Like a one-room

結婚当初からリノベーションを検討されていたIさま夫婦。

都内にあるマンションの高層階の物件を購入しフルリノベーションをしました。

目指したのは極力建具を使わない仕切りの少ないワンルームのような空間。

取り壊せない構造壁が少なく、角部屋で窓が多いという物件の特徴を活かす

工夫が随所に見られます！

リビング・ダイニングに立って感じるのは抜け感。

他のスペースと区切る壁に空間の抜けを作ることで、

どこを見ても奥行きを感じさせるようになっています。

アクセントにフロアタイルを入れ込んでいるのもポイント！

完全に空間を仕切らないことで風通しもよくなっています。

東西の窓のある空間をウォークスルークローゼットで繋ぎ、

風の通り道を作りました。

気持ちの良い風が吹き抜けるだけでなく

クローゼットの湿気対策にもなっています。

リビング・ダイニングと寝室は左右に抜けを作った壁でゾーニング。

壁にはクランクを設けてテレビを、

裏側にはケーブルの収納ボックスを取り付けて

実用性を加えました。

さらに下部にも木枠で囲った抜けがあるなど、細かなこだわりが見られます。

オープンキッチンは黒で統一されたシックな雰囲気。

グリーンが置かれた造作カウンターもかっこいい！

リビング・ダイニングから見た

一面が統一されたキッチン空間は絵になります。

Iさま夫婦はリノベーションの内容を決めながら、

家具選びを同時進行で行いました。

こうすることで、空間と置かれるものとの相乗効果が生まれます。

家具を差し色にするのか、空間に馴染ませるのか。

Iさま邸では両方を見ることができます！

仕切りすぎない緩やかに繋がる

空間になっているIさま邸。

ワンルームのようだけど

それぞれのスペースがほどよく主張し重なる

心地よいお住まいです。