フルリノベーション用マンションを購入したい!|物件選び7つのポイントと注意点
理想の間取りを実現できる、フルリノベーション。満足のいく暮らしを実現するためにも、マンション選びはとても重要です。
しかしどんな点に気をつけてマンションを選べば良いのか、購入前に気をつける点はあるのか、などわからないことも多いもの。
注意点をおさえた上でマンション選びを進めていくことができれば、より納得のいくリノベーション計画を立てることができますよね。
今回は、フルリノベーション用マンションを購入する前に知っておきたい、マンション選びのポイントや購入までの流れをまとめました。
これからのフルリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
フルリノベーションとは
壁や床板などの内装を取り払い、柱や梁の状態から新しい内装を設計していく改修のことをフルリノベーションといいます。
骨組みだけ残った状態から新しく間取りを考え、壁紙や床材などを決めていくことができるため、デザインの自由度が高い家を手に入れることができます。
目に見える部分だけでなく、配管や配線のような目には見えない部分も新しくするため、耐震性能や防音性、断熱性なども改善することができますし、築年数が古く構造が心配、といった場合でも安心して暮らすことができます。
リフォームとの違いは?
大規模な工事を行い、内装もデザインも大きく変える方法を『フルリノベーション』、老朽化した水回りだけ、リビングを広くするだけ、といったように修繕するための工事を『リフォーム』といいます。
フルリノベーションの方が、家主のライフスタイルに寄り添い、より理想の暮らしを実現することができます。
マンション購入と工事の流れ
フルリノベーション用のマンションは、以下の流れで購入、リノベーションを進めていきます。
⒈無料相談
どんなフローで進めていくのか、費用感はどのくらいなのか、どのような物件を探しているのか、などを相談・打ち合わせをします。
⒉物件の内覧とフルリノベーションの見積もり&契約
中古物件の中から、好みに近いものを探します。本命物件はレイアウトや費用感などを相談していきます。運命の物件に巡り合った場合、物件購入の手続きを進めていきます。
⒊プランニング
毎週1回、約2ヶ月に渡って打ち合わせを進めていきます。フルリノベーションのアウトラインが決まったところで、図面や資料を作成し、最終的な見積もりを出していきます。
⒋工事請負契約
プランニングが確定したら、フルリノベーションの工事請負契約を交わします。
⒌物件引き渡し&工事着工
フルリノベーション物件を購入し所有権を移したら、工事申請手続きや近隣へのご挨拶などを経て着工します。
⒍完成&引き渡し
完成検査を実施したら、引き渡しです。
マンションの購入と工事は、このような流れで進めていきます。
フルリノベーションを想定してマンション選びを進めていくことで、より納得のいく物件に絞ることができるのです。
【マンション】フルリノベーションのメリット
フルリノベーションには、様々なメリットがあります。
テイスト・デザインに統一感が生まれる
部分的な改修ではなく、住まい全体をつくり変えることで家全体のテイストやデザインを新たに構築、統一することができます。
テイストやデザインに統一感のある家なら、おしゃれに仕上がるのはもちろん住む人がより快適に暮らすことができます。
ライフスタイルに合わせて間取りを変更できる
建売住宅や新築の分譲マンションなどは、間取りやデザインなど全て決められたものが売りに出されているため、住む人が家に暮らしを合わせていく必要があります。
しかしフルリノベーションは、ライフスタイルに合わせて家全体の間取りを一からつくり直すことができるため、自分たちの暮らしに合わせて柔軟に対応することができます。
設備や構造を見直すことができる
中古マンションで気になることと言えばやはり『劣化』ですが、フルリノベーションなら配管設備や断熱材、電気配線などを見直すことができます。
見た目だけでなく、住み心地や安全性に関わる部分まで改善できるのが大きな魅力です。
フルリノベーション用マンション選びのポイント
フルリノベーション用マンションを選ぶ場合、どのようなポイントに気をつけて選ぶと良いのでしょうか。
ポイント① 構造
間取りを大きく変更できるのが魅力のフルリノベーションですが、マンションの構造によっては間取りを変更することができません。
例えば、排水管を動かすことができないため水回りの移動が難しい、撤去できない壁なので部屋同士を繋げて広いリビングにすることができない、などです。
特に古いマンションは細かく部屋が区切られており、壁を撤去できた方が良いケースが多いので、間取り変更できる構造かどうかを事前に確認しておきましょう。
ポイント② 耐震性能
地震大国日本で暮らす以上、地震対策は重要です。
地震に対する耐震基準は1981年6月に見直されており、それ以降に建てられたマンションは『新耐震基準』となり十分な耐震性があるとされています。
しかし1981年6月以前に建てられたマンションは『旧耐震基準』とされ、今後大きな地震が発生した時に家と住民を守ることができない可能性もあります。
購入を検討しているマンションの耐震性能はどうなっているのか、あらかじめ確認しておきましょう。
また、耐震性能と合わせてハザードマップで地盤の強さも確認しておきましょう。
ポイント③ 管理規約
管理規約の内容によっては、希望するフルリノベーションができない可能性があります。
フローリングに使用する色や種類が細かく決められていたり、フルリノベーションを依頼する会社が決められていたり、マンションによって様々です。
フルリノベーションを進めていく上で不都合な規約がないか、制約が多くないか、など確認しておくと安心です。
ポイント④ 修繕計画と管理費用
今後20〜30年の収支や修繕計画はどうなっているのか、修繕費用にどのくらいの費用がかかるのか、その積み立て状況はどうなっているのか、など、マンションを維持していくために決められている修繕計画を確認しておきましょう。
しっかりとした修繕計画が立てられていない、資金計画があやふや、といった状況の場合、フルリノベーションをして住み始めてから想定外の費用がかかることが考えられます。
新生活のコストを圧迫することのないよう、調べておくことが大切です。
ポイント⑤ 予算とのバランス
どんなに素晴らしいマンションだったとしても、予算オーバーの物件では満足のいくフルリノベーション計画を進めていくことはできません。
予算内に収まるよう、マンション選びの優先順位を明確にした上で物件探しを進めていきましょう。
マンション選びからフルリノベーションまで、全てをサポートしてくれる業者なら、資金の流れがわかりやすいのでおすすめです。
ポイント⑥ 地域環境
マンションの内装は変更することができますが、地域環境は変更することができません。
学校や公園、公共施設、スーパーや薬局など、暮らしに必要なものは整っているのか、治安はいいか、など事前に確認しておきましょう。
予算同様、優先順位を明確にした上で住みたい場所を選んでいくと失敗や後悔を減らすことができます。
ポイント⑦ ワンストップのサポートが整っているか
ワンストップとは、1箇所で様々な用を足すことができるという意味です。
フルリノベーション用のマンション購入、リノベーション計画、アフターフォローなど全て別々の会社に依頼してしまうと、伝達の行き違いが発生したり、想定外のトラブルが起こったりする可能性があります。
ただでさえ考えることや決めることの多いフルリノベーションだからこそ、不要な手間は省きたいですよね。
ワンストップでフルリノベーションをサポートしてくれる会社なら、煩わしい手間を省くことができるのはもちろん家づくり全てをサポートしてもらうことが出来ます。
満足のいく暮らしを実現するためにも、ワンストップリノベーションはおすすめです。
フルリノベーション用マンション選びに迷った時は…
理想の暮らしを実現するためのマンション選びには、ポイントがあります。しっかり確認しながら、マンションの購入を進めていきましょう。
ハウズライフでは、中古物件選びからお客様の目線に立ったリノベプランニングなど「ワンストップリノベーションでサポート」しています。
お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただきます。
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