公開日:2021-10-09 更新日:2024-12-10
おしゃれな内装計画|インテリアと調和したリノベ住宅のつくり方
リノベーションをした後で、『あれ、なんだかダサくなってしまった…?』という後悔だけはしたくないもの。だからこそ、おしゃれな内装に仕上がるように随所にこだわりながらリノベーション計画を立てていくことが大切です。
リノベーションをしておしゃれな家にするポイントは、『インテリアと調和する内装に仕上げること』。今回のコラムでは、おしゃれな内装に仕上げるために知っておきたいポイントと、内装にこだわるなら欠かせないポイントを合わせてご紹介します。これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・リノベーションの際、素材や色、家具とのバランスなど細部にもこだわることで、おしゃれな内装を実現することができます。
・おしゃれな内装とインテリアが調和した住まいは、きっとこれから始まる暮らしを鮮やかに彩ってくれるはずです。どんな内装にしたいのかしっかりと構想を練った上で、納得のいくリノベーション計画を立ていきましょう。
おしゃれな内装に仕上げる5つのポイント
おしゃれな内装に仕上げるためには、こだわるべきポイントがあります。
ポイント① 床材にこだわる
家の中でも大きな面積を占める床材は、どんな素材や色、デザインを選ぶのかによって雰囲気が大きく変わります。
無垢材のフローリング
丸太から切り出す無垢材のフローリングは、天然木ならではの木目や雰囲気、木の香りを楽しむことができます。素材へのこだわりを十分に感じられる無垢材は、費用がかかる分おしゃれ度がアップします。
合板のフローリング
薄い板を張り合わせてつくる合板のフローリングは、様々な木目やデザインの中から選ぶことができます。傷や汚れを防止する加工が施されており、お手入れも楽ちんです。
タイル
耐久性に優れ、変色や変質のほとんどないタイルは、色やデザイン豊富でおしゃれな内装には欠かせないアイテムです。タイルを使うだけで雰囲気が一変、想定していた以上のデザイン性の高い仕上がりになるのが特徴です。
希望している内装の雰囲気によって、合う床材は変わってきます。様々なパターンをシミュレーションした上で、新居にあう床材を選ぶのがポイントです。
ポイント② 壁紙にこだわる
床材同様、広い面積を占める壁紙にもこだわりましょう。
ビニールクロスで色や柄を楽しむ
壁紙に使用するビニールクロスには、様々な色や柄のものがあります。壁の一面だけ色を変えたり、全面をカラーでまとめて一面だけ柄を選んだりと様々な組み合わせをチョイスしてみましょう。色や柄の合わせ方を工夫することで、その家らしさを表現することができます。
漆喰や珪藻土で質感を楽しむ
漆喰や珪藻土を壁に塗ることで、ビニールクロスにはない質感を楽しむことができます。漆喰はつるりとしたシックな質感を、珪藻土はざらりとしたあたたかみのある質感を表現することができるため、一気に雰囲気を変えることができます。
壁紙も床材同様、希望する内装の雰囲気によって合う素材が変わってきます。床材とコーディネートしながら、シミュレーションをしてみましょう。
ポイント③ バランスの取れた色選び
おしゃれのポイントは、いかにバランスよく全体を調和させるかです。色選びも、色同士のバランスだけでなくインテリアも思い浮かべながら決めていくようにしましょう。
色選びの黄金比率は、
床や壁などのベースカラー … 70%
家具や建具などのメインカラー … 25%
クッションや装飾などのアクセントカラー … 5%
とされています。
この比率を目安に、床材や壁紙をコーディネートしていきましょう。リノベーションの際、新居に合わせて造作家具をつくるのもおすすめです。色のバランスを取りながら、新居にぴったりな家具を手に入れることができます。
ポイント④ 使用する素材を調整する
異素材をミックスさせることでおしゃれに仕上がりますが、たくさんの素材を混ぜすぎてしまうとガチャガチャした印象になってしまいます。また、こだわりの素材は費用がかかるケースが多く、予算オーバーしてしまう可能性も。
どんな内装にしたいのかを考えた時に、もっとも自分たちらしさが表現できる内装を一番に選び、他の素材はサブ要員として選ぶことで、デザイン性を保ち予算もおさえることができます。素材に関してはわからないことも多いので、打ち合わせの時にしっかりと希望を伝えるようにすると安心です。
ポイント⑤ インテリアも想定して考える
どれだけ素敵な内装に仕上げても、家具や家電を搬入した瞬間に違和感が生まれる部屋になってしまうのはもったいないもの。インテリアまで想定して、リノベーション計画を立てていきましょう。
手持ちの家具に合わせて内装を決めたり、内装に合わせて造作家具をつくったり、選択肢はたくさんあります。おしゃれはやはりトータルバランスがとれていてこそなので、しっかりとこだわることが大切です。
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内装にこだわるなら欠かせないポイント
内装を決めていく上で大切なのは、素材選びだけではありません。おしゃれな内装にしていくための段取りも大切にしながら、計画を立てていきましょう。
完成後のイメージを描く
『おしゃれ』にも様々な種類があります。モダンやシンプル、インダストリアル、シック、などどんなおしゃれを実現したいのか、しっかりとイメージすることが大切です。自分たちがそのイメージの中でくつろぐ姿、暮らす姿もありありと想像しておくと、より理想を実現しやすくなります。
予算とのすり合わせ
素材やデザインにこだわりたいのはやまやまですが、やはり予算の問題は避けて通れません。事前に設定した予算内でのリノベーションは可能なのか、難しい場合どこを妥協するのか、変更できる点はあるのか、などしっかり検討しておきましょう。
事前の打ち合わせ
時には長丁場にもなる、リノベーションを進めていくための打ち合わせ。気力も体力も使いますが、綿密な打ち合わせを重ねる中で理想を形にしていくことができます。
『こんなに時間がかかって申し訳ない…』『こだわりすぎかな?』と遠慮するのではなく、しっかりと要望を伝えながら打ち合わせを重ねていきましょう。
業者選び
自分たちの意図を丁寧に汲み取ってもらい、希望するデザインにおこしてもらうためにはどんな業者に依頼するかがとても重要です。どんな内装が得意なのか、どんなセンスなのか、過去の実例を確認した上で選ぶようにしましょう。もちろん相性も大切です。無料オンライン相談やwebセミナーに参加してみて、合いそうかを確認しておきましょう。
おしゃれな内装を叶えるリノベーション
おしゃれな内装とインテリアが調和した住まいは、きっとこれから始まる暮らしを鮮やかに彩ってくれるはずです。どんな内装にしたいのかしっかりと構想を練った上で、納得のいくリノベーション計画を立ていきましょう。