公開日:2022-03-17 更新日:2024-07-04
田の字型マンションをリノベーションで暮らしやすく♪間取り図ビフォーアフター
マンション間取りのお悩みはさまざまですが、ベーシックな「田の字型レイアウト」は特に話題に挙がることが少なくありません。
今回は、リノベーションで暮らしやすくアップデートした田の字型マンションの事例をたくさんご紹介します。
センターイン・ワイドスパンなどほかのマンションレイアウトとの違いも説明しますので、購入検討中の方もぜひ参考にしてくださいね♪
■田の字型マンションで後悔する人が多い?
田の字型のマンションレイアウトは、上の間取り図のように各部屋が漢字の「田」のように並んでいる状態を指します。
水回りが一か所にまとまっていて施工効率の良い田の字レイアウトは、多くのマンションで採用されています。
しかし昭和~平成初期に考案された田の字型マンションは、現代のライフスタイルにはマッチしないことも少なくありません。
- ・北側の部屋が暗い・使いにくい
- ・リビングが狭くて居づらい
- ・なんだかおしゃれに見えない
- ・収納が少ない
もし購入検討しているマンションが田の字型の場合は、ご自身のライフスタイルと合うか?間取り変更できるか?などしっかりチェックしましょう。
現在、田の字型マンションに住んでいて不満を感じている方も、リノベーションすれば暮らしやすい間取りに変更することができますよ♪
■田の字型マンションのリノベーション事例
実際に田の字型マンションをリノベーションで暮らしやすく間取り変更した事例を見てみましょう。
事例①
ベーシックな田の字型レイアウトを活かしつつ、広いリビングや使いやすいキッチンで現代風にアップデートしたお住まいです。
和室をつなげて明るく・広くなったLDK空間では、自然に家族が集まり会話が生まれます。
リビングクローゼットで収納力をさりげなくアップし、田の字マンションの不満ポイントも解消。
壁付け⇒対面のキッチンレイアウト変更で、お料理中も家族とコミュニケーションできる現代風の間取りに♪
事例②
田の字型レイアウトの3LDKから部屋数を減らし、現代風に暮らしやすくアップデートしたお住まいです。
和室をLDKにつなげる定番の間取り変更ですが、一部を大きなウォークインクローゼットにして収納力もアップ。
孤立感のある独立キッチンはオープンスタイルに変更。
ステンレスの質感とレンガ壁がおしゃれなアクセントになっていますね♪
寝室をコンパクトにして新設したシューズインクロークも、一般的な田の字マンションにはない間取りアイデアです。
事例③
こちらも田の字マンションの部屋数を減らしたリノベ事例ですが、おしゃれ&暮らしやすい工夫が盛りだくさん♪
広くなったLDKの一角には、かまくらのような半個室スペースを設けました。
在宅ワークや趣味の時間に集中しやすく、アール形状でお部屋に圧迫感を与えないように工夫しています。
プライベート空間である寝室は最低限のスペースにまとめ、クローゼットを拡張して使い勝手を向上させています。
もう一つの居室も少しだけコンパクトにして、その分玄関を広げているのもおしゃれ&使いやすい間取りアイデアですね♪
事例④
田の字から横長リビングのイマドキ間取りに変更しつつ、部屋数はしっかり確保したアイデアリノベ事例です。
南向きの明るい空間に生まれ変わった横長リビングには、ライフスタイルに合わせて使い分けられるリビング間仕切りを設置。
お子さんが小さいうちはキッズスペース、大きくなったら寝室、巣立ったら書斎など多目的に使えてムダがありません♪
2段ベッド風の個室で、お子様3人の子供部屋もしっかり確保しています。
■これから購入するならベース間取りにこだわろう
リノベーション前提で中古マンションを購入する方は、ベース間取りにしっかりこだわってください。
間取り変更すれば良いと思うかもしれませんが、仕上がりに近い物件を選べば工期やコストを抑えることができるんです♪
一般的なマンションの間取りは次の3つに分類できます。
それぞれ住み心地やメリット・デメリットが違いますので、希望する間取りやライフスタイルにマッチするタイプを考えてみましょう。
・田の字
今回メインでご紹介した田の字型レイアウトには、次のようなメリット・デメリットがあります。
- ・玄関からバルコニーに風を通しやすい
- ・廊下を挟んでいるので各部屋の独立性が高い
- ・建築コストが安いのでリーズナブルな物件が多い
- ・北側部屋のプライバシー性が低く窓も開けにくい
- ・廊下が長いので居住スペースが少ない
- ・リビングが狭く家族が集まりにくい
田の字レイアウトは採風性や独立性が高く、水回りが一か所に集中するので物件価格&リノベ費用も抑えやすいです。
一方で共用廊下に接する北側の部屋はプライバシー性が低いので、有効活用するには用途やレイアウトの工夫が必要となります。
長い廊下やリビングの狭さも気になるデメリットなので、リノベーションで課題解決できる間取りを考えてみましょう。
・センターイン
中央に玄関を配置したセンターイン型マンションは、次のような特徴があります。
- ・玄関から各部屋の動線効率が良い
- ・廊下が短いので居住スペースが広い
- ・バルコニーが2つある物件が多い
- ・水回りが集中していて使いやすい
- ・建築コストが掛かるので販売価格は高め
- ・窓が多いので家具配置が難しい
居住スペースの広さや動線効率が魅力のセンターイン型は、構造が複雑になるため販売コストが高い点が大きなデメリット。
ただし中古マンションは価格が落ち着いている物件が多いので、新築時よりは購入しやすい傾向があります。
リノベーションのベース物件としても優秀な間取りなので、見かけたら積極的に検討してみたいですね。
・ワイドスパン
南側の間口が広いワイドスパン型のマンションには、次のようなメリット・デメリットがあります。
- ・バルコニーが広くて使いやすい
- ・南側の窓に面した部屋が多い
- ・リビングが広くて過ごしやすい
- ・各部屋の独立性が低い
- ・物件数が少ない
南側の明るい居住スペースを広く取れるワイドスパン型は、マンションの中でも人気のレイアウト。
広いバルコニーでガーデニングをしたり、アウトドアチェアでくつろいだりできるのも魅力です♪
一方リビングが生活の中心になるので各部屋の独立性は低く、思春期のお子さんが居るご家庭では工夫が必要になります。
リノベーション用の中古マンション探しは、設備交換や間取り変更の自由度といったチェックも必要になります。
ご検討中のマンション物件のリノベーションプラン、マンション探しなどのご相談もSHUKEN Reにお任せください。
■まとめ
シンプルな田の字型マンションの間取りも、ちょっとした間取り変更でグッと暮らしやすくおしゃれに変身します♪
今お住まいのマンションもこれから購入する中古物件も、リノベーションで理想の間取りに変更してみましょう。
東京・千葉・神奈川エリアのマンションリノベは、リノベーション専門店のSHUKEN Reにおまかせください。
たくさんのリノベをお手伝いしてきた経験豊富なスタッフが、お客様と一緒に楽しく理想の住まいをつくります♪
お住まいのご相談は何でも大歓迎。
浦安・世田谷・恵比寿のショップのほか、オンラインでもお気軽にお声かけください。
このコラムを見た人におすすめ
・古い団地もリノベーションでおしゃれに変身|おすすめ間取り事例
・おしゃれなコンクリート打ちっぱなし仕上げ事例|壁紙との違い・デメリット