公開日:2022-05-07 更新日:2024-07-04
オシャレな土間で叶える!イマドキの間取りポイント5つとリノベーション事例
昔ながらの土間スペースですが、最近はおしゃれなお住まいの多くで採用されるようになりました。
靴の着脱をするだけでなく、様々な用途のある土間スペース。
スペースに余裕があるなら、リノベーション計画にぜひ取り入れていきたいですよね。
今回は、土間の活用法やリノベーション時のポイントなど、土間のある暮らしを始める前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
■土間で叶えるイマドキの暮らし
昔の家に設置されていた土間ですが、最近はおしゃれで実用的な空間として取り入れるお家が増えてきました。
・土間って何?
室内につくられており、土足で歩くことができるようにつくられたスペースを『土間』といいます。
昔の住まいは土を固めてつくっていましたが、近年は漆喰やコンクリート、タイルなどで仕上げられています。
・イマドキの土間活用法
土間は土足のままで歩き回ることができるようにつくられているため、あまり汚れを気にしなくても良いというメリットがあります。
そのため、
・アウトドアグッズや自転車など室外で使うものを保管する
・自転車のお手入れスペースとして活用する
・大きな観葉植物を育てる
といったような、室内ではちょっと汚れが気になる用途に活用することができます。
もちろん、友人を招いておしゃべりをしたり、ワークスペースとして活用したり、室内と同じような使い方をすることも可能です。
用途に合わせてフレキシブルに使うことができるので、リビングやダイニングとはちょっと違うスペースが室内に欲しい、という方にとってはかなり使い勝手の良いスペースです。
土間があることで、限られた居住スペースを有効活用することができます。
事例やポイントを参考にしながら、間取り計画を立てていきましょう。
■【土間】間取り計画のポイント6つとリノベーション事例
使い勝手の良い土間ですが、リノベーションをして新しい暮らしに取り入れる場合おさえておきたいポイントがあります。
ポイント1. スッキリと片付く収納スペースをつくる
靴箱だけではおさまらないほど靴を所有している場合、見せる収納として活用することができます。
ずらっと並べて保管することで、靴に対する愛着もさらに湧いてきますよね。
もちろん靴だけでなく、ベビーカーや子どものおもちゃ、自転車など室外で使う様々なものを保管することができます。
玄関土間をつくったこちらのお家。
元々居住空間に侵食していた自転車やキャンプ道具などの趣味の品々でしたが、スッキリと1箇所に収納できるようになりました。
コレクションとしておしゃれに楽しめるよう、『見せる収納』にすることでおしゃれなスペースに仕上がりました。
ポイント2. 開放感のある空間に仕上げる
戸建て住宅をリノベーションする場合、庭との繋がりを感じることができるように施工することで開放感のある空間に仕上げることができます。
空間を区切るのではなく繋がりを持たせることで、通常よりも広く感じることができます。
マンションに土間を設置する場合は、土間の色と床の色を同系色でまとめる、雑然としてしまわないよう収納スペースの設計は工夫する、ダウンライトを使用して視覚効果を狙う、といった工夫をすることで開放感のある空間に仕上げていくのもおすすめですよ。
地上3階+地下室がある戸建てのお家を、4人家族がのびのびと暮らせる住まいにリノベーションしたこちらのお家。
奥様憧れだったとおっしゃるコの字型の土間が、スッキリと靴を収納しています。
玄関の床と同じ色を使用しつつ、段差を設けているためメリハリのある空間に仕上がりました。
事例を見る:Case78「COLORFUL × STYLISH」
ポイント3. 幅広い用途に対応できる広さを確保する
スペースに余裕がある、土間での作業頻度が高い、元々荷物が多い、といった場合は土間スペースは広めに確保しておきましょう。
広めにつくっておけば、有効活用することができます。
土間を設置するとどうしても居住スペースは狭くなってしまいますが、その分幅広い用途のある土間がカバーしてくれます。
キャンプ道具を収納できる土間を設けたこちらのお家。
テントや寝袋、ランタン、BBQコンロなどこだわって集め始めたらキリがないキャンプグッズも収まる広さに仕上げました。
限られた面積を有効に活用するため、個室は寝るだけと割り切ってコンパクトに。
『譲れない場所には、しっかりと予算と広さを使う』という優先順位を明確にしたからこそ実現した満足の土間スペースです。
ポイント4. 汚れと湿気対策をしておく
土足で歩き回ったり、ベビーカーや自転車など外で使用するものを持ち込んだりするため、どうしても汚れやすくなります。
水や汚れに強い素材を使用し、砂や泥が持ち込まれても対処できるようにしておきましょう。
こまめにメンテナンスができなくても、お手入れしやすい素材を選んでおくと綺麗な状態を保つことができるので安心です。
また、冬場冷えやすい土間は結露が発生しやすくなります。
いつの間にかカビが生えていた…ということのないように、調湿機能のある素材を選んだり換気機能を整えたりするなどしてあらかじめ湿気対策をしておきましょう。
ポイント5. 動線を意識して使い勝手良く
動線を意識して土間の広さや収納の設置場所を考えることで、使い勝手の良い空間になります。
例えば、キッチンと土間を直通にすることで買い物から帰ってすぐに食材を片付けることができます。
お米や水のような重い荷物も遠くまで運ぶ必要がなくなりますし、ゴミ出しもスムーズに。
また、お風呂や洗面所と連動させることで、遊んで泥だらけで帰ってきた子どもたちがすぐにシャワーを浴びたり、帰宅してすぐに手を洗うことができます。
スペースに余裕がある時は、土間と他の部屋とのつながりや動線を意識しながら間取り計画を立てていきましょう。
メゾネットタイプのマンションを購入、リノベーションしたこちらのお家。
ベビーカーもすっぽり収納できるほど、奥行きのある広々とした土間が魅力的です。
土間の真裏に手洗いスペースを設けたことで、家に帰ってすぐに手を洗いそのままリビングへ…という動線が整いました。
ポイント6. お掃除グッズはすぐ手に取れる場所に
靴を履いたまま使用する土間は、どうしても土やほこりが溜まりやすいもの。
気がついた時にささっと掃除できるよう、お掃除グッズを収納するスペースをつくっておきましょう。
ほうきやモップ、デッキブラシといった大きい掃除道具をスッキリ片付けられるサイズでつくっておくのがポイントです。
■オシャレな土間のある暮らしを始めるなら…
使い勝手の良い土間があれば、限られた住空間を有効活用することができます。
何に使いたいのか、どのくらいの広さが必要なのか、家族で話し合った上で間取りを決めていきましょう。
SHUKEN Reは、あなたのライフスタイルやご要望に合わせて、設計士やデザイナー、施工スタッフがチーム一丸となって、おしゃれな土間のある家の間取り計画をサポートします。
ここでご紹介しきれないたくさんのリノベーション事例も公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
千葉県浦安の本店と東京世田谷のリノベショップのほか、オンラインでも相談を受け付けています。
お家づくりが大好きなスタッフがお話を伺いますので、どんな疑問やご要望もお気軽にご相談ください。お待ちしております♪
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