公開日:2023-02-28 更新日:2024-07-08
ロウリュできる家庭用サウナのつくりかた|自宅で難しいときのアイデアも
ブームにより多くの方に人気のサウナですが、本場フィンランド由来の「ロウリュ」の魅力が気になる方も多いのではないでしょうか。
サウナストーンに水をかけたときの音と水蒸気による湿度と熱など、ロウリュには普通のサウナとは違った心地よさと魅力があります♪
しかしロウリュのあるサウナ施設は限られているため、自宅で楽しめる家庭用サウナを検討する方も増えています。
今回はロウリュできる家庭用サウナのつくりかたを詳しく解説します。
ご自宅に家庭用サウナを置くのが難しい場合、ロウリュできる環境をつくるアイデアもご紹介します。
・ご自宅に家庭用サウナを置くのが難しい方が、ロウリュできる環境をつくるアイデアもご紹介します。
■そもそもロウリュって何?
ロウリュはサウナの本場フィンランドの入浴法で「ロウリュウ」と呼ばれることもあります。
具体的には、ストーブで暖められたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることを意味します。
元々はスモークサウナの温度と湿度を調整するための手段でしたが、ロウリュ自体の心地よさや効果が注目され、入浴方法として人気になりました。
ロウリュで発生した水蒸気はサウナ室内の湿度と温度を急上昇させ、発汗を促し疲労回復や美肌効果が期待できると言われています。
「サウナー」の中にもロウリュのファンは多く、日本でも体験できるサウナ施設が増えてきています。
家庭用サウナでロウリュを導入するか迷っている方は、いろいろな施設で実際に体験してみるのがおすすめです。
オートロウリュ
決められた時間や間隔でサウナストーンに水が噴射され、自動でロウリュを楽しめるタイプです。
オートロウリュは大型のサウナ施設に設置されていることが多く、時間が決まっていて回数も多いのが特徴。
比較的設置店舗も多いので、とりあえずロウリュを体験してみたい方は、まずオートロウリュのあるサウナを探してみるのがおすすめです。
ロウリュ+アウフグース
フィンランド式のロウリュは蒸気の熱を静かに楽しむ方法ですが、熱風を送ってさらに刺激を強めるドイツ式のアウフグースと組みあわせているサウナもあります。
アウフグースはドイツ発祥で、ロウリュの蒸気をタオルであおいでサウナ内の温度と湿度をさらに上昇させます。
アウフグースはサウナ施設のスタッフが行うため、アロマ水のロウリュで香りを楽しめることも多いです。
また世界大会も開催されていて、「アウフギーサー」「熱波師」という専門家によるアウフグースを楽しめる施設も。
オートロウリュより店舗数や開催日時は限られますが、本格的なロウリュを体験したい方におすすめです。
セルフロウリュ
最近は、自分の好きなタイミングで蒸気を楽しめるセルフロウリュのサウナも登場しています。
セルフロウリュはサウナ内に水やアロマ水が用意してあり、利用者自身がサウナストーンにかけて蒸気を楽しみます。
ただし施設のセルフロウリュは周りの方に一声かけるマナーがあり、気兼ねして思うように楽しめない方も多いようです。
セルフロウリュできる施設はまだ少ないので、近くにない方は家庭用サウナで実現するのもおすすめです。
■ロウリュできる家庭用サウナのつくりかた
①ロウリュ対応のストーブを用意
一口にサウナと言ってもさまざまなタイプがあり、ロウリュへの対応は製品によって違うため注意が必要です。
例えば家庭用サウナで多く採用されている遠赤外線タイプは、サウナストーンが無いのでロウリュできません。
ミストサウナ・スチームサウナもロウリュと似たイメージですが、蒸気を出す方法が違うので間違えないように注意しましょう。
家庭用サウナでロウリュをするためには、高温のドライサウナでストーンを設置できるタイプを選ぶ必要があります。
ただしサウナストーンが付いていても、ロウリュできないストーブもあるので要注意。
ロウリュに対応していないストーブでサウナストーンに水を掛けると、漏電による故障など事故の原因になります。
家庭用サウナストーブの熱源は主に2種類で、電気式は電源の確保、薪タイプは排煙や薪の確保などが課題です。
ご自宅の状況などに合わせて、適切な薪ストーブを選びましょう。
②家庭用サウナを設置
ロウリュ対応のストーブが見つかったら、家庭用サウナの本体を選んで設置します。
※家庭用サウナの種類と設置場所
- テントサウナ⇒ベランダ・庭・居室
- ボックスサウナ⇒洗面所や居室
- バレル/小屋サウナ⇒庭
テントサウナは設置・撤去が容易で、設置場所も選ばない手軽さが魅力です。
ただしロウリュする場合は、熱や蒸気が外に逃げないような気密性・断熱性のあるテントを選ぶ必要があるでしょう。
画像引用元:神戸メディケア
ボックスタイプのサウナは0.5畳程度のコンパクトなものから複数人用までバリエーション豊富で、洗面所やリビングなどに設置することが多いです。
室内設置の場合、サウナを使うと部屋が暑くなることが多いので換気などを考える必要があります。
丸型のバレルサウナや小屋型のサウナは屋外に設置し、本格的なロウリュを味わえる製品が多いです。
ただし雨風を受けるので塗装などのメンテナンスが必須で、外からの視線なども考慮しなければいけません。
このようにサウナのタイプによって設置場所やメリット・デメリットが異なるため、ご自宅の状況に合わせて選ぶ必要があります。
■家庭用サウナが難しいときのアイデア
前述した方法で家庭用サウナ&セルフロウリュの実現が難しいときは、次のようなアイデアも検討してみてください。
ロウリュ付きサウナの近くに引っ越す
現在賃貸住宅にお住まいで、お仕事や学校などの都合がつくなら、ロウリュ設備のあるサウナの近くに引っ越すのも一つの考え方です。
自宅サウナのように自由にセルフロウリュはできませんが、家から近ければ毎日入りに行くのは難しくないでしょう。
引っ越し代と毎回の入浴料はかかりますが、メンテナンスや故障のリスクが無いのは大きなメリットです。
サウナ付きシェアハウスに住む
最近増えてきているサウナ付きシェアハウスが近くにあれば、手軽に家庭用サウナ&ロウリュ環境を実現できる選択肢になるかもしれません。
サウナ付きシェアハウスは共用部にサウナ室を設置して、入居者のみ利用できる方式が多いです。
共用設備である以上ある程度のルールはありますが、サウナ施設より自由な使い方ができるホームサウナになり得ます。
サウナ付きシェアハウスはまだ物件数が少ないのが難点ですが、一つの選択肢として検討してみる価値はあるでしょう。
中古住宅リノベーション
「今の家だとサウナを置くスペースがない」「賃貸なので大家の許可が取れない」という方は、中古住宅リノベーションで家庭用サウナをつくる方法も検討してみてください。
リノベーションと聞くと多額の費用がかかるイメージがあるかもしれません。
しかし中古物件のリノベなら新築より費用を抑えられるため、今の家賃と変わらない金額で金利の安い住宅ローンを組めることが多いです。
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しかもリノベーションならボックスやテントを置く簡易的な家庭用サウナではなく、本格的なととのい環境をつくることも可能です。
本気で理想のホームサウナ環境を追求するなら、この後紹介する「SAUNAGE(サウナージュ)」をぜひ検討してみてください♪
■中古住宅×リノベで本格家庭用サウナ&ロウリュを♪
私たちSHUKEN Reが開発した「SAUNAGE HOME」は、本物志向の方にピッタリなリノベーション向け家庭用サウナです。
サウナの聖地「しきじ」の笹野美紀恵氏を監修に迎え、おしゃれなデザイン性とサウナとしての機能両方にしっかりこだわっています。
広いガラス面で家庭用サウナ特有の圧迫感がなく、人間工学に基づいたベンチ形状は高いデザイン性と快適性を両立しています。
40~110℃までの温度設定とオプションのボタン式ロウリュで、セルフロウリュも自由に楽しむことができます♪
1人~2人用が選べますので、パートナーやお友達と一緒にととのいたい方にもおすすめ。
リノベーション専門店であるSHUKEN Reがお客様のサウナスタイルをお伺いし、水風呂やととのいスペースの動線も含めたトータルコーディネートも可能です。
東京青山にSAUNAGEを体験できるショールームもご用意しました。気になる方はぜひお気軽にご体験いただき、理想のサウナスタイルについてご相談ください♪
- 東京都港区北青山2-10-17 SOHO北青山104
- TEL:03-5860-5715
- 営業時間:9:00~18:00 定休日:水・木・祝日
- ※完全予約制
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