公開日:2022-07-25 更新日:2024-12-19
3LDKにマンションをリノベーション|おしゃれな間取り実例もご紹介
「中古マンションを購入して自分好みにリノベーションをしたい。」
そうお考えの方は、このところずっと増加傾向にあります。
特にマンションのリノベーションは、部分的なものからスケルトンにしての大規模なリノベーションまで幅広く、考えるだけでもワクワクしてきますね。
しかし意外と迷いがちなのが、「間取り」をどうするかです。
そこでこの記事では、マンションリノベーションで人気の高い「3LDK」の間取りへのリノベーションに注目したいと思います。
まず3LDKの特徴やメリット、3LDKにリノベーションする際のポイントや注意点をお伝えするとともに、実際に3LDKへリノベーションをした事例3つを間取り図付きでご紹介します。
これからマンションのリノベーションをお考えの方、マンションのリノベーションにご興味のある方はぜひ、ご参考にして下さい。
・「3LDK」という間取りの特徴とメリットを再確認しておきましょう。
・「3LDK」の間取りにマンションをリノベーションする際のポイントと注意点を把握しておきましょう。
・マンションを「3LDK」にリノベーションしたおしゃれな実例を見て参考にしましょう。
「3LDK」という間取りの特徴とメリット
まずは3LDKの間取りの特徴やメリットについてご紹介します。
3LDKの定義
ご存知の方も多いと思いますが、まずは3LDKの間取りの定義を確認しておきましょう。
3LDKとは、次の意味を表したものです。
3 | 部屋の数 |
L | リビング |
D | ダイニング |
K | キッチン |
つまり、”リビング・ダイニング・キッチンの他に3つの部屋がある間取り”ということになります。
マンションのリノベーションでは4LDKを3LDKに変更したり、2LDKを3LDKに変更したりとケースによっては制約があるものの、ある程度自由にできるためLDKの広さも好みによって広くしたり小さめに作ったりすることが可能です。
ちなみに3LDKとして不動産表示する場合には、「不動産公正取引協議会連合会」によってLDKの最低限の広さが「10畳以上」と定められています。
メリット1:幅広い家族構成に対応可能
3LDKの間取りは一般的にファミリー向けのマンションの間取りとして人気があります。
ファミリーと言っても各ご家庭で家族構成は異なりますが、3LDKは幅広い家族構成に対応することができる間取りです。
①お子様のいるご家庭にピッタリ
3LDKは、「夫婦+お子さま1~2人」のご家庭にピッタリの間取りです。
例えば夫婦+お子さま1人の場合は、夫婦の寝室とお子様の個室、そして1つ余ったお部屋をゲストルームへしたり、ご両親のワークスペースにしたり、収納に使ったりと、空間にゆとりのある生活を送ることができます。
また、夫婦+お子さま2人の場合は、夫婦の寝室とお子さまそれぞれに個室を用意することができますね。
②夫婦二人では余裕のある暮らしを実現
3LDKの間取りは、夫婦二人の生活でもお互いの個室を持ちたい場合にとても重宝します。
家族であってもプライベート空間を必要と感じる方は意外と多く、お互いの時間を尊重することができますね。
在宅勤務が増えている昨今、夫婦とも自宅でお仕事というケースもぐっと増えており、お互いに個室があると仕事にも気兼ねなく取り組めます。
残りの一部屋は、お互いのご両親やご家族等が泊まりに来た時のゲストルームや収納スペースなど、自由に使うことができます。
③親御さんとの同居も可能
3LDKであれば、「夫婦+お子さま1人+どちらかの親御さん」といった家族構成でも快適に住むことが可能です。
はじめはご夫婦とお子さまだけであっても、年月を経ると親御さんとの同居を考える、といったケースはよくあります。
特にマンションであればバリアフリーにも対応しているケースが多く、ご年配の方とも安心して暮らせます。
メリット2:収納スペースを確保しやすい
基本的に、各部屋には少なからず収納を設ける場合がほとんどです。
そのため一人ひとりが収納スペースを確保しやすく、各自の荷物は各自の部屋へ納めることができるため散らかりにくいといったメリットもあります。
また、先述の通り一部屋ゆとりがある場合はそちらを収納スペースとして使うこともできるので、マンションでありがちな収納スペースに対する不便さを感じることは少ないでしょう。
リノベーション時に収納を増やすなどすれば、更に使い勝手がよくなりますね。
関連記事:希望の間取りは中古物件で決まる|ファミリークローゼットのある暮らし【実例付き】
メリット3:万が一売却する際もニーズが多い
将来的に何らかの理由でマンションを手放す可能性も、ゼロとはいえないでしょう。
万が一売却する場合にも、汎用性が高くニーズも多い3LDKであれば、売却もスムーズにいく可能性が高くなります。
3LDKの間取りにリノベーションする際のポイントと注意点
3LDKの間取りは比較的応用が利き、メリットが多いことがわかりました。
ではマンションをリノベーションで3LDKの間取りにする際のポイントや注意点にはどういったことがあるのか見ていきたいと思います。
動線(家事動線・生活動線)を考慮する
個性的な間取りやレイアウトもおしゃれで素敵ですが、まずは日々の生活が便利であることがQOL(Quality of Life)を上げるためにも一番大切です。
そのためには家事動線、生活動線といった「動線」をきちんと考えておきましょう。
家事動線と生活動線とは、次のようなルートの事をいいます。
●家事動線:掃除、洗濯、料理などの家事をする時に通るルート
●生活動線:起床、洗面、食事、トイレ、外出、入浴、就寝といった、住んでいる人が生活をするために通るルート
家事や生活上の動きは毎日繰り返されることなので、この二つが動きづらい間取りになっていると、日々ストレスを感じやすくなってしまいます。
また、生活動線はライフスタイルや年齢に伴って変化することもあります。
リノベーションのタイミングでそれらも考慮しておくとよいでしょう。
特にマンションはワンフロアですべてが完結するというメリットがあるので、そのメリットも最大限に活かせるよう、水回りや寝室などのレイアウトやドアの位置はしっかりと検討して決めると良いでしょう。
部屋の用途を考えておく
3LDKは応用が利きやすい間取りだとお伝えしましたが、特に夫婦二人など住む人数が少ない場合は、部屋の用途をあらかじめ考えておくと良いでしょう。
というのも、なんとなく「部屋数は多い方がよいかな?」と思っていざ暮らし始めたら、部屋が余ってもったいなかった、といったケースも考えられるからです。
そうならないためにも、例えば夫婦で3LDKの間取りにするのであれば、「夫婦各自の部屋」と残りは「お子さまが増えた場合の予備」「趣味の部屋」「どちらかの家族が泊まる部屋」「スポーツ用品を収納する部屋」などのように、用途をある程度明確にしておきましょう。
具体的に考えてみてもしそれ程必要性を感じなければ、3LDKではなく部屋数を減らして、その分どこかのスペースを広くした方がよい場合もあります。
将来的な家族構成の変化も考えておく
現時点で夫婦二人であったとしても、将来的にお子さまが増える可能性もあるでしょう。
また、どちらかの親御さんと同居するかもしれません。
一方で夫婦+お子さま2人の4人家族でも、進学や就職等でお子様が出ていくことも考えられます。
このように現時点だけの家族構成で考えるのではなく、将来的な家族構成の変化についても考えておく必要があります。
先ほど考えた部屋の用途に加え、家族構成の変化があった場合はどのように使い方を変えるか、もう一部屋増やせるスペースを残しておくのか等、話し合っておきましょう。
マンションを3LDKにリノベーションしたおしゃれな実例3選
ここからは実際にマンションを3LDKの間取りへリノベーションした実例をご紹介していきます。
施工事例1:柔らかな色に包まれて
■家族構成:ご夫婦+お子さま1人
■面積:68㎡
仕切りのあったリビングや和室を含む4LDKから、広々としたリビングを見渡せる対面キッチンのある3LDKへとリノベーションされた事例です。
浴室・洗面・トイレといった水回りはまとめたまま、一つひとつを広く独立した場所へと変えています。
玄関を斜めにとってリビングと切り分けることで、ゾーニングしながらそれぞれの広さを引き立たせていますね。
施工事例2:楽しいわが家♪
■家族構成:ご夫婦+お子さま2人
■面積: 約70㎡
3枚扉で仕切られたリビング続きの部屋をなくして開放的なリビングとし、残りの部分を上手に活用してお子さま2人の個室をつくり、3LDKの間取りへとリノベーションされた事例です。
リビングをL字型にして、一角にはご主人様やお子さまが仕事や勉強に使えるワークスペースもつくりました。
個室の面積を最小限に抑えつつも、ロフトや二段ベッドで収納スペースが十分にとれるよう工夫されています。
また、玄関を広くとり土間収納を増やすことで、アウトドアグッズなどもきれいに収納できるようになっています。
家族の個室というそれぞれの部屋の用途をしっかり果たしつつも、収納も十分に備わった間取りへと変わりました。
施工事例3:北欧ブルーのくつろぎ空間
■家族構成:ご夫婦+お子さま2人
■面積: 84㎡
もともとの4LDKから、廊下をほぼなくして広々とした3LDKの間取りへとリノベーションした事例です。
LDKを住まいの中心に配置し、それぞれの個室や浴室・洗面といった水回りへはLDKを経由する動線で作られているため、いつでも家族のコミュニケーションが取りやすい間取りとなっています。
それぞれが成長しても、必ず家族で顔を合わせることができますね。
キッチンから続くリビングの壁面を北欧ブルーで統一することで、お洒落さはもちろん、空間の広さも存分に感じられる空間となっています。
玄関と玄関横に収納とクローゼット、それぞれの個室、洗面、そしてキッチン奥にも収納を設けてあるので収納力も申し分ありません。
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まとめ
マンションのリノベーションで人気の高い「3LDKの間取りへのリノベーション」について、間取りの特徴やメリット、そしてリノベーションのポイントや成功事例をお伝えしました。
3LDKの間取りは家族構成の変化などにも応用が利かせやすく、そして収納スペースも十分に確保することができます。
「リビングはできるだけ広くしたい」
「それぞれの個室は確保したい」
「とにかくお洒落にしたい」
このようなご希望を叶えながら、毎日の生活が快適になるように生活動線や家事動線にも考慮して間取りを考えると良いでしょう。
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