中古リノベの流れは?具体的な工事内容を紹介
最近、中古マンションなどを購入してから自分でリノベーションしたいというニーズが増えています。中古住宅は築年数が経っている分、周囲の環境をじっくり見極められたり物件購入費用が抑えられたりとメリットが多いですよね。きちんとリノベーションすれば、新築同様の最新設備で暮らすことも可能です。
しかし「リノベーションといっても、具体的にどんな工事をするのか分からない…」という方は多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、リノベーションの具体的な流れを紹介していきます。これから中古住宅の購入・リノベーションをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
中古住宅購入の流れが知りたい
多くの人にとって、物件の購入は一生に1回の大きな買い物です。
しかし実際にどんな手順で購入すればよいのかといったことは、意外と知らないという方が多いですよね。ここではまず全体のスケジュールを紹介します。
全体の基本スケジュール
大まかな流れとしては、3段階に分けられます。
- 1.契約前
- 2.契約
- 3.引き渡し
①契約前
まず契約前の段階では、資金計画を明確にしておきましょう。
自分たちがどのくらいの予算の物件を購入するのか決めておけば、物件探しもスムーズに進みます。
その後、いろいろな物件を見て回る「内見」を行います。
物件の所有者に直接申し込むことも不可能ではないですが、1件1件交渉するのは面倒で手間が掛かります。そのため、不動産会社やリノベーション会社に依頼するのがおすすめですよ。
具体的な物件が決まったらローンの申し込みや事前審査を行い、購入の段階に進みます。
②契約
契約の際は重要事項説明を受け、内容に行き違いがないかしっかり確認しましょう。
売買契約の際には物件費用のほかに手付金や印紙代、仲介手数料なども必要なので、ある程度まとまった資金は準備しておきましょう。
一般的に中古一戸建てやマンションの諸費用は、物件価格の6~9%というケースが多いです。2000万円の物件の場合は120~180万円、3000万円なら180~270万円が諸費用となります。
③引き渡し
無事に住宅ローンの本審査が通り、引き渡しの段階になったら登記手続きが必要です。
売買契約時に定めた引き渡し日に合わせて、住宅引き渡しと残金の決済、登記手続きを行います。
一般的にこれらの手続きは、引き渡し日当日に行うことが多いですね。
ワンストップリノベーションもおすすめ
中古住宅の取得には、さまざまな手順が必要ですね。物件を探して購入し、リノベーションまでするとなると大変な手間が掛かってしまいます。
「そんな時間が取れない…」「一括しておまかせしたい」という方には、ワンストップリノベーションもおすすめですよ。
希望通りの物件探しからリノベーションの計画、施工まですべて一括して行ってくれます。
リノベーション費用も合わせて相談できるので、「物件を買ったけれどリノベーションが希望通りにならなかった」という失敗を防げておすすめです!
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リノベーションの具体的な工事内容
物件を購入したら、自分たちの好きなようにリノベーションすることが可能です。一般的には工事業者にお任せすることが多いですが、どんな内容で工事が進むのか分かっていると安心ですよね。
ここでは、一般的な工事の流れを紹介していきます。場合によっては、工程が前後したり同時進行することもあります。
1. 解体工事
間取りを大幅に変更するリノベーション工事の場合、まずは解体工事を行います。
プラン上必要のない壁を取り除いたり、建具や設備機器などを取り外したりする作業です。
こちらには、解体後の掃除やごみの処分も含まれることが多いです。
解体する際には、今まで見えなかった壁の内側や天井の裏側が見えます。このとき、湿気を吸っている木材はダラリとめくれてくることも。
湿気が溜まりやすい場所と言えるので、リノベーション後に何を配置するのか考えて対処するようにしましょう。
2. 電気工事
照明器具やコンセントの配線をしたり、移設したりする工事です。
一般的にリノベーションで壁や床を取り払う場合、配線の位置も自由に変えられます。
もしダウンライト(天井埋め込みタイプの照明器具)を設置するのであれば、この段階で天井に埋め込み穴をあけておく必要がありますね。
電気工事計画では、最低限以下のことを決めておくようにしましょう。
- 1. 使いたい照明器具の種類
- 2. 増設したいコンセントやスイッチ
- 3. スイッチの種類
- 4. 配線の方法
「3.スイッチの種類」では、1か所でON-OFFをする「片切スイッチ」と2か所でできる「三路スイッチ」が選べます。
階段をはさんで上下で操作できるようにしたり、長い廊下の両端に付けたりするなど、生活が便利になるスイッチですね。
ほかにも人感センサー付き照明などもあるため、ライフスタイルに合わせて機能をプラスするのがおすすめです。
3. 木工事
木材の組み立てや加工に関わる工事です。
いわゆる大工工事と呼ばれるもので、たとえば畳敷きの床を木目のフローリングに貼り替えるなどの工事が当てはまります。
4. 金属、ガラス工事
金属工事はベランダの手すり、鉄製階段、ポストなど、既製品ではない金属の部材を使った造作を行います。
ただし最近では既製品を使うケースも多く、金属工事会社ではなくメーカー業者が行うことも。
ガラス工事は、ガラスの加工、運搬、取り付けなどの作業となります。
住宅の場合は、窓ガラスやガラス扉など、板ガラスを嵌める作業が多いです。
少しこだわったリノベーションだと、ガラスブロックや特注ガラスが使われることもあります。
5. 造り付け家具の作成
クローゼットやダイニングテーブルなど、既製品ではない特注家具を造作する場合に発生する工事です。
既製品の家具だと決まったサイズから選ばなければいけませんが、造り付け家具なら家の間取りにぴったり合った寸法を指定できるのがメリットですよね。
たとえばこちらの事例では、奥に見えるキッチンはクオーツのカウンターにウォルナットの扉で、オーダー製作しています。
そしてダイニングのキャビネットも、同じウォルナットで造作。あえて左右の空きを設けて軽い雰囲気にしています。
また、同じく造作のブルーやグレーのカラーガラス収納は、白×ウォルナットの落ち着いた部屋にアクセントとなっていますね。
すっきりとまとまったコーディネートの部屋を作りたいなら、造作家具が得意なリノベーション業者を選ぶのがおすすめですよ。
6. 塗装工事
いわゆるペンキ工事です。壁を珪藻土などの塗装仕上げにする場合や、建具の枠に色を付ける場合に行います。
リノベーションの場合は新しく設置する部分の色味に合わせて、逆に古い既設部分を塗り直す場合も。
▶︎事例の詳細はこちら「009 黒壁ヴィンテージ」
こちらの事例では、壁面を黒色塗装にしています。あまり住宅には見られないカラーですが、こうすることでほかの白壁部分とのコントラストが生まれていますね。
照明や建具がアンティークな雰囲気なので、黒壁ともマッチしています。
このように、リノベーションならあえて思い切ったカラーの塗装にも挑戦しやすいです。新築では真似できないオリジナリティあふれる住まいが作れるのも、魅力のひとつですね。
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7. 雑工事
どの工事にも分類されない、こまごまとした工事全般を指します。床下収納の工事、カーテンレールや手すりの取り付け、表札の設置などが当てはまりますね。
小規模なものがほとんどで、工期全般に渡って発生する作業となります。
まとめ
ここまでリノベーションの全般的な流れや、具体的な工事内容のスケジュールについてまとめてきました。
中古物件を購入してリノベーションするのは、さまざまな工程や作業が発生します。
一般的には工事業者や大工さんにお任せしてしまうケースがほとんどですが、内容を知っておけば進捗状況も分かりやすくなり、安心ですよね。
紹介したように「造り付けの造作家具を設置したい!」というような場合には、造作の得意な工事業者を選ぶと美しく仕上がりますよ。
リノベーションの際には、ぜひ工事内容まで考慮した上で業者選びをしましょう。
わたしたちhowzlifeはワンストップリノベーションを行っているほか、グループ会社に家具工場があるのが強みです。
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