公開日:2020-09-07 更新日:2024-07-04
ウォークスルークローゼットの間取りでおしゃれに暮らす|東京・千葉のリノベ事例画像
住まいの悩みで上位に挙がることが多い、収納不足や使い勝手の悪さ。
長く暮らしているとお子さんの成長や趣味で荷物が増えて、クローゼットからあふれてしまうことも多いですよね。
そこで今回おすすめするのは、たっぷり収納力でおしゃれなウォークスルークローゼットの間取り。
ウォークインクローゼットとの違いやメリット・デメリット、実際にリノベーションでつくったおしゃれな間取り事例をご紹介します。
目次
■ ウォークスルークローゼットとはどんな間取り?
ウォークスルークローゼットは日本の住宅では採用例がすくないため、まだ耳にしたことがない方も多いと思います。
ここ数年で採用例が増えてきているウォークインクローゼットは知っている方も多いですよね。
人が中まで入れる大きな収納という点は両方とも共通ですが、ウォークスルークローゼットは2つ出入り口を設けて通り抜けることができるのが特徴。
収納と移動動線という2つの機能を持たせた間取りで、おしゃれで機能的な住まいづくりにとっても役立ちます。
■ ウォークスルークローゼットのメリット・デメリット
まずはクローゼットをウォークスルー化することのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
【メリット】
メリット①:住まい全体の回遊性アップ
入り口を2か所設けて通路としての機能も持つウォークスルーの間取りは、廊下以外の動線ができるため住まいの回遊性がアップします。
うまく配置すれば、遠回りを避けて家事や毎日の暮らしを効率的にこなす住まいになります。
行き止まりがなくなるため、忙しい朝の時間帯などに家族で渋滞することがなくなるのも大きなメリットです。
メリット②:クローゼット自体の使い勝手アップ
大きなスペースで自分自身が移動できるウォークスルークローゼットは、一般的なクローゼットより効率的に使いこなすことができます。
ハンガーパイプスペースをたくさん作れるのでお気に入りの洋服がしわになりにくく、見比べながら今日の一着を選びやすいのでおしゃれ好きの方にもおすすめです。
洗濯済みのアイテムをしまいやすく、どこに何があるか一目で分かるのも使い勝手アップにつながります。
メリット③:ショップ風のおしゃれな仕上がり
お気に入りのお洋服が並ぶウォークスルークローゼットはデザインの自由度が高く、アパレルショップのようにおしゃれに仕上げられるのも魅力ポイント。
あえて扉を付けず、照明にこだわって寝室やリビングから見える間取りにする方も多いです。
理想のおしゃれな空間で身支度を整えれば、気分も上がって素敵な一日のスタートを切れますよ♪
メリット④:光が入って明るくなる
行き止まりのウォークインクローゼットや普通の収納は、どうしても暗いスペースになりがち。
2方向に出入り口を設けるウォークスルーの間取りなら、隣の明るい部屋から自然光を採りこむことができ明るいスペースにつくることができます。
自然な光の中で色合いをチェックしながらコーディネートを考えられますし、アイテムの出し入れがしやすくなるのもメリットです。
ドアを設けないオープン間取りや採光ドアを選べば、奥の部屋にも光が届いて住まい全体が明るくなる効果も。
【デメリット】
デメリット①:広いスペースが必要
ウォークスルークローゼットを使いやすくつくるためには、十分な移動スペースを確保しなければなりません。
一般的なクローゼットより少し広めのスペースが必要になるため、居室との広さバランスは悩みがちなポイント。
収納に床面積を割きすぎてリビングや寝室に圧迫感が出ては本末転倒ですから、ちょうど良いバランスを考えましょう。
デメリット②:水回りの隣は湿気が溜まりやすい
寝室から洗面に抜けられるウォークスルーの間取りは利便性が高く人気のレイアウトですが、水回りに隣接すると湿気が溜まりやすい点には注意が必要。
換気性能を確保するのはもちろん、住まい全体の風の流れまで考えた換気計画を立てることも大切です。
市販のクローゼット用調湿材を使うのも有効ですが、間取側でも工夫してカビや湿気が発生しにくい収納を目指しましょう。
デメリット③:配置に配慮しないと使いにくい
うまく設計するととっても便利なウォークインクローゼットですが、なんとなく作ってしまうとかえって不便になってしまうケースも。
せっかく通り抜けられる構造なのに、意味の無い場所に作ってしまうとメリットがありません。
利用シーンまでしっかり検討し、「ここが通れたら便利だな」という場所にピンポイントでつくることが大切です。
■ 事例で見るおすすめの設置レイアウト
ウォークスルーの間取りは設置する場所によって使い勝手が大きく変わります。
実際の設置レイアウトをチェックしながら、ご自身のライフスタイル合わせた設置場所を考えてみましょう。
・玄関~リビング~寝室の間
リビングの隣に設けたウォークスルーの間取りは、回遊性の高いレイアウトと合わさってさまざまな利用シーンに対応します。
リビングダイニングで朝食を取った後に身支度を整えて出かけたり、帰宅後にジャケットを脱いでからリビングでくつろいだり、効率的な暮らしにつながるレイアウト例です。
リビングからワークスペースへの動線にもなっているため、仕事とプライベートタイムの切り替えで服装を変えるのもいいかもしれません
行き止まりではなく通り道としての機能も持たせることで、ただの収納ではなく住まい全体の利便性向上も果たしています。
・寝室と洗面所の間
洗面・脱衣所と寝室をつなぐ場所にウォークスルークローゼットを配置したリノベ事例です。
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
家族で混雑しがちな朝の身支度も、複数の動線を取れるためスムーズにこなせるレイアウトです。
コンセントを設置した大きなカウンターを設け、メイクやヘアセットを広いスペースで落ち着いてこなすこともできます。
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
折りたたまず洋服をかけられるハンガーパイプをたっぷり設置して、その日の気分に合わせてコーディネートも選びやすいですね。
玄関からリビングまでの動線と交わらないため、お客さんを招いているときも気兼ねなく入浴や就寝準備をこなせるのもメリット。
キッチンまでつながっているため、就寝中にちょっと喉がかわいたときも、起きて水を飲みに行くわずらわしさがありません。
・キッチンから洗面所の間
こちらはクローゼットではなくキッチンパントリーの間取りですが、ウォークスルーの間取りとしてピックアップしました。
キッチンから洗面所に抜ける動線があると、朝の忙しい時間に朝食の準備と洗濯物を効率よくこなせてとても便利です。
玄関からパントリースペースまでのショートカットにもなるため、お米やお水など重たい荷物があるときの負担軽減にもなります。
使い勝手に合わせてクローゼット用途にすれば、洗顔と身支度をスムーズになすこともできます。
■ マンションでもウォークスルークローゼットは可能?
マンションの場合、構造によってウォークスルー化が可能な場合と難しい場合があります。
扉を付けたい場所が建物全体を支える構造体になっている場合、穴を開けたり位置を移動したりするのは難しいです。
逆に、石膏ボードでできている間仕切壁なら自由に位置を移動したりドアをつけたりすることができます。
こうした構造のチェックは一般の方では難しいことが多いため、悩んだら私達リノベーションのプロにご相談いただくのがおすすめです。
今お住まいのマンションはもちろん、これから購入予定の中古マンションもご相談いただければ、間取り変更やウォークスルー設置ができるか判断させていただきます。
特にこれから物件を探す方には、ウォークインクローゼットに適した構造と間取りの物件を私たちと一緒に探す「ワンストップリノベーション」もおすすめです。
■ まとめ:自由なリノベーションでおしゃれなウォールスルークローゼット
上手に配置すると使い勝手がよく、住まい全体の利便性向上にもつながるウォークスルークローゼット。
新築のマンションや戸建てにはない間取りを、自由なリノベーションでおしゃれに作ってみませんか?
一人ひとりのライフスタイルに合わせたオーダープランの間取りづくりなら、リノベーション専門店のSHUKEN Reにお任せください。
たくさんの住まいづくりをお手伝いしてきた経験と実績をもとに、ご家族にピッタリのウォークスルークローゼットをご提案します。
いまのお住まいにご不満がある方も、これから住まい探しを考えている方も、お気軽にご相談ください。
東京の世田谷区と千葉の浦安市のショップを中心に、首都圏のリノベーションに対応しています。
ご自宅からお気がるにご活用いただけるオンライン相談も受け付けていますので、ちょっとした疑問についても、いつでもご質問下さい。
【オンライン】相談会の詳細はコチラ