公開日:2022-04-10 更新日:2024-07-04
子育てしやすい間取り9選|リノベーション計画のポイントまとめ
仕事に家事に子育てに…毎日やることがたくさんある子育ての時期。
やることに追われてストレスになってしまわないように、効率よく家事を進めて子育てに集中できるように工夫したリノベーションすることが大切です。
とはいえ、どのような間取りにすればいいのか、気をつけるポイントはあるのかなどわからないこともたくさんありますよね。
そこで今回は、子育てしやすい住まいにできるよう、リノベーションする前に知っておきたい間取りポイント9選をまとめました。
これからの子育てに備え、リノベーション計画にもぜひお役立てください。
■子育てしやすい間取り9選
それでは、SHUKEN Reが手がけたリノベーション事例も交えながら子育てしやすい間取りポイントを順番にご紹介します。
① 開放感がありのびのびと遊べるようなスペースをつくる
広々としたリビングや子ども部屋があれば、そこで子どもたちはのびのびと過ごすことができます。
そしてひとりで過ごすことができれば、その間大人も家事や仕事に集中することができます。
ハイハイをして動き回る乳児期、走り回る幼児期、と子どもたちは想像以上に家の中を動き回るからこそ、その時期の成長をサポートできるような空間を確保するようにしましょう。
また、開放感のある吹き抜けやロフトは、子どもの空間認識能力を鍛えることができるともいわれています。
ブロックやパズルといった玩具で鍛えるだけでなく、空間を用いながら個々の能力を育む環境を整えておくのもおすすめです。
こちらのお家は、長年住み続けた自宅をリノベーション。
リビングダイニングがぐっと広くなったことで、お子様はのびのびと遊び回ることができるようになりました。
② 見守りやすい空間と配置に工夫する
『家事をしたいけど、子どもの様子が気になる』『視界に入らない場所で怪我をしないか心配』など特に小さいお子様の様子は気になるもの。
おしゃれな空間をつくることも大切ですが、子どもの様子をしっかりと見守ることができるよう、間取りや造作家具の配置を工夫しましょう。
③ 収納スペースをたっぷりとつくる
家族の人数が増えるにつれ、物の量も増えていきます。
ごちゃごちゃと散らかっていると片付ける時間がかかる上、片付いていない状況や片付けない子どもにイライラしてしまう…ということも。
スッキリと心地よい部屋をキープできるよう、収納スペースはたっぷりとつくるようにしましょう。
収納が充実していることで、子どもたちが自分で片付ける癖をつけることもできます。
お子様の成長を考え間取りを決めたこちらのお家は、ファミリークローゼットやウォークインクローゼットといった収納が充実。
不要なスペースとされている廊下にも本棚を設けました。
④ 段差の有無は考え方次第
室内にスキップフロアのようなちょっとした段差をつくることで、空間にメリハリが生まれおしゃれな部屋にすることができます。
そのため、積極的に段差を取り入れる方が多い一方で、子どもの転倒や怪我を防ぐために段差は減らしたい…という子育て世帯の方もいらっしゃいます。
危険をあらかじめ防ぐことも大切ですが、乳児期の子どもにとっては段差が足腰を鍛え運動する場にもなります。
段差のメリットにも目を向けて、自分たちの子育てに取り入れたい手段を採用するようにしましょう。
キッチンに段差を設けたこちらのお家。
この段差があるからこそ、キッチンがよりおしゃれに仕上がっています。
段差をつけてゾーニングすることで、『ご飯をつくっている時は危ないから、ここを登ってきちゃダメだよ』と声かけができますね。
⑤ 家事動線を考える
水回りはコンパクトにまとめて時短で家事を進められるようにする、キッチン横にパントリーを設け、購入した食材はすぐに片付け使いやすいようにする、ファミリークローゼットを設けて洗濯物の片付けやアイロンといった家事はまとめて終えられるようにする、など家事動線を工夫するだけでかなり時短になります。
家事が楽になる家事動線を考えて間取りを考えることで、自然と子育ての負担も軽減するため、お子様の成長や家事に費やすことができる時間を考えた上で間取り計画を立てていくようにしましょう。
⑥ コミュニケーションを取りやすいリビングに
『子どもには高いコミュニケーション能力を身につけて欲しい』という方は多いからこそ、コミュニケーション力を自然と鍛える環境をつくることが大切です。
家の中でもリビングは、最もコミュニケーションをとる場所。
親子の会話を楽しむことができて、相手の話にじっくりと耳を傾けることができるような間取りになるよう工夫してみましょう。
こちらのお家のように、リビングにいてもキッチンにいても会話をしやすいような間取りなら、お互い好きなことをして過ごしながらコミュニケーションを取ることができます。
お子様専用のロフトも設置することで共に過ごす時間をつくり、リビングが散らかることもありません。
家事をしながら子どもとの会話を楽しみ、親が片付る手間も必要ない間取りなら、子育ての負担をかなり軽くすることができます。
⑦ 土間を活用する
玄関と室内の中間的な場所につくられた『土間』。
昔は台所や作業場として活用されていましたが、最近は収納スペースとしてつくる方が増えています。
子育ての悩みのひとつとして『片付かない問題』がありますが、土間というたっぷりの収納スペースがあることでこの問題は解決することができます。
日々の片付け問題は積み重なると大きなストレスになるので、スペースに余裕があれば土間を設置するのがおすすめです。
こちらのお家にある、扉が造作&アイアンのおしゃれな土間収納。
靴だけでなく、アウトドアグッズや遊び道具をたっぷり収納することができます。
自分たちの楽しみも大切にしながら、子育ても楽しむ。
そんなバランスの取れた真似したい暮らしを実現されています。
⑧ 五感を養う素材選びにこだわる
五感とは、『味覚』『嗅覚』『聴覚』『視覚』『触覚』を指します。
この五感が刺激されることで、子どもの脳も体も成長していきます。
住まいの場合、自然素材やステンレス、タイルといった様々な素材を使用し、その素材を通して触覚を刺激し、感受性を養うことができます。
子どもたちの成長を後押しする環境を整えることを意識してみましょう。
こちらのお家は、使用する素材の質にこだわってリノベーションしました。
無垢フローリングやステンレス、モルタル、と様々な素材に触れる中で、五感が磨かれそうですね。
⑨ プライバシーの確保をしやすい間取り
家族とはいえ、プライバシーを確保することは大切です。
特に思春期の子どもは、自分ひとりで過ごす時間を大切にしたいもの。
子どもが安心して籠ることができるスペースがあれば、程よい距離感を保ちながら仕事や家事に集中することができます。
こちらのお家は、お子様の成長に合わせてリノベーション。
2人のお子様それぞれの個室を準備しました。
子どもたちが個室で過ごす間、親はリビングでティータイム…など各々のペースを大切にしながらのんびりと過ごすことができそうですね。
■子育てしやすい間取りで毎日を笑顔に!
家事の負担を減らす、自然と学ぶことができる場所をつくる、笑顔で接することができるようにストレスを軽減できるような間取りにする、など子育てしやすい間取りにするためにできることはたくさんあります。
毎日の暮らしを快適に、日々笑顔で過ごすことができるようなリノベーション計画を立てていきましょう。
SHUKEN Reは、あなたのライフスタイルやご要望に合わせて、設計士やデザイナー、施工スタッフがチーム一丸となって、子育てしやすい間取り計画をサポートします。
ここでご紹介しきれないたくさんのリノベ事例も公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
■子育てしやすい間取りにリノベーションするなら…
千葉県浦安の本店と東京世田谷のリノベショップのほか、オンラインでも相談を受け付けています。
お家づくりが大好きなスタッフがお話を伺いますので、どんな疑問やご要望もお気軽にご相談ください。お待ちしております♪
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