公開日:2022-01-31  更新日:2025-01-21

広い土間のあるマンションが急増中。 その魅力・活用方法やリノベーション事例を紹介

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皆さんは「土間」と聞くとどのような場所をイメージしますか?玄関土間などを想像する方が多いでしょう。

 

しかし、日本古来の住宅では、玄関としてだけではなく、台所や居室の一部など色々な機能を持つ空間でした。近年、そんな「土間」の魅力が再注目されており、マンションにも積極的に取り入れられています。

 

そこで、今回は人気の「土間」についてメリット・デメリットや、活用方法、施工事例を紹介します。土間を単なる玄関スペースとしてではなく、半屋外空間として捉えることで色々な形に活用できます。

 

分譲マンションのような型通りの住まいに抵抗がある方や、ライフスタイルにあった自由なプランを希望する方は、ぜひ参考にしてください。

 

〈コラムのポイント〉


  • ・土間は、工夫次第でフレキシブルな使い方ができる。
  • ・広さや配置によって、家に入った時の第一印象を大きく左右する。

 


 

なぜ今“土間”が注目されているの?メリット・デメリットは?

 

 

まず、「土間」とは室内で床板を足らずに地面と同じレベルになっている空間を指します。靴を履いたままで行動できるため、日本古来の住宅では炊事場や作業場として活用されていました。

 

現代になってからはその目的はなくなり、玄関の上り口のスペースとして靴を脱ぎきするためだけに使われてきました。

 

しかし、近年土間の魅力が再認識され始め、玄関には止まらない新たな活用方法が広まってきています。

 

では、何故今再び「土間」が注目されているのでしょうか?ここでは、メリットとデメリットを紹介します。

 

 

メリット


土間は床板を貼らないため、外部から持ち込んだ汚れが気にならないという点が最大のメリットと言えるでしょう。

 

土足で行き来でき、「半屋外空間」「半屋内空間」として位置付けられるため、スペースの機能が限定されずに生活スタイルに合わせてフレキシブルに活用できます。

 

また、床組の費用(施工費・材料費)がかからないというコスト面でのメリットもあります。コンクリート打ち放しにすれば、タイル貼りなどの費用も不要です。

 

さらに、広く確保すればスロープも設置できるため、車椅子に乗りながらでも自力で楽々と室内にアクセスできます。

 

ワンポイント豆知識
車椅子に乗りながら自走(他の人による補助なし)で上り下りするには、最低でも1/12、理想的には1/15の傾斜のスロープが必要になります。10cmの高低差がある場合にはスロープの長さは120〜150cm程度必要となる計算です。

 

 

デメリット


マンションの土間において一番懸念されるのが、「寒さ」です。

 

通常、床を組み上げることで断熱効果を確保し、躯体コンクリートから伝わる冷気を和らげられるのですが、土間だと直にその冷気伝わってきてしまいます。

 

そのため、足元がひんやりと底冷えすると感じる方は多くいます。ですから、寝室やリビングなど寒さが気になる場所にはおすすめできません。

 

また、土間を広くするということはその分他の部屋の面積が狭くなるということです。

 

広い土間を取り入れたい場合には、専有空間全体のバランスを見て、面積を検討しましょう。また、床レベルが屋外とほぼ同じなので、ホコリやチリを引き込みやすい点にも注意してください。

 

 

土間の便利な使い方は?

 

ワンストップリノベーション レトロ 中古 戸建 古民家

 

土間は、今や玄関の用途だけではなく、ライフスタイルに合わせた様々な活用方法があります。

 

  • ・汚れ物や季節ものの収納スペース
  • ・花粉や汚れを室内へ持ち込まないためのクローゼットスペース
  • ・外部の人を招き入れるワークスーペース
  • ・ペット用スペース
  • ・日曜大工などの作業スペース

 

まず、土間は汚れが気にならず掃除もしやすいため、アウトドア用品や汚れた靴などを収納するのにぴったりの空間です。

 

また、玄関にウォークインクローゼットなどを併設させれば、洋服やカバンについた花粉を室内に持ち込みません。DIYが好きな方にも土間空間がおすすめです。

 

木屑やペイント汚れを気にせず、思い切り作業が楽しめます。ペットの抜け毛が気になる方も、ペット用トイレやベッドを土間に置いてみましょう。

 

そして、最近増えているのがワークスペースとして活用する事例です。

 

自宅で仕事をする方が増えている中、どうしても人が訪れてきて打ち合わせなどをする場合にも、土間がワークスペースになっていれば靴の脱ぎ履きが不要ですし、プライベート空間と区別することもできます。

 

このように、土間はライフスタイルや好みに合わせて、様々な用途に活用できる空間なのです。

 

 

広い土間を取り入れたリノベーション事例

 

SHUKEN Reのワンストップリノベーションでは、お客様のご要望に沿った土間のある事例を数多く手がけてきました。そこで、そのほんの一例を紹介します。

 

 

収納を併設した玄関土間


 

こちらは、玄関を入ると広々としたモダンなタイル貼りの土間が広がる事例です。施主様のご要望でもあるゆとりある玄関には、ショップを思わせるオープン棚が設置されており、おしゃれ好きな施主様の靴が並べられています。

 

また、出かける前に全身コーデを確認できる大きな姿見ミラーを設置することで、空間の広がりが強調されているのもポイント。

 

さらに、小さいお子さんがいるご家庭では、収納スペースにベビーカーを置くことも可能です。通常のマンションでは得られない便利さを実現できます。

 

事例の詳細はこちらをご覧ください▶︎▶︎▶︎

 

 

alt="玄関収納NATURAL INDUSTRIAL"

 

こちらは家族全員のアウターや、アウトドア用品も収納できるスペースのある事例です。

 

帰宅時に靴を履いたままアウターをかけられたり、汚れた遊具などをそのまま収納できるので、小さいお子さんがいるご家庭におすすめです。

 

最近はコロナ禍の影響もあり、このようなスペースに小さな手洗いを設置する事例も増えてきました。

 

帰宅時に玄関を上がる前に手洗いを済ませることで、生活空間に細菌などを持ち込まない対策になります。

 

事例の詳細はこちらをご覧ください▶︎▶︎▶︎

 

 

 

最近は高価な自転車を持つ人も増えており、共有の駐輪スペースに置くのは不安な方も…。そんな方は、土間を思い切って自転車が置けるほど広くしてみるのもおすすめです。

 

こちらの事例は土間の壁面に全面ミラーを貼って、圧迫感を軽減したり、靴の脱ぎ履きに便利な造作ベンチを設置するなど、施主様の細かい要望が詰まっています。

 

「狭いマンションだから」と広い土間を諦めるのではなく、細かい工夫次第では便利で実用的な空間にできます。

 

事例の詳細はこちらをご覧ください▶︎▶︎▶︎

 

 

ワークスペースのある土間


 

こちらのように、玄関を入りすぐにワークスペースを設置するのもおすすめのプランです。

 

来訪者ともそのまま打ち合わせでき、奥のプライベート空間との差別化もできます。

 

床を土間にすれば、写真のように自転車をそのまま乗り入れられますね。自宅ワークが増えてきた今だからこそ、このような設計もおすすめです。

 

事例の詳細はこちらをご覧ください▶︎▶︎▶︎

 

 

ウォークインクローゼットの土間


 

こちらのように、思い切ってウォークインクローゼットを全面土間にしてしまうのもオススメのプランです。床組み工事や内装工事のコストを削減できますし、何より掃除がしやすいのが魅力です。

 

また、玄関から直接アクセスできるようにすれば、多種多様なアイテムを置ける大収納スペースになりますし、買い物から帰って土足のまま日用品をストックできます。

 

事例の詳細はこちらをご覧ください▶︎▶︎▶︎

 

 

通り土間


 

「通り土間」とは、玄関から土足で歩ける廊下状の土間を指します。江戸時代には長屋などに取り入れられており、今でも京都の町屋建築など見ることができます。

 

こちらの事例は玄関ドアを開けるとまず、シンプルな通り土間がまっすぐ伸び、突き当りを曲がると初めて生活空間が見えてきます。

 

そうすることで、家に入ってすぐに生活感が見えず、洗練されたおしゃれな印象になります。

 

事例の詳細はこちらをご覧ください▶︎▶︎▶︎

 

 

東京で土間を活かしたのマンションリノベーションを始めるなら…

 

「土間」は、汚れを気にせず土足のまま出入りできるというメリットを持つ特徴的な空間です。

 

その長所を活かして、皆さんの生活をより便利にする便利なスペースにしてみませんか?広さや設備はもちろんですが、通り土間のように形状は配置によって、家の印象を大きく変えます。

 

「最小限の玄関土間では使いづらい」「オリジナリティのあるおしゃれな住まいにしたい」という方は、ぜひ一度広い土間のある間取りを検討してみてください。

 

私たちSHUKEN Reでは、物件選びから間取りプランのご提案までワンストップでお手伝いさせていただきます。

 

中古住宅を居心地良い住まいにフルリノベーションしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、相談会や見学会など様々なイベント、リノベーションに関するWEBでの無料相談を随時実施しております。

 

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    SHUKEN Re 編集部

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