中古マンションがアンティーク&ヴィンテージ調に蘇る。 その魅力・ポイントや施工事例を紹介
インテリアデザインには流行がありますが、安定して人気なのが「アンティークデザイン」や「ヴィンテージデザイン」です。どこか懐かしさを感じさせるその空間は、落ち着いた雰囲気もありリラックスするにはぴったりです。
そこで、今回はアンティーク&ヴィンテージテイストのインテリアについて、魅力やメリット・デメリットを解説します。デザインのポイントや施工事例も紹介していますので、憧れのおしゃれなお部屋で暮らしたい方や、他にはない個性的なお部屋にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
〈コラムのポイント〉
- ・“時代”を感じさせる落ち着いた印象は、シックなインテリアにぴったり。
- ・アンティークやヴィンテージ感を出すには、材料選びがとても重要
- ・本格的に仕上げるには、知識と経験のある会社に任せなくてはいけない。
Contents
アンティーク&ヴィンテージテイストの魅力とは?
アンティークデザインやヴィンテージデザインは、一定の方から長く愛されています。それは、新しい物では出せない“奥深さ”があるからです。住宅においては、特にリノベーションの現場で人気が高く、新築では出せない時代を感じさせる雰囲気は、まさに中古住宅を生かしたデザインと言えるでしょう。
「活かせる部分は残す」「お気に入りのものを使い続ける」というコンセプトが根本にあるため、少々傷や汚れがついてもそれが“味”になるというメリットがあり、清潔感のある北欧テイストやモダンテイストと比べても、ホコリや汚れが目立ちにくい点が魅力です。そして、リノベーションの際にどうしても取り替えられない古い既存部分も、違和感なく溶け込みます。
大人っぽい落ち着いた印象になるため、シックなお部屋にしたい方にもおすすめです。ただし、濃いめの色を使うことが多いため、十分な日当たりのない場所では部屋が暗くなりがちなので注意してください。
アンティーク&ヴィンテージデザインのポイントは?
アンティークやヴィンテージと言っても、家具や内装を全て古い品でまとめることは大変です。そこで、少しでも雰囲気を損なわないためのポイントを紹介します。
その① 照明器具は最小限に
煌々とした人工の光は、アンティークデザインやヴィンテージデザインには合いません。また、明るさを確保するために、照明器具を多数設置してしまうと、どうしても無機質な印象になりがちです。アンティークやヴィンテージは「懐かしさ」が鍵になるため、出来るだけ自然光を取り入れ、照明器具による明かりは最小限に留めましょう。
どうしても照明器具を設置する場合には、ランプ色は温かみのあるオレンジ調のものを選んでください。また、最近よく使われるダウンライトは、どうしても現代的な印象になってしまいます。落ち着いた光を演出できるペンダントライトやブラケットライトを取り入れると良いでしょう。
その② 素材にこだわる
重要なのが、「素材感」です。木目を取り入れたい場合は、出来るだけ無垢材など天然木を採用し、化粧板のようなシートにプリントしてあるようなものは避けてください。ポイントは、「出来るだけ本物にこだわる」という点です。また、選ぶ色味も大切で、木部にはあまり明るい色は選ばずに、木目がはっきりとした濃い色のものを選ぶと時代感が表現できます。オークやウォールナットがおすすめです。
最近では、経年加工された古木材(足場板)などもインターネットなどで購入できるため、ところどころに取り入れると、より本格的に仕上がります。そして、タイルやレンガも人気の素材です。武骨な雰囲気を醸し出し、昔ながらの住まいを彷彿させます。
その③ 塗装にこだわる
建具や枠材などにエイジング塗装やアンティーク塗装するのも人気です。新品でも使い込んだような表情をプラスできます。また、壁もクロス仕上げではなく塗装仕上げにすると、より雰囲気が増します。その際は、無彩色(白・グレー・黒など)を中心としたマット(つや消し)塗装を取り入れてみましょう。
お手入れ面などを考えてクロス仕上げにしたい場合には、ポイントでアンティーク柄のものを貼ってみてください。アクセントクロスであれば材料も少量なので、豪華な海外ブランドの名作壁紙(Morris & Co(ウィリアム・モリス)やGina Pierce(ジーナ・ピアース)など)を使ってみるのも素敵です。
その④ 金属パーツにこだわる
現代の住まいには、ドアノブやレールなどの建築金物が溢れています。それらの色味を統一させるだけでも、ぐんとおしゃれな部屋に仕上がります。アンティークテイストやヴィンテージテイストにしたい場合には、光沢の強いゴールド・シルバーは極力避けましょう。おすすめは、ブロンズ・ブラック・アンティークゴールド&シルバーなどです。これらは人気色であるため、既成のドアなどでもセレクトできるものが多くあります。
インダストリアルデザインも人気
「インダストリアル(英 industrial)」とは、直訳すると「工業」や「産業」という意味を持ちます。そこから発展して、武骨で男前なデザインのことを「インダストリアルデザイン」と読んでいます。使い込んだ素材感と、少し汚れたようなユーズド感が特徴で、ワイルドながらもどこか落ち着いた印象を受けます。ポップなヴィンテージデザインよりも、大人っぽいデザインが好きな方は、インダストリアルデザインを是非取り入れてみましょう。
〈関連コラム〉
インダストリアルデザインについてもっと知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
howzlife|COLUMN|リノベーションでおしゃれなインダストリアルデザインを実現|ポイントや事例を紹介
アンティーク&ヴィンテージテイストの施工事例
私たちhowzlifeでは、今までの経験や知識を生かして、多くのアンティーク&ヴィンテージデザインのお部屋を手がけてきました。ここではその一部を紹介します。
シンプルモダンとの合わせ技がおしゃれ
こちらはタイルやグラックアイアン調のパーツを取り入れるなど、どこかヴィンテージな雰囲気を持ちながらも、明るくすっきりとまとめた事例です。ヴィンテージやアンティークにこだわりすぎると部屋が暗くなりがちですが、こちらのように他のデザインテイストとうまく組み合わせて適度に取り入れれば、モダンながらも落ち着いた部屋になります。
壁をモルタル仕上げ、浴槽を置き型にしたバスルームは、まるでニューヨークのアパートを連想させます。出来るだけ現代的な材料を使わずに、昔ながらのものを選ぶことも、雰囲気づくりには欠かせません。
様々な素材を組み合わせたインダストリアルデザイン
こちらは、無垢材フローリングやアンティークレンガ、モルタルステンレスなど様々な素材を組み合わせた施主様のセンスの光る事例です。白い塗装仕上げの壁と、重めのカラーの木部、グラックアイアンの金属部分、その全てのバランスが良く、ヴィンテージ感がありながらも、どこかシンプルな落ち着いた部屋に仕上がりました。
ドアもハンドルからペイントの色までこだわり抜いたオーダーメメイド品。部屋によって色や形状を変えている点もトレンドを押さえています。
シャビーなアイテムが素敵なフレンチアンティーク
こちらは、時代を感じながらも上品さが漂う「フレンチアンティーク」テイストなお部屋です。フレンチアンティークは、華やかな色味を取り入れていないにも関わらず、どこか女性的な可愛らしさがあるデザインが特徴です。
各所に設置したドアや小窓は、施主様が支給してくださった本物のアンティーク品。これらがインテリアの主役となって、おしゃれな印象を強調してくれています。
リノベーションが得意な会社を選びましょう
アンティークデザインやヴィンテージデザインは、どこの会社でも実現できる訳ではありません。本格的に仕上げたい場合には、豊富な知識とデザイン力、材料選びのコツを知っている施工会社やデザイン会社に依頼しましょう。また、新築を主に施工している会社よりも、リノベーションを専門に行っている会社がおすすめです。既存住宅の魅力を生かしたおしゃれなお部屋に仕上がります。
住み替えを検討している方には、中古物件選びからプランニング、施工までを一手に任せられる会社がぴったり。私たちhowzlifeでは、各分野のプロがチームとなって、あなたの夢のマイホームづくりをお手伝いします。
〈関連コラム〉
下記コラムではワンストップリノベーションについて詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
howzlife|COLUMN|ワンストップリノベーションって?メリットを紹介します
東京でアンティーク&ヴィンテージデザインのマンションリノベーションを始めるなら…
アンティークデザインやヴィンテージデザインは、飽きのこない人気のインテリアテイストです。「お気に入りのものをずっと使い続けたい」「唯一無二のオリジナリティ溢れる部屋にしたい」そんな方は、是非検討してみてください。また、古い物件をリノベーションする際にも、残った既存部分がうまく溶け込みます。
私たちhowzlifeでは、物件選びから間取りプランのご提案までワンストップでお手伝いさせていただきます。中古住宅を居心地良い住まいにフルリノベーションしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、相談会や見学会など様々なイベント、リノベーションに関するWEBでの無料相談を随時実施しております。「どんなデザインにしたいか分からない」「マイホームを持ちたいけど何からしていいか分からない」そんな方は、今すぐお問い合わせください。