公開日:2022-03-15 更新日:2024-07-04
ペットと暮らす家にリノベーション!リビングの間取りポイント6つと注意点
大切な家族の一員でもあるペットたち。
これからリノベーションを進める場合、ペットがのんびり過ごす場所をつくったり舐めても平気な素材を使ったり…と、人もペットも暮らしやすい住まいにするために工夫したいポイントがたくさんあります。
特に長時間過ごすリビングは、より快適になるよう工夫する必要があります。
そこで今回は、ペットと暮らす家にリノベーションする時に知っておきたい、間取りを考える時のポイントや使用する素材の選び方をご紹介します。
これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
■【ペットと暮らす家】リビング計画で大切なこと
心が和み癒されるペットとの暮らし。
大切な家族の一員でもあるからこそ、リノベーション計画を立てる時はペットのことも考えてプランを練ることが大切です。
人間にとって快適な環境と、ペットにとって快適な環境は違うもの。
ちょっとした段差や素材も、人間にとってはなんてことなくてもペットにとっては負担に感じてしまうため、例えばおしゃれなリビングに設置されているスキップフロアも、ペットによってはストレスになることもあります。
人間が快適に暮らすことができるようつくられている住宅だからこそ、ペットとの暮らしを想定したリノベーションはとても大切な役割を担います。
人とペットとがいつまでも心地よく過ごすことができるよう、リノベーション計画を立てていきましょう。
■【ペットと暮らす家】間取りを考える8つのポイント
ペットと暮らす家にリノベーションする時は、以下のポイントをおさえてプランを考えていくことが大切です。
ポイント① プライバシー空間の確保
人間が『一人の時間が欲しい…』と感じるのと同じように、排泄する時や食事をする時などはペットも一人になりたいと感じていると言われています。
ペットのプライバシーを守ることができるよう、リノベーションする時はペット専用の空間をつくってあげることが大切です。
ここは自分にとって安全な場所、と安心できる場所があれば、ペットもリラックスして過ごすことができます。
ポイント② 十分な広さを確保する
広々としたリビングは開放感がありリラックスできるもの。
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
ペットにとっても、広い空間はとても快適です。外に出られない時やお留守番中など、広いリビングなら動き回り運動不足防止にもなるので可能な限り十分なスペースを確保するようにしましょう。
ポイント③ ペットの動線も考える
キッチンとの距離やダイニングテーブルの場所など、リビングの間取りは動線を考慮しながらプランニングしていきます。
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
この時、ペットたちの動線も考慮するのを忘れないようにしましょう。
トイレの場所や食事の場所が人間の動線と重なっていると、犬や猫たちは落ち着いて排泄や食事をすることができません。
鳥やハムスターなど小さなペットを飼う時も、餌やりや掃除をしやすいように動線を考えることが大切です。
ポイント④ 小窓を設置する
多くの方がリビングには大きな窓を設置しますが、部屋の上部に小窓を設置するのもおすすめです。
特に、高い場所から低い場所まで縦横無尽に動き回る猫たちにとって、外の景色をのんびり眺めることができる小窓はリラックスポイントになります。
ぼんやりと外を眺める猫と、その様子を眺める飼い主。
リノベーションプランに小窓を盛り込んで置くだけで、ほっこりとしたやすらぎのある暮らしが実現します。
ポイント⑤ ペットドアを設置する
ペットたちが自由に出入りすることができるペットドア。
扉を閉めた状態でもペットたちは自由に行き来できるので、ストレスにならないのはもちろんのこと冷暖房効率を下げることもありません。
後付けすることもできますが、せっかくならデザイン性を重視して内装やインテリアに合わせたペットドアを設置しましょう。
『大きく成長してしまい、通れなくなった…』ということのないように、ペットの年齢や体格、成長ペースを考えてサイズを決めるのがポイントです。
ポイント⑥ 日光浴スペースをつくる
太陽がさんさんと降り注ぐ中、ソファーでゴロゴロする時間は気持ち良いもの。
ペットたちにとっても、日光にあたりながらリラックスする時間は心地よいものです。
ペット専用の日光浴スペースをつくり、のんびり過ごすことができるように間取りを考えてみましょう。
広いスペースが確保できない時は、大きめのソファーを購入する、地窓(床面に位置した窓のこと)を設置してペットだけが日光浴できるようにする、といった工夫もできます。
■【ペットと暮らす家】素材選びの注意点
ツルツルとした綺麗な床やデザイン性の高い壁など、人間にとってはおしゃれで素敵な素材でもペットたちにとっては不快に感じることもあります。
ペットにとっても人間にとっても、快適な素材を選ぶことが大切です。
・滑りにくい素材を選ぶ
滑りやすい床は、ペットにとって悪影響です。
足腰を痛めるだけでなく、脱臼や骨折などの原因にもなるため、負担にならないように滑りにくい床を選ぶようにしましょう。
クッションフロアやタイルカーペットなどが滑りにくいものとして挙げられますが、近年ではフローリングでも滑りにくいものがたくさんあります。
・傷がつきにくい素材を選ぶ
犬が走り回ってつく傷や猫の引っ掻き傷など、傷がつくというのはペットと暮らす上で避けて通れません。
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
綺麗にリノベーションしたはずなのに、いつの間にかリビングの壁紙や床材がボロボロになっていた…ということのないように、固く引っ掻き傷に強い壁紙や床材を選ぶようにしましょう。
タイルやホーローのような、傷がつきにくい、目立ちにくい素材を選ぶのがポイントです。
・匂いがつきにくい素材を選ぶ
ペット独特の体臭や排泄の匂い。
一緒に暮らしているとだんだん気にならなくなってしまうからこそ、事前の対処が大切です。
特にリビングは食事をしたり友人を招いて過ごしたりする時間も長いため、匂いが染みつきにくい壁紙や床材を選ぶようにしましょう。
匂いがつかないようコーティングされた素材なら、拭き取るだけで汚れも匂いもスッキリと落ちるので安心です。
・音が響きにくい素材を選ぶ
鳴き声や足音のようなペットによる騒音は、しっかりと対策をしておかなければマンションなら隣や階下の住人、戸建てなら周辺の住人とトラブルになる可能性があります。
躾をしておくことも大切ですが、防音壁を使用する、防音効果のある塗料を壁紙に使用する、防音性の高い床材を使用する、などといった対策を講じておきましょう。
・お手入れの難しい素材は気をつける
素材によっては、数ヶ月に一度ワックスを塗る必要があったり、乾拭きでしか掃除ができなかったりとお手入れが難しい素材があります。
ペットと暮らす場合、特に人間の腰から下にあたる部分は排泄がかかったり舐められたりと思うようにお手入れができないことも多々あるので、新居に取り入れる場合は注意が必要です。
■ペットも人も快適なリビングを手に入れるなら…
ただ新しく綺麗にするだけでなく、ペットにとっても人間にとっても心地よく、安心安全な住まいなら毎日を笑顔で過ごすことができますよね。
大切な家族との暮らしをより快適なものにできるよう、満足のいくリノベーション計画を立てていきましょう。
ペットと暮らす家にリノベーションするために、直接相談をご希望の場合は浦安本店、世田谷のリノベショップで、家づくりが大好きなスタッフがご来店をお待ちしております。
オンライン相談も可能なので、ぜひご活用ください。
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