公開日:2021-12-04 更新日:2024-07-04
リノベでつくる、猫と暮らすおしゃれな家♪マンション・戸建てで使える間取りアイデア
お家で猫ちゃんを飼っている方、これから迎え入れようと思っている方、ご自宅は猫にとって安全・快適な環境になっていますか?
そのままの間取りでも猫ちゃんと暮らすことはできますが、お互い快適に楽しく過ごすためには、間取りの工夫が必要になります。
今回は猫と暮らすおしゃれな家をリノベーションでつくるコツや、実際の間取りアイデアをチェックしましょう。
■人間も猫も快適なお家で暮らそう♪
一般的な住宅は私たち人間が快適に暮らすための設計となっているため、猫が暮らしやすい環境とは限りません。
家の中のストレスや危険を回避するには、猫ちゃん目線で間取りと内装を考える必要があります。
気軽に飼いやすいイメージで猫を迎え入れたものの、思ったより大変でお世話しきれずに手放してしまうケースも良く聞く話です。
大切な家族の一員だからこそ、猫と人間お互いの生活を両立できる快適な環境を作るように心がけましょう。
■猫と暮らす家の間取りアイデア実例
・ペットドア
人間だけでなく猫も自由に出入りできるペットドアは、行動範囲を広げて快適な生活を作ってくれます。
リビングなどメインスペースだけでなく、寝室や廊下なども自由に回遊できるよう、各部屋にペットドアを設けてあげましょう。
・キャットウォーク
高いところが大好きな猫ちゃんにとって、キャットウォークは楽しく運動不足を解消できる遊び場になります。
人間と高さが違う場所は自分だけの安心できるテリトリーにもなってくれます。
こちらはリビングのキャットウォークをデスクスペースに組み込んだ、遊び心が楽しい間取りアイデアです。
お仕事中にふと猫ちゃんが通ってくれたら、良い気分転換になりそうですね♪
・日向ぼっこスペース
日当たりの良い窓際の日向ぼっこスペースも、猫ちゃんが快適に暮らすために欠かせない要素です。
変化する窓の外の景色や音は良い刺激にもなり、猫ちゃんのストレス軽減に役立ちます。
好きな時に日向スペースに出入りできるよう、場所と動線を確保してあげましょう。
■猫が快適な住まいづくりのコツ
・運動不足を解消
ネコちゃんはのんびりしたイメージがありますが、室内で暮らしていると運動不足になりやすいので間取りの工夫で解消してあげましょう。
運動不足のネコはぽっちゃりしてコンディションが悪くなるだけでなく、いたずらやグルーミングが増えるなど行動にも悪影響が出ます。
若くて活発な時期はキャットウォークなどで上下運動を採り入れると、十分エネルギーを発散しやすくなります。
シニアのネコちゃんは高い場所から落ちてケガをする危険があるので、トンネルなど低い遊び場所が必要です。
飼い主さんが一緒に遊んであげることも大切ですが、ネコちゃんが自発的に運動できるスペースも用意しましょう。
・退屈&ストレスを感じない工夫
ネコは本来屋外で暮らす生き物なので、刺激の少ない室内で行動を制限されるとストレスを感じてしまいます。
- ・好きな場所に行けない
- ・知らない人が良く来る
- ・外の環境音がうるさい
行動範囲が狭いとストレスになるので、ペットドアなどの工夫でなるべく家の中をぐるぐる回れるようにしてあげましょう。
好きな場所に行ければ来客時は隣の部屋に隠れるなど、外部からのストレス回避にも役立ちます。
雷や外の工事など大きな音もストレスの原因になりやすいので、ペアガラスなど防音性を高めるのもストレス軽減アイデアの一つです。
・危ない場所は入れないように
家の中にはキッチンや水回りなどネコちゃんにとって危険な場所も多いため、出入りを制限することも必要です。
特にキッチンは刃物や火気、口にすると体調を崩してしまう食材などもあるので要注意。
間仕切りをつけて入れないようにするのがベターですが、難しいならオープン棚は避けて扉付きの収納で危険物をしっかり管理しましょう。
お風呂や洗面所などの水場も、おぼれてしまうリスクが高いので入れないようにしてください。
ネコちゃんの自由な移動を確保しつつ、間取りの工夫で危険な場所での事故を防いであげましょう。
・安心できるスペースを確保
ネコちゃんが快適に暮らすためには、自由に動き回るだけでなく自分だけのテリトリーも必要になります。
普段睡眠を取るベッドスペースは、家族が出入りする場所やテレビの近くなどを避け、静かに落ち着ける場所に用意してあげましょう。
ベッドとは別に暗くて狭い隠れ家があると、来客や雷の音などストレスを感じたときの安心できるスペースになります。
クローゼットの中や家具の裏側など、狭い場所を完全にふさがず出入りできるようにしてあげるとお気に入りの場所になるかもしれません。
ネコちゃんの行動をよく観察しながら、性格や好みに合わせて安心スペースを確保してあげてください。
・滑らない床材を選ぶ
きれいにコーティングされたツルツルのフローリングは、ネコちゃんにとっては歩きにくい床材です。
滑って怪我をしたり足腰に負担がかかったりすることがあるので、なるべく滑りにくい床材を選んであげましょう。
フローリングでも無垢材やマットな自然塗装仕上げのものだと、滑りにくくネコの負担を軽減できます。
マットな無垢フローリングは、鏡面仕上げのフローリングより爪あとが気になりにくいのもうれしいポイントです。
■人間の快適性も大切
・トイレのニオイに配慮しよう
毛づくろいする猫は比較的体臭が少ない生き物ですが、トイレのニオイはどうしても気になるもの。
砂の交換やお掃除で軽減することはできますが、完全にニオイをなくすことはできません。
トイレの場所は食事を採るLDKなどを避け、ニオイがこもらないように工夫しましょう。
人の出入りが少なく落ち着ける場所なら、猫ちゃんにとっても使いやすいトイレになります。
・お掃除しやすい環境も整備
猫の抜け毛はフトンや洋服に付着しやすいので、お部屋自体の清掃性を高めて清潔な環境をキープすることも大切です。
キャットウォークある場所はなるべくシンプルな間取りにして、ほこりや抜け毛を床に落としてからまとめて掃除機で吸い込めるようにすると効率的。
床面に凹凸があると汚れが角に溜まりやすくなり、ダニの発生原因にもなってしまいます。
掃除機やコロコロなどのアイテムを出し入れしやすい収納も、毎日のお掃除を助けてくれます。
きれいな状態をキープすることは私たち人間にとってプラスになるだけでなく、猫ちゃんが気持ちよい環境づくりにもつながりますよ♪
■まとめ:リノベーションで猫も人間も快適な環境づくり♪
猫ちゃんは素敵な癒しをくれる大切な家族ですが、一緒に楽しく暮らすにはしっかり環境を整えることが大切。
特にこれから猫ちゃんを飼おうと思っている方は、今回ご紹介したポイントを採り入れながら準備をしてあげてください。
猫と快適に暮らす家づくりは、リノベ専門店のSHUKEN Reにお任せください。
素材選びから間取りの工夫まで、専門店ならではのノウハウで愛猫のための家づくりをお手伝いいたします。
世田谷・恵比寿・浦安のショップでは、直接アドバイザーがご相談に乗ることも可能です。
お住まいのお図面や写真をお持ちになり、お気軽にご来店ください。
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