公開日:2024-01-17
ハウスメーカーでリフォームするメリット・デメリット|専門店とどちらが向いているか
リフォーム会社の安心感や実績を重視する方にとって、大手ハウスメーカーは有力な選択肢です。
しかし、価格が高い、自由度が低いといった意見もあり、工務店や専門店と迷う方も少なくありません。
そこで今回は、ハウスメーカーでリフォームするメリット・デメリット両面を詳しく解説します。
後半でハウスメーカーが向いているケース、リフォーム会社が向いているケースをそれぞれまとめていますので、ぜひ会社選びの参考にしてください。
・大手ハウスメーカーはリフォーム会社より価格が高い傾向があり、プランの自由度が低いケースもあるのがデメリット。
・ハウスメーカーと専門店どちらが向いているかは、建物の構造やご予算、マイホームに求める条件によって変わります。
目次
■ハウスメーカー系リフォーム会社とは?
全国区で誰もが名前を聞いたことがある大手ハウスメーカーは、グループ会社のリフォーム部門を持っていることがほとんどです。
※代表的なハウスメーカー系リフォーム会社
上記のような大手ハウスメーカー系リフォーム会社は、全国に店舗を持ち手厚いサポート体制を整えていることが多いです。
自社で建てた住まいのみ受け付けている会社もあれば、他社の建物や中古住宅の工事も受け付けているケースもあります。
また、ハウスメーカーで建てたお住まいをほかの工務店やリノベーション会社に工事を依頼しても問題ありません。
ハウスメーカー系リフォーム会社は、工務店やリフォーム会社などと同じように、依頼先の1つとして検討できます。
■ハウスメーカーリフォームのメリット
経営規模が大きく施工実績も多い大手ハウスメーカーのリフォームは、安定感や信頼感があり、サポート力が高い傾向があります。
具体的なメリットを1つずつチェックしていきましょう。
実績が多く信頼感がある
全国に拠点を構えるハウスメーカー系リフォーム会社は、実績数が多く信頼感が高い点が魅力です。
経営母体が大きく、長く続いてきた実績があるのでいきなり無くなって保証を受けられなくなる心配が少ないのは大きなメリット。
また、知名度の高いハウスメーカーなら、いわゆる悪徳リフォーム会社に当たってしまうリスクが少ないのもうれしいポイントですね。
分かりやすいプランが充実している
大手ハウスメーカーはリフォームやリノベーションのプラン内容が充実していて、予算や目的に合わせて選びやすいのも特徴です。
建物の広さでリフォーム費用が決まる定額制プランや、テーマごとのコーディネートプランなど、理想のマイホームをつくりやすい体制が整っていることが多いです。
ある程度ベースが決められたプランから選びたい方にとって、大きなメリットになるでしょう。
自社で新築した住宅の構造を把握している
ハウスメーカーは自社で建てた新築住宅の構造を細かく把握しているので、リフォームのプランづくりや工事面でのメリットもあります。
建築知識に乏しいリフォーム会社だと、現地調査や工事の際に見逃しが発生して施工ミスにつながる可能性があります。
自宅を建てたハウスメーカーは建築図面などの資料を保管してくれているので、安心感が高く間取り変更などの正確な判断も期待できます。
安定したクオリティが期待できる
全国規模のハウスメーカー系リフォーム会社は、どの店舗でも安定したクオリティが期待できるのもメリットの1つ。
店舗数が少ない工務店やリフォーム会社は、提案力や技術力にばらつきがあり、当たり外れが発生する可能性があります。
一方、ハウスメーカーは社員教育やリフォームプランをシステム化していることが多く、一定水準のクオリティが期待できます。
パッケージからプランを選べるため迷いにくい
大手ハウスメーカーはリフォームプランをパッケージ化していて、プランづくりで迷いにくいのもメリットです。
あらかじめ用意されたパッケージから選べるようになっているので、プランづくりで迷いにくく、余計な時間をかけずに見積もりや契約を進められます。
保証制度やアフターサービスが手厚い
ハウスメーカーのリフォームは、完成した後の保証制度やアフターサービスが手厚いのも大きなメリットです。
設備や工事の保証内容が細かく決められていて、保証期間を長く設定できるハウスメーカーも。
また、24時間365日体制のコールセンターなどを設置していることが多く、給湯器の故障や雨漏りといった緊急トラブル時の安心感が高いです。
■ハウスメーカーリフォームのデメリット
メリットがたくさんあるハウスメーカーのリフォームですが、価格や柔軟性などのデメリットもあります。
知らずに選んで後悔しないように、デメリットについてもフラットな目線でチェックしておきましょう。
価格が高い
大手ハウスメーカーのリフォームは、地域の工務店や専門店と比べると価格が高い傾向があります。
全国単位のモデルハウスや広告宣伝費、人件費などの経費がリフォーム費用に含まれているためです。
また、手厚い保証制度やアフター体制も、工事価格の高さにつながります。
同じプラン内容の場合、工務店やリフォーム会社より高くなる可能性があるので、相見積もりで価格を比較するのが良いでしょう。
〈関連コラム〉
細かい要望を盛り込むのは難しい
ハウスメーカーは全国単位で建材や設備を仕入れ、工事もマニュアル化しているため、プランの自由度は低い傾向があります。
「このメーカーの建材を使いたい」「好きなホテルの内装を再現したい」など明確なイメージがある方は、ハウスメーカーだと不満が残る可能性が考えられます。
ほかの家と被らない個性的な間取りやデザイン、クリエイティブな印象の住まいづくりをしたい方は、ハウスメーカーのリフォームだと満足できないかもしれません。
要望が伝わりにくいことがある
大手ハウスメーカーは1つのリフォーム工事に関わる人数が多く、要望が現場まで伝わりにくい傾向があります。
直接打ち合わせをする営業担当やプランナーと現場の間に多くのスタッフが挟まると、伝言ゲームになり要望が正しく伝わらないケースも。
経営規模が大きいハウスメーカーだと、下請け・孫請けにリフォーム工事を外注するケースもあるので注意が必要です。
■ハウスメーカーリフォームが向いているケース
- 費用が高くても安心感を重視する
- 建てたハウスメーカーにリフォームも頼みたい
- 知名度やブランド力を重視する
- 用意されたプランから選びたい
- 細かい要望はなく、定番の間取り&デザインでOK
多少費用が高くても、会社の信頼感やブランド力を重視し、冒険を避けたい方はハウスメーカーのリフォームが向いているでしょう。
大手ハウスメーカーなら、どの店舗に相談しても一定水準のリフォームクオリティが期待できます。
あまり細かい要望はなく、人気の間取りやデザインから選びたい方も、プランが充実しているハウスメーカーのリフォームが向いているかもしれません。
ただし、同じリフォームプランでも価格が高くなる傾向があるので、なるべくハウスメーカーだけに決め打ちせず、ほかの会社も比較検討してみるのがおすすめです。
■リフォーム専門会社が向いているケース
- 理想の住まいを費用を抑えてつくりたい
- 自分らしい間取りやデザインにしたい
- プランナーにじっくりプランを相談したい
- 家づくりの時間を楽しみたい
コストパフォーマンスが高いリフォーム・リノベーションをするなら、専門店に相談するのがおすすめです。
リフォーム専門会社は1から間取りやデザインを考えられるため、ほかの家と被らない世界に一つだけのマイホームをつくることができます。
ある程度時間の余裕があり、信頼できる会社選びや理想のプランづくりにじっくり取り組みたい方は、リフォーム専門会社が向いているでしょう。
■まとめ
ハウスメーカーのリフォームにはメリット・デメリットがあり、ご予算や理想の住まい像によって向き不向きが変わります。
ハウスメーカーで建てた家も工務店やリフォーム会社で工事できますので、先入観を持たずに比較検討してみてください。
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