公開日:2024-11-05 

壁付きキッチンカウンター設置のメリット・デメリット|使いやすいレイアウト実例や家電配置のコツも紹介

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壁付きキッチンカウンター設置のメリット・デメリット|使いやすいレイアウト実例や家電配置のコツも紹介

 

壁付きキッチンにカウンターを設置するか判断する場合、メリットだけではなくデメリットを踏まえて検討することが重要です。

 

そこで今回は、壁付きキッチンにカウンターを設置するメリット・デメリットをご紹介します。

 

壁付けキッチンにカウンターを設置したレイアウト実例や、家電をおしゃれに配置するコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事のポイント
  • ・壁付きキッチンにカウンターを設置するメリット・デメリットをご紹介します。
  • ・壁付けキッチンにカウンターを設置した使いやすいレイアウトや、造作キッチンの実例をお伝えします。
  • ・壁付けキッチンでレンジなどの家電をおしゃれに配置するコツを解説します。

 

 

 

■壁付きキッチンにカウンターを設置するメリット

 

壁付きキッチンにカウンターを設置するメリット

 

「壁付きキッチン」とは、壁にキッチンの正面や端が接するように設置するキッチンのことで、I型やL型などのレイアウトがあります。

 

壁付きキッチンにカウンターを設置するなら、次の章以降でご紹介するメリットを最大限に活かしましょう。

 

 

作業台の代わりになる

 

カウンターは作業台としても使えるので、作業スペースが広がり、使い勝手のいいキッチンを実現できます。

 

壁付けキッチンの作業スペースが足りず、「調理中に食材や皿を置く場所がない」と感じている場合には、カウンターの設置が最適です。

 

また、コンセント付きのタイプにすると、カウンターで調理家電が利用できます。

 

カウンターの高さによっては使いにくくなるケースもあるため、作業する方の身長に合わせてカウンターの高さを決めましょう。

 

 

複数人で作業しても動線を確保しやすい

 

壁付きキッチンのカウンターを作業台代わりにすれば、複数人で作業する場合にも動線を確保しやすくなります。

 

例えば、I型の壁付けキッチンは直線上にコンロ・作業場・シンクが並ぶため、複数人で作業すると渋滞が起きますが、カウンターを作業台の代わりにすると混雑を緩和できます。

 

ご家族で調理する際にも、身体がぶつかるリスクを減らせるので、安全に作業できるのがポイントです。

 

 

「キッチンカウンター」や「カウンターテーブル」として利用できる

 

壁付きキッチンのカウンターには、以下のような利用方法があります。

 

  • ・料理皿や家電を置ける「キッチンカウンター」
  • ・食事ができる「カウンターテーブル」

 

カウンターは一時的に料理皿を置く場所として活用できるため、食事の際の配膳・片付けがスムーズになるのが魅力です。

 

カウンターを食事ができる「カウンターテーブル」として利用すれば、ダイニングテーブルが不要となる場合もあるので、リビングスペースを広くできます。

 

なお、用途によって確保したいカウンターのサイズが異なり、例えば食事をする場合には40cm〜の奥行きが必要です。

 

 

収納力がアップする

 

壁付きキッチンにカウンターを設置すると、カウンター下に棚などを取り付けたり、ボックス・ラックを置いたりできるので収納力がアップします。

 

カウンターの両側に収納を設ければ、キッチンとリビング・ダイニングの両方をすっきりさせやすいのも大きなメリットです。

 

ただし、リビング側の収納は人目に触れるため、以下のように収納を使い分けることが大切です。

 

  • ・掃除用具など生活感の出るアイテムは、扉付きで外から見えない「隠す収納」にする
  • ・工芸品やお気に入りのアイテムは、外から見える「見せる収納」にする

 

適当に収納すると乱雑なイメージになってしまう場合もあるので、あらかじめ収納するアイテムや収納方法を検討しましょう。

 

 

目隠し効果がある

 

壁付きキッチンはリビング・ダイニングからキッチンが丸見えになるケースが多いものの、カウンターを置くことで目隠し効果を得られます。

 

キッチン内が見えづらくなるのと同時に、「キッチンを常に整理整頓しなければならない」といったストレスが解消されるのもポイントです。

 

頻繁に来客がある方や片付けの時間を確保するのが難しい方には、カウンターの設置が向いています。

 

カウンターの高さによっては思ったような目隠し効果が得られない場合もあるため、キッチン本体のサイズも踏まえて高さを決めましょう。

 

 

リビング・ダイニングとの間仕切りになる

 

壁付きキッチンのカウンターは「キッチン」と「リビング・ダイニング」との間仕切りとして機能し、LDK内のスペースの区切りが明確になります。

 

キッチンとリビング・ダイニングをカウンターでゾーニングするメリットは、以下のとおりです。

 

  • ・お子さまがキッチンに近づきにくくなり、刃物や火でケガをするリスクを軽減できる
  • ・キッチンに個室感が生まれるため、調理や作業に集中しやすい
  • ・カウンターを置くことで、LDKの空間にメリハリが生まれる

 

「LDKがすっきりしすぎて、空間に表情がない」とお悩みの場合にも、カウンターを設置すると変化が生まれておしゃれに演出できます。

 

また、キャスター付きのカウンターを設置すれば、使用しない時間は空間を広く使うことが可能です。

 

 

アイランドキッチン風のおしゃれなレイアウトにできる

 

I型の壁付きキッチンにカウンターを設置すると、アイランドキッチン風のおしゃれなレイアウトにできます。

 

スペースの関係上、アイランドキッチンを設置できない場合にも、カウンターを置くことで近い雰囲気にできるのがポイントです。

 

アイランドキッチンには、油や水が床に飛び散りやすいといったデメリットがあるものの、I型の壁付けキッチンとカウンターの組み合わせであれば、心配ありません。

 

 

■壁付きキッチンにカウンターを設置するデメリット

 

壁付きキッチンにカウンターを設置するデメリット

 

ここでは、壁付きキッチンにカウンターを設置するデメリットを解説します。

 

カウンター設置後にミスマッチを感じないためにも、デメリットも考慮して検討しましょう。

 

 

空間が狭く感じる場合がある

 

壁付きキッチンにカウンターを置くと、LDKにメリハリが生まれるものの、空間が狭く感じるケースがあります。

 

LDKのスペースが限られる場合には、カウンターによって圧迫感が生まれないか事前にシミュレーションしましょう。

 

また、家電や調理器具などをカウンターの上に置いて窮屈さを感じるケースもあるため、カウンター設置後は整理整頓を心がけることが重要です。

 

 

LDKの雰囲気に馴染まない可能性がある

 

カウンター単体のデザインのみで判断すると、LDK全体の雰囲気に馴染まず、カウンターが浮いた印象になる可能性があります。

 

壁付きキッチンのカウンターで後悔しないためにも、内装全体のテイストを踏まえてから、カウンターの色や素材を決めましょう。

 

カウンター選びで迷う場合には、施工事例やSNSの画像からご自宅と似た雰囲気の内装をピックアップし、どのようなカウンターを設置しているかチェックするのもおすすめです。

 

また、造作カウンターにすれば、内装やサイズもぴったりの作業台(カウンター)が製作できます。

 

▶造作キッチンの事例はこちらから

 

 

水回りのリノベーションについては、以下の記事で解説しています。

 

〈関連コラム〉

水回りのリノベーション|間取り変更しなくても使い勝手を良くするアイデア

 

 

■壁付けキッチンにカウンターを設置したレイアウト実例

 

SHUKEN Reが手がけた、壁付けキッチンにカウンターを設置したレイアウト実例をご紹介します。

 

壁付けキッチンのカウンターでお悩みの方は、オリジナル家具の造作事例もご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

 

 

内装と統一感のあるカウンターを配置した実例

 

内装と統一感があるカウンターを配置した実例

事例を見る:Case191「Planner’s Home」

 

こちらの住宅は、内装で使用されているホワイトとブラウンのカウンターを壁付けキッチン前に設置し、LDK全体の統一感を重視しています。

 

内装と統一感があるカウンターを配置した実例

事例を見る:Case191「Planner’s Home」

 

カウンターの天板の角は丸く加工されており、LDKの壁の形と調和しているのもポイントです。

 

カウンターは食事ができる広さを確保しているため、ダイニングテーブルを置く必要がなく、開放感のあるリビングスペースを実現しました。

 

 

ダイニングテーブル横にカウンターを設けた実例

 

ダイニングテーブル横にカウンターを設けた実例の間取り図

事例を見る:Case177「Full Life」

 

こちらの住宅は、ダイニングテーブル横にカウンターをレイアウトし、スムーズに食事の配膳・片付けができるように工夫しています。

 

ダイニングテーブル横にカウンターを設けた実例

事例を見る:Case177「Full Life」

 

カウンター下には収納が設けられているので、キッチン周辺をきれいにキープしやすいのも特徴です。

 

カウンターが接している壁にはコンセントが配置されているため、コーヒーメーカーなど家電を利用する際に「コードが届かない」といったストレスもありません。

 

 

カウンターを間仕切りにしてゾーニングした実例

 

ダイニングテーブル横にカウンターを設けた実例

事例を見る:Case116「やさしい色と光につつまれて」

 

こちらの住宅は、壁付けキッチンとカウンターがL字になるようにレイアウトしており、リビング・ダイニングとの間仕切りとしても役立っています。

 

ダイニングテーブル横にカウンターを設けた実例

事例を見る:Case116「やさしい色と光につつまれて」

 

カウンター横にはベビーゲートが設置されているので、お子さまがキッチンに入りづらく、刃物などによるケガのリスクを回避できるのもポイントです。

 

リビング・ダイニング側のカウンター下は収納として活用しており、生活スペースの整理整頓がしやすくなります。

 

 

収納力に優れたカウンターを設置した実例

 

収納力に優れたカウンターを設置した実例

事例を見る:Case162「Storage & Lighting」

 

こちらの住宅は、壁付けキッチンに対して並行にカウンターをレイアウトしており、炊飯器が保管できるなど収納力に優れているのが特徴です。

 

収納力に優れたカウンターを設置した実例

事例を見る:Case162「Storage & Lighting」

 

カウンターをダイニングテーブルとしても利用しているため、広いリビングでご家族の時間を過ごせるのも魅力です。

 

 

SHUKEN Reの施工事例は、以下よりご確認いただけます。

 

リノベーション事例集

 

▶SHUKEN Reのリノベーション事例集

 

 

壁付けキッチンのレイアウトのコツについては、こちらの記事で解説しています。

 

〈関連コラム〉

〈実例10選〉壁付けキッチンレイアウトのコツとメリット・デメリットを解説

 

 

■壁付けキッチンでレンジなどの家電をおしゃれに配置するコツ

 

壁付けキッチンでレンジなどの家電をおしゃれに配置するコツ

 

壁付けキッチンでレンジなどの家電をおしゃれに配置するコツは、以下のとおりです。

 

  • ・カウンターを設けて、キッチン側の収納に保管する
  • ・セミオープンの場合は、リビング・ダイニングから見えない壁部分に家電を配置する
  • ・パントリーや扉付きの収納に保管して、人目に触れないようにする
  • ・内装やキッチンの配色に合った家電を置いて、統一感を演出する

 

家電をおしゃれに配置するには、人目に触れない場所に置くのがベストだといえます。

 

家電の収納場所を確保するのはもちろん、「LDKにメリハリを持たせたい」と考える際には、今回ご紹介したようにカウンターの設置がおすすめです。

 

また、レンジなどの家電を見える位置に置く場合は、LDK全体の統一感を崩さないように、内装のテイストや配色に合わせた製品を選びましょう。

 

 

マンションのキッチンリフォームのおしゃれな実例を、以下の記事で解説しています。

 

〈関連コラム〉

【マンションのキッチンリフォーム】おしゃれな実例、費用相場と注意点|補助金やよくある質問も解説

 

 

■まとめ

 

壁付きキッチンにカウンターを設置すると、「収納力がアップする」「目隠しになる」など多くのメリットがあります。

 

一方で、レイアウトによっては「空間が狭く感じる場合がある」といったデメリットもあるため、メリットとデメリットを比較しながらカウンターの設置を決めましょう。

 

今回ご紹介した内容を、壁付きキッチンにカウンターを設置するか検討する際の参考としていただけると幸いです。

 

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    SHUKEN Re 編集部

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