公開日:2022-02-20 更新日:2024-07-04
フローリングをおしゃれに!種類と特徴・選び方|貼り方パターンとリノベーション事例
部屋の大部分を占める『フローリング』。
選ぶ柄や質感によって部屋の雰囲気が大きく左右されるため、リノベーション時はよくこだわって選びたいですよね。
とはいえ、どんなフローリングの素材や柄があるのか、選ぶ時のポイントはあるのか、などわからないことも多いもの。
そこで今回は、リノベーション前に知っておきたいフローリングの種類と特徴、選び方についてまとめました。
これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
目次
■床材にこだわるとお部屋はもっとおしゃれに!
選ぶ色やデザインによって、お部屋の雰囲気が大きく変わるフローリング。
リノベーションの際、どんな色やデザインを選べばいいのか迷っている…という方は多いのではないでしょうか。
お部屋の色選びは基本的に、3つのカラーでバランスをとります。
ベースカラー… 天井や床など全体の70%を占める部分
メインカラー… カーテンや大きな家具など全体の25%を占める部分
アクセントカラー… 雑貨やクッションなど全体の5%を占める部分
フローリングはベースカラーにあたり、お部屋の大部分を占めるため飽きがこない色、内装で決めたテイストを崩さないようなデザインを選ぶ必要があります。
現在使っている家具や理想としているテイストに合わせて、バランスをとりながらコーディネートできるように選ぶとよいでしょう。
■おしゃれなフローリングの種類と特徴
それでは、フローリングの種類やそれぞれの特徴をみてみましょう。
【フローリングは大きく2種類】
フローリングは、『無垢フローリング』と『複合フローリング』に分けられます。
①無垢フローリング
木を継ぎ足す加工をしていないフローリングを、無垢フローリングといいます。
無垢フローリングは天然素材に近いため、木のぬくもりや質感をダイレクトに味わうことができる、調湿効果がある、経年劣化による変化を楽しむことができる、といったメリットがあります。
一方で、1枚1枚が高価でメンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。
②複合フローリング
薄くスライスした木材や化粧シートを、集成材に張り合わせてつくったフローリングを複合フローリングといいます。
様々なデザインの中から選ぶことができるため、理想としているテイストに近いデザインを探しやすく、リーズナブルに手に入れられる、メンテナンスがしやすい、といったメリットがあります。
無垢フローリングに比べると、質感はやや劣ります。
【フローリングに使用される木材の種類と特徴】
フローリングには、様々な木目や色の木材が使用されます。
それぞれ雰囲気や特徴が異なるため、イメージに近いものを選ぶのがおすすめです。
①ダークトーンの木材
・ローズウッド
重厚感があり、濃い縞模様があるローズウッド。
高級木材として出回っているため、落ち着いた高級感のある室内にぴったりです。
・ウォルナット
落ち着いた深いトーンのウォルナット。
固く傷が付きにく、世界三大銘木とも言われています。
モダンなお部屋、シックなインテリアには最適です。
・チーク
耐久性が高く、ローズウッドやウォルナットよりもやや明るいブラウンのチーク。
時が経つにつれ、飴色に変化します。
耐久性が高く、害虫にも強いのが魅力です。
②明るいトーンの木材
・ブラックチェリー
滑らかな手触りが魅力のブラックチェリー。
柔らかなブラウンは、時間が経つにつれてレッドブラウンに変化します。
・オーク
フローリングの中では主流のオーク材。
天然の油分を含み耐久性、耐水性に優れ、虎の縦縞模様に見える虎斑が特徴です。
・パイン
明るめの白い木材に節が並ぶパインは、子どもだけでなく大人も裸足で過ごしたくなるような柔らかい肌触りが魅力です。
明るく優しい雰囲気に仕上がります。
・メープル
明るく白い木材ですが、パインよりもやや爽やかな雰囲気があるメープル。
主張しすぎない色と木目は、内装やこだわり抜いて選ばれた家具を引き立てます。
③おしゃれなフローリングの貼り方パターン
貼り方によっても室内の雰囲気は変わります。
どんな貼り方があるのか順番にみてみましょう。
・定尺貼り
もっともポピュラーな貼り方で、同じ長さの木材をずらしながら張り合わせていくパターン。
長さが違う木材を貼る場合は乱尺貼りになります。
・斜め貼り
床板を壁に対して斜めに貼り付けていくパターン。
空間に動きが生まれ、躍動感のある雰囲気に仕上がります。
・ヘリンボーン
斜めに向きが違う木材を張り合わせていくパターン。
個性的なデザインで、お部屋のアクセントになります。
・市松貼り
同じ長さで組み合わせてつくった正方形の板を、市松模様に組み合わせていくパターン。
伝統的な柄なので、洗練された印象になります。
どの素材や色、デザインを選ぶのかによって、室内の雰囲気は大きく変わります。
リノベーション事例も参考にしながら、理想に近いイメージをチェックしてみましょう。
■おしゃれなフローリングの選び方とポイント
色やデザインで選ぶ以外にも、参考にしたいフローリング選びのポイントをご紹介します。
・お手入れのしやすさと素材感
『とにかく傷が付きにくい素材がいい』『手間をかけてお手入れしながら、経年変化を楽しみたい』『色味がもっとも大切』など住まいに対する思いは人それぞれです。
どんな素材なら満足のいく仕上がりになるのか、まずは自分たちが理想とするライフスタイルを描いた上で、理想に近いものを選びましょう。
・場所に合った素材を選択
フローリングは、全ての部屋で統一しなければならない…というわけではありません。
リビングは傷に強い素材、キッチンは耐水性のある素材、など場所ごとに合う素材は異なりますし、使用頻度によっても適した素材は異なります。
それぞれの部屋の雰囲気に合わせて、色味やデザインを選ぶようにしましょう。
・足触りの良さもチェック!
リビングや寝室のような裸足で過ごす頻度が高い空間は、足触りもチェックしておきましょう。
硬く冷たい足触り、柔らかくさらさらとした足触りなど好みに合ったフローリングを選ぶことで、その場所で過ごす時間がよりいっそう快適なものになります。
とくに小さなお子様がいらっしゃる場合は、こだわって選びたいですね。
■ペットを飼う時の床材選びとポイント
ペットとの暮らしを想定している場合、
・お手入れしやすい
・引っ掻き傷がついても補修しやすい
・排泄物や食べ物のにおいがつきにくい
・滑りにくい
といった素材を選ぶようにしましょう。
最近のフローリングは、ペットとの暮らし用にコーティングや抗菌処理といった加工がなされた商品が各メーカーからたくさんでているので、その中から選ぶと安心です。
■素敵な床材でおしゃれな暮らしを始めよう!
フローリングの素材や色、デザインによって室内の雰囲気はガラリと変わります。
希望するテイストやイメージに合わせて、最適なフローリングを選びましょう。
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