公開日:2025-04-06
マンションの浴室リフォーム失敗例と注意点|対策やおしゃれな施工事例も紹介
マンションの浴室リフォームは人気の高い工事ですが、サイズやオプション、設置工事など失敗例が多い場所でもあります。
また、古い浴槽やユニットバスをそのまま新しいものに交換するだけだと、完成してから「前のお風呂とあまり変わらなかった」と不満を覚える可能性も。
浴室は数十年と長く使う場所ですから、不満や後悔を抱えたまま使い続けるのは大きなストレスにつながるため、失敗は避けたいですよね。
そこでこの記事では、マンションの浴室リフォームでよくある失敗例と注意点、対策をセットで分かりやすく解説します。
マンション全体のリフォーム・リノベーションで、サイズを広げたり、サウナを併設したりするなど、ワンランク上の浴室空間をつくった事例もご紹介します。
・浴室や浴槽のサイズ、イメージ違い、予算オーバーなど、マンションの浴室リフォームでよくある失敗例を確認しましょう。
・マンションの管理規約や工事手続きの確認、施工会社選びのポイントなど、失敗を防ぐ対策を詳しく解説します。
・ユニットバス・在来浴室のマンション浴室リフォーム事例を3件ご紹介します。
・マンション全体のリフォーム・リノベーションも実施することで、マンションでもリゾートホテルのような高級感があり広々とした浴室をつくれます。
■マンション浴室リフォームの種類
具体的な失敗例や対策を掘り下げる前に、まずはマンション浴室リフォームの種類について確認しておきましょう。
マンション浴室リフォームは大きく分けるとユニットバス・ハーフユニットバス・在来浴室の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ユニットバス
ユニットバスとは床・壁・天井が一体になった浴室のことで、マンション向けの製品も数多く販売されています。
価格帯はリーズナブルなものから、豪華なデザインや機能性を盛り込んだハイグレードのものまで幅広く、予算に合わせて選ぶことができます。
ユニットバスは組み立て式で施工性に優れているため、2~4日程度と工期が短いのも特徴です。
製品価格がリーズナブルなユニットバスもあるため、フルリフォームやリノベーションで費用を1,000万円以内に抑えたい場合にもおすすめです。
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ユニットバスは、浴室リフォームの費用を抑えたい、今よりデザイン性や機能性を高めたいなど、さまざまな要望に応えられる基本的な選択肢と言えるでしょう。
ハーフユニットバス
ハーフユニットバスは、浴槽と床だけユニット式になっていて、壁や天井を自由に組み合わせられる浴室です。
浴槽や洗い場はユニットバスのようにつなぎ目がなく、壁と天井は好みに合わせて材質やカラーを選べるのがハーフユニットバスのメリット。
ただし、ユニットバスよりメーカーや製品の種類が少なくなり、工期が長めにかかるのがデメリット。
ユニットバスの利便性とオリジナリティを両立させたい方は、ハーフユニットバスが向いているでしょう。
在来浴室
浴槽・床・壁をすべて職人の手作業で仕上げる在来浴室は、オーダーメイドのため広さやデザインにこだわりたい方に向いているリフォーム方法です。
マンションでも築年数が古い建物では、床・壁・天井がタイル仕上げの在来浴室が見られます。
リフォームの場合はタイルだけでなく、モルタルや天然木など、素材を自由に組み合わせてオリジナリティのある浴室をつくれるのが魅力です。
また、浴槽や水栓なども自由に選べるため、ユニットバスにはない広さやデザインをオーダーメイドでつくることができます。
在来浴室のリフォームは工期が長く、費用も高めになる傾向がありますが、お風呂にこだわりたい方に向いている選択肢です。
平均より多い2,000万円以上の費用をかけてフルリノベーションをして、高級マンションのような間取りや水回りをつくりたい方におすすめです。
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■マンションの浴室リフォーム失敗例と注意点
実際に、マンションの浴室リフォームでよくある失敗例や、注意すべきポイントをチェックしていきましょう。
対策は次の章で解説しますので、ここではまずどんなリスクやデメリットがあるのか把握してください。
浴室・浴槽が狭くてくつろげない
リフォーム後に浴室全体の広さや浴槽のサイズが変わってしまい、狭くてくつろげないというのはよくある失敗例です。
特にマンション用のユニットバスは一戸建てより規格サイズが複雑で、特殊な浴室の場合はリフォーム後に小さくなってしまうことがあります。
ご自宅マンションでの浴室リフォームはもちろん、中古マンションを購入してリフォームする場合にも注意が必要です。
汚れが目立って掃除が大変
お風呂の内装にホワイトやベージュなど明るいカラーを選ぶと、水あかやカビなどの汚れが目立って失敗するケースも多いです。
最近のユニットバスは汚れが付きにくい素材や掃除しやすい構造になっていますが、明るいカラーだと目立って気になる可能性もあります。
汚れが目立つとお掃除の頻度が多くなり、家事負担が増加する原因になります。
イメージ通りの仕上がりにならなかった
実際に浴室リフォームが完了したら、イメージしていた通りの仕上がりにならないのもよくある失敗例です。
カタログやカラーサンプルでイメージを確認していても、実物を見ると印象が変わることも少なくありません。
特に、窓や梁などがある浴室の場合、イメージが変わることが多いので注意が必要です。
オプションを付けすぎて予算オーバー
マンション用のユニットバスはさまざまなオプションが用意されていますが、いろいろなものを付けすぎると予算オーバーしてしまう可能性があります。
浴槽の素材や水栓金具の種類、手すりやドアの開き方など、ユニットバスは選ぶべきポイントが多く、オプション価格が追加されるものもあります。
ショールームやカタログを見ているといろいろな機能が欲しくなりますが、実際に付けてみたら使わずムダになってしまうケースも。
追い炊き機能を付ければ良かった…
マンションの浴室リフォームでは、完成してから追い炊き機能を付ければ良かったと後悔するケースも多いです。
今の浴室に追い炊き機能が付いていなくても、リフォーム時に給湯器の交換や配管工事で追加できることがあります。
施工会社からの提案がなくそのままリフォームをして、同じマンションの知り合いから追い炊きを追加できることを聞いて後悔するパターンが多いです。
工事後に給水管・排水管から水漏れした
浴室リフォームが完了して入浴したら、壁裏や床下の給水管・排水管から水漏れする失敗例もあります。
床・壁・天井が一体構造のユニットバスは水漏れのリスクが少ないですが、古い給水管や排水管とのつなぎ目から水漏れするケースが多いです。
特に築年数が経っているマンションの場合、浴室リフォーム工事の振動などが伝わり、給水管や排水管からの水漏れにつながるケースもあります。
予定通り工事が終わらなかった
着工後にトラブルが発覚し、事前に打ち合わせした予定通りに浴室リフォーム工事が終わらないというのも代表的な失敗例です。
浴室リフォームの場合、工事日が伸びるとお風呂に入れない日が増えてしまいますし、近隣の方からクレームが入る可能性もあります。
予定通り工事が終わらなくなる原因としては、浴室のサイズ間違い、浴槽が出入り口を通らない、エレベーターを使えず搬入に時間がかかるなど、施工会社側のミスであることが多いです。
お風呂をきれいにしたらほかの部分が気になる…
築年数が経っているマンションの場合、お風呂部分がきれいになると、ほかの部分が気になってしまうことが多いです。
特に、お風呂と隣接する洗面所は、新しい部分と古い部分の差が気になり、一緒にリフォームしておけば良かったと感じやすいポイントです。
後からでもリフォームはできますが、別発注になるともう一度さまざまな準備や手続きが必要になり、費用も多めにかかってしまいます。
■マンション浴室リフォーム失敗を防ぐコツ
ここまでご紹介した、マンション浴室リフォームの失敗を防ぐためのポイントを解説します。
今の浴室とリフォーム後のサイズを確認する
マンションの浴室リフォームを検討する際は、必ず今の浴室とリフォーム後のサイズの差を確認しましょう。
※浴室リフォームでサイズを確認すべきポイント
- ・浴室の奥行き・幅・高さ
- ・出入り口の幅
- ・浴槽の長さ・幅・深さ・またぎ高さ
特に、上記のポイントは浴室リフォームでサイズが変わると、使い勝手に大きく影響するため注意が必要です。
ユニットバスの場合はカタログの図面で確認できますが、一般の方が見るのは難しいため、リフォームを依頼する会社のプランナーに必ず確認してください。
マンションの管理規約や工事手続きを確認
どのような浴室リフォームをする際も、必ずマンションの管理規約や工事前に必要な手続きを確認しましょう。
マンションによっては、管理規約でお風呂リフォームの内容が制限されていることもあります。
特に、在来浴室からユニットバスに変更したり、お風呂自体の位置やサイズを変更したりする場合は事前確認が必須です。
また、ほとんどのマンションでは工事前の申請が必要で、理事会や近隣住民の許可がないと着工できないこともあります。
手続きに時間がかかるケースもあるため、なるべく早めに管理組合に確認を取りましょう。
搬入出経路と駐車場を確認
あらかじめ、搬入出経路と工事車両を停める駐車場の有無を確認しておくのも、浴室リフォームの失敗を防ぐポイントです。
今のお風呂を解体して運び出したり、新しいユニットバスを搬入したりする際、搬入経路が長いと工事が長引く可能性があります。
また、マンションによっては工事でエレベーターが使えないケースもあり、階数によっては荷揚げ費用が追加になることも。
マンションの中に工事で使える駐車場がないと、近隣のパーキングが必要になるため工事の進行に影響します。
これらのポイントはリフォーム会社が確認すべきポイントですが、お施主様ご自身でもチェックしておくとスムーズに浴室リフォームを進められます。
工事期間とお風呂に入れない日数を確認
契約前に、浴室リフォームにかかる工事期間と、お風呂に入れない日数を確認するのも失敗を防ぐためのポイントです。
浴室リフォームの工事期間は、建物の状況や工事内容のほか、施工会社の技術力によっても変わります。
マンションの浴室リフォームに慣れていない施工会社だと、同じ条件でも工期が長くなる可能性があるので注意しましょう。
また、お風呂に入れない日数を確認して、近隣のスーパー銭湯などを調べておくのも大切なポイントです。
工事の進行によってお風呂に入れない日が伸びることはあるのかも、着工前に確認しておきましょう。
近隣の住民に声をかけておく
マンションの浴室リフォームでは施工会社が近隣あいさつをするのが一般的ですが、お施主様ご自身でも声をかけておくとクレームを防ぎやすくなります。
一度顔を合わせて工事中の協力をお願いしておけば、音や振動によるクレームを防ぐ効果が期待できます。
ご自宅マンションはもちろん、中古マンションを購入して浴室リフォームする場合は、顔合わせの意味も含めてあいさつをしておくのがおすすめです。
ショールームで実物を見る
マンション用のユニットバスを選ぶ場合は、なるべくショールームで実物をチェックするのが失敗を防ぐコツです。
室内の広さや浴槽のサイズを実物で確認することで、完成後の失敗や後悔を防ぎやすくなります。
また、床・壁・天井や浴槽のカラーなども、実物を見ておくことでイメージ違いによる失敗リスクを軽減できます。
オプションの使い勝手をシミュレーションする
ユニットバスのオプションを選ぶ際は、前述したショールームやカタログで使い勝手を確認しましょう。
実際の生活シーンを想定しながらシミュレーションすることで、不要なオプションを選んで失敗するリスクを軽減できます。
例えば、浴室乾燥機は便利なオプションですが、使用中はお風呂に入れないため、ライフスタイルによっては不要になってしまうケースも多いです。
実際の使い勝手を詳しく調べて、必要なオプションを見極めるようにしましょう。
マンションのお風呂リフォームの実績が豊富な会社に相談
工事日程の延長や水漏れなどの失敗を防ぐためには、マンションのお風呂リフォームをたくさんこなしている施工会社に相談するのが基本です。
マンションのお風呂施工実績が多いリフォーム会社なら、前述した注意点に先回りで対策でき、失敗を防ぐことができます。
マンションと戸建てでは浴室リフォームの工事内容が違うため、必ずマンションの実績をチェックしてください。
マンション全体のリフォームも検討する
お風呂が新しくなるとほかの設備や部屋が気になってしまうことも多いため、マンション全体のリフォームも検討しましょう。
特に、中古マンションを購入してリフォームする場合は、お風呂だけでなく全体をフルリフォーム・リノベーションするのがおすすめです。
マンション全体をリフォームすることで浴室のサイズや位置を変えられるケースもあり、より暮らしやすいマイホームをつくることができるのです。
ご自宅の場合でも、1部屋ずつリフォームするより、全体をまとめて工事した方が費用や工期を抑えられ、プランの自由度も高まります。
例えば、使っていない部屋を縮小して、その分お風呂や洗面所を広げてリゾートホテルのようなラグジュアリーな空間をつくることも可能です。
次の章から、マンションの間取り全体を含めた浴室リフォーム事例をチェックしていきましょう。
■マンションの浴室リフォーム成功事例
SHUKEN Reがお手伝いした、マンションのユニットバス・在来浴室リフォームの成功事例をご紹介します。
写真の下のリンクからは、施工事例の詳細や全体の間取り図などもご確認いただけますので、そちらもぜひごらんください。
ユニットバスのマンション浴室リフォーム事例
元々ついていた大きな窓を活かし、ユニットバスで開放感あふれるおしゃれな浴室にリフォームした事例です。
スタイリッシュなモノトーンカラー、ランドリーパイプや浴室暖房乾燥機など、デザインだけでなく機能性にもこだわっています。
浴室と同時に洗面所もリフォームし、統一感があり明るくおしゃれな水回り空間に生まれ変わりました。
梁を活かしたユニットバスのマンション浴室リフォーム事例
マンションの梁形状に合わせて壁と天井を加工し、最大限の浴室サイズを確保したリフォーム事例です。
また、間取り変更によって出入り口や洗面所の位置を変えて、浴室自体もサイズアップしています。
在来浴室のマンション浴室リフォーム事例
事例を見る:Case156「Memories&Future」
在来工法によるオーダーメイドの浴室リフォームで、世界に一つだけのお風呂に仕上げた事例です。
1人暮らしの間取りに合わせて、高級ホテルのようなガラス張りの浴室に仕上げました。
■まとめ
マンションの浴室リフォームは失敗例や注意点が多く、慎重な検討が必要です。
また、築年数が経っている場合、中古マンションを購入する場合などは、浴室だけでなく全体のリフォームやリノベーションもあわせて検討しましょう。
マンションの浴室リフォームやリノベーションの施工実績が豊富な会社に相談するのが、失敗を防ぎ暮らしやすい間取りをつくるポイントです。
SHUKEN Reは、これまで多くのマンションリフォームをお手伝いした実績をもとに、お客様のご要望やライフスタイルに合わせたプランをご提案いたします。
マンション全体の間取り変更を含めたラグジュアリーな浴室づくりも得意としていますので、高級ホテルのような空間が欲しい方もぜひご相談ください。
例えば、マンションの浴室内にプライベートサウナを設置して、ワンランク上の空間にアップグレードすることも可能です。
自社開発のプライベートサウナ「SAUNAGE」を、プランニングから実際の設置までトータルサポートいたします。