reの事務所スペースがリノベーションアイデアになっています。
アトリエは、家づくりの中でも特にこだわりを詰め込んだ場所となっており、素足でも気持ちの良さそうな無垢材の床に、大きなルーバー扉の収納など、過ごしやすいアイデアが詰め込まれています。
実はリビング横の個室は、もともと引き戸で区切られた和室でした。壁を抜いて大きなリビングにするリノベーションが流行している中、Iさん夫妻は敢えて壁を作り、独立した個室を作るプランを採用しています。既存の「リノベーション」の枠にはまることなく、本当に暮らしやすい形を考えたリノベーションに仕上がっています。
ODEN GOTEN
リノベイメージは「古民家・レトロ」。リノベーションと聞くとマンションを想像しがちですが、そうではありません。こちらは“眺望良好の高台に立地した一戸建て”の古民家を自分たちらしくワンストップリノベーションしました。
「料理をする時に子どもの様子が見渡せること」が要望であったキッチンは、利便性のアイデアもいっぱい取り込まれています。古き良きものを活かしつつ、自分たちらしさをリノベーションで実現したお住まいとなっています。
このように物件の魅力を自分たちらしく彩れること・・・。これがオリジナルリノベの最大の醍醐味です。ここでご紹介した施工実例も、ほんの一部に過ぎません。あなたならどんな空間を創造しますか?
【関連コラム】:リノベーションビフォーアフター|こだわり抜かれたデザイン住宅5選
まとめ:オリジナルリノベなら、SHUKEN Reにお任せください
住まいづくりの方法は、ひとつではありません。頭の中に描くものを形にする・・・。だからこそ難しく、楽しみも多いのです。
「まだ具体的にイメージがわかない…」という方も、ご安心ください。SHUKEN Reのワンストップリノベーションでは、お客様の小さな声に耳を傾け、言葉に表現できない思いをくみ取り、形にするお手伝いをしています。どんな些細なことでもいいのです。あなたの頭の中にある思いを、声にしてみましょう。それがリノベーションの第一歩です。ぜひお気軽にご相談ください。