躯体(くたい)とは

躯体(くたい)

「躯体(くたい)」とは、建物の骨格となる構造部分を指します。具体的には、基礎、柱、梁、床、壁、屋根などが該当します。

 

躯体は建物の強度や耐久性を決定する要素であり、耐震性能にも大きく影響します。

 

躯体を活かしたリノベーションにより、コストを抑えられることや、構造的な安全性を確保できるなどのメリットがあります。一方、デメリットとしては、既存の躯体に制約されるため、間取りの変更に限界がある場合があります。

 

リノベーション・リフォーム時には、戸建ての場合、躯体の状態を耐震診断などで正確に把握し、専門家の助言をもとに必要に応じて補強工事を行うことが重要です。

 

マンションの場合、躯体の多くは共用部となるため修繕工事はできませんが、躯体だけのスケルトン状態にすることで、専有部の老朽化した配管・配線の更新、水回りの移動、断熱リフォームなども可能となり、住宅性能の向上、長寿命化につながります。

 

躯体の状態を的確に把握し、専門家の助言を得ながら計画を進めることが、成功するリノベーションの鍵となります。

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