公開日:2024-09-10 更新日:2024-09-17
実家の和室リノベーション|工事内容と費用目安、メリット・デメリット、事例写真を解説
「古くなった実家の和室をリフォームしておしゃれに変えたい」「実家で使っていない和室がある。もったいないのでどうにかしたい」という方も多いはず!
そこで、和室リノベーションの費用目安とメリット・デメリット、プランニングのコツを解説します。
東京・千葉・神奈川エリアで約20年にわたり8,000件超のリノベーション実績があるSHUKEN Reの事例写真を交えて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
・実家の和室リノベーションをしたい方は、工事内容と費用目安を踏まえてプランを検討しましょう。
・和室をリノベーションする際は、事前にメリットだけではなくデメリットや注意点、押さえるべきポイントを知っておくことが重要です。
・東京・千葉・神奈川で実家リフォームする際は、ローン相談などの資金計画からリフォームの設計施工まで相談できる施工実績豊富なSHUKEN Reへご相談ください。
目次
■和室リノベーションのメリット
和室のリノベーション事例を見る:Case13「大正モダン・和室でくつろぎ夫婦円満」
「実家の和室が納戸状態になっていて何年も使っていない」「和室はどうも使いづらくて不便」と感じている方へおすすめなのが、和室のリノベーションです。
和室リノベーションには、以下のようなメリットがあります。
- ・定期的な畳の表替えが必要なくなる
- ・床を畳からフローリングに変えると、家具や車椅子、杖などの跡が付きにくくなる
- ・床を畳からフローリングに変えると、床掃除しやすくなる
- ・砂壁の和室をクロス張りに変えると、掃除しやすくなる
- ・壁を真壁※から大壁※に変えると、断熱性や遮音性が高まる
- ・壁を真壁から大壁に変えると、モダンですっきりとした印象になる
- ・障子をカーテン、襖を内装ドアへ変えると、定期的な張り替えが必要なくなる
- ・隣り合う部屋との間に段差がないバリアフリーな間取りになる
- ・思い出の詰まった和室をアレンジして、インテリアをトレンドの和モダンスタイルへ変えられる
※真壁:柱や梁を見せる工法で、和室へ古くから取り入れられている。
※大壁:柱や梁を壁の内部におさめる工法で、最近の住宅にはほどんと大壁が採用されている。真壁よりも壁が分厚くなるため、充填できる断熱材の量を増やせるため断熱性に効果的。
実家の和室をリノベーションする際は、和室の雰囲気をそのまま残す方法に加えて、洋室へリノベーションする方法、隣り合う部屋と合体させて広い空間にする方法があります。
それぞれ工事内容や費用目安が異なりますので、ご予算に合わせてプランを検討しましょう。
■和室を内装だけリノベーション|工事内容・費用目安
和室のリノベーション事例を見る:Case18「自然に座ってしまう、畳小上がりの魅力」
最も手軽でコストがかからない方法は、和室を和室のままとして内装だけやり変える方法です。
和室のままといっても、壁を大壁へ変えてクロス張りにしたり、戸襖を取払って写真のようにリビングに続く畳スペースへ蘇らせるプランも人気です。
リビングに隣接する畳スペースは、小さなお子さまの遊び場やお昼寝スペース、大人の方が床に寝転がってリラックスできる場所としてマイホームへ取り入れるケースは少なくありません。
工事内容 | 費用目安 |
畳の表替え | 0.5〜1万円/畳 |
畳の新調 | 0.8〜2万円/畳 |
砂壁からクロスへのやりかえ | 6〜10万円 |
板張り天井からクロスへのやりかえ | 5〜8万円 |
戸襖・間仕切壁撤去 | 15〜50万円 |
真壁から大壁への変更 | 20〜30万円 |
※和室6帖間の場合を想定
※実際のリフォーム費用は施工会社へお問い合わせください。
最近は、和室の雰囲気を洋風なインテリアと組み合わせる和モダンスタイルが人気で、北欧インテリアと和風デザインを融合させたジャパンディスタイルは世界中から注目されています。
ご実家の和室をリノベーションする際は現状を活かせるプランも検討してみてください。
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3つのご相談窓口
ご検討のステップに合わせて
3つのコースからご相談を承っております。
■和室から洋室へリノベーション|工事内容・費用目安
和室のリノベーション事例を見る:Case191「Planner’s Home」
「畳のスペースは使いづらい」「他の部屋と統一感のあるインテリアにしたい」という方には、和室を洋室へ変えるプランがおすすめです。
壁・天井・床をやり変えるだけで、空間の用途が一気に増えます。
工事内容 | 費用目安 |
畳からフローリング | 15〜50万円 |
真壁から大壁への変更 | 20〜30万円 |
板張り天井からクロスへのやりかえ | 5〜8万円 |
戸襖から内装ドアへの変更 | 10〜20万円 |
押入れからクローゼットへの変更 | 15〜30万円 |
和室の出入り口段差解消
(バリアフリー化) |
8〜20万円 |
※和室6帖間の場合を想定
※実際のリフォーム費用は施工会社へお問い合わせください。
和室を洋室へリノベーションする場合は、どこまでこだわるかや選ぶ内装材の仕様によって費用がかなり変わります。
また、出入り口を変更する場合は和室に通じる廊下や隣接する部屋の内装もやり変える必要があるため、リノベーション範囲を施工会社とじっくり相談しましょう。
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■和室を撤去して広々スペースに|工事内容・費用目安
和室のリノベーション事例を見る:Case83「BLACK & GREEN」
昔のマンションや戸建住宅は、小さな和室がいくつも連なる物件が多いですが、近年のライフスタイルはLDKを中心として広々と間仕切壁の少ない間取りが好まれてます。
そのためSHUKEN Reには、思い切って和室を撤去して隣接する部屋と合体させて、開放的な大空間に変えたいというご相談を多数いただきます。
工事内容 | 費用目安 |
和室を撤去して洋室化 | 70〜100万円 |
隣接するリビングの床・壁工事 | 80〜200万円 |
システムキッチン移動
(壁付けから対面やアイランドキッチンに) |
150〜300万円 |
DK+LからLDKへの改修
(間仕切壁撤去+内装工事) |
100〜400万円 |
※実際のリフォーム費用は施工会社へお問い合わせください。
和室を撤去して他の部屋と繋げるリフォームは、工事範囲が広くなり価格も高めです。
しかし、マンション・戸建住宅どちらの場合も大幅に間取りを変えやすいため、フルリノベーションとして工事を決断される方は少なくありません。
和室の撤去を検討している方は、一度既存の壁や天井・床を解体してスケルトンリノベーションする方法も検討してみましょう。
【スケルトンリノベーションの単価目安】
マンション:15〜20万円/㎡(50〜67万円/坪)
戸建住宅:16〜22万円/㎡(53〜72万円/坪)
■和室リノベーションのデメリット・注意点やプランニングのコツ
和室のリノベーション事例を見る:Case140「ホテルライク×家事ラク」
和室リノベーションには、機能面やデザイン面、生活面においてメリットがある反面、事前に知っておいた方が良いデメリットや注意点もあります。
ご実家の和室をリノベーションする際は、以下のポイントに注意してプランを検討しましょう。
部屋の用途をはっきり決める
まずは、和室をリノベーションした後にどのようなスペースとして使いたいかイメージしましょう。
寝室として使うのかリビングの一角として使うのかでは必要な設えが変わります。
照明計画や家具の配置などを含め、使用目的に合わせて総合的にプランニングすることが大切です。
最近は、リモートワークやテレワークに対応できるように和室をワークスペースへ改装するケースが増えています。
畳からフローリングへ変える場合は断熱・遮音性能に要注意
畳の原材料であるイ草は、ストロー状で空気を含むため、高い断熱性・遮音性を持ちます。
対して一般的なフローリングは、畳よりも冷気が伝わりやすく足音が響きやすいため注意してください。
マンションで和室の床をフローリングへ変更する場合は、管理規約で床材の遮音性能レベルが指定されていないか必ず確認しましょう。
床の段差もチェック
JIS規格では畳の厚さは55mmか60mmと決められており、フローリングの厚さは15mm前後が一般的です。
つまり、畳を撤去してそのままフローリングを張ると廊下や隣接する部屋との間に段差ができてしまいます。
せっかく費用をかけてリノベーションするのですから、できるだけ床の段差を解消してバリアフリーにしましょう。
周りと完全にフラットな床にするためには、隣接するスペースと合わせて全体的に床材を張り替える必要があります。
住宅性能が低いと快適に過ごせない
ご実家の和室をリノベーションして見た目がきれいになっても、建物そのものの性能が低いと快適な室内環境になりません。
築40年を超える住宅は旧耐震基準建物の可能性があるため、戸建住宅の場合は耐震改修も併せて検討しましょう。
築40年以内でも断熱性能が低いと結露が発生したり光熱費が高くなったりするため、断熱リフォームするのがおすすめです。
耐震・断熱リフォームは壁の一部を解体するケースが多いため、和室のスケルトンリノベーションと同時にするとコストを抑えられます。
マンションでも、内窓設置や壁内の断熱材追加など和室リノベーションと併せて実施した方が良い性能向上工事もあるため、施工会社へ相談してください。
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築年数の経っている実家はフルリノベーションの方がお得
築年数の経っているご実家は、設備配管や電気配線など見えない部分が劣化している可能性があります。
戸建住宅ですと、柱や土台などが腐食していたりシロアリ被害を受けたりしているリスクも無視できません。
劣化が進んでいると、和室だけをリノベーションしただけでは問題を解決できず、次々と色々な場所を改修しなくてはいけないケースもあります。
部分リフォームを何度も段階的に繰り返すと、心理的ストレスやスケジュール面、コスト面での負担が大きくなるため注意してください。
築30年を超えるマンションや戸建住宅は、内装材や設備機器など目に見える部分だけではなく、床下地など見えない部分も劣化が進んでいるかもしれません。
そのため、和室リノベーションを機にリノベーション会社へご実家をじっくり調査してもらうことをおすすめします。
■実家の和室リノベーションに補助金・減税制度が使える可能性も
和室のリノベーション事例を見る:Case194「Find my origin」
ご実家の和室リノベーションをする時に、補助金や減税制度を利用できるかもしれません。
ただし、どちらも工事内容が限定されているため、プランニング前に概要を知っておきましょう。
補助金
和室リノベーションと併せて断熱リフォームや省エネリフォームをすると、補助金をもらえる可能性が高まります。
ただし、総申請額が予算額に達した時点で締切日を待たずに受付が終了する可能性もあるため注意してください。
【リフォームに関連する主な補助金事業】
・各自治体の補助事業や助成事業(地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト)
減税制度・税控除特例
補助金は申請期限があり予算額が決まっているため、誰でも利用できる訳ではありませんが、減税制度は条件を満たしており確定申告さえすれば、どなたでも利用できます。
【住宅ローン減税】
一部の金融機関では、住宅改修にも住宅ローンを利用できるところがあり、ローンを利用してリノベーションすると、所得税(個人住民税)の一部控除を受けられる可能性があります。
【住宅ローン控除の対象借入金額と控除期間(既存住宅の場合)】
対象借入上限額:2,000万円(長期優良住宅、低炭素住宅、ZEH水準、省エネ住宅省エネ基準適合住宅などの省エネ住宅に該当すると3,000万円に引き上げ)
控除期間:最長10年
【住宅ローン控除の対象条件(既存住宅の場合)】
・不動所有者が申請者本人であること
・申請者本人が住むための住宅であること
・世帯収入が2,000万円未満であること
・既存住宅の床面積が50㎡を超えていること
(参考:国土交通省|住宅ローン減税の制度内容が変更されます!~令和6年度税制改正における住宅関係税制のご案内~)
【リフォーム促進税制(所得税・固定資産税)】
住宅ローンを利用しない場合でも、一定の工事を行うとリノベーション後に住み始めた年の所得税と工事翌年の固定資産税が一部控除されます。
【控除額】
所得税控除率:標準的な工事費用相当額 × 10%(最高62.5万円/戸、太陽光発電導入を含む場合は67.5万円/戸)
固定資産税:固定資産税額の1/3(最高120㎡相当分)
【主な対象条件】
・税申告者本人が住むための住宅であること
・1982年1月1日以前に建てられていること(耐震リフォームを伴う場合)
・65歳以上の方や障害をお持ちの方、要介護・要支援認定を受けている方が同居していること(バリアフリーリフォームを伴う場合)
・2024年4月1日以前に建てられていること(省エネリフォームを伴う場合)
・床面積が50㎡以上280㎡以下であること(省エネリフォーム・同居対応リフォームを伴う場合)
・リフォーム後に調理室・浴室・便所・玄関のうち、どれかが2カ所以上あること(同居対応リフォームを伴う場合)
・19歳未満の扶養親族がいるか、ご自身もしくは配偶者のいずれかが40歳未満であること(子育て対応リフォームを伴う場合)
【対象となるリフォーム工事】
・耐震リフォーム
・バリアフリーリフォーム(通路拡張・段差や勾配の緩和、出入口の改良、床材の取り替え、手すりの取り付けなど)
※バリアフリーに関連する工事費用が50万円を超えていること
・省エネリフォーム(窓の断熱改修[必須工事]、天井・壁・床の断熱改修、高効率エアコンの設置など)
※省エネに関連する工事費用が50万円を超えていること
・同居対応リフォーム(調理室・浴室・便所・玄関の増設)
※同居対応に関連する工事費用が50万円を超えていること
・子育て対応リフォーム(家屋内の子どもの事故防止、対面式キッチンへの交換、開口部の防犯性向上、収納設備も増設など)
※子育て対応に関連する工事費用が50万円を超えていること
減税制度や補助金を利用してお得にリフォームしたい方は、工事内容の条件などに詳しいリノベーション会社へ相談しましょう。
しっかりと予算計画を建てたい方は、リノベーションに特化したファイナンシャルプランナーへ相談するのもおすすめです。
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■まとめ:ご実家の和室改修はフルリノベーションも含めて検討を
ご実家の和室をリノベーションしたい方は、工事範囲と目的を決めてプランニングを進めましょう。
施工実績が豊富でローン相談や補助金・減税制度の利用などの資金計画からリノベーションまで安心して任せられる会社がおすすめです。
SHUKEN Reは、東京・千葉・神奈川エリアで約20年にわたり8,000件超のリノベーション施工実績がありますので、ぜひ安心してご相談ください。
「将来的なリノベーションを検討したい」という方向けの相談会も実施しております。
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