おしゃれなキッチンの背面収納デザインづくり｜【実例】真似したくなる収納コーディネートリノベ

 

キッチンでの作業効率にも大きな影響が出る「収納」デザイン。

 

近年、定番化しているペニンシュラキッチンやアイランドキッチンのように、すっきりとしたスタイルが好まれる対面キッチンでは、収納力があっておしゃれに見える「背面収納」がキッチンの使い勝手を左右するポイントになってきています。

 

オープンな対面キッチンにリノベするなら、ワンランク上の背面収納デザインで、キッチン空間をトータルコーディネートしてみましょう。

 

今回は、キッチン内やリビングからの見え方が分かる実例もご紹介していますので、ぜひおしゃれで楽しいキッチン設計の参考にしてみてくださいね♪

 

 

 

 

■キッチン背面収納とは？おしゃれな収納デザイン

 

事例を見る：Case67「家中に詰め込んだ好きのかたち」

 

キッチンコンロやシンクを使う調理作業中、背中側にあたる壁面に収納をつくるデザインを「背面収納」と呼びます。

 

基本的に、オープンスタイルの対面キッチンと平行に配置するスタイルですが、壁面を覆うような大容量収納棚から作業もできるカウンタータイプの収納棚、壁面に直接飾り付ける収納スタイルまでさまざまです。

 

リノベするなら、キッチンのデザインにも使い勝手にもこだわって、快適なイメージをそのまま実現させてみましょう。

 

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■キッチン背面収納のメリット・デメリットと対策

 

事例を見る：Case88「古着viewリビング」

 

まずは、対面キッチン×背面収納のメリットとデメリットを見ておきましょう。

 

【キッチン背面収納のメリット】

 

・最短家事作業が実現

 

使い勝手のいい背面収納があれば、振り返るだけで調理グッズに手が届いたり、調理家電をセットしたり、調理の工程がスムーズに進みます。

 

・壁面をおしゃれに設計

 

限られた空間の中で、壁面を上手く活用した収納設計にすることで、別途収納家具を置く必要がなくなり、ゆとりのある作業・移動スペースを確保しやすくなります。

 

・造作で自由なデザインが叶う

 

希望の収納量や収納デザインに合わせて、大型タイプの収納棚から、吊戸棚、作業もできるカウンター収納、こだわりの食器を見せて飾る壁面収納まで、造作でお好みのスタイルに仕上げることができます。

 

・隠す収納にも見せる収納にも便利

 

すっきりと見通しのいい対面キッチンなら、背面収納まで丸見えになることが多いので、センスが問われるかもと心配になる方もおられるでしょう。

 

しかし、前にも紹介したように自由な収納スタイルが選べるので、見せる収納と隠す収納のバランスを取りながら、お好みに合わせてデザインすることができます。

 

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【キッチン背面収納のデメリットと対策】

 

・扉の開閉が作業の邪魔になる

 

背面収納の棚が開き戸の場合、位置によってはぶつかったり、作業の邪魔になったりすることがあります。

 

調理作業中は、開けっ放しになることも多いので、扉が必要な場合は「引き戸」タイプの収納棚を選ぶ方がいいかもしれません。

 

・既製品の収納棚か造作か迷う

 

新築キッチンでは既製品の収納棚を選ぶ方も多いかもしれませんが、せっかく暮らしに合わせたリノベデザインを選ぶなら、自由度の高い造作棚で無駄なスペースのない、おしゃれな演出が楽しめるスタイルを採用してみませんか？

 

希望するキッチンテイストや収納スタイル、収納量に合わせて、使い勝手のいい高さや位置を調節しながら、オーダーメイドのようなこだわりキッチンを完成させるのもいいでしょう。

 

・収納力が足りない

 

キッチンスペースがあまり広くないので、圧迫感のない収納スタイルにしたい、作業しやすいカウンター収納にしたいなどの理由で、扉が必要な収納場所が足りなくなってしまう場合があります。

 

すっきりとした対面キッチンや背面収納カウンターを保つために、必要であればパントリー収納を検討してみるのもいいかもしれません。

 

 

■おしゃれなキッチン収納をつくる成功ポイント

 

事例を見る：Case93「収納☆大充実」

 

デザイン性も機能性も納得の「背面収納」に仕上げるためのポイントをご紹介しましょう。

 

・作業カウンターは広さ・高さが重要

 

造作設計で人気のカウンター収納をつくる場合は、炊飯器やレンジ、ポットなどの調理家電をカウンターに置いた際の使い勝手や操作しやすい高さを把握しておくことが重要です。

 

また、盛り付け・配膳作業を行う際にも、ちょうどいい広さ・奥行きかどうかを確認しておくことが大切です。

 

・おしゃれをつくる壁面収納・飾り棚

 

壁面と一体化した収納棚や壁そのものに棚を作りつけた飾り棚など、リビングからもよく見える場所に収納を配置する場合は、色や素材の調和を意識してコーディネートするとよいでしょう。

 

ごちゃごちゃとしてしまいがちな見せる収納でも、色・素材に統一感があるだけで、まとまった印象になるのも魅力です。

 

・キッチンパントリーも必要に応じて活用

 

キッチン背面収納は、背中側だけでなくその周辺の壁や空間も活用できます。

 

ガスコンロ横の壁面にマグネットやフックで、よく使うおたまやフライ返し、ハサミなどの調理器具を並べて収納したり、1～2畳のちょっとした空きスペースで便利なパントリーを作ったり、自由な収納スタイルを楽しみながら、最適な収納配置を考えてみましょう。

 

 

■【実例】リノベキッチンの背面収納デザイン

 

事例を見る：Case84「ラフ＆クール」

 

最後に、真似してみたくなる実例をご紹介していきます。

お好みのテイストや収納デザインをぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

・インダストリアルデザインの大人スタイル

 

事例を見る：Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」

 

都会的でアンティーク調のキッチン背面収納には、シンプルなテーブルカウンターと飾り棚で「むき出し」＆「見せる」収納スタイルを確立しました。

 

キッチン内での作業効率が高まるオープン収納で、後片付けも楽になるのがポイントです。

 

・ブルーグレーの背面がモダンな演出

 

事例を見る：Case40「オトコマエイズム」

 

壁面飾り棚収納を採用する場合は、壁面の色や素材にこだわるのも成功の秘訣です。

 

がらりと壁の雰囲気を変えて、一気に理想のテイストに近づける、かっこいい収納デザイン設計です。

 

・ホテルライクでかっこいい大人デザイン

 

事例を見る：Case64「「ホテルライクな新築風」をあえて、リノベで叶える贅沢」

 

高級感のある整った印象の背面収納デザインの実例です。

 

引き出しと扉のある収納スタイルで、こまごまとした調理グッズやテイストが異なる食器でもさっと隠して収納することができます。

 

「ホテルライク×大人シック」な雰囲気を主張するブラックの調理家電や調理器具を並べて、見せる収納と隠す収納のバランスが取れたおしゃれなキッチン空間に仕上がりました。

 

【関連コラム】

・北欧風キッチンでおしゃれにお料理♪｜北欧モダン・北欧ナチュラルのキッチン実例画像集

・カフェ風キッチンリノベ実例集♪おしゃれなデザイン＆収納テクニック

 

 

■まとめ：おしゃれで家事楽なキッチン収納スタイル

 

幅広いスタイルやさまざまなデザインで仕上げるキッチンの背面収納。

 

リノベで新しいキッチン収納をつくるなら、使い勝手はもちろん、リビングからの見栄えも居心地もいい楽しいキッチン空間×便利な収納動線を確保したいですよね。

 

今回ご紹介した実例の他にもおしゃれなデザイン写真を参考にして、理想のキッチン収納コーディネートを真似してみてくださいね♪

 

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