公開日:2022-03-27 更新日:2024-07-04
壁付けキッチンで狭い間取りを広くリノベ|10~12畳のLDにいいキッチンの作り方【東京・千葉】
レトロな雰囲気で、どこか本格的な印象の「壁付けキッチン」。
自由な動線設計がしやすいシンプルなレイアウトなので、リビング・ダイニングとのつながりや間取り配分にも有効的です。
今回は、キッチンリノベにおすすめの海外風デザインやモダンスタイルの実例を楽しんでいただきながら、効率的なLDKレイアウトづくりのポイントをご紹介していきます。
ぜひ、おしゃれで機能的なキッチン空間のアイデア探しの参考にしてみてくださいね。
・10~12畳のLDKで叶えるおしゃれで快適なレイアウトのポイントを押さえることができます。
・壁付けキッチンで活かせる自由な動線設計と配置のコツを解説します。
目次
■壁付けキッチンレイアウトで自由な間取りを叶える
「壁付けキッチン」は、対面スタイルで人気のアイランドキッチンやペニンシュラキッチンのように、通路幅や背面収納を気にせず、壁面を贅沢に活用できるデザインです。
オーソドックスなI型スタイルやコーナーを活用したL型スタイルなど、自由なデザインと機能で「こだわりのおしゃれキッチンをつくりたい」という方々から支持を集めています。
・快適な壁付けキッチンの広さ
キッチンの広さは、快適な調理作業や通行に支障をきたさない動線の幅によって決まります。
対面キッチンの場合、一般的に通路(動線)幅を1人で約75~80㎝・2人以上で約100㎝~確保するのが理想的です。
壁付けキッチンの場合は、ダイニングとの間にカウンターなどを置かない限り、キッチン空間は「ここまで」という線引きがないので、ある程度自由で広い動線がとりやすくなります。
・狭いLDKを壁付けキッチンで広くリノベ
壁付けキッチンの特徴として、壁と一体化した無駄のないスタイルで動線となる床面積の消費が少なくて済むというポイントがあります。
そのため、狭いLDK空間でリビングを広くとりたい場合や圧迫感のないキッチンをつくりたい場合のリノベーションにも、おすすめのレイアウトです。
壁付けキッチンなら、対面キッチンのようにダイニングに回り込む動線が省略できるので、その分の床面積をリビングやダイニングの広さに配分することが可能です。
■壁付けキッチンでつくるLDK間取り【実例】
早速、実例で壁付けキッチンのデザインやLDK間取りに与える効果を見てみましょう。
・ゆとりあるリビングダイニング
在宅勤務でも快適に過ごせる広々としたLDK空間をテーマに、ゆったりとしたリビングと回遊性のあるキッチン・ダイニングをレイアウトしました。
できるだけ個室をつくらず、オープンな視界が魅力の間取りの実現です。
無駄のないコンパクトなキッチン横には、調理作業やちょっとしたカフェタイムに便利なカウンターを設計。
リビングからは死角となる場所なので、調理家電やストックの収納にも便利です。
・縦長LDKで奥行きのある配置
縦長LDKの壁付けキッチンには、収納と作業台を兼ね備えたカウンターがあると便利。
真っ白な壁と白タイルの壁面に、ナチュラルな収納棚がおしゃれなデザインです。
カウンター収納とダイニングテーブルをつなげて「盛り付け・配膳・片付け」の動線を短く効率的に。
キッチン×ダイニングの集約間取りで、広々としたリビング空間の確保に成功しました。
・横長LDKで独立性のあるキッチン
リビングからのダイレクトな視線を避けるなら、実例(下)のような横長LDK間取りで壁付けキッチンをつくるのもおすすめです。
ダイニングテーブルを作業台としても使える並列配置で、余計な家具は置かないスタイリッシュなキッチン×ダイニングに仕上がりました。
あたたかみのあるインダストリアルテイストで、キッチン・ダイニング・リビングそれぞれの空間を丁寧にデザインしたおしゃれなインテリアが実現しました。
無駄な床面積をとらない壁付けキッチンなら、横長の空間にもキレイにLDKがおさまります。
・限られた空間をスマートにデザイン
L型キッチンを希望するなら、コーナーを使った壁付けレイアウトで機能的なのに、スッキリとした見栄えのおしゃれキッチンをつくることができます。
壁付けキッチンの魅力でもある、使い勝手のいい壁面棚や明るい景色が嬉しいキッチン窓など、キッチンで過ごす時間が楽しくなる素敵なデザインをあれこれ試してみるのもおすすめです。
ヨーロッパのカントリーハウスのような白いキッチンとあたたかな木目にグリーンが映える居心地のいいLDKが完成しました。
広くて自由な動線が、家族のつながりやコミュニケーションを豊かにしてくれそうです。
・家事を考えた効率的な動線
30㎡のコンパクトな空間に、こだわりのステンレスキッチンを配置したブルックリンテイストのキッチン実例です。
倉庫のような無骨さとレンガ壁の存在感で、おしゃれなバーに来たかのような気分を楽しませてくれます。
玄関からすぐの通路兼キッチン空間が、コンパクトな間取りでも不便のない快適な動線を叶えています。
■キッチンの使い勝手とリビング・ダイニングとの関係
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
使い勝手のいいキッチン空間やリビング・ダイニングとのつながりがいい動線をつくるために大切な3ポイントを見てみましょう。
・キッチンからの家事効率
壁付けキッチンにすることで、キッチン空間が孤立してしまわないよう注意が必要です。
LDから背を向けたレイアウトを避けるためには、ダイニングとの間にカウンターを設けてつながりのある動線を確保したり、キッチン・ダイニング並列間取りで振り返るだけの動線を採用したりすることをおすすめします。
・リビングダイニングから見たキッチン
リビング・ダイニングからキッチン内の調理器具や調味料、洗い物が丸見えになる心配も解消しておく必要があります。
実例でも紹介した、収納壁の死角や作業台兼収納カウンター、おしゃれな壁面収納などに工夫して、デザイン性も機能性も満足な空間に仕上げましょう。
・ダイニングのデザインを検討
壁付けキッチンの使い勝手やリビングの広さを決めるポイントとして、ダイニングのデザインや配置に注目してみましょう。
ダイニングテーブルまわりの動線を広く確保した「ゆったり独立型ダイニング」やキッチンの作業台兼用テーブルにもなる「機能的なキッチン兼用ダイニング」、作業カウンターと一体化させた「カウンター横並びダイニング」など。
家族の人数やライフスタイルに合わせて、お好みのスタイルを検討してみましょう。
■10~12畳のリビングダイニングにいいキッチンリノベ方法
事例を見る:Case10「オリジナルの造作家具で一体感を演出」
少し小さめでもこじんまりと使い勝手のいい10~12畳のリビングダイニング。
近年では、LDK集約間取りが定番となり、狭くても広く使えるレイアウトの工夫や時短・家事楽に役立つ便利な動線アイデアなどが注目されています。
限られた間取りのリノベーションにおいても、間取り次第で効率的な暮らしを手にすることができます。
・快適なキッチンの広さを検討
主にキッチンを使う家族や人数の動線に合わせて、キッチンの広さを検討します。
ダイニングテーブルのスタイルにもよりますが、壁付けキッチンにおいても最初に紹介した「対面キッチンの通路幅」を目安に空間をデザインしてみましょう。
・コンパクトな動線集約間取り
コンパクトなLDKの魅力は、移動の手間がかからない集約間取りをつくりやすいところです。
なおかつ、壁付けキッチンなら冷蔵庫から食器棚まで壁に沿って配置できる上、対面キッチンのような回り込み動線がなく、横移動あるいは振り返りでダイニングとのつながりをつくることができます。
また、キッチンとダイニングを一体化させることで、リビングの広さを効率的に確保できるのも魅力です。
・LDKをトータルコーディネート
リビングダイニングから、キッチンの中がよく見える壁付けスタイルなので、壁面のデザインやテイストにはぜひこだわりを再現してみましょう。
LDKを1つの大空間として、トータルコーディネートすることで、まとまりのいいおしゃれな仕上がりになります。
【関連コラム】
・北欧ナチュラルな家のインテリア|リビング、キッチン、など実例とポイントを紹介
・おしゃれなキッチンの背面収納デザインづくり|【実例】真似したくなる収納コーディネートリノベ
■まとめ:おしゃれキッチン×快適リビングダイニングへこだわりリノベ
オリジナリティを楽しみたい方や集中スタイルで作業をしたい方に人気の壁付けキッチン。
正面の壁面デザインや窓からの景色を楽しみながら、自分だけの時間に没頭できるのはもちろん、自由なリビングダイニングのレイアウトを決める上でも有効なスマートキッチンです。
ぜひ、たくさんのレイアウトやデザインの実例を参考にして、こだわりの楽しいキッチン空間リノベを実現させてくださいね♪
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